2014年02月15日

P「起きたら律子が膝の上で寝ていた」

P「律子が俺の隣の部屋に引っ越してきて3ヶ月が経った」

P「しかし、その律子は・・・」


前作 律子「引っ越したらお隣さんがプロデューサーだった」

律子「zzz・・・」スゥスゥ





P「起きたら律子が膝の上で寝ていた」

P(どうしてこうなった)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391866781


続きものです。
律子「引っ越したらお隣さんがプロデューサーだった」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388924146/ の続きです。

前回のあらすじ:前回の話のタイトルそのまま。



P宅 朝


P(ホントにどうしてこうなった)

P(当の律子は・・・)

律子「zzz・・・」

P(俺の膝、というか太ももので寝てる・・・要は、膝枕)


P(昨日は仕事終わりに律子と一緒に帰ることになった)

P(それで飲みに行くことになって、マンション近くの行きつけの居酒屋に)

P(俺もたった今起きて、あまり記憶が・・・)

P(ゆっくり事態を思い出していこう)

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数時間前 居酒屋


P律子「「乾杯!!」」カチン

P律子「「ゴクッ・・・プハッ!」」

P「かーっ!沁みるーっ!」

律子「一日の疲れが吹き飛んじゃいそうです!」

P「ホントに『この一杯のために生きてる!』って言いたくなるな!」

律子「ふふっ、そうですね!・・・プロデューサー、お通しから先に食べちゃいましょうよ!」

P「そうだな!」



P「もう律子も引っ越してから・・・」

律子「大体3ヵ月ってところですね」

P「どうだ?大分一人暮らしに慣れたか?」

律子「そうですね!・・・でも正直、プロデューサーが隣の部屋にいるおかげか、あんまり一人暮らしをしてるような感じがしないんですよ」

P「あはは・・・学生の頃に寮生活の友達が同じこと言ってたの思い出したよ」

律子「プロデューサーは学生の頃は寮に?」

P「いや、大学から数駅離れたアパートで暮らしてたよ」

律子「その時の一人暮らしって・・・」

P「一人暮らし始める直前とかは、絶対一人で生きていくんだ!って考えるんだけどさ・・・いざ始めると一人ってかなり堪えたよ」

律子「そうでしたか」



P「でも何年も一人で過ごして、一人暮らしが当たり前になってた時に律子がやって来たんだからなぁ・・・」

律子「あはは・・・色々とプロデューサーに手伝って貰ってますけど、迷惑じゃないですか?」

P「いや、全く!新鮮な感じがするからむしろ楽しいぞ?」

P「それに律子も成人だからこうやって酒も飲みに行けるしさ」

律子「そういっていただけると嬉しいです」

P「だから、そう気にしなくたって大丈夫だぞ?一緒に料理作るのも楽しいからな!」

律子「引っ越しの次の日に鍋作ってから、結構な頻度で作ってますよね」

「お待たせしました!ご注文のお品です!」

P「来た来た!よし、こいつらにも手をつけよう!」

律子「はいっ♪」



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律子「・・・えへへ〜、ぷろりゅーさー飲んでますか〜?」

P「あ、ああ。飲んでるぞ」

P(キープしてた焼酎、2人で結構飲んだもんなぁ)

P(律子も「このお酒イケます!」とか言って俺と同じくらい飲んで・・・途中でやめさせたら良かったかも)

P「なあ律子、もうこれ以上飲まない方が良いんじゃないか?結構酔ってるぞ?」

律子「なに言ってるんれすか!ぜんぜん酔ってないれすよ!」

P「ベロンベロンやないか・・・」



アリガトウゴザイマシター

P「律子、大丈夫か?」

律子「うう・・・大丈夫れすよ〜」フラフラ

P「そんなフラフラしててどの口が・・・」

P(この前、家で飲んだ時は飲みすぎて次の日強烈な二日酔いになったくせに)

P(しかも飲んでた時の記憶が残るタイプだから「同じ轍は絶対踏まないように気を付ける」って言ってたのに)

P(飲みすぎた時は色々と暴走してたけど・・・)

P「おんぶしてやるから、ほら」

律子「ありがとうございます・・・」ギュッ

P(やばい、柔らかい)



P(家が近くてよかった、ホントに)

P「ほら律子、部屋着いたぞ」

律子「ふぁい・・・」

P「明日も仕事だから、ちゃんと休めよ」

律子「分かってますよ〜ありがとうございます」

P「じゃあまた明日。お休み、律子」

律子「お休みなさい、ぷろりゅーさー」

P(律子大丈夫か?ちゃんと身支度して休めたらいいんだけど・・・)

P(しかし俺も少し飲みすぎたかも・・・後で胃薬か何か飲んでおこう)カチャ

P(少し眠気も「あれっ!?」

P「ん?どうした?」

律子「鍵がない!」

P「ええ!?」



律子「鍵入れてた袋ごとないんです!赤い袋の!」

P「赤い袋・・・あっ、巾着袋みたいなやつか?」

律子「はい!」

P「・・・あれ、事務所にあったぞ?」

律子「え!?」

P「あの中に鍵入れてたのか・・・すまない、ちゃんと言ってたらよかったな」

律子「うう〜・・・そうですよ、どうして言ってくれなかったんですか〜」グリグリ

P(頭を俺の胸元にグリグリしてきた)

P(酔ってて少し自制が無くなってるな・・・でも何だ、すごくかわいい)

P「鍵ないと律子は家に入れないし、どうしようか・・・」

P「仕方ない・・・」



ガチャ

律子「おじゃまします」

P「そこのテーブルでゆっくりしてて」

律子「は〜い」トロン

P(目がトローンってしてる)

P「大丈夫か?ほら、水」スッ

律子「ありがとうございます・・・」ゴクッ

P「横になって寝た方がいいんじゃないか?少しはスッキリするぞ?」

律子「そうしようかな・・・そうだ、ぷろりゅーさーこっち座ってください!」ポンポン



P「え?あ、ああ」

P(隣に来いと言われました)

律子「胡坐じゃなくて、脚伸ばして!」

P「へ?・・・まあいいや、はい」スッ

律子「ふふふ・・・それっ!」ポスッ

P「!?」



P「り、律子!?何で俺の膝の上に!?」

律子「えへへ、意外と柔らかいですね・・・」

P「」

P(律子に膝枕する形になってしまった)

P(なにこの律子いつもと全然違う。前に酔った時はかなり陽気だったのに・・・)

P(かわいい)

P(それにさっきコートとスーツの上着も脱いでワイシャツ一枚になってるから、仰向けになると・・・少しエロい)



律子「ううっ、さっき上着脱いだから少し寒い・・・」ブルッ

P「ちょっと我慢してくれ」

P「律子さえ離れてくれたら、暖房のスイッチ入れるんだけど・・・」

律子「ん〜・・・あっ、そうだ!よいしょっと!」ギュッ!

P「!!??」

P(体を横にして腰に手を回してギュッってしてきただと!?)

律子「これなら少しはあったかいです・・・」ギュッ

P「」

P(下腹部に胸が当たっててすごく柔らかいしかもさっきからすごくいい匂い)



P「り、律子!?すぐそこにブランケットあるからそれ掛けてあげるから!」

律子「・・・zzz」

P「って寝てるし・・・」

P「とりあえずブランケット掛けておくか。あと、さっき律子が着てたスーツとコートも・・・届くか?」

P「・・・よし」ファサ

P(しかし、まさかこんなことになるとは・・・)

律子「zzz・・・」ギュッ

P(そんなギュってされると俺のpがヤバい、勃ちそう)

P(あまとうに北斗に翔太、黒井社長に高木社長・・・よし、落ち着いた)

P(俺も眠たくなってきた・・・でも、ちょっと部屋が寒い、な・・・)

P「・・・zzz」



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現在

P(・・・と、こんなことが)

P(大分明るくなってるけど・・・もうすぐ7時か)

P(律子はまだ寝てる)

律子「zzz・・・」

P(しかしこうして見ると、寝顔も綺麗だなぁ・・・目鼻立ち整ってて)

P「・・・」ナデナデ

P(やべっ、思わず撫でてしまった)



P「・・・」ブルッ

P(明け方はかなり冷え込むな・・・しかもそんなに着込んでなかったから一層寒さが・・・風邪引かないようにしないと)

P(律子も寒くなかったら良いけど・・・)

律子「・・・んんっ」モゾモゾ

P(あっ、起きるかも)

律子「・・・ふぁあ」パチッ

律子「あれ?何だろ、この柔らかくて暖かいの・・・!!」ガバッ!

律子「ど、どうして私、ぷ、プロデューサーの膝で寝て・・・?」プルプル

P「お、おはよう、律子」



律子「確か昨日はプロデューサーと飲みに行って・・・そうだ!私カギ忘れて!・・・それで・・・」ブツブツ

律子「!!」ボンッ

P(記憶が戻ってきたみたいです)

律子「どうしよう・・・死にたい・・・」///

P「昨日は結構飲んでたからな、仕方ないって」

律子「うう、酒にはもう飲まれないって心に誓ったのに・・・」

律子「それにごめんなさいプロデューサー、私がこんなことしてしまって・・・眠れました?」

P「まあ、何とかな」



律子「しかも私にはコートとブランケットを布団代わりに掛けてくれてるのに、プロデューサーはスーツだけじゃないですか!」

P「ん?多少寒かったけど大丈夫だったぞ?」

律子「でも今日結構冷え込むって予報で言ってたのに・・・」

P「いいって、気にするな」アハハ

P「そういえば今日律子は午後出勤だっけ?」

律子「はい。竜宮がオフなので・・・プロデューサーは?」

P「俺はいつも通り」

律子「最近のプロデューサー、休み取って無い気がするんですけど・・・」

P「体が丈夫なのが俺の取り得みたいなもんだからな。ありがとう律子、心配してくれて」



律子「私、事務所に家の鍵取ってきますね?着替えておきたいので」

P「その方が良いかもな、風呂も入ってないし・・・そうだ、俺の部屋の風呂入って行けば?」

律子「うえぇ!?さ、流石にそこまでは結構ですよ!」///

P「そっか。じゃあ朝ご飯食べてから行ったらどうだ?流石に腹減るぞ?」

律子「そうですね・・・じゃあお言葉に甘えていただきます!」ニコッ

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昼 事務所


律子「お疲れ様です!」ガチャ

P「お、おう律子、やっと来たか・・・」ボロッ

律子「ど、どうしたんですかプロデューサー?何かボロボロになってますけど・・・」

P「律子が朝鍵取り行った時に音無さんと会ったんだろ?」

律子「はい」

P「音無さんが律子に色々聞こうと思ってたらお前が逃げるように帰ったから、代わりに俺が質問攻めに・・・」

小鳥「色々聞いちゃいました♪」

律子「」



小鳥「うふふ・・・まさか膝枕してもらうなんてね?」

律子「うう・・・ホントにばれてる・・・」カアァ

律子「プロデューサーもどうして喋っちゃうんですかー!もーっ!」ポカスカ

P「だってあんなにぐいぐい問い詰められたら喋らざるを得ないって!」

P「ちょ、ちょっと待って律子!く、くしゃみが・・・ハクション!」

P「ブルッ・・・何かさっきからこの部屋寒くないですか?」

律子「そうですか?結構暖房効いてる気がしますけど」

小鳥「私もどちらかというと少し暑いと・・・」

P「えっ」



・・・

P「すみません、俺だけ先に帰っちゃう形になって・・・」

社長「いやいや、アイドルや他のみんなに風邪を移してもらっても困るからねえ。それに引き始めだろう?早いうちに休んだ方が早く治るだろう」

小鳥「プロデューサーさんごめんなさい。早くから事務所で一緒だったのに体調悪いことに私が気付いてたら・・・」

社長「キミも最近よく動いてくれてたからねぇ、そのおかげでこういう形で出てしまったのかもしれないな」

P「昨日までは何ともなかったんですけどね・・・それなのにまさか8度超えて熱があるとは・・・」

小鳥「引き始めとしては結構重症ですよ?」

律子「『体が丈夫なのが取り得』って言ってたじゃないですか、それなのにどうして・・・」

律子「ん?」

律子(昨日の夜、私に無理矢理膝枕される→私にはブランケット、プロデューサーは何も羽織らずに寝る→今朝の冷え込み、それに異常な仕事量・・・)

律子「あっ!・・・私のせいじゃないですか・・・」

小鳥「えっ?・・・ティン!あっ昨日の・・・」



律子「ごめんなさい、プロデューサー・・・」

P「大丈夫。たまたま今日俺が風邪引いただけだからさ、気にするな」

P「仕事は・・・家でやるか」

小鳥「ダメですよ!ちゃんと休まないと!」

律子「そうですよ!私たちが代わりにしておきますから!」

P「・・・2人ともありがとうございます」

小鳥「気にしないでください!プロデューサーさんは自分自身のことだけを気にしてください!」

社長「あと、ちゃんと病院に行って診てもらいなさい。万一インフルエンザとかだったら大変だからね」

P「分かりました。じゃあ、先に失礼します!」

ガチャ バタン

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夕方


律子「・・・」カタカタ

小鳥「・・・」カタカタ

ウッウー!メールデスヨー!

律子「!・・・プロデューサーからです!」

小鳥「プロデューサーさんは何と?」

律子「『医者からは疲れから来た風邪と言われました。薬を処方されました。迷惑掛けて申し訳ない』、だそうです」

社長「そうか・・・」

社長「休みを返上して働かせていたからいつか彼に休みを、って思っていたんだが・・・遅かったようだね。彼には申し訳ないことをしたよ」

小鳥「体を休めて早く治ってほしいですね・・・」

律子「・・・」ソワソワ



律子「・・・」ソワソワ

社長「そうだ律子君、今から彼の看病をしてあげてはどうかね?」

律子「ええっ、良いんですか!?」

社長「彼の風邪のこと気にかけてるみたいだし、何せキミは彼の隣に住んでるからねぇ・・・看病してあげて、彼がいち早く治った方が我々も有り難いから・・・」

小鳥「それに、病気なのに一人で過ごすのって精神的にも辛いですからね」

律子「今回のプロデューサーの風邪は私が引かせてしまったようなものですし・・・今から行ってもいいですか?」

社長「ああ、構わないよ」



律子「社長、小鳥さん、ありがとうございます・・・じゃあ失礼します!」

ガチャ バタン

小鳥「・・・社長も中々ニクいことしますね?」

社長「はは、彼が帰ってから律子君はずっとソワソワしてたからねぇ」

小鳥「それに社長が看病したらどうか聞いたら『良いんですか?』って・・・いち早くプロデューサーさんのもとに駆け付けたかったんでしょうね」クスッ

社長「彼と律子君が抜けているんだ、どれ、私も一肌脱いでこの仕事を終わらせよう!」

小鳥「あら、助かります♪」

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ピンポーン

ガチャ

P「おお律子。悪いな、色んなもの買いに行かせて」

律子「帰りのついでに買いましたから気にしないでください。それよりも風邪はどうですか?」

P「帰った時よりもかなりキツイ感じが・・・さっき熱測ったら9度超えだったし」

律子「寒気はまだあります?」

P「今は寒気は無いけど、かなりダルいな・・・」

P「よく考えたら、俺って風邪引いた時は大抵重症になるの忘れてたよ、めったに風邪引かないんだけど」アハハ

律子「ごめんなさい、昨日私が酔ってあんなことしたからプロデューサーが風邪を・・・」

P「いいって、それだけが原因じゃないんだからさ」



P「そうだ、律子が看病してくれるんだったらありがたいんだけどな〜」ニヤニヤ

律子「そのつもりですよ?」

P「えっ」

律子「あら、言ってませんでした?そのために社長にも許可いただいて私少し早く帰らせてもらったんですよ?」

P「マジ?」

律子「はい!今日は私に任せてください!」

P「お、おう・・・ありがとう、律子」



律子「一応ご飯時ですけど、何か食べること出来ますか?」

P「あんまり食欲が・・・お粥とか雑炊なら食べれるかな」

律子「う〜ん・・・そうだ!もずく雑炊とかどうですか?」

P「そういうのならいけるかも」

律子「分かりました!じゃあ作りますね!」

律子「エプロンを・・・」シュル キュッ!

律子「プロデューサー、そこで横になって休んでてください」

P「ああ、そうさせてもらうよ」

_________
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律子「はいっ、どうぞ」ゴトッ

P「おっ、美味そう・・・」

律子「食べられそうですか?」

P「ああ、これならいけそうだ」

律子「じゃあ雑炊つぎますね」

P「ありがとう。悪いな、何か色々させてしまって・・・」アハハ

律子「何なら食べさせてあげましょうか?」

P「ぶふっ!・・・ば、バカなこと言うな!」

律子「冗談ですよ」クスッ

律子(しおらしくなってるプロデューサーなんて珍しいから、ついからかいたくなるわね・・・)



P「それじゃあいただきます」アムッ

P「うん、美味い」

律子「美味しいですか?よかった〜・・・少し食欲出してもらおうと生姜入れてみたんですけど、どうですか?」

P「ああ、それで食べやすいんだな」

律子「生姜のおかげでモズクの磯臭さも飛んで、体も温まりますからね。だから入れちゃいました♪」


・・・


P「ふぅ、ごちそう様」

律子「かなり食べましたね」

P「律子が少し手を加えて作ってくれたからさ、つい沢山食べてしまったよ」

P「美味かったよ。律子、ありがとう」

律子「どういたしまして・・・面と向かってそんなこと言われるとちょっと恥ずかしいです・・・」///



P「よし、そろそろ風呂に・・・」

律子「長湯は禁物ですよ?軽く体を流す程度にしてくださいね」

P「えっ、そうなの?風邪引いたらゆっくり風呂入って体温めて・・・」

律子「それは軽い風邪の時ですよ。プロデューサー今9度あるんですよね?そんな時に長湯なんてしたら逆に体力奪われますよ!」

P「いっつも風邪引いたら熱い風呂に長く入ってたぞ?」

律子「だからいつも風邪がひどかったんじゃないですか?」

P「あっ」

律子「もーっ!・・・こうなったら仕方がない、プロデューサーが治るまで責任持って私が看病します!」

律子「どうします?シャワーにします?それとも少しでもお湯に浸かりますか?」

P「そうだな・・・少しだけ湯船に入りたいな」

律子「分かりました!それじゃあ準備してきます!」



律子「よし!湯加減もこんな感じかしら」キュッ

律子「プロデューサー!お風呂入りましたよー!」

P「わかった、今行くよ」

律子「はい、バンザイしてください!」

P「え?って、うおっ!」ヌギヌギ

律子「背が高いからやっぱり上着は脱がせにくいわね・・・」

P「ち、ちょっと待て律子!」

律子「どうしました?」

P「お前・・・下着まで脱がす気か?」

律子「あっ・・・」カアァ

律子「す、すみません!」///

バタン!

律子「ち、小さい頃の涼と同じ感覚で脱がせようとしてたわ・・・」カアアァ



・・・

P「ふぅ、さっぱりした」

律子「体流すだけでも気分的に爽やかになりますからね」

律子「そうだ、ミカンも買ってきたんですけどどうですか?」

P「ああ、今なら少し食べられるから貰うよ」

律子「じゃあ・・・」ムキムキ

P「お、おい、流石にミカンの皮までむかなくても・・・それくらいなら俺でも・・・」



律子「いえいえ、お気になさらず・・・はいっプロデューサー、あーん♪」スッ

P「!?・・・あ、あーん」パクッ

P「んっ、甘酸っぱい・・・酸味が体に沁み渡るな」

律子「そうですよ?ちゃんとビタミンも摂っていただかないと!」

P「だからって、あーんまでしなくても・・・恥ずかしいし」

律子「・・・私だって恥ずかしかったです」プイッ

律子(少し調子に乗って柄でもないことしてしまった・・・)///



P「なあ律子、明日も仕事あるんだったらそろそろ帰った方が・・・」

律子「えっ?今晩はずっと看ておくつもりでしたけど」

P「ば、バカ!そんなことしてたら逆に律子の方が体壊してしまうぞ?」

律子「た、確かにそう言われると・・・」

律子「じゃあ、プロデューサーが眠ってしまうまで居させてください」

P「う〜ん、でも・・・」

律子「お願いします・・・」ウルウル

P「うっ・・・じゃあそれまでお願いするよ」

律子「はい。あっ、でも戸締り・・・」

P「そこの引き出しに俺の部屋のスペアキーがあるから、それ持って行っていいぞ」

律子「ガラッ・・・これですね?分かりました」



P「ふぁあ、早速悪いが眠気が・・・風邪のせいで疲れがどっと出たんだろうな」

律子「おそらくそうでしょうね。はいっ、お薬とお水です」コトッ

P「ありがとう」

律子「あと、熱冷まシートです」スッ

P「ち、ちょっと待って、それ貼られるのって結構覚悟が・・・」

律子「問答無用!」ベタッ

P「うおっ!冷てぇ!」



律子「さっきまで冷蔵庫で冷やしてましたからね」

P「なるほど・・・頭がキンキンする・・・」

律子「頭寒足熱ですよ、頭寒足熱!」

P「春香のマネか」

律子「・・・悪いですか?」

P「いや・・・かわいいなあって」

律子「うぇ!?」カアァ

律子「あ、暑さでやられたんじゃないですか!?」///



P「思ったことを言っただけだって・・・よし、そろそろベッドに行くよ」スクッ

律子「大丈夫です?ちゃんと立てます?」

P「そんな、おじいさんを介護するわけじゃないんだし・・・よっと」

律子「じゃあ、布団掛けますね」ファサ

P「なんだか悪いな」

律子「いえいえ」

律子「あの・・・本当にごめんなさい、風邪引かせてしまって・・・」

P「俺の無理が重なっただけだって」

律子「それでも私が最後にやらかしたから・・・プロデューサーがこんなキツイ思いして・・・」

P「それだけ心配してくれるだけでも有難いよ」ナデナデ

律子「あっ・・・えへへ・・・」///



P「そろそろ寝るよ。7時半に一旦起きるから」

律子「分かりました。一応8時にこっち訪ねますね?」

P「分かった」

P「じゃあ律子、お休み」

律子「あの・・・頭撫でてもいいですか?」

P「えっ?ま、まあいいけど」

律子「失礼します」ナデナデ

律子「・・・どうですか?」ナデナデ

P「なんだか心地いいな」

律子「ふふっ、私が風邪引いたとき母にこうして撫でてもらったんです」ポフポフ

P「確かにこれは落ち着くな・・・」

P(本当に心地いい・・・)

P「・・・zzz」スゥ

律子「・・・お休みなさい、プロデューサー」ニコッ

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カチャ ガチャ

律子「おはようございます」

P「おはよう、律子」

律子「体調の方はどうですか?」

P「さっき熱測ったら7度9分だったよ」

律子「まだ熱がありますね・・・」

P「昨日が9度まで上がったせいか、かなり体調は楽だけどな」アハハ

律子「そうですか」

P「まあ、律子が看病してくれたおかげでもあるかもな」

律子「!・・・も、もうっ!」///



律子「はいっ、これお粥です。食べられるときに温めて食べてください」

P「ありがとう、ちょっと食欲が出てきたところなんだよ」

律子「あと、リンゴ剥いたのを冷蔵庫に入れてるので。そうだ、お薬ちゃんと飲んでくださいよ?」

P「至れり尽くせりだな」

律子「それじゃあ、私も自分の準備があるので失礼します」

P「ああ、分かった。仕事頑張って」



P「そうだ、律子」

律子「どうしました?」

P「・・・ありがとう」ニッ

律子「どういたしまして」ニコッ

ガチャ バタン 


P「どれどれ、お粥は中華風か」パカッ

P「いただきます・・・ん、美味いっ」

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事務所


ガチャ

律子「おはようございます!」

千早「あら律子、おはよう」

真美「おはよー、りっちゃん!」

春香「おはようございます!律子さん、プロデューサーさんの体調はどうなんですか?」

律子「昨日はかなり熱が出てたけど今日は少し下がったわ。でもまだ熱はあるわよ?」

律子「って、相変わらずあなたたち情報が早いわね・・・」

伊織「小鳥から聞いたわよ?」

亜美「りっちゃんが兄ちゃんに膝枕してもらったこともね!」

律子「うえぇ!?」///

小鳥「のヮの」



あずさ「本当は律子さんの膝枕の件をじっくり聞きたいですけど、今はプロデューサーさんの風邪の方が心配なので聞かないでおきますね〜」ゴゴゴ

律子「そ、そう言いながら変なオーラ出してますけど・・・」

律子「今日、竜宮は午前に仕事、春香と千早は3時にラジオ収録。送り迎えはプロデューサーがいないから私が・・・」

千早「私たち電車で行けるわよ?あのラジオ局、駅がすぐ近くだから・・・ねえ、春香?」

春香「うん!律子さんの負担になってもよくないですから、私たちは電車で行くので大丈夫です!」

律子「ありがとう、そうしてくれると助かるわ」

律子「あと、響と貴音のレッスンが・・・ん?」キラメキラリ♪

律子「もしもし、貴音?」



貴音『私は響と共にすたじおに行くので、お気になさらず』

律子「そう、なら良かっ・・・ってどうして気にかけたの知って!?」

貴音『ふふっ、とっぷしぃくれっとです。では』プツッ

律子「」

千早「あと高槻さん、萩原さんと真は休みだったよね?」

春香「そうそう、真と雪歩は一緒に遊ぶって言ってた!」

真美「真美もオフだけどね!家にいても暇だから来ちゃった!」

律子「・・・よし!今からは竜宮の仕事ね?あずささん、伊織、亜美、行くわよ!」

あずさ伊織亜美「はーい!」

_________
______
___



律子「3人ともお疲れ様。じゃあ事務所に戻るわよー」

あずさ伊織亜美「はーい」

ブロロ・・・

律子(もうすぐ1時・・・プロデューサー、何か食べたかしら?)ソワソワ

律子(薬も飲んでるよね?あと、仕事片づけようとか変なこと思ってなかったらいいけど・・・)ソワソワ

律子(ああもう、気になるわね・・・)ソワソワ

伊織「・・・」



伊織「ねえ律子、アンタさっきからずっとソワソワしてるけど、どうかしたの?」

律子「そ、そう?」ギクッ

伊織「ええ。まさかプロデューサーのこと、ってわけじゃないわよね〜」ニヤニヤ

律子「そ、そんなわけないでしょう!?ま、まったく伊織は変なこと言うわね〜」///

伊織(完全に考えてたわね)

亜美(亜美たちにもバレバレだね)

あずさ(後部座席からでも律子さんがお顔真っ赤なのが想像できます)



伊織「アンタ、今日はまだ仕事?」

律子「ええ。でも春香たちも各自で行ってくれたし、事務所で書類まとめるだけだから早めに上がれるかもしれないわね」

伊織「良かったじゃない、アイツの看病できるわよ?」

律子「そうわね・・・ハッ!」

伊織(無意識に言ったわね)

亜美(即答だったね)

あずさ(本音が出ちゃいましたね)

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この辺で今日は失礼します。
昼ごろか夜、または明日再び投下するかもしれないです。
再開します

16時 マンションP宅


カチャッ ガチャ

律子「プロデューサー?」

律子「って寝てる・・・」

P「zzz・・・」

律子(さっきまで連絡とってたから起きてたはずなのに・・・毛布にくるまってソファに座って寝てる)

律子(それにあの娘たちの歌聞いてたんでしょうね、CDが散らかってる。あと雑誌・・・)

律子(まったく、気持ち良さそうに寝ちゃって・・・)

律子「・・・」ナデナデ

律子(もう少し、ゆっくり休んでくださいね)



律子(一応片づけておこう)カチャカチャ

律子(しかし本当に沢山CD持ってるわね)

律子「あっ、これあの時私がサインした・・・」

律子(やっぱり恥ずかしい)///

律子(あら、写真集もある)

律子(これ、美希の写真集・・・やっぱりあの子スタイル良いわね)

律子(私ももう少しこうウエストを・・・)

律子(プロデューサーももう少しプロポーションの良い方が好みかしら?)



律子(ハッ!な、何考えてるのよ私!)ブンブン

律子(大体どうしてプロデューサーのこと・・・ん?)チラッ

律子(ええっ!!・・・ど、どうしてこの人こんなものまで!?)

律子(わ、私が昔何かの機会で撮った某少年誌のグラビア・・・)///

律子(やばい、すっごく恥ずかしい)///

律子(か、片づけの続きしなきゃ!・・・そうだっ、あとプロデューサーの夕飯も作っておこう)

_________
______
___



P(・・・ん?いつの間にか寝てたのか)パチッ

P(あれっ、CDとか雑誌が消えてる)

P(それに少しいい匂いがどこかから・・・なんだろう?)

律子「〜♪」トントン

P(律子が来て片付けてくれたのか)

P(それに料理も作ってくれてるし・・・何か色々してもらって申し訳ないな)

P(でも・・・)

律子「〜♪」トントン

P「こういうの、いいなあ・・・」ポツリ



律子「ん?」クルッ

律子「あっ、プロデューサー起きましたか?」

P「ああ、たった今な」

律子「熱の方はどうです?」

P「ん?そうだな・・・熱があるかどうかは分からないけど、体調はかなり良い感じだな」

律子「そうですか、ちょっと失礼しますね?」

スッ ピトッ

P「!?」

律子「ん〜、もうほとんど無さそうですね!」

P「り、律子・・・ち、近い」///

律子「!?・・・ご、ごめんなさい、つい無意識におでこで・・・」///



律子「プロデューサー、お昼食べました?」

P「ああ、自分で冷凍のうどんを茹でて食べたよ」

律子「そうですか、それなら夕飯も少ししっかりしたものでも食べられますね?」

P「そうだな。なあ律子、良かったらついでにウチで夕飯済ませたらどうだ?」

律子「あら、お言葉に甘えてもいいですか?」

P「いいぞ、それじゃあ俺も夕飯の手伝いを・・・」

律子「大丈夫です!まだ完全じゃないんですから、ゆっくり待っててください」



律子「それじゃあ私はご飯の準備をするので」

P「ありがとう、律子。いろいろさせてしまって悪いな」

律子「いえ、お気になさらず」

律子「〜♪」トントン

P(こうやって居間から、台所で料理を作る姿を見る・・・)

P「こういうのって、いいよな」ポツリ

律子「何か言いましたー?」

P「い、いや、別に!」アタフタ

律子「?」

_________
______
___



律子「それじゃあ・・・」スッ

P律子「「いただきます」」

P「アムッ・・・うん、美味い」

律子「病み上がりですから、ガッツリしたものは食べることできないと思ったので軽めなものを作りました」

P「ああ、かなり食べやすいよ。水菜とほうれん草のお浸しだけど、叩いた梅を入れてくれてるだけで箸が進むな〜」

P「これは大根と鶏の煮物か・・・うん美味い、出汁がよく利いてる」

律子「それくらい味が分かってきたってことは、風邪も治ってきた証拠ですね?」クスッ

P「そうだな」

律子「あと、お味噌汁と出汁巻きです」

P「おっ、いいね」



P「ふぅ、ご馳走様」

律子「お粗末様です。全部食べちゃいましたね」

P「ああ、腹減ってたからな。それに律子の料理も美味かったから尚更な?」

律子「あ、ありがとうございます」///

P「でも・・・律子、本当にありがとう。自分の時間を割いてまで俺のこと看病して・・・」

律子「私はプロデューサーに早く治ってほしかっただけです。それにあなたに風邪を引かせたのは私が悪かったですし・・・」

律子「でも、大事にならなくて良かったです、プロデューサー」

P「ああ。それも律子のおかげたよ、ありがとう律子」



律子「プロデューサーが風邪引いて、みんなも心配してましたからね」

P「朝からみんながメール送ってくれたよ。いやあ、嬉しいなあ・・・」

律子「それだけプロデューサーがみんなから慕われてるってことですよ」

P「そうだったらいいけどな」

律子(慕われてないっていうのは絶対ありえないと思うけど)

P「美希は頻繁にメールくれたし、伊織は叱咤激励だったな」

律子「あら、じゃあお一人でも寂しくなかったのですね?」ジトッ

P「まあそうだな・・・でも律子に早く帰ってきてほしかったけど」

律子「なっ!?」///



律子「あっ!そうだプロデューサー!寝てる間にCDと雑誌片づけてたら見つけましたよ!」

律子「どうしてこんな私のグラビアの載った少年誌なんて持ってるんですか!?」

P「いやあ、前に律子がグラビアに出たことあったって春香から聞いたからさ、探してみたらあったんだよ」

P「初々しさとか残ってて、かなり可愛いんだよな」

律子「うう、恥ずかしい・・・///」モジモジ

P(かわいい)



律子「それとプロデューサー、昨日貸してくれたこのスペアキーなんですけど・・・」

P「ん?・・・そのスペアキー律子が持っておくか?」

律子「え?」

P「またこういうことになるかもしれないし、それに度々俺たち部屋の行き来するしさ・・・書類取ったりとか」

P「あと、律子なら持っててほしいんだ」

律子「!!え、ええ、わ・・・あっ、そうだ!それなら私の鍵も持っててください!今からスペア取って来ますから!」


・・・


律子「・・・はいっ、これ私のスペアです」スッ

P「ありがとう」



律子「プロデューサーの体調も良くなったみたいですし、そろそろ戻りますね?明日も仕事なので」

P「そうだな、俺も明日は事務所に行けそうだし」

P「俺はもう大丈夫だからさ、あとは自分の体のことも気にしてくれ」

律子「そうですね、そうさせていただきます」

律子「プロデューサー、お風呂に入って体を温かくして早く寝てくださいね!」

P「ああ、そうするよ」

律子「それじゃあプロデューサー、お休みなさい」

P「おやすみ、律子」



ガチャ

律子「ふぅ、お風呂の準備しなくちゃ」

律子「プロデューサーが良くなってホントによかったわね」

律子「でも・・・」ガサゴソ

律子「この、プロデューサーの部屋の鍵・・・」ジッ

律子「!・・・よく考えたら男の人の合鍵もつなんて・・・」

律子「こ、恋人同士じゃないんだし・・・」///

律子「って何考えてるのよ私!!」ボンッ

律子「〜〜〜っっ!!///」ジタバタ

_________
______
___



朝 事務所


カツカツ コツコツ

ガチャ

P律子「おはようございます!!」

響「あっ!プロデューサー、律子、おはよう!」

貴音「おはようございます。あなた様、体調の方は・・・」

P「ああ、もうばっちりだ。みんな、心配かけてすまなかった」

伊織「そうよ!ちゃんと自分の体調ぐらい管理しなさいよね!」



亜美「あれー?いおりん、兄ちゃんが早退したって亜美が電話したときかなり心配そうにしてたよねー?」

真美「それに昨日もソワソワしてたよねー?」

伊織「ちょっと!何言ってんのよ!」///

P「あはは!そうかそうか、心配してくれてありがとう伊織」ナデナデ

伊織「ふぇっ・・・///」プシュー

やよい「でも、プロデューサーの風邪がちゃんと治って良かったですー!」

P「やよいも心配してくれてありがとう」ナデナデ

やよい「えへへ・・・」///



美希「ハニーッ!!」ドーン

P「うおっ!み、美希!」

美希「ハニー!ミキね、ハニーにずっと会えなくて寂しくて仕方なかったんだよ?」ギューッ

P「み、美希・・・気持ちは嬉しいけど、そんなにキツく抱きつかれると苦しい・・・」

美希「ん〜っ、ハニー分を充電なのー!」ギューッ!

律子「こら美希!プロデューサーも風邪が治ったばかりなんだから離れなさい!」ガシッ

美希「ああっ、ハニー分が!律子のバカー!」ズルズル



律子「『さん』をつけなさい!もう!」

美希「むーっ!律子…さんはハニーが風邪でまともに動けないのをいいことにいちゃいちゃしてハニー分を摂ったんじゃないの?」

律子「!?な、何言ってるのよ美希?」

美希「・・・あやしい」

律子「何もないわよ!」

美希「いや、絶対あったはずなのー!」

ギャーギャー ワーワー



P「あ、あはは・・・」

あずさ「でも、大事に至らなくてよかったですね?」

P「はい、ただの風邪で済んでよかったです」

あずさ「これも律子さんの看病のおかげですね♪」ウフフ

P「そうですね。いやあ本当に律子にはお世話になりましたよ」

あずさ「今度、律子さんにお礼をしてあげたらいかがですか?」

P「お礼・・・いいですね!でもどんなお礼が・・・」

あずさ「どこかにデートとかどうです?」

P「ぶふっ!お、俺と行ったって律子は楽しくないでしょうし・・・」

あずさ(絶対そんなことないと思うけど・・・)

_________
______
___



数日後 某放送局


P「・・・お疲れ様、雪歩!真!」

真「収録ちょっと張り切っちゃったので疲れちゃいました」アハハ

雪歩「プロデューサー、今日の私たちどうでしたか?」

P「とても良かったぞ!特に・・・」マホウヲカケテ♪

P「ん?ちょっと待ってくれ、律子から電話来た」ピッ


P「もしもし、どうした?」

P「そうだな、渡しておいて」

P「でもあの書類って今・・・そうか、分かった。助かるよ」

P「ああ、任せた」ピッ



雪歩「律子さん、どうしたんですか?」

P「ブーブーエスに渡す書類を律子が代わりに渡してくれるっていう電話だよ」

P「いやあ、あの書類俺の家に忘れてたからな・・・律子が偶然家に戻る用事があって良かったよ」

真「ん?でもその書類ってプロデューサーの家にあるんですよね?どうして律子が?」

P「ああ、俺の部屋の合鍵を律子が持ってるからさ」

雪歩真「「!?」」

雪歩「プロデューサーはもしかして律子さんの鍵・・・」

P「ああ、持ってるぞ?」チャリッ

雪歩真「「!!」」



雪歩「そ、そんな!・・・合い鍵持ってるなんて!・・・」カアァ

真「『特報!プロデューサーと律子、合い鍵を持ち合う!』っと・・・よし、送信!」ピッ

P「あれ?真、誰に送ってるんだ?」

真「もちろん事務所のみんなにです!」

P「ええっ!?どうしてみんなにそんなことを!?」

真「どうしてって・・・大スクープですからね!」ヘヘッ

雪歩「プロデューサー!」

P「ゆ、雪歩どうした?」

雪歩「鍵のこと、しっかり聞いちゃいますぅ!!」

真「そうですよ!『取材』しちゃいますからね!!」

P「」

_________
______
___



765プロ事務所


ウッウー!メールデスヨー!

春香「ん?メールが来た」

美希「あれっ、ホントだ!真クンからなの!」

真美「真美にも来た!」

春香「ってことは一斉送信したのかなあ?どれど・・・うえっ!?」

美希「春香どうしたの?・・・えええっ!!」

真美「はるるんもミキミキも変な声上げてどうしたの?・・・ふえっ!?」

春香「『特報!プロデューサーと律子、合い鍵を持ち合う!』ってどういうこと!?」



春香「こ、これってそういうことなの!?」

美希「り、律子…さん!完全に抜け駆けなの!!」

真美「うあ〜!兄ちゃんがりっちゃんに取られちゃうよ〜!!」

春香「でもさ」

美希「なに?」

春香「鍵持って出入りするって・・・通い妻?」

美希真美「な、何言ってるの春香(はるるん)・・・」///

春香(私、自分で何言ってるんだろう・・・)///



春香「・・・よし!」

美希「春香、どうしたの?」

春香「プロデューサーさん緊急対策会議を開催します!」

真美「え?」

春香「このままじゃプロデューサーさんと律子さんがくっついちゃうよ!」

春香「だから、みんなで一度集まって話し合いをします!」

美希真美「「おー!!」」

__________

小鳥「・・・」コソコソ

小鳥(なんだか面白そうなこと考えてる・・・今度こっそりその会議の内容聞いちゃおーっと)ムフフ

小鳥(今頃、律子さんも竜宮のみんなに質問攻めにあってるんだろうなぁ・・・)



おわり




22:30│秋月律子 
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