2014年02月23日

小鳥「プロデューサーさん!ゴシップですよ、ゴシップ!」

やよい「ほ、本邦、初公開?……なんですか、これー!?」

P「やよい……取材を受けるなら、俺に一言断ってくれれば」

やよい「ち、違います!私、何にも知りません!」


律子「本当に?」

やよい「し、信じてくださいー!取材とか受けた覚えなんて、全然……」

小鳥「先が気になるんで、見ちゃってもいいですか?」ペラッ

やよい「あっ……!」

律子「こ、これは……」



律子「横でクッキーを頬張ってる春香、と……自販機の前で、うつ伏せになったやよい?」

P「……何やってんだ、これ?」

やよい「う、うぅー……」
小鳥「『自動販売機の前で、何かを探しているような彼女の姿を激写した』」

小鳥「『どうやら、その下にある硬貨を何とか拾おうとしていたようだ』」

小鳥「『苦戦する事小一時間。ようやくそれを手に取ることができた彼女』」

小鳥「『最後は本誌のカメラに向かい、満面の笑みを浮かべている』……」

P「……やよい……」

やよい「え、えっとー……あの……これは、ですね……」

小鳥「『たった一枚の五十円硬貨の為に、自販機の下に潜り込んだ高槻やよいちゃん』」

小鳥「『彼女の笑顔の裏には、その小さな身に計り知れない苦労を――』」

律子「……ごく最近、プロデューサーに対してやよいのファンからクレームが付いてた理由が分かりました」

P「すまん、やよい……お、俺……!」プルプル

やよい「あ、謝らないでください、プロデューサー!」
小鳥「どれどれ、次は……」ペラッ

小鳥「『繁華街での事件が記憶に新しい、武闘派アイドルの菊地真ちゃん』」

律子「……本人が聞いたら怒るでしょうね」

小鳥「『本誌は、そんな彼女のあられもない姿をスクープする事に成功した』……!?」

P「何……!?」ピクッ

小鳥「あられもない、姿……!」ペラッ





律子「後ろでクッキーを食べてる春香と、首から掛けたタオルで汗を拭いて……」

小鳥「プロデューサーさん!トップレスですよ、トップレス!!」

P「真ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」バンッ
真「……あー、あの時やっぱり撮られちゃってたんだ」

律子「撮られちゃってたんだ、じゃないでしょ!?い、いくら腕で隠れてるとは言え……!」

P「お、おまっ……なんちゅう姿で……」

真「午前中にランニングから帰った後なんですよね、これ。いやー、あの後は暑くって……えへへ」

小鳥「事務所にいるからか、完全に油断しちゃってたみたいですね……」

真「確かに自分の家にいるみたいな感覚は、少し持っちゃってるかも」

律子「気が緩み過ぎでしょう!まったく……」

小鳥「『このようなセクシーショットが撮れた事には、筆者としても僥倖と言い表さざるを得ない』」

真「あ、セクシーショットだって!ボクの写真がセクスィーショットですよ、プロデューサー!」

P「……あ、あぁ」ティン

律子「おい」
小鳥「ふむふむ……『お次は765プロの歌姫、如月千早ちゃん』」

P「ち、千早まで……」

小鳥「『クールで孤高、一匹狼な彼女にもまた、別の一面が――』」

千早「わぁーーーーーー!わぁーーーーーーっ!」ババッ

律子「な、何を……!?」

千早「見ちゃダメです!ぜ、絶対に見ちゃダメですから!!」

千早「これは没収!没収です!!」

P「お前……一体、何を撮られたんだ?」

小鳥「千早ちゃん……」



小鳥「実は、もう一冊あったりして」ヒョイ

千早「あっ……!」

小鳥「絶対に見ちゃダメ……と言われると、絶対に見たくなっちゃうのよね〜」ペラッ
律子「………」

P「………」

小鳥「鏡の前で、嘲笑している千早ちゃん……」

小鳥「と、横でクッキーをかじりながら千早ちゃんに指示?を出してる春香ちゃん……」

P「……何してたんだ?」

千早「……練習……」プルプル

律子「えっ?」





千早「……笑顔の……練習、です……」プルプル

律子「(え、笑顔……)」

P「(完全にドS丸出しの顔だが……笑顔……)」
小鳥「『この写真、誤解してはいけない。彼女には、彼女なりの悩みがある』」

小鳥「『友人である天海春香ちゃんの指示を受け、鏡の前で笑顔の練習中なのである』」

小鳥「『クール。それは悪い言い方をしてしまえば、表情に乏しい……』」

小鳥「『彼女はその克服をしようと、まさに努力の真っ最中な姿なのだ』」

律子「千早……あなた……」

千早「ご、ゴシップ記事を真に受けないでくださいっ!」

小鳥「でもさっき、自分で笑顔の練習って……」

千早「あっ……」



P「……千早、一緒に頑張ろう。な?」ポン

千早「………」プルプル
小鳥「『――我々は、765プロの事務所内にてまさかの不思議生物を発見した』」

P「は?不思議生物……?」

小鳥「『それは765プロのアイドル、我那覇響ちゃん……だったモノ、である』」

小鳥「『彼女は完全に自我を「ソレ」に奪われており、カメラマンの再三の説得にも応じることは無かった』」

小鳥「『一体、彼女の身に何が起きたのか……問題の写真は、こちら』」ペラッ





律子「写真の前方でウィンクしながらクッキーを咥えてる春香……」

律子「と、掛け布団に丸まって、芋虫みたいに移動してる響……」

小鳥「こ、これって……」

P「……響ー、ちょっとこっち来ーい」
響「何ー?」ヌクヌク

P「………」



P「その布団、今すぐ脱げ」

響「えっ……な、何で……?」モソモソ

P「いいから脱げ!いくら何でも寒がりすぎだ!!」グイ

響「な、何するんさー!……ちょっ!あっ、や、やめて!……うぎゃー!!」グイグイ



P「ゼェ、ゼェ……!」

響「ハァ、ハァ……ぷ、プロデューサーは、自分を殺す気か!?」

律子「死ぬ訳ないでしょーが」

響「だって事務所前の道、ビル風が凄いんだぞ!凍え死ぬかと思ったんだから!!」
小鳥「『寒くなり始めたこの時期、彼女は家から事務所までの間、この形態で通勤しており――』」

P「今度からソレはナシだ!絶対に禁止っ!分かったな!!」

響「えー……じゃあ、今度からいぬ美の世話になるさー」

律子「世話になるって、どういう意味?」

響「いぬ美ってさ、お腹すっごく暖かいからなー」

P「いぬ美に抱きついて通勤もダメだ」



響「……そ、それじゃ、プロデューサーが迎えに来」

P「自分の足で来い」

響「う、うがー……」ガクッ
小鳥「『萩原雪歩ちゃんと、四条貴音ちゃん』」

小鳥「『二人の関係について、筆者も考えを改めざるを得ない、のかもしれない……』」

P「『その衝撃的な一枚が、こちら』……これか」

律子「雪歩の前にいるヘビを見て、貴音が腰を抜かして涙目に……」

小鳥「横で春香ちゃんがそれを神妙な顔で見守りつつ、クッキーにかじりついてますね」

P「……二人を呼んでくれ、律子」



貴音「わたくしと雪歩が、何か……?」

P「あぁ、あのな……」

小鳥「雪歩ちゃんって、スカタチなの?」

雪歩「えっ?」
小鳥「あ、誤解しないでね。何もこういうプレイ自体が悪いとは思ってないの。えぇ、むしろ私的には全然オッケー」

小鳥「ただ、やるならやるで一言位私に相談して欲しかったなぁって思うのよ、うん」

小鳥「男であるプロデューサーさんには相談しにくくても、私ならそれも一応守備範囲内だから、勿論」

小鳥「と言うか、もし私に相談してくれればこんな事、絶対に公になんてさせなかったわ。知ってたらシチュのセッティングだってしてあげたのに」

小鳥「禁断の嬌宴は誰にも蹴散らされてはいけないものね、他の誰にも。今度からはこの小鳥お姉さんに全部任せてほし……」ブツブツ



貴音「一体小鳥嬢は、何を……?」

P「無視していい。とりあえずこれを見てくれ」パサッ

貴音「こ、これは……」

律子「いつ撮られた写真か、分かる?」

雪歩「えっと……確か、響ちゃんのペットを捕まえた時ですね、これ」
P「響のペット?」

雪歩「はい。目を離した隙に逃げ出したとかで、ちょっとした騒ぎになったんです」

貴音「わたくしの足元に、にょろにょろと……あのおぞましい生き物が、地を這って……!」

貴音「とっさに避けようとしたのですが、足をもつらせ転んでしまい……まさに、絶体絶命でした」

律子「そ、そう……」

P「撮った奴は、見てないのか?」

貴音「あなた様は正気なのですか!?アレにいつ襲われるともしれないのに、他所見など……!」

雪歩「シャッター音は聞こえたんですけど、捕まえるのに必死で、後ろを見る暇はちょっと……」

P「……つーか雪歩、お前ヘビは平気だったのか?」

雪歩「え?平気も何も……可愛いじゃないですか、ヘビ」

律子「えっ」

小鳥「えっ」

貴音「……面妖な」
小鳥「『女性とは、いつも悩みを抱えるもの……アイドルとて、それは例外ではない』」

小鳥「『765プロ随一のお姉さんアイドル、三浦あずささん』」

小鳥「『その絶望に打ちひしがれた彼女の姿を、本誌のカメラマンは見逃さなかった』」

P「……あずささんは?」

律子「えっと……最近、あまり元気が無いみたいで……」

小鳥「絶望って、また大げさな……」ペラッ



P「両手で顔を覆い隠して、うずくまってる……?」

律子「後ろで春香が袋に手を突っ込んでクッキーを取り出そうとしてますね」

小鳥「……あれ?あずささんが乗ってる台って、これ……」





あずさ「……3kg、増えてたんです」フラッ
律子「あ、あずささん……?」

あずさ「……出来心だったんですよ、最初は」

あずさ「あのプリンが……プリンが、おいしすぎて……」

小鳥「プリン?」



あずさ「あんな……あんなにっ……!」

あずさ「……カロリーが、高かった……なんて……!」プルプル



P「……さ、3kg増えた位じゃ、誰も気にしませんって。あずささんなら大丈夫ですよ」

律子「プロデューサー殿、黙って」

P「えっ」

小鳥「デリカシーってものが無いんですね、プロデューサーさんは」

P「(お、俺、何かマズい事言っちまったか……?)」
小鳥「っと、続き続き……『アイドルとは遊びではない。立派な仕事である』」

小鳥「『水瀬伊織ちゃんも、ここ連日のライブで疲れ果ててしまったようだ』」

小鳥「『そんな彼女の、事務所内での寝姿を激写した』……」

伊織「私が、何ですって?」

P「おう、伊織。お前の寝姿、撮られたらしいぞ」

伊織「はぁ!?……ち、ちょっと何よそれ!見せなさいよ!」バッ

小鳥「あっ、ちょ……」

伊織「一体誰に許可をもらって、そんな事……!」パラッ





伊織「」
律子「……左手で、ぬいぐるみを抱き抱えながら……」

P「右手の親指を、咥えてるな」

小鳥「か、可愛い……」プルプル

伊織「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」


ポパピプペ


伊織「し、しし、し、し新堂ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

『はい、お嬢様』

伊織「こ、こ、こここの雑誌っ!!写真……っ!!!」

『えぇ、ご安心を。お嬢様の写ったネガは全て、お父上様が押収なさいました』

伊織「お、遅っ……遅過ぎるわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
P「ま、まぁ落ち着けよ、伊織」

律子「そ、そうよ。これは無意識なんだから……」


小鳥「こ、この雑誌だってホラ!伊織ちゃんのこと、メチャクチャ褒め殺してるじゃない」


伊織「………」グスッ





P「……だがな、子どもの頃からの癖は、そろそろ直した方が」

伊織「…」ゲシゲシ

P「い、いってぇ!いだだだだだだ!……こ、こらっ!やめろ伊織!」

小鳥「ホント、デリカシーが微塵も無いんですね、プロデューサーさん」
小鳥「お次は……『アイドルとしての姿勢は、皆真剣そのもの』」

小鳥「『身内でも甘えは許されない……そんな日常の一コマを切り抜いてみた』」

小鳥「『筆者が思うに、この秋月律子氏こそ、まさに765プロのオカンではなかろうか』」

P「お、オカン……」プルプル

律子「………」イラッ

小鳥「どんな写真なんでしょうかねー」パラッ





P「あー……美希を叱責してる最中か、これは」

小鳥「美希ちゃんの横で春香ちゃんが、律子さんをなだめようとしてますね」

P「クッキーのカスが口元に付いてるな……」
P「で、この鬼の形相の訳は?」

律子「お、鬼じゃありません!」

律子「……あの子、まただらしなくソファーで寝てたもんですから。ちょっと注意しただけです」

P「美希、真相は?」

美希「ミキが勝手に律子、さんの分のクッキーまで食べちゃったから。それで怒ったの」

律子「み、美希、あなたいつの間に……!」

小鳥「なるほど〜」

律子「ち、違っ……」

美希「皆がおいしーおいしーって言ってるのに、まだ仕事中だからって断ったから……」

律子「た、食べないとは言ってないじゃないっ!まだ一口も食べてなかったのよ!?」

P「ハハハハハ、律子は食い意地張ってるかr」

律子「………」ギロッ

P「………」
P「しかし、大事に至らないスクープばかりとは言え……皆、少したるんでないか?」

小鳥「全くです」

P「事務所だからって、自分の家みたいにくつろいで良い訳じゃありませんよね」キリッ

小鳥「そうですよ。これからは、気を引き締めていかないといけません」キリッ

律子「(じ、自分達には焦点が当たらないと思って……!)」





美希「ところで三人とも、何読んでたの?」

律子「今週発売のゴシップ誌。いつの間にかすっぱ抜かれてたのよ」

美希「ふーん……ミキも見ていい?」パラパラ

小鳥「あっ……!」
美希「えーっと……『一方で、765プロのアイドル達を支える裏方にも注目した』」

美希「『日々仕事に追われる彼らは、いかにしてストレスを発散しているのか……』」

美希「『その発散法の一部とも言える光景を、本誌のカメラマンは見事激写した』」

律子「……へぇ?」

小鳥「わ、私は、真面目にお仕事してますから!やましい事なんて、何も……」

P「俺も心当たりはまったく……」

美希「じゃ、めくってみるね」パラッ




P「………」

小鳥「………」

律子「会議室のプロジェクターを繋いで、大画面で二人仲良く格ゲーですか?」

美希「小鳥、ガッツポーズしてる〜」
P「……こ、小鳥さんがな?一度、大画面でやってみたいって言い出すから」

小鳥「そ、それを言い出したのはプロデューサーさんの方でしょう!?」

律子「ごく最近、意味不明なクレームがよく来てたんですよね〜」

美希「どんな?」

律子「リア充爆発しろだの、事務員さんのゲーマータグを教えてくれだの」

小鳥「………」

律子「……全部、コレの事だったんですね」

P「………」



P「そ、それが、どうしたって言うんだ?」

美希「あ、開き直っちゃうんだ」

律子「………」イラッ
P「この位なぁ、別にいいじゃないか。仕事に支障が出なければ……」

美希「『この使用キャラは落書きを使った攻撃を行う5歳の幼稚園児で、右の男性は恐らくロリコン……』」

P「ち、違うっ!それは断じて違うぞ!!」バンッ

P「俺の使用キャラは『カズ兄ちゃん』だ!!えこちゃんではないっ!!!」

律子「えこちゃんて……」

美希「『左の事務員の使用キャラは、このゲームでは屈指の弱キャラで……』」

小鳥「じゃ、弱キャラじゃないもん!目押しとか、ちょっと操作が複雑なだけです!!」バンッ

小鳥「そもそも私が使えばプロデューサーさん相手でもボコボコに出来ますから!でしょう!?」

P「実際圧勝でしたよね」

小鳥「ほらぁー!弱体化された?やる事が少なくなった?」

小鳥「その程度で中国拳法ロボ舐めんなやぁー!!」

律子「そういう問題じゃありませんっ!!!」バンッ

小鳥「ひっ」ビクッ
美希「なーんだ……結局、どっちもどっちだったの」

P「……ハイ」

小鳥「……ですね」

律子「………」

P「それにしても一体誰が、こんな写真を……」

小鳥「……美希ちゃん、特集はそれで終わり?」

美希「うん。あとは、最後に……」





美希「『――本誌の取材に協力してくれたアイドルの双海姉妹には、心より感謝を』って書いてあるね」
P「………」

小鳥「………」

律子「………」

亜美「律っちゃーん、それって今週発売の奴?」

真美「んっふっふ〜、真美達カッチョ良く載ってたっしょ〜?」

律子「……あんた達が撮影して回ったわけ?」

亜美「使い捨てカメラでいいからって、記者のおっちゃんに頼まれちゃってね〜」

真美「で、真美達ちゃんと載ってた?」

律子「……特集の最後に、肩を並べて仲良さげに写ってたわね」

亜美「え?……あの一枚だけ?」

真美「ま、まさかそんな〜」パラパラ
亜美「……の、載ってないじゃーん!」

真美「だ、騙されたぁー!!」

小鳥「……一体、どんなのを載せるつもりだったの?」

亜美「そりゃ、真美がアイドル活動しながら真面目に勉強してるフリをしてるトコとか〜」

真美「亜美が必死にダンスのレッスンを受けるフリをしてるトコとかね」

律子「………」

真美「カメラアングルとか、あんなに苦労していっぱい撮ったのにね……」

亜美「亜美達のが載ったのはたったの一枚だよ、一枚!この仕打ちは無いよね〜」

真美「もうマジありえないよね〜これは」ウンウン

P「あり得んのはお前達の方じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」バンッ
P「俺や律子に相談もなく、勝手にロクでもない写真ばかり撮ってからに……!」

真美「だ、だって、できるだけ日常の自然な姿を撮ってほしいって言われたし……」

小鳥「一体誰に許可を得てそんな事を……」

亜美「お、おっちゃんは、社長に取材の許可もらってるからって言ってたもん!」

律子「ウソおっしゃい!」

真美「ほ、ホントだよ〜!ウソじゃないよ〜!」

P「あのなぁ……それがウソでなくてもだな、お前達はまんまとその記者に騙され」

高木「いいや、それは違う」



P「……は?」

律子「え?」

高木「亜美君達の言う通り、私が事前に許可を出した」

小鳥「えぇっ!?」
律子「ど、どうして……!?」

高木「TVの前に立たない時の彼女達の、自然な姿を見たいという要望は、以前からあったものでね」

高木「君達には悪いが、抜き打ちで取材させていただいたよ」

小鳥「社長が知ってるって事は……」

P「提供する写真も、把握済みだったって訳ですか!?」

高木「そういう事だ。もっとも、君達の思惑に反して、評判はなかなか良いようだがね」

高木「……あぁ、そうだ。君と音無君は、後で社長室まで来なさい」

小鳥「えっ?」





高木「会議室の件で、少し話がある」ニコッ
〜数時間後〜

律子「……お疲れ様でした」

小鳥「コッテリ、絞られちゃいましたね……」グッタリ

P「俺達はネタとして面白いから載せたって……そりゃ無いでしょ、社長……」グッタリ



春香「プロデューサーさんに、小鳥さん?……元気、ないみたいですね」

P「……あぁ、春香か」

春香「そんな時は、これ!私のクッキーを食べて、元気になりましょう!」スッ

P「ん?あぁ、すまないな……」モグモグ



P「………」

春香「?……どうしました?」
P「ふんっ!」

春香「!?」


グニュッ


春香「はぅあっ!」

P「おい、春香。何だ、この脇腹は」プニュプニュ

春香「い、いきなり何するんで……ひゃぁっ!!」

P「……太ったな?」



春香「……のヮの」

P「不二家のマスコットみたいな顔してもダメだ!」

春香「わ、私ペコちゃんじゃありません!」
小鳥「そう言えば、春香ちゃん……」

律子「食べてましたね。どの写真でも」

P「お前、最近自前のクッキーを食ってばっかりだったろ」

春香「な、何で知ってるんですか!?」

P「………」



春香「え、えぇっと……」

春香「ほ、ほら!食欲の秋って言うじゃないですか〜」

P「グルメリポーターにでもなるつもりか!?」

P「あずささんはなぁ、3kg増でショック受けてるんだぞ!3kg増でだ!」

あずさ「」グサッ

P「まったく、春香がそんな事でどうす……」

小鳥「ち、ちょっと!声が大きいですよ、プロデューサーさん!」
P「……大体なぁ、その調子で行くとガリ子ちゃんになっちゃうぞ」

春香「えっ?……が、ガリ子ちゃん?」

小鳥「あぁ、あのガリガリ君の……」

春香「そ、そこまで酷くないですよっ!私だって、ちゃんとペースを考えて……」

P「ペース考えるまでもなく間食禁止。もう太ももグニョグニョじゃねぇか」プニプニ

春香「うひゃぁ!?ど、どこ触ってるんですか、もー!!」





P「……という訳で、明日から真と一緒に、午前中からランニングな。響もだ」

春香「うぅ……」

響「な、何で自分も!?」
律子「あ、それなら亜美もしばらく暇なんで、参加させちゃってください」

亜美「ちょっ!?な、何勝手に決めてんのさー!」

P「じゃあついでに真美も入れとくか」

真美「つ、ついでにって、そりゃないぜ兄ちゃん!ってゆーかこれ絶対八つ当たりっしょ!?」

P「お前達は写真を捏造未遂したろうが!……監督役で俺も付いてくから、それで我慢しろ」

あずさ「頑張ります」

P「あっ、あずささんは、別に強制ではないので……」

あずさ「頑張ります」



P「………」

あずさ「………」グッ
高木『……えぇ。彼女達も彼も、より一層、身が引き締まったようです』

「あっしの拙い記事が励みになるなんて、とても思えませんけどねぇ」

高木『今回はご苦労様でした。今度は、またいつ頼むか分かりませんが……』

「ただのヨイショ記事ならともかく……あんな内容で良ければ、いつでも構いやせんよ?」

「何たって、765プロさんはウチのお得意様、ですからねぇ……へっへっへ」



「えぇ……えぇ。では、今後ともごひいきに……」ピッ

「さぁて、と……お次のネタは……」



悪徳「……秋葉のフィギュアショップに、あの天ヶ瀬冬馬がねぇ」

悪徳「こいつぁ、面白ぇ事になりそうだ……へへっ」



おわり

22:30│アイマス 
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