2015年06月23日

的場梨沙「飛鳥がおっぱい体操してるところに出くわした」

梨沙「」



飛鳥「やぁ、おはよう」モミモミ







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梨沙「……なにしてんの」



飛鳥「見られてしまったか」モミモミ



飛鳥「見ての通り、自分の胸を揉んでいたのさ」モミモミ



梨沙「まずその手止めなさいよ。恥ずかしげもなく揉み続けてんじゃないわよ」



梨沙「で、事務所でそんなことしてた理由は」



飛鳥「揉むと大きくなるとよく言われているから、試してみた」



飛鳥「事務所で試した理由は……暇だったから?」



梨沙「テキトーすぎる」



飛鳥「ボクは退屈をもっとも嫌うんだ」キリッ



梨沙「かっこいい言葉で決めるところじゃないから。絶対」



飛鳥「ちなみに、自分で揉むよりも他人に揉まれた方が効果は高いらしい」



飛鳥「あくまで信憑性のない噂にすぎないけれどね」



梨沙「ふーん」



梨沙「ま、そんなんで大きくなるんなら、胸が小さくて苦労してる人なんていないだろうし」



飛鳥「確かに。事実、一週間ほど試してみたけど効果はまったく見られない」



梨沙「一週間もやったの?」



飛鳥「頭ごなしに否定する前に、自分の目で確かめてみるのが大事らしいからね」



梨沙「相変わらずセリフだけはかっこよくてなんかムカつく」



梨沙「というか、なんで胸大きくしようと思ったのよ」



梨沙「Pが巨乳好きだから?」



飛鳥「べ、別にそういうわけでは」



梨沙「なるほどそれが理由か」



飛鳥「ぼ、ボクは否定しているだろう!?」



梨沙「飛鳥ってさ、小難しいこと言う割には、思ってることがすぐ顔に出るわよね」ニヤニヤ



飛鳥「うぐ……自分では隠しているつもりなんだが」



梨沙「もともと、あんまりそういうの向いてないんじゃない? もう開き直って蘭子みたいに表情豊かにしたほうがいいのかも」



飛鳥「ボクがやると違和感がすごそうだ」



梨沙「あ、そうだ」



梨沙「なんならアタシが揉んであげようか?」



飛鳥「は?」



梨沙「他の人に揉んでもらった方が効果あるんでしょ」



梨沙「ほんとに大きくなったらそれはそれで面白いし」



飛鳥「いや、それはあくまで噂で」



梨沙「いーのいーの。やるだけやってみれば」



梨沙「とりゃ」モミッ



飛鳥「あんっ」



梨沙「ちょ、変な声出さないでよ!」



飛鳥「キミがいきなり刺激を加えるからだっ」



梨沙「そ、そうなの?」



梨沙「(びっくりしたあ……一瞬飛鳥の声じゃないかと思った)」



梨沙「………」モミモミ



飛鳥「………んっ」



飛鳥「それで、いつまで続けるつもりだい」



梨沙「………」モミモミ



飛鳥「……梨沙?」







梨沙「(なにこれ。予想以上に感触がいいんだけど)」



梨沙「(大きすぎず小さすぎないサイズ。ほどよい柔らかさ、弾力性)」



梨沙「(これは……)」モミモミ



飛鳥「ひゃんっ」



梨沙「(愛海の気持ちがわかる気がする!)」モミモミモミ



飛鳥「ちょ、ちょっと待って……なんだかだんだん激しくなってきてないかい」



梨沙「そ、そうかしら? このくらい普通だと思うけど」



飛鳥「いや、同性の胸を揉む作業に普通もなにも」



飛鳥「んんっ……こんなところを誰かに見られたら……」









蘭子「」





飛鳥「あ」



梨沙「あっ」





蘭子「し、失礼しましたっ」ダッ



飛鳥「待つんだ蘭子。逃げる前にボク達の弁明を」



蘭子「わ、私達、趣味は違うけど友達だから!」



梨沙「だからソッチの気はないってば!」



梨沙「なんとか誤解を解けたわね……」



飛鳥「蘭子もいつもの調子を取り戻して安心したよ」



梨沙「普段あーいうしゃべり方してる子が、いきなり普通の話し方になったら怖いわよね」



飛鳥「ただことではないと感じるのは当然か……」



梨沙「アンタがいきなり普通になっても、アタシはびっくりするわ」



飛鳥「ボクの口調、そんなに普通じゃないだろうか」



梨沙「自覚ないの?」



飛鳥「……いや、正直年頃の女の子のものではないと思っている」



梨沙「ねえねえ、ちょっと普通のしゃべり方してみなさいよ」



飛鳥「唐突だね」



梨沙「いいじゃない別に」



梨沙「それとも、できなかったりとか」ニヤリ



飛鳥「………できるさ」



梨沙「じゃあ、どぞ」



飛鳥「コホン」







飛鳥「てゆーかー、今時の女子のしゃべり方とか速攻で真似できるしー。それをできないみたいに言われるとムカつくんですけどー。チョベリバー」





梨沙「………」



飛鳥「………」



梨沙「ちょべりばって、なに」



飛鳥「そうか、キミ達の世代になるともう知らないか」



梨沙「アンタアタシとふたつしか違わないでしょうが」



梨沙「にしても、あっついわねー……」



飛鳥「太陽も真南へ差しかかる時間帯だ。夏になりかけの暑さが身に染みるね」



飛鳥「何もかもを溶かしてしまいそうだ」



飛鳥「エアコンも、まだ解禁されていないしね」



梨沙「飛鳥〜、なんとかして涼しくして〜」



飛鳥「なんとかって、どうやって」



梨沙「ほら、あれあるでしょ。アブソリュート・ゼロ。あれで冷やしてよ」アシブラブラ



飛鳥「暑さで発言が支離滅裂になりかけているね……」



梨沙「アブソリュート・ゼロ出しなさいよー」



飛鳥「あれは駄目だ。使うと周囲一帯が氷の世界と化し、炎魔法を使えない人間は一瞬にして氷が生み出す絶無に取りこまれてしまう……らしい」



梨沙「なにそれ」



飛鳥「蘭子によって付け加えられた設定」



梨沙「なんでそんな使い勝手悪そうな技にしたのよー。辺り一帯に設定温度27度のクーラーの風を吹かせる技に変えなさいよ今すぐー」



飛鳥「アブソリュート・スリーハンドレッドに改名だね」



飛鳥「どこかの映画のタイトルのようだ」



梨沙「そういえば、今度発売される総選挙上位者の歌が入ったCDは」



飛鳥「アブソリュート・ナイン」



梨沙「ファンはたくさん買わなきゃねー」



飛鳥「……なぜ宣伝紛いの言葉が?」



梨沙「あつい。あつい」



飛鳥「………」スタスタ



梨沙「飛鳥? どこいくのよ」



飛鳥「ちょっとね……うん、やはりまだ残っていた」



飛鳥「この前Pがみんなに買ってきたアイス。ボクだけ食べていなかった」



梨沙「!」



飛鳥「これ、キミにあげよう」



梨沙「えっ……いいの?」



飛鳥「ボクはキミほど暑さに参っていないからね。譲るよ」



梨沙「でも……」



飛鳥「アイスひとつでキミに元気が戻るのなら、それも悪くない」



梨沙「………」



梨沙「わかった。あんがと」



飛鳥「どういたしまして」



梨沙「今からこのアイスはアタシのもの」



梨沙「そして、その半分をアンタにわけてあげることにしたわ」



飛鳥「……ほう。それは優しいことだ」



梨沙「でしょ?」ニコッ



飛鳥「せっかくの心遣いだ。お言葉に甘えることにしよう」フフッ



梨沙「どっちかが先に食べると、後で食べる方が溶けたやつを食べなくちゃいけなくなるから……一口ずつ、交互に食べましょうよ」



梨沙「これならスプーンもひとつでいいし」



飛鳥「二つ目を取りに行く手間が省けるか」



梨沙「んじゃ早速ひとくちめ。はい、あーん」



飛鳥「……待て。キミが食べさせるのかい」



梨沙「いいでしょ。ほら、溶けちゃうわよ」



梨沙「あーん」



飛鳥「あ、あーん」パク



P「あいつら、仲良くアイスをわけあってますね」



楓「あーいいっすねえ」



P「……アブソリュート・ゼロの使い手はここにいたか」





おしまい



17:30│的場梨沙 
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