2014年02月26日

日下部 若葉「私がアイドルですか〜?」

アイドルマスターシンデレラガールズの登場人物“日下部若葉”メイン?のSSです。

モバP(以下P)「すみません、ちょっとよろしいですか?」

若葉「私ですかぁ〜?」


P「えぇ、そうです。私、こういう者です」

若葉「『CGプロ プロデューサー』……その人が私になんのご用ですか?」

P「率直に言います。私たちの元でアイドルとして活動しませんか?」

若葉「私がアイドルですか〜?」

P「はい。あなたを一目見て『この人には才能がある!』と私の第六感が反応しまして」

若葉「う〜ん……」

P「“諸星きらり”とか“高垣楓”って聞いたことありませんか?今うちで売り出し中の新人なんですが」

若葉「あ、聞いたことあります〜。楓ちゃんの急に言うダジャレが面白いですよねぇ〜」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388754014

P「ありがとうございます。今日とは言いませんが、もしよろしければ一度事務所でお話をさせ頂けないでしょうか?」

若葉「1つ、質問をしてもよろしいでしょうか?」

P「私に答えられる事であれば何でも」

若葉「あなたは私に才能があるとおっしゃいましたけど、私をどう売り出すつもりですか?」

P「ん〜、それはあなたがどういったアイドルになりたいのかにもよりますけど……ダンスやボーカルの技量を見てみない事にはわかりませんが、ギャップのあるビジュアルを推していきたいとは思いますね」

若葉「ギャップ、ですか〜?」

P「えぇ、あなたは見た所身長150cmに少し届かないくらいの小柄な女性ですが年齢は19〜21歳辺りですよね?」

若葉「っ!!」

P「某名探偵の様な『見た目は子ども、頭脳は大人』じゃありませんが、少女の様な可愛らしい外見と実年齢とのギャップ。これを使わない手は無いなと……ど、どうしました?」

若葉「……私、背が低いからいつも中学生と間違えられて困ってたんです。でも、あなたは私を大人だとわかってくれた。それが嬉しくて」

P「そういうことでしたか。てっきり何か気に障るような事を言ってしまったのかと……」

若葉「アイドルになれば、みんなに一人前として扱ってもらえますか?」

P「すぐには無理でしょうね。でも認知度が高くなれば世間も認めてくれますよ」

若葉「決めました!私アイドルになります!!」

P「本当ですか!?」

若葉「はい!アイドルになって世間に私を大人の女性として扱ってもらうんです!!」

P「で、では後日正式に契約の方をさせて頂くので事務所に来て頂けますか?」

若葉「なんなら今からだって構いません!」

P「え、えぇ!?私がスカウトしておいてこんなこと言うのもおかしいですが、芸能界って怖い事もありますよ?」

若葉「あなたとならきっと大丈夫です!」

P「こいつぁ逞しい人だ。では今から事務所へ行きましょう」


若葉「あ、そう言えば」

P「何か?」

若葉「まだ自己紹介してませんでしたよね?」

P「そう言えばそうですね。では私から。私、芸能事務所『シンデレラガールズプロダクション』通称CGプロでプロデューサーの仕事をしています、Pと申します」

若葉「私は日下部若葉、20歳です〜」

P「よろしくお願いしますね、日下部さん」

若葉「はい〜」

CGプロ

P「ただいま戻りました〜!」

若葉「お邪魔します〜」

ちひろ「おかえりなさい、プロデューサーさん。おや、そちらの子は?」

P「彼女は日下部若葉さん。今さっきスカウトしてきました」

若葉「は、初めまして〜」


ちひろ「はい、初めまして。プロデューサーさん、ちょっとよろしいですか?」

P「最初に言っておきますが、彼女は小柄ですけど20歳の成人女性ですよ?」

ちひろ「あ、そうでしたか。私ったらてっきりプロデューサーさんが無垢な中学生を騙して連れ込んだのかと」

P「あんた俺をなんだと思ってるんだよ」

ちひろ「おほほ……。では今お茶をお入れしますね」

P「じゃあ日下部さん、こちらへどうぞ」

若葉「は〜い」

ガチャッ

凛「あ、プロデューサー帰ってたんだ。おかえり」

真奈美「そちらの子はどちら様だい?」

レナ「またその辺でスカウトしてきたんでしょ〜」

P「ただいま。後で改めて紹介するが、彼女は日下部若葉さんだ」

若葉「は、初めまして」

若葉(うわ〜、皆さん背が高いなぁ〜。きらりちゃんや楓ちゃんもいるって言うし、皆背が……ん?)

凛「ふーん、若葉ちゃんって言うんだ。何年生?」

若葉「え、えと」

P「日下部さんは20歳だ。何年生はないだろ」

レナ「は、20歳!?私てっきりプロデューサーが中学生を騙して連れ込んだものとばっかり」

真奈美「おいおい、彼女に失礼だろうレナ。まぁ私も学生だと思ってしまったが」

P「俺に対しても失礼でしょうが。まぁいいや、話は後だ。俺は契約について日下部さんと話すから」

凛「わかったよ。じゃあ若b、日下部さん、またあとで」

若葉「若葉で良いですよ〜。では後で〜」

ガチャッ

レナ「……どう思う?」

凛「どう、って?」

レナ「プロデューサーが彼女をスカウトした理由よ」

真奈美「レナ、“あのこと”について言いたいのか?」

レナ「そういう事♪」


凛「まぁ、その辺りも考えてのスカウトなんでしょうね。才能があるのはもちろんなんだろうけど」

真奈美「私たちは新たな仲間を歓迎するのみだ、そうだろう?」

レナ「それもそうね!日下部ちゃん、20歳ってことだけどイケる口かしら?」

真奈美「さぁ、それは後で聞けばいいさ」

凛「いいなぁ、皆お酒飲めて」

30分後

P「……とまぁ、簡単にまとめると当分の間はレッスン中心でアイドルとしての活動はそこまで活発には行いません。ここまでで何か質問はありますか?」

若葉「そんなに丁寧な喋り方しなくても他の皆さんにしているみたいに砕けた喋り方でいいですよ〜」

P「そうですか?最初が肝心だと思ったんですが。まぁそこは少しずつと言う事で」

若葉「よろしくお願いしますね。ところで、ここの事務所にはどんなアイドルがいるんですか?」

P「そうですね、街で会ったときに話した諸星きらりに高垣楓。先ほどあったのが髪の長いのが渋谷凛、目つきの鋭いのが木場真奈美、んで髪をアップにしていたのが兵頭レナ。他にも何人かいて全員で17人、いや日下部さんを含めて18人か」

P「最近はアイドルの個性とかに合わせてキュート・クール・パッションと分かれていたりするんですが、うちはクールとパッションが多くてキュートは日下部さんを含めても3人しかいないんですよ」

若葉「私はキュートで決定なんですか〜?」

P「はい、それはもちろん」

ガヤガヤ

P「ん?戻ってきたか」

若葉「他のアイドルの方ですか?」

P「えぇ。どうせだから日下部さんのことを紹介しましょうか」

ガチャッ

P「おかえり〜。今日のレッスンはどうだった?」

きらり「Pちゃんただいまー!今日もきらりんぱわーでバッチシだったよ☆」

櫂「今日もしっかり手ごたえはあったよ」

あい「私には少々ハードに感じたが、櫂くんやきらりくんは流石だね」

P「はっはっは、まぁバッチシなら良かったよ。今日は皆に新しい仲間を紹介しようと思う」

凛「あ、若葉さんを紹介してくれるんだ」

レナ「待ってましたー!」

P「お前らどっから沸いて出てきた。まぁいいや。日下部さん、軽く自己紹介の方をお願いします」

若葉「(や、やっぱり背が高い……)く、日下部若葉20歳です。今日街でプロデューサーさんにスカウトされてアイドルになることにしました。右も左もわかりませんがよろしくお願いします!」

きらり「うきゃー☆若葉ちゃんかわうぃいー!!」

真奈美「落ち着けきらり。君がいきなり飛びついたら驚くだろう?」

櫂「でも確かに可愛いよねー。あ、でもあたしより年上なんだから可愛いは失礼か」

凛「でも若葉さんキュートに分けられるだろうし、構わないんじゃない?」

レナ「待望の3人目ね!クラリスと2人で肩身の狭い思いをしていたから嬉しいわ〜♪」

あい「あの奔放さで肩身の狭い思いなら、気にしなくなったらどうなるんだい?」

P「とりあえず一歩下がれ!一斉に迫られると怖いんだよ!!」

きらり「うにゅ〜。Pちゃんゴメンね?」

若葉「で、でも皆さん背が高くてスタイル良いですよね〜。きらりちゃんも近くで見ると本当に大きいし。真奈美さん?もプロデューサーさんと同じくらい背が高いし」

真奈美「まぁうちにいるアイドルで一番背が低いのはここにいる凛ともう1人アナスタシアと言う子がいるんだが、その2人でも165cmあるからね。女性としては大柄な部類ではあるな」

若葉「そ、そうなんですか〜。……ちなみに、プロデューサーさんって身長何cmなんですか?」

P「うぇっ!?」

レナ「あー、やっぱり気になっちゃうわよね〜」

あい「レナさん、少し言い方に悪意があるんじゃないのかい?」

レナ「別に〜?」

P「・・・センチ」

若葉「え?」

P「171cmだよ。そこにいる西島櫂と真奈美より1cm低いんだよ……」

凛「別に1cm位気にする事無いのに」

真奈美「そうもいかないんだろう」

櫂「ま、まぁいいじゃんプロデューサーの身長についてはさ!それよりもほら、前から言ってたじゃん『ちゃんと見下ろせるアイドルがいて欲しい』って!せっかく願いが叶ったんだしs……」

レナ「あ」

真奈美「む」

あい「……」

凛「あーあ」

若葉「……どういうことですか?」

P「え!?いや、それはその、ほら……。ね!?」

きらり「雲行きが怪しくなってきたにぃ」

櫂「ど、どうしよう真奈美さん!」

真奈美「どうにもならんだろう」

若葉「つまり、プロデューサーさんは私が小さいからスカウトしたんですか?」

P「そ、そこは否定しないけど、それだけじゃないんだよ!」

若葉「『この人には才能がある!』とか言っておいて、小さければ誰でもよかったんじゃないですか〜!?」

P「それは違う!話を聞いて!!」

レナ「と、とりあえず離れとく?」

あい「その方がいいだろうな」

若葉「じゃあなんなんですか?」

P「確かに俺には身長に対してコンプレックスがあった!170cmはなんとか越えたけど、それ以降全然伸びなくて『低くは無いけど、至って普通』くらいの所で止まって!」

P「就職先は女性ばかりの職場でしかも事務員以外は全員俺より背が高いし、才能があると見てスカウトしたアイドルも気付いたら長身ばかり!」

凛「無意識だったんだ……」

櫂「てっきりそういう人材を集めてるんだと思ってたよ」

P「さっき櫂が言っていたように、目線を下げて話せる人が増えればいいなとは思ってたけどそんな理由だけでスカウトなんてしない!!」

若葉「でも、現に私をスカウトしたじゃないですか!」

P「単に背が低いアイドルがいて欲しいだけなら、それこそ小中学生をスカウトするさ!」

P「でもスカウトするからには成功してもらいたいんだよ!こっちの身勝手なわがままの為に不確定要素の多い世界に誘ったりしません!!」

若葉「じゃ、じゃああの言葉にウソは無いんですか?」

P「もちろん!そりゃあ日下部ちゃんを見た時に『19〜21歳ってとこか。ならこれから背が伸びてもせいぜい数センチってとこか』とは思ったよ!?」

きらり「Pちゃん、それは今言っちゃダメだにぃ……」

レナ「バカ正直って言うかなんて言うか」

P「でも才能を感じたのは嘘じゃないんです!……俺はあなたを手放したくない!!」

若葉「ぴゃっ……!?」

真奈美「プロポーズにしか聞こえんな」

若葉「わ、わかりましたから手を離して下さい!」

P「おっと、これはすみませんでした」

真奈美「若葉くん、ちょっといいかい?」

若葉「な、なんですか〜?」

真奈美「今見てもらって分かったと思うが、この男は感情的になると嘘がつけなくなる奴だ。でも逆を言えば先ほどの言葉は本音そのものだ」

真奈美「この男の言葉を私なりに言い換えさせてもらうと『今回スカウトした女性はたまたま小柄だというだけで、才能に曇りは無い。しかも自分のコンプレックス緩和にも一役買ってくれるので一石二鳥だ』……こんなとこだろう?」

P「概ねその通りでごぜぇます」

真奈美「もちろん最終的な決定権は君にある。もし嫌だと思ったら先ほどの話は無しにしてもらって構わない。でも」

若葉「でも?」

真奈美「女は誰しも一度はシンデレラに憧れたものだろう?せっかく機会を得たんだ、夢を夢で終わらせるのは勿体無いと思わないかい?」

若葉「そう、ですね」

レナ「流石おっぱいの付いたイケメン」

櫂「さっきのプロデューサーの格好良い一言が完全に消え去ったね」

若葉「プロデューサーさん」

P「は、はい!」

若葉「信じてもいいんですよね〜?」

P「大船に乗ったつもりでいて下さい!」

若葉「では、改めてお願いします」

P「こちらこそ!」


若葉「皆さん、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」

レナ「気にしない気にしない!」

あい「むしろ最初に言いたい事を言えて良かったかもしれないね」

櫂「ごめんね?プロデューサー」

P「過ぎた事はしょうがないさ」

きらり「Pちゃんやっさすぅいぃ〜☆」

凛「ねぇ、若葉さんも自己紹介してくれたんだし、こっちもしない?」

真奈美「それもそうだな。じゃあ先ずはレナ、頼む」

レナ「いいけど、なんで私?」

櫂「年上に順番を譲ってるんですよ、多分」

レナ「なんか気になるわね。まぁいいわ。私は兵頭レナ、27歳。元々ディーラーをやってて、趣味はトランプ。身長は167cmよ」

真奈美「では次は私だな。木場真奈美、25歳だ。以前は海外でスタジオヴォーカリストとして活動していた。身長は172cmだ」


あい「東郷あい、23歳。あいは漢字ではなく平仮名で書く。サックスの演奏が趣味だ。身長は167cm」

櫂「西島櫂、19歳です!元々水泳選手を目指してたんだけど、今はこうしてアイドルやってます!身長は木場さんと同じ172cm!!」

きらり「きらりは諸星きらりだにぃ!きらりは17歳で、可愛いもの集めがだ〜い好きなんだよっ☆若葉ちゃんも今度一緒にお買い物行こうね?あ、きらりは今186,2cmだけど、もっともーっと大きくなるつもりだにぃ☆」

P「やめて」

凛「じゃあ最後は私かな。渋谷凛、15歳。実家は花屋で休みの日は店の手伝いとかペットのハナコの散歩をしてるよ。身長は165cm」

P「なんで皆してわざわざ身長まで言うのかね!?」

レナ「なんとなく?」

P「まったくよぉ。他にもアイドルはいるんだけど、今日は仕事だったりオフだったりでいないからその時その時紹介しますね?」

若葉「あ、はい。わかりました〜」

あい「P、この後はどうするんだい?」


P「歓迎会なら日を改めて行うから、今日は我慢してくれ。もし勝手にやったら礼子さんや楓に怒られる」

真奈美「それもそうだな」

P「と言う訳で、今日の所はこれで解散!俺は仕事が残ってるから事務所にいるけど、なにかあったら連絡してくれ。日下部さんも、そういうことでお願いします」

若葉「は〜い」

きらり「若葉ちゃん、向こうできらり達とお話しよ?」

凛「そうだね、まだ聞きたい事とかもあるし」

ワイワイ ガヤガヤ

P「はっはっは、さっそく馴染んでるようで何より。……どうしてんですか、ちひろさん?」

ちひろ「話に入るタイミングを逃したので、大人しく仕事をしていたんですよ」

P「あー、なんかすみません」

ちひろ「謝らないで下さい!よけい惨めになりますから!!」



おしまい



02:30│日下部若葉 
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