2015年07月03日

芳乃「そなたー」ポンポン


・モバマスSS



・芳乃誕生日おめでとう





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芳乃「そなたー」



P「なんだー? 今ちょっと手が離せないんだが」



芳乃「そろそろ休憩の時間なのでしてー。働き詰めはよろしくないかとー」



P「もう少しで終わりそうだからこれ終わったら休むよ」



芳乃「準備しておりますゆえー、早くこちらにー。ほらー」ポンポン



P「いや、だから……あれっ? なんだ、体が勝手に……!」



芳乃「そなたはわたくしの膝を枕代わりにお昼寝するのでしてー」ポンポン



P「くっ、なぜだか芳乃の膝に体が吸い寄せられるようだ……!」



芳乃「わたくしの膝はいかがでしてー?」



P「ありがたいけど今は仕事に一区切りつけt...zzz」



芳乃「寝付きがよろしいようでー。おやすみなさいませー」

芳乃「そなたー。わたくしの舞でみなのもとに幸せは届きましてー?」



P「ああ、最高の出来だったよ。ファンのみんなもすごく盛り上がってた」



芳乃「それはよかったのでしてー。ではわたくしにもー」



P「おっと、次いかないと。芳乃お疲れ様、じゃあ俺行ってくる」



芳乃「あっ、そなたー?」



芳乃「……」



芳乃「……」ポンポン



芳乃「……」



P「――ってあれー? 何か知らんが芳乃のところに戻ってきたぞ。何でだ?」



芳乃「そなたー。わたくしにも幸せを分けていただきたいのですがー」ポンポン



P「ん? ああ、えっと……今日は良かったぞー芳乃」ナデナデ



芳乃「ふふー。みなと気持ちを分かち合えるようでしてー」



P「あらかわいい、じゃなくてすまん急いでるんだ。今度ゆっくりな!」



芳乃「充分でしてー。いってらっしゃいませー」

芳乃「お昼の時間ですねー」キョロキョロ



芳乃「……」



芳乃「……」ポンポン



芳乃「……」



P「うー腹減ったー。あれ、芳乃? こんなところで昼飯か、せっかくだし一緒にいい?」



芳乃「お待ちしておりましてー。空いてますゆえどうぞこちらにー」



P「待つってこんな人気のないところで俺を? ははは、たまたま通りかかったからよかったものの」



芳乃「そなたー、今日もコンビニのお弁当でしてー?」



P「まあな、自分で作るのは面倒だし。食べられたらいいんだよ食べられたら」



芳乃「そんなことでは栄養が偏ってしまいますー。ぜひこちらもつついていただければー」



P「でもそれ芳乃のお昼だろ? いいよそんな、悪いって」



芳乃「今日は多めに持参してきましたのでー、そなたに手伝ってもらわなければ残してしまいしてー」



P「そう? じゃあ遠慮なく貰おうか、ありがとな。ちなみにこれ全部芳乃が作ったの?」



芳乃「そうですがー……お味の方はー?」



P「うん、うまい! 芳乃、早く食べた方がいい。俺の箸が止まらなくなりそうだ」



芳乃「お口に合ってなによりでしてー、ではわたくしもー。いただきましてー」

芳乃(今日はわたくしの誕生日でしてー)



ちひろ「今日はプロデューサーさんがご多忙なので、私がみなさんをサポートしますね! 今日も頑張りましょう!」



P「そういうわけで、頼んだぞみんな! ちひろさん、後はお願いします」



ちひろ「任せてください、各種ドリンクは取り揃えてます!」



P「」





芳乃「……」



芳乃(そなたならきっと気づいて一声かけてくれるはずでしてー、今日はやめておきましょー)











芳乃「もうお昼ですねー」



芳乃「あの方はー」キョロキョロ



芳乃「……」









芳乃「本日のスケジュールをこなしてしまいましてー」



芳乃「……」キョロキョロ



ちひろ「芳乃ちゃん、誰か探してるの? もしかしてプロデューサーさん?」



芳乃「いえー、あのー」



ちひろ「今日はもう遅くまで戻ってこなさそうだから、用件があれば伝えておきますよ♪」



芳乃「……そうですかー」



ちひろ「芳乃ちゃん? 芳乃ちゃーん! ……やっぱりプレゼントにエナドリはまずかったかしら」

芳乃「……」





芳乃「……」





芳乃「……」ポンポン





芳乃「……」





芳乃「……ここからではさすがに及ばないのでして」





芳乃「……」





芳乃「……」





芳乃「……そなたー」





 コンコン





芳乃「?」

P「いやー近くを通ったものだからついな。ごめんなこんな遅くに」



芳乃「それはよろしいのですがー、わたくしにご用でもー?」



P「誕生日だろ? 用意してたプレゼント、今日中に渡しておきたかったんだ。はいこれ」



芳乃「……」



P「それじゃ帰るわ。おやすみ芳乃……ん?」グイッ



芳乃「まーまー、お茶の一杯もお出しできなければ、日頃お世話になっているそなたに申し訳が立たないのでしてー。中にお入りなさいー」



P「いや、もう時間も時間だし、俺も帰って寝ようかと」



芳乃「いいからこちらへー。ほらー」ポンポン



P「わー! なぜだ、芳乃の手の鳴る方へ体がああぁーー!?」







P「うーん、布団敷いてあるし芳乃ももう寝るとこだったんじゃないか?」



芳乃「眠気などとうに消え失せておりますゆえー、そなたはゆるりとくつろいでいてくださいませー」



P「ゆるりとしてたらいろいろまずいんだけど……わかったわかった。お茶飲んでけばいいんだろう、手早く頼むよ」





芳乃(ふふー。やはりわたくしの思った通りのお方でしてー)



芳乃(しかし長く引き留めるわけにもいかずー、どうしたものでしょうー)



芳乃(……またとない機会、今日くらいはせめてわたくしが眠りにつくまで、側にいてもらえたりは出来ないものでしょうかー?)





芳乃「そなたー。お茶は入りましたが、よろしければー……そのー……」



P「zzz...」



芳乃「……寝付きがよすぎるのでして」







おしまい



22:30│依田芳乃 
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