2015年06月23日

十時愛梨「いっしょがいいんですっ♪」

のんびりと書いていきます



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P「おー、いい天気だ、雲一つないな」





P「しかもまだ5月だっていうのに上着がいらないくらい暑いし...」



P「まさに絶好のスポーツ日和って感じだな」





「Pさーんっ!」タッタッタ...





P「おー、ここだ愛梨」



愛梨「すみませーん!着替えるのに時間かかっちゃって...」



P「待て待て、そんなに走ると転ぶ...」





ガッ!





愛梨「きゃっ...」フラッ...





P「愛梨っ!」





愛梨「ほっ!」スタッ!





P「おぉ、持ちこたえたっ!絶対転ぶと思ったのに...」



愛梨「えへへっ、私だっていつまでも転んでばっかりじゃないんですよっ♪」



P「なるほど、愛梨も成長したってことか」



愛梨「はい!そういうこと...きゃあっ!」ステーン!



P「なんで走って転ばないのに歩いて転ぶんだよ...」

テクテク...





P「大丈夫か?まったく目が離せないな愛梨は...」



愛梨「えへへ...私、事務所のスポーツ施設って初めて来ました!」



P「一応、働いてる人の福利厚生を充実させるってことで色々揃ってるんだ、俺もジムとかにちょくちょく行くぞ?」



愛梨「そうなんですかぁ...私も時間を見つけて来ようかなぁ...」



P「その方がいいぞ、健康的だし、それにここなら基本的に人が少ないから愛梨の失敗もみんなに知られずに済むし」



愛梨「むぅぅ...それどういう意味ですか?」



P「別に?言葉の通りだよ」



愛梨「もうっ、Pさんったらっ!そんなこと言うんだったら今日はテニスでコテンパンにしちゃいますからねっ!」



P「おーっと、愛梨の本気が見れるってわけか」



愛梨「はい、私こう見えても経験者ですからっ!」



P「でも、確かサークルだとマネージャーだったよな?プレイはできるのか?」



愛梨「少しくらいならできますよ、ちなみにPさんは経験あるんですか?」



P「本格的にはないな、学生の時の体育の授業とか友達と遊びでちょっとやるくらいだ」



愛梨「うふふっ、じゃあいろいろ教えちゃいますよっ♪」



P「おー、そりゃ楽しみだ、よろしく頼むよ」



愛梨「任せてください、いつもは私が教えてもらう側ですけど今日は私が教える側ですねっ♪」

−−−−−−







P「1、2、3、4...」



愛梨「ごー、ろーく、しーち、はーち♪」



P「はい、深呼吸...」



愛梨「すー、はー...すー、はぁー...」



P「よし、おわり」



愛梨「はい、これで準備はバッチリですねっ!」



P「ああ、それじゃ始めるか」



愛梨「えへへ、Pさんとテニス♪テニス♪」



P「ずいぶんと嬉しそうだな」



愛梨「もちろんですよ、だってPさんに私がテニスするところを見てもらえるんですからっ」



P「確かにそうだな、愛梨のテニスウェア姿は初めて見るよ」



愛梨「うふふ、どうです?決まってますか?」



P「うん、とってもよく似合ってるぞ」



愛梨「えへへっ、ありがとうございますっ♪」



P「愛梨には今度のアイドルスポーツ祭で小梅や美穂のコーチとして色々教えてもらおうと思ってたからな、これなら期待できそうだ」



愛梨「任せてください!私、ちゃーんとお手本になりますっ!」

−−−−−−







P「よーし、じゃあ愛梨のサーブからでいいぞ」



愛梨「はーい、行きますよー!」



P「おう、思いっきり来い!」





愛梨「せーのっ...えいっ!」スカッ!





P「愛梨...?」



愛梨「えへへ、しっぱいしっぱい♪気を取り直してもう一回行きますよ〜!」



P「お、おう...」





愛梨「む〜...えいやっ!」スカッ!





P「...愛梨さん?」



愛梨「た、たまたまですよ〜!たまたま〜!」

P「結局、10回やって一度もサーブできなかったな」



愛梨「うぅぅ...こんなはずじゃあ...」



P「まあ仕方ないだろ、もともとマネージャーだし最近忙しくてサークル行けてないだろうからな」



愛梨「それはまあ...そうですけど...」



P「よし、ゲームするのは中止だ」



愛梨「えぇっ!せっかく来たのに中止ですかぁ!?」



P「待った、勘違いするな、ちょっとレッスンするだけだ」



愛梨「レッスン?」



P「多分、愛梨はしばらくプレイしてなくて感覚を忘れてるだけだ、少し俺といっしょに基礎のレッスンをしよう」



愛梨「Pさんとですか?」



P「俺も人に教えられるほど上手じゃないけど、基本くらいならなんとかなるかもしれないしな」



愛梨「なるほどぉ!わかりました、じゃあよろしくお願いしますっ!」



P「まあ、あんまり期待しないでおいてくれ...」



愛梨「そんなことありませんよっ、頼りにしてますからねっ、コーチ♪」



P「ああ、ありがとう」







P「でも、念のために連絡しとくか...」

−−−−−−







愛梨「やぁっ!」スカッ!



P「愛梨、目つぶってるって、それじゃ当たらないぞ」



愛梨「うぅぅ...ですよねぇ...」



P「もっとボールをよく見て、目を離さずに...」



愛梨「ん〜...えぇーい!」ブンッ!



P「うん、フォームはいい感じだ、あとはもっとしっかりと...」



愛梨「はーい...」



P「どうしたんだ、もう疲れたのか?」



愛梨「じー...」



P「な、なんだよその目は...」



愛梨「じぃ〜...」



P「愛梨...」



愛梨「むぅ〜...」

P(愛梨がこういう目をしてるということは...多分...)





愛梨「Pさん...」





P「...ったく、もう!」





ギュッ





P「こうだ!こうやって腕を伸ばしてしっかり振るんだ!わかったか?」



愛梨「えへへ...はいっ!」



P「こう!こうだ!」



愛梨「なるほどぉ♪こう、ですね!」



P「そう、そんな感じだ」



愛梨「はいっ!」



P「これでいいだろ?だからそのすがるような目つきはよせ...」



愛梨「ありがとうございますっ!」







愛梨「うふふっ、やっぱりPさんに手を取って教えてもらった方がよくわかりますねっ♪」



−−−−−−





ポンッ! ポーンッ!







愛梨「えいっ!」ポコーンッ!





P「おー、だいぶマシになったな、壁打ちもわりとできてるし」





愛梨「やぁっ!ほっ!」ポーンッ!





P「まあなんだかんだ言っても経験者だもんな、これなら普通にプレイするくらいだったらなんとかなりそうだ」



愛梨「Pさーん、ちょっといいですか?」



P「なんだ?」



愛梨「えっとですね、この打ち方が上手くできなくて...教えてくれませんか?」



P「普通にできてたように見えるんだけど...」



愛梨「まだイマイチできないんです、お願いします!」



P「はいはい、うーんとな...ちゃんとボールをラケットの中心で捕えるように心掛ければいいと思うんだけど...」



愛梨「よくわかりません!」



P「だから...こうやってちゃんとボールを見てだな、それで手をこの位置に...」ギュッ



愛梨「えへへっ♪」



P「...愛梨、聞いてるか?」



愛梨「えっ?は、はい!聞いてますよぉ?」



P「じゃあ俺は今なんて言った?」



愛梨「え、えっと...ボールをこうやってポーンって...」



P「教えるのやーめた、帰ろっと」スタスタ...





愛梨「わーんっ!ゴメンなさい!行かないでくださぁい!」ギュウウウウウ







P「ったく...ちゃんとやらないともう教えないぞ?」



愛梨「はーい...」



P「どうしたんだよ?いつもの愛梨なら何事ももっと真剣にやってたはずだろ、今日はなんだか集中力がないぞ?」



愛梨「だってぇ...」



P「なんだよ?」



愛梨「Pさんとこうやって二人でいるのなんて、本当に久しぶりで...嬉しくて、楽しくて...」



愛梨「それに...わからないって言えばPさんが手を取って教えてもらえるから...」



P「そんな理由かよ...」



愛梨「ゴメンなさい...」



P「うーん...まあ確かに最近は忙しかったし、二人でいるいっしょにいる時間は少なかったかもな」



愛梨「はい...」



P「でも、仕事は仕事だ、やることはちゃーんとやらないとダメだろ?」



愛梨「はい...」

P「ましてや今度の仕事はお前が小梅や美穂を引っ張ってかなきゃいけないしな、今はそのためにレッスンしてるんだし」



愛梨「はーい...」



P「わかったか?」



愛梨「わかりました...すみません...」



P「......」





P「終わったらごはんを食べに連れて行く、だから頑張れ」



愛梨「えっ、本当ですか!?」



P「ああ、本当だ」



愛梨「やったぁ!ありがとうございます、Pさんっ♪」



P「元気出たか?」



愛梨「はいっ!よーし、じゃあもっともっとレッスンお願いしますっ、コーチ♡」



P「おう、任せろ」

−−−−−−







愛梨「えーいっ!」ポコーンッ





P「よっ!」ポーンッ





愛梨「はっ!」ポーンッ





P「おりゃっ!」ポンッ





愛梨「たぁっ!」ポコーンッ!





P「うおっと!あーダメだ、やられた...」





愛梨「やったぁ!私、やりましたPさん!」



P「ああ、だいぶプレイできるようになったな...」



愛梨「Pさんが手を取って教えてくれたおかげですっ!」



P「ふぅ...少し休憩しようか」



愛梨「そうですねぇ...あっつぅい...」



P「...脱ぐなよ?」



愛梨「えへへ、わかってますよぉ〜♪」

ゴクゴク...





愛梨「んっ...んっ...ぷはっ、おいし〜♪」



P「ふぃ〜、疲れた...」



愛梨「大丈夫ですか?」



P「やっぱ運動不足かなぁ、最近忙しいし...」



愛梨「私はまだまだへっちゃらですっ!」



P「さすがだな愛梨は、レッスンの成果か?」



愛梨「それもありますけど、Pさんといっしょにテニスできるのが楽しくって、疲れるの忘れちゃってるからですっ!」



P「そっか...」



愛梨「えへへっ、それにPさんから1セット取れたし!」



P「ああ、ちゃんとラリーを返せるようになってたから、本番も大丈夫そうだな」



愛梨「でも...これってたぶん私の実力じゃないですよね?」



P「どういうことだ?」



愛梨「だって、私が打つたびにPさんが優しく返してくれる気がしたから♪」

P「うーん、どうかなぁ?」



愛梨「きっとそうですよ、運動音痴な私ですけどPさんがとっても優しくしてくれたからたっくさんゲームが返せて楽しくプレーが出来ましたっ!」



P「ならよかった、勝敗よりも愛梨が楽しんでやれるのが一番だ」



愛梨「うふふっ、それにPさんが次に返す場所もだんだんわかってきたみたいなんですっ」



P「そりゃすごい、才能があるのかもな」



愛梨「Pさんも、私がどこに打ち返すかわかるんですか?」



P「まぁ、なんとなくはな」



愛梨「やっぱり!これって、きっと私たちの相性がいい証拠ですよね♪」



P「さあ、どっちかっていうと愛梨は打とうとしてる場所がすぐに顔に出るから...」



愛梨「もぉー、そんなことありませんよぉー!」ポカポカ...



P「こらこら痛いって、でもラリーが続けられるのは相性だけじゃないと思うぞ?」



愛梨「相性だけじゃない?」



P「愛梨が上手くなりたいって思って、俺が教えるのを真剣に聞いてくれたからだ」

愛梨「えへへ...だって小梅ちゃんや美穂ちゃんの前のお手本になってあげたいですからっ!」



P「そうそう、それでいい、やっぱり愛梨は一生懸命で頑張り屋だな」



愛梨「ありがとうございますっ!」



P「川島さんとクイズ番組の司会も最初はどうなるかと思ったけど、最近はずいぶんと安定してきてるしな」



P「ちゃんと台本もひとりでチェックできるようになったし、見てて安心できるよ」



愛梨「本当ですかぁ?嬉しいですっ♪」



P「まあ、まだまだ目が離せないけどな、なにか変な事やらかすんじゃないかって...」



愛梨「心配しすぎですっ!むぅぅ...ひどいですねっ!」





ギュッ





愛梨「でーも、Pさんだから許しちゃいますっ♡」



P「うん、ありがとな愛梨」ナデナデ



愛梨「えへへ、さあ〜!もう一回いっしょにプレイしましょう?ほらほら早く〜♪」グイグイ



P「待った待った、もうちょっと休んでから...」





「ふふっ、二人とも仲がいいですね♪」





愛梨「あっ、美波ちゃん!」



P「悪いな、オフなのに呼び出したりして...」



美波「いえ、私も運動したいと思ってたのでちょうどよかったです

愛梨「Pさん、美波ちゃんのこと呼んだんですか?」



P「ああ、美波はスポーツ得意だし教えるの上手いからさ、愛梨のコーチしてもらおうと思って...」



愛梨「なるほどぉ、よーし!じゃあ美波コーチ、よろしくお願いします!」



美波「はーい、こちらこそよろしくお願いね♪」



P「まあ、あんまり深く考えずに軽く何ゲームかプレイしてくれよ」



愛梨「わかりました〜、頑張りますねー♪」



P「美波、ちょっと...」



美波「はい、なんですか?」



P「あのさ、美波に限ってないと思うんだけど、本気で勝ちに行ったりとかは...」



美波「そんなことしませんから大丈夫ですよ♪ちょっと身体を動かしてもらうだけです」



P「悪いなぁ、頼むよ」



美波「ふふっ、プロデューサーさんって本当に愛梨ちゃんのことになると過保護ですよね♪」



P「まあ、な...」





愛梨「美波ちゃーんっ!Pさんとなに話してるんですかー?」



美波「なんでもないわよー!じゃあ、ゲーム開始っ!」

愛梨「やぁっ!」ポコーン!





美波「はいっ!」ポーン!





愛梨「えいっ!」ポーンッ!





美波「あっ...」





愛梨「やったー!Pさん見てくれました?」



P「ああ、ナイスショットだ!」



愛梨「えへへっ、ブイ♪」



美波「うまいわ、愛梨ちゃん!」



愛梨「Pさんがレッスンしてくれたおかげですっ!」



美波「ふふっ...よーし!じゃあ今度はちょっと強めで...えいっ!」



愛梨「えーいっ!」





P「お、おい美波...あんまり本気に...」







美波「えいっ!ふふっ...♪」





愛梨「やぁっ!えへへ...♪」







P「...まぁ、二人とも楽しそうだし、いいか」

愛梨「はぁ...はぁ...」





美波「はいっ!」ポーンッ!





愛梨「あぁ、追いつけない...」





美波「愛梨ちゃん大丈夫?疲れた?」



愛梨「はぁ...はぁ...いえ...まだ...大丈夫...」



P「さすがの愛梨もスタミナ切れか、まあ俺と勝負した後で美波との2連戦だからな」



美波「そろそろ終わりにしましょうか?もういい時間ですし...」



P「そうするか、じゃあこれでお開きに...」



愛梨「あっ、待ってください!どうせならもう1セットだけお願いします!」



美波「いいけど...愛梨ちゃんもうフラフラよ?」



愛梨「大丈夫です、でもちょっと待ってもらえますか?のど乾いちゃって...」



美波「うん、水分を取った方がいいわ」

P「大丈夫か愛梨?ほれ、ポカリだぞ」



愛梨「ありがとうございますっ♪ごくごく...ふぅ...美味しい♡」



P「ずいぶん頑張るなぁ」



愛梨「えへへ、こんなに真剣にテニスをプレイしたのは初めてかもしれませんっ!」



P「あんまり無理するなよ、もうだいぶ疲れてるだろうし...」



愛梨「はい、でもパワーを補充するから大丈夫ですっ♪」



P「パワー?」





ギュッ





P「おわっ!」



愛梨「ん〜♡」ギュウウウウウウウ



P「こら愛梨...」



愛梨「はぁ...癒されます...なんだか元気になってきます♪」



美波「ぷ、プロデューサーさん!なにしてるんですか!?」



P「いや、これは愛梨の方から...」



美波「ダメです!こ、こんな明るいうちから...早く離れてください!」

P「ほら愛梨、美波もああ言ってるし離れなさい、なっ?」



愛梨「もうちょっと〜♪」ギュウウウウウ



P「愛梨っ!」



愛梨「はーいっ、Pさんのパワー補充できたから元気いっぱいですっ!」



P「お前な...」



愛梨「あと1セットで終わりにしますから、待っててくださいねPさん♪」







愛梨「お待たせしました美波ちゃん!次は美波ちゃんのサーブからですね♪さあ、どうぞ!」



美波「お、オホン!愛梨ちゃん?人前で今みたいに抱きついたりしちゃダメよ?」



愛梨「もしかして...よくない事なんですか?」



美波「そう、愛梨ちゃんのプロデューサーさんがとっても仲良しなのは知ってるけど、他の人が見たら誤解されちゃうし...」



愛梨「わかりました♪じゃあ誰もいないところでやりますねっ!」



美波「そういうことじゃなくて!」



愛梨「さぁ〜!最後は私がセットをもらっちゃいますよー、どうぞ美波ちゃん!」



美波「もう、愛梨ちゃんったら!むぅぅ...えいっ!」ポコーンッ!





バシッ!





P「痛ってぇ!」



美波「きゃあっ!ゴメンなさいプロデューサーさん!つい手元が狂っちゃって...」



愛梨「大丈夫ですかPさん!?」



P「へ、平気だ...でも、わざととかじゃないよね...ね?」



美波「ち、違います違います!本当にゴメンなさい!」

−−−−−−







P「いてて...」



美波「大丈夫ですか?」



P「ああ、もう大丈夫だ...」



美波「本当にすみません...」



P「気にするな、それより今日はどうだった愛梨?」



愛梨「とっても楽しかったですっ!やっぱりたくさん汗をかいて運動するのって気持ちいいですね〜♪」



美波「ふふっ♪そうね、じゃあ今度は私とラクロスしてみる?」



愛梨「ぜひお願いします♪ラクロスも楽しそうですよね!」



美波「プロデューサーさんもどうですか?ラクロスも楽しいですよ?」



P「ああ、そうだな、今日は運動不足を実感したし、美波が教えてくれるならやってみようかな」



美波「ええ、みなみが一から教えちゃいます♪」



P「しかし本当にたくさん汗をかいたな...」



愛梨「私もウェアがベトベトです...あっつ〜い...」パタパタ...



美波「プロデューサーさん、見ちゃダメですよ?」



P「わ、わかってるって...それよりはやくシャワーを浴びよう」

−−−−−−







P「ふぃ〜...サッパリした」



P「愛梨たちはまだ浴びてるか、まあ女の子だし時間かかるだろうな」



P「椅子に座って待ってるとするか...」









愛梨「ふぅ...気持ちよかったぁ♪」



美波「ふふっ、今日はすごく身体を動かしたからちゃんとストレッチしないとダメよ?」



愛梨「はい、わかってますよ!」



美波「プロデューサーさん待ってるかしら?あっ...」





P「Zzz...」





愛梨「寝ちゃってますねっ♪」



美波「疲れたのね、きっと」

P「すぅ...すぅ...」





美波「よく寝てる...」



愛梨「Pさんの寝顔、カワイイ♡」



美波「でもこのまま寝てたら風邪ひいちゃうわ、ちょっとかわいそうだけど起こしてあげて」



愛梨「はーい、わかりました」



美波「私ジュース買ってくるわね、プロデューサーさんと愛梨ちゃんの分も」



愛梨「ありがとうございます〜♪」









P「くぅ...くぅ...」



愛梨「Pさーん、起きてくださ〜い」



P「むぅ...」



愛梨「風邪ひいちゃいますよー?あっ、でもそうしたら私が付きっきりで看病しますけど♪」



P「んんぅ...」



愛梨「Pさ〜ん?起きないとチューしちゃいますよ、いいんですか?」



P「んっ...」



愛梨「起きない...」





愛梨「.....」キョロキョロ...





チュッ





愛梨「えへへっ♡」

P「むにゃ...」





愛梨「まだ起きないなぁ...」



愛梨「このままじゃ本当に風邪ひいちゃうかも...」



愛梨「あっ、そうだ!」











P「んっ...?」



P「ふわぁ...」



P「あれ...なんか動けない...?」





愛梨「むぅぅ〜...」ギュウウウウウウ





P「...なにやってんだ愛梨?」



愛梨「あっ、起きました?」



P「うん起きた、んでお前はなんで俺に抱きついてるんだ?」



愛梨「だってPさん全然起きてくれないから、風邪ひいちゃうと思って...」



P「...あー、だから愛梨が自分の身体で温めようとしたってわけかー」



愛梨「はい、その通りですっ!」



P「なるほど、愛梨はアタマイイナー」



愛梨「えへへ♪そう思います?」



P「なわけあるか、人がちょっと眠ってる隙にこいつめ」ムニムニ...



愛梨「ふぇぇ〜、ほめんにゃひゃい〜...」

P「まったく、普通に起こせばいいだろうが...」



愛梨「すみません...」



P「まさか自分がプロデュースしてるアイドルに寝こみを襲われるとは...」



愛梨「ね、寝こみを襲うなんて!私そんなつもりじゃ...」



P「じゃあどういうつもりだったんだ?」



愛梨「わ、私はただ...Pさんがあんまり気持ちよさそうに寝てたから起こすのかわいそうだと思って...」



P「まっ、そんなとこだろうな、愛梨だし」



愛梨「あの...怒ってます?」



P「怒ってないよ、ただちょっとビックリしただけだ、目が覚めたらいきなり愛梨が密着してるんだからな」



愛梨「よかったぁ...」



P「安心したか?」ナデナデ



愛梨「はいっ!」



P「愛梨が優しいのはよくわかってるけど、今度から普通に起こしてくれていいからな?」



愛梨「えへへっ、わかりました〜♪」

P「今日はどうだった?」



愛梨「すっごく楽しかったですっ!久しぶりにテニスができましたし、いっぱい汗もかけました!」



P「それならよかった、俺も楽しかったよ、ただなぁ...」



愛梨「ただ?」



P「やっぱり体力が落ちてるのを実感したよ、忙しくても運動はしないとダメだな...」



愛梨「トレーナーさんが言ってましたけど、身体は使わないとどんどん弱っていくらしいです」



P「だよなぁ...でも休みの日だと疲れて寝ちゃってな...」



愛梨「だったら、また私といっしょに運動すれば大丈夫ですよっ♪」



P「愛梨とか?でもテニスなら美波の方が上手いし、事務所にもいろんなスポーツのエキスパートが揃ってるし...」



愛梨「そういうことじゃないんです、別に上手な人とプレイしたいわけじゃありませんっ」



愛梨「Pさんといっしょに運動するのがいいんですっ、それが大事な事なんですっ!」



P「愛梨...」



愛梨「Pさんも言ってたじゃないですか、スポーツは楽しんでやるのが大事だって♪」



愛梨「私、大好きな人といっしょならどんなスポーツをしててもとっても楽しいですよ♡」



P「そっか...じゃあまたふたりで運動しに来ようか」



愛梨「はいっ!それに...ふふっ♪」



P「なんだよ?」



愛梨「またこういうのが撮れるかもしれませんしっ♪」



P「あっ、俺の寝顔...」



愛梨「さっき起こす前にスマホで撮っちゃいましたっ!」

P「俺のなんか撮ったってどうしようもないだろ」



愛梨「そんなことありませんよ〜、毎晩寝る前に話しかけてから寝るようにしますねっ♪」



P「そんなことしなくていいから夜は早く寝なさい」



愛梨「えーっ?でもしたいし...」



P「ダメだ」



愛梨「お願いします〜...」



P「むぅぅ...」



愛梨「Pさ〜ん...」



P「...まったく、そういうおねだりだけは上手くなって...」



愛梨「ダメですかぁ?」



P「...まあ、ほどほどにな」



愛梨「はーいっ!」



P「しかし、寝てる間にこっそり写真撮るなんて抜け目ないな」



愛梨「えへへ、ゴメンナサイ♪」



P「ひょっとして、写真撮る以外にもなにかやってるんじゃないのか?」



愛梨「えっ?な、なにもしてませんよ〜?」



P「本当か?」



愛梨「...ちょっとだけ、しちゃいました」



P「へぇー、なにをしたんだ?」



愛梨「な、ナイショですっ!」



P「そっか、でも大体なにをしたのかは見当つくぞ?愛梨はすぐ顔に出るからな」



愛梨「そうなんですか?じゃあ...バレちゃってるってことですね...」



P「ああ、そうだ...だからお仕置きしてやる...」



愛梨「あっ...」







P「愛梨...」



愛梨「Pさん...」







美波「あっ、プロデューサーさん起きてたんですね、すみません遅くなっちゃって...」







P「っ!!」ムニッ!



愛梨「ふにゃぁんっ!」

美波「な、なにやってるんですかふたりとも?」



P「い、いや別になんでも!?愛梨が俺の寝こみを襲ったからちょっとお仕置きをだな...」



愛梨「いひゃいいひゃい...ほっぺのびひゃう〜...」



美波「あ、あの...ほどほどにしておいてくださいね?」



P「そ、それもそうだな...オホン!愛梨、もうあんなことしちゃいけないぞ?」



愛梨「Pさんひどいですよぉ〜...珍しくPさんの方からキスしてくれそうだったのにぃ...」



P「あー、そうかそうか!反省してるか!よしよし、いい子だなぁ!」ナデナデナデナデ...



愛梨「うにゃぁ〜...髪の毛がメチャクチャにぃ〜...」



美波「なんだかよくわかりませんけど、ジュース買ってきましたからどうぞ」



P「おっ、サンキュー、ところで運動したからお腹減ったろ?これから愛梨とご飯食べに行くんだけどいっしょに行かないか?」



美波「いいですね、ぜひお供します♪」



P「よし、決まりだな、じゃあ行こう」



美波「はい!あっ、でもちょっと待ってもらえますか?帰りが遅くなるって電話しなくちゃ...」



愛梨「むぅぅ...」



P「んっ、どうした?」



愛梨「ひどいですよぉ...二回もほっぺ引っ張るなんて...」



P「悪かった...でも、ああしないと美波に怪しまれそうだったから...」



愛梨「ふんっ!」プイッ!



P「ゴメン愛梨、どうか機嫌直してくれ、美味しいレストランでいっぱい食べさせてやるからさ」



愛梨「いいです!もうPさんなんか知りません!スポーツ祭も頑張らないっ!」



P「そんなこと言うなって...せっかく練習したんだから、なっ?」



愛梨「ん〜...」



P「頼むよ愛梨、なんでもしてやるからどうか機嫌を...」

愛梨「...なんでもですか?」



P「まあ、可能なことなら...」



愛梨「じゃあ...んっ♪」



P「なんだよ?」



愛梨「...やり直してください、さっきの続きです!」



P「うーむ...」



愛梨「早く〜♪」





チュッ





P「...これでいいか?」



愛梨「ダメです、ちゃんとここで...んっ...」



P「んむっ...」



愛梨「...ぷはっ...Pさん...♡」ギュッ



P「愛梨...」



愛梨「えへへ...♪」



P「これでイベント頑張れそうか?」



愛梨「うーん...もうちょっとだけ♡」チュッ

美波「お待たせしました、じゃあ行きましょうか」



P「ああ、そうしよう」



愛梨「えへへ〜♡」



美波「あら、愛梨ちゃんずいぶんご機嫌ね?」



愛梨「だって、Pさんから元気をもらえましたから♪」



美波「ふふっ♪それなら今度のスポーツ祭もバッチリね」



愛梨「もちろんですっ!私、一生懸命頑張りますっ!だからPさん、またいっしょに運動しに来ましょうね♪」



P「わかったわかった、約束したもんな」



愛梨「はいっ、約束ですっ!」



P「でも、まずはちゃんと目の前のスポーツ祭をケガなく終わらせること、わかったな?」



愛梨「わかってます♪」



美波「ちなみに次来た時はどんなスポーツをするの?」



愛梨「どんなスポーツ?うーん、そういえばそこまでは考えてませんでした...」



P「ここの施設はいろんな設備が整ってるからたいていのスポーツは出来るぞ」



愛梨「なるほど、じゃあですねぇ...」

−−−−−−







P「おー、立派なプールだ...」



P「それにしても水着を着るのは久しぶり...」





「Pさーんっ!」タッタッタ...





P「おー、ここだ愛梨」



愛梨「ん〜、えいっ!」ダキッ!



P「おっとっ!」



愛梨「えへへ♪」ギュウウウウウウ



P「こら...プールサイドは走っちゃダメだ、ケガしたら大変だろ?」



愛梨「すみません、でもやっとイベントが終わってPさんとふたりで、のんびり泳ぎに来れたのが嬉しくって♪」



P「と言っても、レジャー施設じゃなくてスポーツ施設のプールだけどな」



愛梨「いいんです、Pさんといっしょなら場所は関係ありませんから!それに、気付きませんか?」



P「なにがだ?」



愛梨「今日は私たちふたりしかいません!貸し切りですね♪」



P「そういえばそうだな...」



愛梨「えへへ、実は私も泳ぐの久しぶりなんですっ!だから教えてくださいねPさん♪」



P「うん、ここで練習して夏になったら海にでも行こう」



愛梨「行きたいですっ、Pさんといっしょの海♪」



P「よし、じゃあ入ろう」







愛梨「はーいっ、今日はずっといっしょにいましょうね♪」







おわり



08:30│十時愛梨 
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