2015年07月23日

周子「あーたーらしーいあーさがきたーん♪」




・モバマスSSです



・ただイチャコラするだけ









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周子「……」



ガバッ



周子「おきたっ」



周子「ほら、Pさん。朝だよ、起きる時間。朝ですよー」ユサユサ



モバP「んー……あと13分……」



周子「なにその3分」



モバP「んんっ……」モゾモゾ



周子「おなかすいたーん」



モバP「ん……」



周子「勝手にあるもの食べてもいい?」



モバP「んー……」



周子「じゃあグラノーラでも食べよー」





周子「あっ、牛乳の賞味期限切れてんじゃん。しかも5日も」



周子「Pさんこういうとこズボラだなー。うわ、これも期限切れてる」



周子「昨日のうちに買っとけばよかったな。飲み物欲しいけど朝からビールはヤだなー。水でいっか」



カラカラカラ



ボリボリ



周子「んー、口の中ズタボロになりそ」ボリボリ





周子「Pさんまだ起きないのー? せっかくのオフだよー。時間は有限だよー?」



モバP「……」



周子「ありゃ、完全に寝ちゃってる」



周子「もー、しょうがないなー。しゅーこちゃんの目覚ましは高いぞー」



チュッ



モバP「……」



周子「んー、やっぱほっぺにじゃ起きないか」



周子「じゃあ次は……」



ガバッ





周子「あ、起きた。おはよー」



モバP「……」



周子「おはよーってば」



モバP「……なんで周子が俺の部屋にいんの」



周子「そりゃ一晩ここで過ごしたからだよ?」



モバP「……寮へは?」



周子「帰ってるわけないじゃん」



モバP「……聞きにくいんだけどさ。俺なにかした?」



周子「なにかって?」



モバP「そりゃなにかだよ……」



周子「それ女の子の口から言わせちゃう?」



モバP「……」



周子「頭抱えてわかりやすく落ち込んでる人、初めて見たよ」



モバP「俺も初めてやったよ……」





モバP「全然記憶ないんだけど……なにやったんだ昨日の俺……」



周子「まーまー、過ぎたことを今更言っても遅いよ」



モバP「……なんだその格好」



周子「ん、ワイシャツだけど?」



モバP「俺のだよな?」



周子「そだよ。ノーブラ。さすがにパンツははいてるけど、脱ごっか?」



モバP「これ以上俺を追い詰めるのはやめてくれ……」



周子「その方がそそるって聞いたんだけどなー」





モバP「社会にも会社にも殺される……」



周子「言わなきゃバレないって」



モバP「そういうもんかなぁ……」



周子「そーいうもんだよ」



モバP「それ以前に担当アイドルに手を出すっていうのがダメだろ……」



周子「それだけしゅーこちゃんが魅力的ってことでしょ?」



モバP「もっと他の形で証明したかったよ……」



周子「プロデューサーの鏡だね」



モバP「だったらこんなことにならねぇよ……」





周子「とりあえず落ち着いたら? はい、水」



モバP「あぁ、ありがとう……周子は落ち着きすぎだろ……」



周子「そんなことないよー。結構テンション上がってるからね」



モバP「……今更だけど、俺も大概な格好してるな」



周子「裸だね。Pさん、意外とガッチリしてるよね。ちょっと横腹柔らかいとこあるけど」



モバP「……パンツははいてる」



周子「息子さんは元気?」



モバP「覗こうとするのはやめなさい」



周子「けちんぼ」





モバP「なんか着るもの取ってくれないか」



周子「自分で取りなよ。あたしは気にしないよ? Pさんの下着姿」



モバP「俺が気にするの。そっちのタンスに入ってるから、なんかズボンとシャツを適当にさ……」



周子「しょうがないなー。もっとすごいもの見ちゃってるんだから下着姿なんてなんともないのにさー」



モバP「もう俺の体力はゼロだよ……」





ーーーーーーー







モバP「とりあえず状況を整理しようか」



周子「うん」



モバP「俺たちは昨日ダーツバーに行きました」



周子「あたしが行きたいって言ったから連れてってくれたんだよね」



モバP「車で行ったけど、せっかくバーに来たんだからっていうので俺はお酒を飲みました」



周子「飲んでたね。あんまり強くないやつだったけど」



モバP「未成年なので周子は飲んでない」



周子「……うん」



モバP「なんだ今の間は」



周子「オレンジジュース頼んだよ」



モバP「記憶では普通に頼もうとしたけど俺が止めた」



周子「Pさん、そういうとこお堅いよね」



モバP「社会人として、大人として当然だ。あと軽食を頼んだか」



周子「ポテサラおいしかったよね」



モバP「よし、ここまではなにもおかしくない」





モバP「仕事終わりと次の日がオフというので、あんまり飲めないくせに結構グイグイいっちゃったなぁ」



周子「一杯飲んで、あー酔った。って言う人なのにね」



モバP「正直そこらへんから記憶が曖昧だから、周子が教えてくれ」



周子「えーっとね、賭けをしたんだよ。カウントアップで1000点以上出したらなんでも言うこと聞いてやるぞーってPさんが言いだしてさ」



モバP「……記憶にない」



周子「ご機嫌だったからね。まーそれで出しちゃったわけよ、1000オーバー。だからPさんの家に行きたいなーって」



モバP「……俺は快諾したのか?」



周子「いーや、お酒飲んでもPさんはPさんだったよ。それだけは絶対ダメだって、首を縦に振らなかった」



モバP「よく耐えたぞ、昨日の俺」



周子「そのあと代行呼んで帰るんだけど、Pさん寝ちゃって。このままにするのもダメだし、しょうがなくあたしが部屋まで連れて行ったってわけ」



モバP「なにやってんだ、昨日の俺」



周子「こんなに酔ったところ見たことなかったし、さすがのあたしも心配でねー。不可抗力だよ、ふかこーりょく」





周子「続き、聞く?」



モバP「あぁ……」



周子「ベロベロに酔ってるのにまだお酒飲もうとしてさ。やめなよって言ったんだけど、それがこの結果」



モバP「このビールの空き缶は俺の仕業か……まるで早苗さんや菜々さんだな……」



周子「……」



モバP「どうした?」



周子「バーカ」



モバP「いきなりなんだよ」



周子「……なんでもない」





周子「お風呂入って、2人で飲んで、ベッドで寝た。以上!」



モバP「いろいろすっ飛ばして説明になってない。もっと詳しく教えてくれよ」



周子「やだ」



モバP「なんだよ」



周子「知らない。Pさんのすかぽんたん」



モバP「周子」



周子「寝る」



モバP「おいって」



周子「しゅーこちゃんはおねむなの」



モバP「いや、寝るのは自由なんだけど、シャツがめくれて下着が……」



周子「……えっち」



モバP「不可抗力だ」



周子「ムッツリスケベ変態プロデューサー」



モバP「ぐ……今の俺じゃどれも言い返せない……」





周子「好き好きしゅーこちゃん愛してるって言ってくれたら、さっきの続き話す」



モバP「えぇ……」



周子「イヤなら一生言わない」



モバP「確かに周子のことは大切だし好意はあるけど……愛してるなんてそんな軽く言葉にできるものじゃないだろ」



周子「……ベッドの上ではあんなに言ってくれたのに?」



モバP「ちょっと待て。昨夜の俺はなにをしたんだ」



周子「知りたかったら、好き好きしゅーこちゃん愛してる。はい」





モバP「……す……や、やっぱりダメだ。大切なアイドルにそんな軽口叩けないって」



周子「なら諦めよ?」



モバP「それ以前になんで拗ねてるんだよ」



周子「さーね」



モバP「なにかしたなら謝るよ。ごめん」



周子「それこそ軽口」



モバP「……ごもっともで」





周子「ほんとに反省してる?」



モバP「俺の行動で傷つけたんなら謝る」



周子「……他のさ」



モバP「え?」



周子「あたしといるときに他の娘の名前が出たのがヤなの」



モバP「あぁ……空き缶見たときに呟いた」



周子「だってあれって、そういう状況を見たことがあるって証明じゃん」



モバP「……写真でだから。担当じゃないのに実際見てるわけないだろ」



周子「それでもだよ。あーもう、ほんとに大人は卑怯。18の小娘じゃ勝てないってね」



モバP「そりゃ酒浸りとはいえ、あの2人もアイドルなんだからそれぞれの強みはあるよ。でもそれに負けないくらいの魅力が周子にだってある」





周子「例えば?」



モバP「ミステリアスな雰囲気があるよな。大きな黒目。スタイルもいい。

    容姿は言わずもがな。なによりその白い肌はなによりの武器だ。

    こんなにかわいい娘が目の前で歩いてたんだから、そのときの興奮たるや。

    初めて見たとき確信したね。俺はこの娘のプロデュースをするんだって」



周子「ちょ、ちょっと待って。いきなりそんな畳み掛けるように言われたらはずいって」



モバP「せっかくだし全部伝えようとおもって」



周子「もう十分! うー……いざ聞くとほんとに恥ずかしいって。顔あっつい!」





モバP「真っ赤だな」



周子「もー、Pさんのせいだから。まさかそこまで言うとは……」



モバP「周子」



周子「んー?」



モバP「その格好で襟元を摘まんで仰ぐのはやめてくれ。その……見えそうになる」



周子「見せてるって言ったら?」



モバP「いや、見ないから」



周子「強情だねー。ラクになりなよ、ホレホレ」



モバP「……話の続きを」



周子「もー、ノリ悪いんだから」





周子「んー、でもさっき言ったように、お風呂入って、飲んで、寝て、今朝に至るだけど」



モバP「風呂って、まさか2人で入ったとか言わないよな?」



周子「やだなー、そんな当たり前のこと聞かないでよ」



モバP「そう、だよな。そうだよ、当たり前だよな。なに言ってんだ、ははは……」



周子「ちゃんと2人で入ったに決まってるじゃん」



モバP「」





モバP「もう死ぬしかねぇ……」



周子「大丈夫、大丈夫。ちゃんとタオルで前隠したから」



モバP「その時点で裸のお付き合い確定じゃんか……」



周子「まぁPさんは真っ裸だよね。前すら隠してない、堂々としたターミネータースタイルだったよ」



モバP「殺してくれ……」



周子「まーまー。立派だったよ?」



モバP「もうお婿に行けない……」



周子「あたしがもらうから大丈夫だよ」



モバP「俺は風呂でなにをしたんだ……」



周子「なにもしてないよ? ただ、あたしに髪と体洗われただけー」



モバP「もう絶対に酒は飲まん」



周子「周子は洗うのが上手いなぁ。また入るときは頼もうかなって言ってたよ」



モバP「うら若き乙女が男と一緒に入浴とかダメです」





モバP「ちなみに、体洗うって背中だよな?」



周子「そだよ」



モバP「周子」



周子「んー?」



モバP「俺の目を見て返答しなさい」



周子「なんのことかなー? しゅーこちゃんわかんなーい」プイッ



モバP「背中だけだと言ってくれっ……!」



周子「必死すぎでしょ」



モバP「ここで必死にならなくていつなるんだ!」





周子「……」



モバP「……何故顔を赤くする」



周子「……まぁ、流れ的にねー……」



モバP「死のう」





周子「大袈裟だって。ただ洗っただけだから。ちゃんと立派だったから」



モバP「未成年かつ自分の担当アイドルに立派だと言われたこの気持ちになんと名付けよう」



周子「元気なのは健康な証拠だよ?」



モバP「慰めてくれてるのは痛いほど理解できるけど、それが千のナイフになって俺を刺してるということに気付いて欲しい」



周子「おもってたよりずっと大きかったなー、なんて」



モバP「ロープってあったかな」





周子「ほら、アルコール入ってまともな状態じゃなかったしさ」



モバP「周子はシラフだろ」



周子「場の空気に当てられたみたいなのってあるじゃん?」



モバP「……やっぱり俺が全部悪いから腹掻っ捌いて責任取るわ」



周子「それとも……Pさんはあたしに見られるのがイヤだった?」



モバP「……そういう言い方は卑怯だろ」



周子「なら、もーまんたい」



モバP「うまく言いくるめられたな……」



周子「まだまだPさんには死んでもらっちゃ困るしねー」





モバP「スルーしてたけど、2人で飲んだって言ってたよな」



周子「ビール1本飲んだよ。おもったより苦くて、これが大人の味かーってのが純粋な感想」



モバP「飲んじゃダメだろ」



周子「あたしはPさんに、飲んでいーい? ってかわいく聞いたよ?」



モバP「確かにかわいいけど、そういう話じゃなくて……まぁ、今更言ってもしょうがないか」



周子「そうだよそうだよ」



モバP「でも今度お酒を口にするときは20歳になったときな。ちゃんと付き合うから」



周子「Pさんがそこまで言うなら仕方ないね」



モバP「なんかだんだんと諦めてきた」



周子「しゅーこちゃんワールドへようこそー♪」





モバP「それで、ここからが一番重要なポイントだ」



周子「2人仲良く同じベッドで寝たよ」



モバP「ダメだよね」



周子「そっかなー?」



モバP「アイドルと寝ちゃダメです」



周子「今のあたしはアイドルであって、塩見周子っていうひとりの女の子だからね」



モバP「俺はプロデューサーだからな?」



周子「知ってるよ? 問題ないじゃん」



モバP「問題しかないよ」





周子「ベッドじゃないと寝られないし、なにか抱きつけるものがないと安心しないし」



モバP「タオルケットに抱きつけば」



周子「人はね、温もりを欲してるの。わかる?」



モバP「言いたいことはわかるけど、今回ばかりは認められない」



周子「あー、でもこのタオルケットすごいPさんの匂いがするから落ち着くよ」クンクン



モバP「やめなさい」



周子「シャツは洗剤の香りが強いから残念だけどねー」





モバP「それで」



周子「んー?」



モバP「寝てるときの状況は」



周子「聞いちゃうカンジ?」



モバP「死活問題だからな」



周子「しゅーこちゃん恥ずかしいなー」



モバP「……具体的じゃなくてもいいから、アウトかセーフかだけでも教えてくれ」



周子「セフトくらいかな」



モバP「どっちだよ」



周子「限りなくセーフに近いアウト」



モバP「アウトじゃねぇか!」



周子「もー、朝からかっかすると血圧上がるよー。もう1人の体じゃないんだから」



モバP「その意味深な発言で血圧がマッハ上昇中だよ」





周子「いいこと教えてあげよっか」



モバP「このタイミングで聞くことは全部悪い話と容易に予想できるね」



周子「初めて、だったよ」



モバP「朝から練炭買えるとこあったかな」



周子「ちゃんと責任とってね?」



モバP「とりあえず辞表と遺書を書くかな」





周子「あたしをトップアイドルにするんじゃなかったの? 魔法使いさん?」



モバP「魔法使いがシンデレラを汚してちゃダメだろ」



周子「ただかっこよくて地位もお金もある王子様より、あたしのために魔法をかけてくれた魔法使いのことを好きになるのは当然の流れじゃない?」



モバP「一理あるけど、うーん……」



周子「一理どころか千理あるって」





周子「質問かぶっちゃうけどさ。Pさんはあたしのこと嫌い?」



モバP「嫌いなわけあるか。ただ俺はプロデューサーで」



周子「そういうのは抜きで。好きか嫌いか」



モバP「……もちろん好きに決まってる」



周子「あたしもPさんのこと好きだよ。好きっていうか、愛してるって言うのが正しい」



モバP「……」



周子「Pさんは……Pさんの好きは、どの好き?」





モバP「……俺は」



周子「あたしの目をまっすぐ見て、言って」



モバP「……」



周子「……」





周子「アイドルだから、プロデューサーだから、とかそういった御託はもうたくさん」



モバP「……わかってるとおもうけど」



周子「うん」



モバP「後戻りはできないからな」



周子「覚悟があるから言ってるんだって」



モバP「じゃあ俺もそれに応えないと、か……」



周子「そーだよ。わかんないかもしれないけど、すっごい心臓がうるさいんだから」



モバP「耳まですごい赤いぞ」



周子「そーいう指摘、禁止」



モバP「周子は色が白いから、余計目立つな」



周子「全部Pさんのせいだってば」





モバP「左手、出して」



周子「ん、はい」



モバP「顔の横で広げて」



周子「こう?」



モバP「うん。そのままで」ピトッ



周子「わわっ」



モバP「驚きすぎだろ」



周子「い、いきなり手のひら合わせられたらそうなるって」



モバP「ごめんごめん」ギュッ



モバP「やっぱり女の子だな。柔らかい」



周子「Pさんのは……大きいね。ちょっとゴツゴツしてる」



モバP「男のなんて全部そんなもんだよ」



周子「でも、すごいあったかい」





モバP「落ち着いたか」



周子「どうだろ。もっとドキドキしてるかも」



モバP「逆効果ならやめるか」



周子「いじわる」



モバP「好きな子ほどちょっかい出したくなるって言うだろ?」



周子「しゅーこちゃんは女の子だからちょっとわかんないかな」



モバP「やっぱ男だけなのかね」



周子「ふふっ。どうだろうねー」





モバP「……やっぱり周子は笑った顔がかわいいな」



周子「い、いきなりなに」



モバP「心の中でおもったことをただ口に出しただけだよ」



周子「今のPさん、性格悪いよ」



モバP「素直になっただけなのになぁ」



周子「さすがのしゅーこちゃんも拗ねちゃうよ。肇ちゃんみたいにぷくーって」



モバP「その周子も見てみたいから、もっと意地悪くなるか」



周子「むぅー」





周子「あんまりいじわるすると嫌いになっちゃうから」



モバP「それは困る」



周子「……まぁ嫌いになることなんて無理だけどね」ボソッ



モバP「なんて?」



周子「なんでもないよ。ただのひとり言」



モバP「そっか」



周子「それでPさんはあたしのこと」



チュッ



モバP「これが答え」





周子「え、あ、う、うん」



モバP「スッと言葉にできるとおもったんだけど、予想以上に緊張してさ。まぁ行動に移すのも心臓バクバクものなんだけど……周子?」



周子「えっ!? な、なになに?」



モバP「心ここに在らずみたいな顔して、キスくらいはもう何回もやっちゃってるだろー。俺は覚えてないけど」



周子「……はじめてやったから」



モバP「そっかー初めてなのかー」





モバP「……え?」





周子「き、キスするのはじめてやったの! うわー、わー、めっちゃはずい。こんなんなんやなー……うぅ、顔あっつい」



モバP「初めてって……」



周子「Pさんが寝てるとき、ほっぺにちゅーはやってたんやけど、口と口でするんは……」



モバP「じゃ、じゃあ別に俺はなにもやってなかった……?」



周子「お風呂に入ったんも、ベッドで2人寝たんも事実。でも初めてはちゃんとしたかったから……」



モバP「風呂場で俺のぴにゃこら太が見られたのは事実なのか……俺との初めてじゃなくて、今までの人生でってことか? こんなにかわいいのに」



周子「ウソついても意味ないやん。さっきからかわいいって言い過ぎっ。あたしのこと照れさせてどうするん?」



モバP「テンパりすぎてところどころ方言が漏れてる周子かわいい」



周子「うぅ〜……Pさんいけずやわぁ」



モバP「あ、その言い方めっちゃいい」



周子「もうっ!」





モバP「元々、京都弁はいいなとおもってたけど、周子みたいなタイプが使うと余計グッとくるな」



周子「はー、ほんま暑い……なら紗枝ちゃんみたいに普段から喋ろうか?」



モバP「……できるなら俺の前だけで」



周子「えー、どうしよっかなーん」



モバP「からかうなよ」



周子「だってさっきのPさん、かわいかったんやもん」



モバP「なっ……」



周子「Pさんも赤くなったー♪」





モバP「大人をからかうと大変なことになるぞ」



周子「どうなるのかなー?」



モバP「……こうだ!」ガバッ



周子「きゃー襲われるー♪」



モバP「はい、つーかまーえた」



周子「捕まっちゃったーん」



モバP「……」ギシッ



周子「……これって押し倒されてるって解釈でいいのかな」



モバP「まぁ格好的にはそうだな……」



周子「……」



モバP「……」



周子「ねぇ、Pさん」



モバP「……なんだ?」





周子「2回目のキス、しよっか」







ーーーーーーー





周子「ん……あむぅ……んっ……っぷはぁ」



モバP「……2回目の味はどうでしたか」



周子「んー……例えるなら幸せの味かな。Pさんは?」



モバP「周子の味がした」



周子「なにそれ。すっごいおじさんくさい」



モバP「一応まだアラサーと呼ばれる年齢じゃないんだけどなぁ」



周子「別におじさんでもあたしはPさんのこと愛してるよ?」



モバP「だからおじさんじゃないって……ん……」



周子「あ、んんっ……んちゅ……」



モバP「っはぁ……ヤバイ。これはクセになる」



周子「ね。おもったより頭がクラクラするかも」





モバP「体中、真っ赤になってるな」



周子「もー、どこ見てるのー。えっちなんだから」



モバP「いい匂いもするし」スンスン



周子「あんっ……くすぐったいって」



モバP「タオルケット嗅いだ仕返し」



周子「じゃああたしもPさんハスハスしちゃうもんね」



モバP「……周子、愛してる」ボソッ



周子「……っ!!」ゾクゾクッ





周子「あかん、それめっちゃ卑怯やって……すっごいキュンキュンした」



モバP「もう赤くないところを探す方が難しいな」



周子「ぜーんぶPさんのせいだから、ちゃんと責任とってよね」



モバP「……どうすればいいかな?」



周子「うわっ、卑怯。あたしの口から言わせるつもり?」



モバP「別に俺から言ってもいいけど、やっぱそっちの方が昂ぶるというか」



周子「ちょっと前までアイドルガー、プロデューサーガーって言ってた人とおもえないよ」



モバP「幻滅したか?」



周子「そういうのもずっこいって」



モバP「大人はズルい生き物なんだよ。だから気をつけないと」



周子「Pさんが守ってくれるでしょ? だから心配してない」



モバP「……周子も大概ズルいよ」





周子「えっとね。まずぎゅーってして」



モバP「じゃあ起こした方がやりやすいか」



周子「ん」



モバP「ん?」



周子「んー!」



モバP「……両腕広げてどうしました?」



周子「だっこ」



モバP「……これから抱き合おうっていうのに?」



周子「だっこして起こして」



モバP「はいはい……よいしょっと、ほら」



周子「苦しゅうないー♪」





周子「はい、ぎゅーっ」



モバP「ムードもへったくれもないよなぁ」



周子「あったかいねー」



モバP「そういう周子は気持ちひんやりしてるな」



周子「気持ちいーっしょ?」



モバP「まぁ、ね」



周子「これから夏に欠かせないよー……んひゃう!」





モバP「どうした?」



周子「せ、背中っ」



モバP「あぁ、触ってるけど?」



周子「んっ、すっごい、あっ、くすぐったいって……ひぅっ」



モバP「周子は背中弱いなー」



周子「さ、触り方がっ、ひっ、エロいってば、んんっ」





モバP「……なんか胸のあたりに硬いものを感じるんだけど」



周子「んっ、だってPさんがっ」



モバP「何でもかんでも人のせいにするのはよくないなぁ」



周子「う゛ー!!」



モバP「痛い痛い! 爪立てないで!」



周子「はぁ、はぁ、ふぅー……もーっ!」



モバP「ごめんごめん」



周子「ごめんじゃないってば! うー、まだ背中がもぞもぞする……」



モバP「スベスベしてて、触ってるこっちも気持ちよかった」



周子「……次、断りなしに触ったら噛むから」





モバP「じゃあ、次は?」



周子「誰かさんのせいで疲れちゃったから、しばらくぎゅー」



モバP「はいはい。姫の仰せの通りに」



周子「心臓の音、聞こえる?」



モバP「ん……よくわかんないかな」



周子「Pさんのははっきり聞こえるよ。ドクン、ドクンって」



モバP「……なんか恥ずかしいな」



周子「あたしのカラダでこうなってるのかなーって。そう考えたらすっごい嬉しくて、ドキドキする」



周子「この下の硬いものもねー」グリグリ



モバP「う……腰を押し付けるなって」





周子「さっきのお返しだよ……んっ、先っぽが当たって気持ちい……」



モバP「動きやばいって……絶対初めてじゃないだろ」



周子「へへ、あとでわかるとおもうけど、んっ、正真正銘の初ものだよ」



モバP「ちょ、ちょっとタンマ。それ以上は」



周子(あ……ぶるってなった)



モバP「う、あ……」



周子(Pさん、すっごい情けない声出しちゃって、かーわいー♪)



モバP「……あー」





周子「気持ちよかった?」



モバP「……それよりも自分の情けなさで死にそう」



周子「やっぱり刺激されたら出ちゃうもん?」



モバP「そりゃ先端が布越しに擦られてるわけだから……」



周子「まだ硬いままだね」



モバP「……最近抜いてなかったからな」



周子「じゃあちょうどいーじゃん。しゅーこちゃんでヌキヌキしちゃお?」



モバP「ファンが聞いたら卒倒するぞ、それ」



周子「Pさんにしか言わないからだいじょーぶ」





周子「じゃあまず脱ぎ脱ぎしましょうねー」



モバP「自分で脱ぐって」



周子「遠慮しない、遠慮しない……おぉー」



モバP「マジマジ見られると恥ずかしい……」



周子「パンツにシミちゃってるね」ツンツン



モバP「ま、まだ敏感だからできるだけそっとしといて」





周子「じゃあ次はパンツいってみよっか」



モバP「心の準備なしで?」



周子「1度も2度も一緒でしょー」



モバP「俺はそのとき記憶がないんだから実質1度目だって」



周子「はーい、ご開帳ー」スルスル





周子「おー……」



モバP「……」シクシク



ぴにゃこら太「名刺だけでも」



周子「やっぱり……間近で見るとすごいね」



モバP「担当アイドルに剥かれた……」



周子「もう剥いてるじゃん?」



モバP「そう意味じゃなくて……」



周子「先っぽがぬらぬらしてる……これがさっき出たやつ?」



モバP「そうですよ……」



周子「ふーん……」



ペロ





モバP「お、おい!?」



周子「んー、変な味……」



モバP「そりゃそうだよ。こんなん口にするもんじゃないから」



周子「でもこれがPさんの味、でしょ? んむっ」



モバP「ちょ、それはやばいって!」



周子(うわっ、おもってたより咥えるの難しいな。ガッチガチだ)



じゅるっ



周子(アイスを舐めるんとは全然違う。むせかえるようなにおいに頭がやられそう)



じゅぶっ



モバP「しゅ、周子」



周子「はひー、ひーはん?」



モバP「く、咥えながら喋るんじゃないっ、ぐっ」



周子「ひもひーひ?」



モバP「き、気持ちいいけどっ、出したばっかだから」





周子(Pさん、腰浮いちゃってる)



周子(自分の舌なのに、こんな風に動くなんて知らなかったなー)



周子(あたしからやってるけど、口の中を犯されてるカンジに、逆に犯してるカンジもあって、これ好きかも)



周子(あ、なんかさっきより先っぽが膨らんできてる。そろそろ出るのかな)



モバP「だ、ダメだ、周子っ、早く口離して」ブルッ



周子「んっ」





周子(すっごい熱いものが勢いよくあたしの口の中を飛び跳ねてる)



周子(……やばい、これ。楽しいかも)



モバP「あぁ……間に合わなかった……」



周子「……んっ、あむ……むちゅ……」



ちゅぽっ



モバP「……ほら、べーしなさい。口の中、全部」



周子「んー」フルフル





ごくんっ



モバP「おまっ……」



周子「……ふぅ。ごちそーさんどす♪」



モバP「……」



周子「変な味でちょっと喉に引っかかるけど、なんだかクセになっちゃいそー。どうしたの? 口ぽかーんとして」



モバP「……絶対やったことあるだろ」



周子「いーや、ほんとに初めてだって。これは普段アイスで鍛えてるからねー、ぺろぺろって」



モバP「別に飲む必要はないんだぞ」



周子「でもごっくんした方が喜ぶって雑誌で読んだよ?」



モバP「なんつー雑誌だ……」





周子「2回も出したのに全然収まんないねー」



モバP「そりゃ久しぶりだし……」



周子「それだけ?」



モバP「……周子にしてもらってるから」



周子「素直でよろしい」



モバP「……」



周子「……そんなにじっと見つめられると穴が空いちゃうよ」



モバP「俺ばっか気持ちよくしてもらって、申し訳ないよなーって」



周子「あたしが好きでやってるんだから……ちょっと目が怖いよ?」



モバP「いや、さっきからやけに太ももをもぞもぞしてるから気になって」



周子「むずかゆいだけだよ」



モバP「そう?」



周子「そうそう。んっ、はぁ……」





周子「あっ……んん……気持ちいいけど、首元はくすぐったいってば」



モバP「跡つけた」



周子「えっ、ウソ」



モバP「だって、もう俺の周子だろ?」



周子「……外、行けないじゃん」



モバP「見せつければいいよ」



周子「……バカ」



モバP「お互い様だって」





周子「じゃああたしも……あっ」



モバP「うわ、すっげぇ水漏れ」



周子「い、いきなりはナシだってば」



モバP「パンツの意味ないじゃん、これ」



くちゅ



周子「ひあっ!」



モバP「これだけ濡れてると気持ち悪いだろ」



周子「……正直」



モバP「よし、脱ごう」





周子「ちょ、待って待って! さすがに心の準備ができてないって」



モバP「大丈夫だ。俺も準備できないまま脱がされたし」



周子「そ、そういう問題じゃないんだってばぁ!」



モバP「大人の言うことは聞いとくもんだぞ」



周子「この場では関係ないでしょ!」



モバP「必死だな。あー、ゴムの部分に指ひっかけたぞ」



周子「やだやだ! もう、Pさんのバカー!」





モバP「……すっげ。糸引いてる」



周子「う゛う゛〜〜〜」



モバP「毛、薄いな……うっわ、お尻の方まで垂れてるよ……」



周子「わざわざ実況しないでよぉ……」



モバP「感動してるんだよ」



周子「この人、絶対楽しんでやってる……」



モバP「周子」



周子「な、なに?」



モバP「舐めていい?」



周子「」





周子「だ、ダメに決まってんじゃん! なんでわざわざ聞いたの!?」



モバP「いや、一応ね」



周子「……そんなんやられたら絶対おかしくなるから……今日はダメ」



モバP「じゃあ次回のお楽しみということにしとくか」



ぐちゅっ



周子「ひゃいっ」



モバP「……これほぐす必要ないな」



周子「誰も触っていいって言ってないのに……っ」



周子(あ……Pさんの手、あったかい)





周子(下から頭まで、一本の線で快感が繋がってて)



周子(あたしの身体を、心をじんじんと麻痺させてく)



周子(水音が延々と頭の中でエコーして)



周子(この快楽に溺れちゃいそう……)



モバP「……こんなもんかな」



くちゅうっ



周子「ぁ……っ!」



モバP「あ」



周子「うぁぅ……」ビクンッ



モバP「……やりすぎた」





周子「ぅあ……」



モバP「周子、大丈夫か?」



周子「……Pさん……あたしどーなったの……?」



モバP「ごめんな。俺がやりすぎちゃってイったんだよ」ナデナデ



周子「すごいよ、これぇ……」



モバP「もしかしてこれも初めてとか言わないよな……今更すごい罪悪感が……」



周子「腰が抜けちゃってる……」





スルスル



周子「ねぇ、Pさん」



モバP「なんだ?」



周子「さっきより大きくなってない? それ」



ぴにゃこら太「笑顔です」



モバP「……そりゃあ、ねぇ」



周子「なんで?」



モバP「言わないとダメ?」



周子「うん」



モバP「……周子の裸が綺麗だから」



周子「んふふ〜知ってるっ」





モバP「ほんとに白いよな……ありきたりだけど雪みたいだ」



周子「あたしの武器のひとつ、でしょ?」



モバP「線が細い割に胸は大きいし」



周子「水着になったとき、チラチラあたしの胸元見てたよね」



モバP「乳首は程よい大きさで、綺麗な桃色してるしな」



周子「……急に恥ずかしくなってきた」



モバP「隠したら見れないじゃん」



周子「ほんっまに、今日のPさんいけずやわ」





モバP「あー……しまった。ゴムなんかねぇぞ」



周子「それならだいじょーぶだよ」ゴソゴソ



周子「ほら」



モバP「準備よすぎだろ……」



周子「昨日、帰るときにコンビニでね。めっちゃ恥ずかしかった」



モバP「最初からヤる気満々かよ……」



周子「用意いいっしょー?」



モバP「まぁなかったらできないしな……アイドルなんだからこういうの買うのはやめなさいね」





周子「一応、今日大丈夫な日だけど」



モバP「安全日とか危険日とか関係なく、こういうのをちゃんとしてやらないと後悔するぞ。なにも避妊するだけのものじゃないんだから」



周子「……お説教はあとでいくらでも聞くからさ」



モバP「……ごめん。つい」



周子「あたしのこと、すごい大切に考えてるって気持ちは伝わったよ」



モバP「まぁこういうことはおいおい、な」



周子「だね。あ、ゴムあたしに付けさせてよ」



モバP「……性に積極的なアイドルとか心配事しかないな」



周子「Pさんだけに、だから。えーっと、ここをこうして……」



モバP「そのまま根元まで転がせば」



周子「こうかな」ズルッ



周子「でーきたできた。さっきビクってしたよね?」



モバP「……ちょっと気持ちよかった」





周子「いよいよかー……ちょっと緊張してきちゃったかも」



モバP「やめるなら今のうちだぞ?」



周子「やだよ。出会ってようやくここまで来れたんだもん」



モバP「……どういう……まぁ、あとででいいか」



周子「貰われる前にひとつお願いしていい?」



モバP「あぁ」



周子「目、つむって」



モバP「こうか」



チュッ



周子「ふふっ……じゃあ、よろしくお願いします♪」







周子「……こう?」



モバP「ん、そのままで……ゆっくり挿れるから、痛かったらちゃんと言えよ」



周子「ふぅー……うん」



モバP「よし……」



みちっ



周子「んっ……」



ぎちっ



周子「……っ!」



モバP「……痛いか?」



周子「だ、だいじょーぶだから……まだ全然入ってないっしょ」



モバP「涙目になってる」



周子「っ! へ、へーきだからっ」



モバP「……」





ぎちちっ



周子「はっ、あっ」



モバP「……初体験のご感想は?」



周子「死ぬほど痛い……」



モバP「だろうな……」



周子「Pさんのがおっきいんだって」



モバP「平均値だぞ……多分」



周子「ウソだ。絶対おっきいから」



モバP「周子の中が狭いのもあるとおもうけど」



周子「じゃあこれから肌重ねていったらPさんの形に拡がるのかな?」



モバP「……」



周子「あ、痛っ。ふふ、興奮しちゃった?」



モバP「……言うねぇ」





ーーーーーーー







ギシッギシッ



周子「ちょ、あっ、ぴ、Pさんっ」



モバP「はっ、なんだ、もう慣れてきたか?」



周子「ち、ちが、んっ、はっ、あ、あかんって」



モバP「なにが?」



周子「なにがっ、てぇ、ひゃあっ、んっ」



モバP「周子の涙目めっちゃそそる」



周子「し、しら、あっ、知らんっ、もうっ……んっ」



ギシッギシッ





周子「あっ、なんかっ、よくなって……はぁ、きたっ、かも」



モバP「マジで……?」



周子「えへ、えへへっ……しゅーこちゃんっ、んあっ、これクセに、なっちゃったかもっ」



モバP「かわいすぎだろっ……」



周子「ちゃんと、責任とって……んっ、とってね?」



モバP「ヤバイ……こっちも余裕なくなってきた」



周子「P、さんっ」



モバP「ん」



周子「ぎゅー、ってして」



ギュー



周子「へへ、これ好き……」





ギシッギシッ



モバP「そ、そろそろ限界かも……」



周子「あ、あたしもあたまふわっふわしてきた、あっ」



モバP「……念のため、出すときに抜きたいんだけど」



周子「……」ガシッ



モバP「ちょっと」



周子「ダメ」



モバP「いや、ダメじゃないって」



周子「ゴム、してるしっ、んっ」



モバP「いや、より確実な方を……くっ」



周子「むぅ〜〜〜!」ギュゥゥゥ



モバP「うおっ、ほんとにダメだって! うぐっ、クソっ」



びくんっ



周子「あぅっ、あ……はぁ、はぁ……んんっ」



モバP「くっ……あ、あぁ……」





ーーーーーーー







チャプン



周子「はぁー……一汗かいたあとのお風呂ってなんでこんなに気持ちいいんだろ」



モバP「……物言わぬ貝になりたい」



周子「あたしの初めて奪った感想がそれってひどくない?」



モバP「今頃になってとてつもない自己嫌悪と後悔の波が……」



周子「あたしとえっちするの、そんなにイヤだった……?」



モバP「……プロデューサーとしては最低の発言になるけどさ……めちゃくちゃよかった」



周子「あたしもPさんとできてめっちゃ嬉しいよ」



モバP「……まぁ大丈夫だとおもうけど、違和感が出てきたらすぐ婦人科行くことな」



周子「Pさんと一緒に?」



モバP「……いつかな」



周子「ほんと!?」



モバP「俺たちの関係がどうなるか、神様くらいしかわからないだろうけど……そういう機会ができたらいいなってことで」





周子「期待しちゃうからね。もー、明日からしゅーこちゃんトップアイドルへの道、爆走しちゃうよーん」



モバP「周子ならすぐになれるさ」



周子「……Pさんにスカウトされてよかった」



モバP「いきなりどうしたよ」



周子「住むとこもお金もない状態だったあたしをここまで連れてきてくれたじゃん」



モバP「俺はキッカケに過ぎないよ。周子自身ががんばった結果だ」



周子「……薄々気づいてるかもしれないけどね。あたし、前からPさんのことが好きだったんだ」



モバP「出会ったときから、ってやつ?」



周子「うん。最初はさ、変な人やとおもってた」



モバP「……まぁ、それはしょうがないな。否定できん」





周子「正直ね、なに言ってんだこの人ってなってて、タダ飯だけしっかり貰って帰ろうってことを考えてた」



周子「でもPさんときたらずっとあたしを褒め続けるわけじゃん。ついさっき会ったばかりの、名前くらいしか知らない娘をさ」



周子「勘違いしちゃうよね。その気になって、あとあとバカみたいって冷静になって、でもアイドルになったからには仕事をしないといけなくて」



周子「適当にやって、いつか熱が冷めれば終わりでいいやって。そんな軽い気持ちのあたしとは反対に、Pさんはめっちゃ仕事をとってくる」



周子「なぜかがんばっちゃうわけですよ。この人のためにって」





モバP「プロデューサー冥利に尽きるな」



周子「気づいたときには恋に落ちちゃってた。多分、出会ったときからね」



モバP「俺もそうだよ。アイドルとして、今はひとりの異性としてもな」



周子「へへ……あたしがんばるから」



モバP「一緒に、な」



周子「とーぜん♪」ギュッ











周子「ところで、なんでまたおっきくなってんの?」



モバP「……男の子ですから」









おわり



10:30│塩見周子 
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