2014年02月23日

紗枝「プロデューサーはん?楽しかったどすか?」

紗枝「昨日はみりあはんとぎょうさん楽しんだみたいどすな…」

紗枝「嘘はいけまへん」

紗枝「見とったもの…」




紗枝「写真でも見ます?音声でもええどすけど…」

紗枝「…?…大したことはしとりまへん」

紗枝「それより、うちはどうなるん?」

紗枝「プロデューサーはん?」

紗枝「うちを捨てるん?」

紗枝「…」

紗枝「何がちゃうんどすか!!」

紗枝「いっぱいお付き合いしたやろ!!何がちゃうん!?」

紗枝「…で、どうするん?」


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───翌日

みりあ「ねえ、プロデューサーさん!」

みりあ「私この前楽しかったよ?」

みりあ「カワイイ歌を歌うより、カワイイダンスを踊るより…ずっとずっと楽しかったの☆」

みりあ「でもね?」

みりあ「比奈さんと遊んでるも見てね?」

みりあ「すっごく胸が苦しかったの…」

みりあ「だからプロデューサーさんは私だけといてよ!」

みりあ「何で?楽しくないの?」

みりあ「私以外の人の方が楽しいの?何でダメなの?」

みんな「…」

みりあ「じゃあ、いらない」

みりあ「みんな、みんないらない!!!」

───翌日

比奈「…」

比奈「…あ」

比奈「いたんスか、声かけてくれれば良かったのに」

比奈「それともあれっスか?巴ちゃんとお出かけした罪悪感から声かけられなかったとかっスか?」

比奈「…」

比奈「…なんスか?別に変なものは描いてないっスよ?」

比奈「うるさいな…」

比奈「どんなキャラ描こうとそのキャラがどんな目に遭おうと私の勝手っスよ」

比奈「…邪魔なんで、どっかいってください」

───翌日

巴「おう、やっと来よったか」

巴「腹でも切るか?指で済ますか?」

巴「…あ?」

巴「…なんと?」

巴「…ああ、うちの若いのが見たと」

巴「脇山じゃったか?」

巴「…」

巴「…は?」

巴「うちと何度も遊び行ったじゃろ、それ以上何がいるっちゅーんじゃ」

巴「多少は待ってやるけぇ、はよ決断せぇ」


───翌日

珠美「プロデューサー殿!」

珠美「待って!待ってください!」

珠美「何がいけなかったのでしょうか!?」

珠美「珠美がちっちゃいからですか!?…じゃあ、じゃあなんでダメなのですか!?…珠美は真剣です!」

珠美「あいさんとは出かけていましたでしょう!?」

珠美「珠美だって…珠美だって頑張っております!毎日特訓も、修行もしております!」

珠美「プロデューサー殿!!」

珠美「やだ!嫌です!!なぜなのですか!?」

珠美「…待って!……待ってください!」

珠美「珠美は…珠美は……!」


───翌日

あい「やあ、プロデューサー」

あい「…どうしたんだい?そんなに身構えなくても…」

あい「フッ…別に機嫌は悪くないさ」

あい「まゆ君だろう?…ん?違うかい?」

あい「私は何も君を束縛しているわけじゃないんだ」

あい「ただ他の娘と出かける時は一言くらい連絡が欲しいだけさ」

あい「それじゃあ、そろそろ行かせて貰うよ」

あい「…ああ、そういえば君、昨日携帯を変えただろう?」

あい「え?知ってるさ、当然じゃないか」

あい「ほら、私もお揃いにしたんだ…どうだろう、いいと思わないか?」


───翌日

まゆ「…プロデューサーさぁん」

まゆ「うふ…おはようございます…」

まゆ「……はぁ…他の娘と仲良くなるのもいいですけど、私の事も忘れないでくださいね…?」

まゆ「…確かに、コミュニケーションは大事なのもわかりますけど…」

まゆ「…嫉妬しちゃいますよ?」

まゆ「うふふ…冗談です」

まゆ「……へぇ、今日はナターリアちゃんですかぁ…」

まゆ「…こればっかりは仕方ないですからねぇ…」

まゆ「…はい、ちゃんと待ってますからね、プロデューサーさん?」


───翌日

ナターリア「お、プロデューサー?」

ナターリア「ナターリアな?夢見たんダ!」

ナターリア「結婚する夢!ナターリア『しろむく』着てタ!」

ナターリア「もう、プロデューサーに気持ち伝えた、なんで結婚しないンダ?」

ナターリア「他のヤツがいるからマズイのカ?アリサがわるいか?」

ナターリア「どうすれば決めてくれル?」

ナターリア「嫁じゃダメカ?」

ナターリア「なんで下がってるんダ?」

ナターリア「ちゃんと見てル?こっち見テ!」

ナターリア「プロデューサー?プロデューサー?」


───翌日

亜里沙「プロデューサーさん?」

亜里沙「あなたにも躾が必要ですか?」

亜里沙「それとも紗枝ちゃんをしつけた方がいいですか?」

亜里沙「お話、聞いてますか?」

亜里沙「朝から晩まで着いててあげましょうか?」

亜里沙「お世話もぜーんぶ必要ですか?」

亜里沙「…」

亜里沙「…やっぱりプロデューサさんは仕方ないですねぇ」

亜里沙「はーい、じゃあありさおねえさんが付きっきりでめんどう見てあげましょうねー♪」

亜里沙「ねーウサコちゃん?あなたとも一緒よ?うふふ♪」



───??

「先日、都内アパートで──」

「特集:シンデレラプロの悲劇」

「アイドルが何故?シンデレラプロの裏に隠された『真実』とは!?」

「アイドルの抱える『闇』!業界の裏に迫る!」

─────

「なんですか…これ」

「プロデューサーさん…」

「プロデューサーさぁん?」

「待ってるって言いましたよね?」

「なんでですかぁ?なんで…」

「プロデューサーさん…みんなと仲良くしようとしただけだったのに…」

「みんなと仲良くなりたかっただけだったはずのに…」

「なんですかこれは…」

「…」

「……認めませんよ…?」

「…プロデューサーさん?…待ってて…待っててくださいねぇ…」

「まゆが…まゆが…助けてあげますから…」

「プロデューサーさん…」



終わり



01:30│モバマス 
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