2015年07月24日

モバP「財前時子をデレさせる」

P「デレさせるったらデレさせる」



未央「また無茶なことを言いだすねー」







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未央「なんでまた急に?」



P「頻繁に罵倒されるのが辛い……というわけではない。むしろそこは慣れつつある」



未央「M?」



P「違う」



未央「Mハゲ?」



P「髪は関係ないだろ! あとハゲてない!」



未央「ごめんごめん、ジョーダン」



未央「それで、どうして時子さまをデレさせたいの?」



P「いや、あの人の表情っていつも女王様的なアレだろ」



未央「うん」



P「たまには普通の女の子らしい顔も見たいな、と。絶対可愛いだろうから」



未央「なるほどー。それでデレさせたいんだ」



P「一瞬でもデレたら、その瞬間いい表情見せてくれるかもしれないからな」



未央「でも難しそうじゃない? 時子さま、その辺のガードきつそうだよ」



P「ふふ、それはどうかな」



P「ああいうタイプは攻略が厳しそうで、実は案外ちょろいかもしれん」



P「ちょっとこっちが態度を変えるだけで簡単にデレてくれる可能性もある」



未央「つ、強気だね……」



P「なんだかんだ付き合いも長いし、知らぬ間に好感度を稼いでいるってことも」



P「意外と楽勝かもな。HAHAHA!」



未央「そっかー。じゃあ私はレッスン行ってくるね」



P「あれ、次のレッスンまではまだ時間あるけど」



未央「ぜ、前回の復習とかしておきたいから……頑張って、プロデューサー」スタコラサッサ



P「あ、おい」クルッ







時子「………」←入口付近に立っている



P「」



時子「あら、どうしたの? そんなに青ざめた顔をして……間抜けな顔がさらに台無しになっていてよ」



P「と、時子さん。いつからそこに」



時子「そうね。貴方がこの私を案外ちょろいだのなんだのと言いだしたあたりかしら」



P「へ、へえ……そうなんだ。いるならいるって早く言ってくれれば」



時子「P。私は寛大なのよ。だから……」



時子「戯言をすべて吐き出すまで、お仕置きは待ってあげようと思ったの……ねぇ?」スッ



P「なぜ鞭を取り出したのだろうか」



時子「仕える者に対しての畏怖が足りないようだから……その身にたっぷりとわからせてあげるのよっ!」



P「いやあ〜っ! お許しを!」



時子「逃げるんじゃないわよ!」



P「だって本気で鞭振ってるじゃん!」









薫「せんせぇとときこお姉ちゃん、おいかけっこしてるー!」



仁奈「楽しそうでいやがりますね。仁奈たちも混ぜてほしいでごぜーます」



別の日





P「時子さんって頭いいよね」



時子「いきなりどうしたの。当然の事実を口にするなんて」



P「いや、毎度毎度罵倒のボキャブラリーが豊富だなと思って」



時子「アァン?」



P「なんで凄むんですか」



時子「なんとなく」



P「眼力すごいんだから思いつきで凄むのはやめてほしい」



時子「私が何をしようが私の勝手よ」



未央「でも、実際時子さまの言葉のバリエーションってすごいよね」



P「未央。いつからそこに」



未央「ひどいなあ、さっきからいたよ」



未央「それで、時子さまのプロデューサーの呼び方って何種類くらいあるんだっけ」



時子「豚、下僕、しもべ、部下、兵隊、巨乳好き――」



P「ほっといたらどこまでも増えそうだな……」



未央「というか巨乳好きなんだ」



P「一応」



未央「未央ちゃんはそこそこ巨乳だけど、感想は?」



P「知らん」



未央「えー、なにそれ。つれないなあ」



時子「ああ、それと今まで使おうと思っていたけど使っていなかったのを思い出したわ」



未央「なになに?」



時子「ハゲ」



P「ハゲじゃないです」



時子「アァン? ハゲはハゲ――」



P「ハゲじゃないです。ちょっと人より額が広いだけです」ゴゴゴゴ



時子「そ、そう。わかったわよ」



未央「(なんで髪の話だけあんなに強気に出られるんだろう)」



また別の日





麗奈「P。ちょっと付き合いなさい」



P「ん、どうした?」



麗奈「これから笑う練習をするわ」



P「笑顔の練習か。いいな、麗奈もアイドルとしての自覚が」



麗奈「違うわよ。高笑いの練習をするのよ」



P「高笑い?」



麗奈「周りの人間をひれ伏させる勝利の笑いよ! アーッハッハッ……ゲホゲホ」



P「なるほど。つまりそのすぐ咳き込む癖を治したいわけだな」



麗奈「けほっ……そ、そういうことよ」



P「といっても、俺は普段高笑いなんてしないから、コツとかわからないなあ」



P「あ、でも時子さんの高笑いならよく聞いてるな」



麗奈「ああ、そういえば時子って高笑いうまいわよね」



P「女王様だからな」



P「アーッハッハッハ!……こんな感じだったか」



麗奈「なによ、上手いじゃない」



P「時子さんの真似したら案外できた。あの人の笑い方って楽なのかもしれない」



麗奈「へえ、そうなんだ」



麗奈「ねえねえ、他にも時子のモノマネできないの? やってみなさいよ」



P「なんか趣旨が変わってないか?」



麗奈「いいのよ! アタシが黒と言えばそれが黒よ!」



P「言いたいことはわからなくもないが、その言葉の使い方はなんか変だ」



P「まあいいか。んじゃひとつ」



P「雑魚に興味はないの」キリッ



麗奈「アハハ、似てる似てる!」



P「土下座するなら、時子様ありがとうございますと言いながらよ!」キリッ



麗奈「ブフッ、そのオネエ声でそのセリフは最高に笑えるわ!」



P「精々私のためにキリキリ踊りなさい、それが貴方の役割なのだから!」キリッ



麗奈「ちょ、なんか言うたびにそのキメ顔するのやめてっ……お腹苦しい、ぶふ……っ!」



麗奈「アハハハ……はっ!?」ビクン



P「なんか楽しくなってきたなあ。さて、次はどんなモノマネを」



麗奈「あ、アタシ急用を思いついたからもう行くわ」



P「え?」



麗奈「じゃ、じゃあねP」スタコラサッサ







時子「待ちなさい」ガシッ



麗奈「あうっ」



P「」



P「ゑ?」



時子「ククク……随分楽しそうにしていたわね」



麗奈「」ガクガク



P「と、時子さん? 今日は休みにしていたはずなんだけど……」



時子「ええ、その通りよ。けれど退屈だったから、豚のあくせく働く姿でも見ようと思って来てあげたの」



時子「そうしたら……思いのほか愉快にしていて、私も安心したわ」ニッコリ



P「え、えっとですね。これは決して時子様を馬鹿にしていたわけではなく」



時子「黙りなさい。今は私が話しているのよ」キッ



P「は、はいっ!」



時子「ねえP。私の目の前でさっきの再現をしてくれる? とっても楽しそうだったから、もう一度見てみたいわ」ニッコリ



P「ひっ」



麗奈「あ、アタシは関係ないわよね! 見てただけだし! だから解放しなさいよ!」



時子「あら、貴方も大笑いしていたじゃない。よほど楽しんでいたようだから、もう一度見ていきなさい。ねえ?」



麗奈「ぐぬぬ」





P「(この後、俺は時子さんのモノマネを本人の前で何度も披露する羽目になった)」



P「(麗奈はその後すぐに解放されたが、俺は……まあ、語るまでもないか)」



P「(とりあえず、だんだん鞭との追いかけっこにも慣れてきたというのが素直な感想だ)」



またまた別の日





時子「(今日はPを買い物に付き合わせる予定がある)」



時子「(以前に遅刻してきた時、たっぷりと絞ってあげたから、もう二度と待ち合わせに遅れることはないでしょう)」



時子「……そう思っていたのに、なぜ約束の時間になっても現れないのかしら。あの豚は……!」イライラ



時子「しかも今回は3分以上遅れているわ」



時子「ククク……ああ、いい、いいわ。今度はどんなお仕置きをしてやろうかしら」



時子「喜ぶといいわ、P。私の心をここまで乱したのは、貴方が初めてよ……!」







通行人A「なんかあの女性から禍々しいオーラが見える」



通行人B「いったいどういう状況なんだ」



5分後





P「申し訳ございませんでした」



時子「前にも言ったはずよ。土下座というのは偉い人間がするから意味があるの」



時子「貴方にその価値があるのかしら?」



P「す、雀の涙程度はあるかなと……」



時子「フン……いいわ。とりあえず顔を上げて立ち上がりなさい」



P「えっ」



時子「今日という時間は限られているのよ。それに、今この場で貴方の罪に合うだけの罰を思いつけないの」



時子「2回目の遅刻ともなると、いったいどうしてやろうかしら。クククッ……」



P「怖い……」







少女「お兄ちゃん!」



P「ん?」



時子「?」



少女「さっきはありがとう!」



P「ああ、いいよいいよ。あのくらい」



少女「うん! それじゃあね!」タタタッ



P「バイバイ」







時子「……ここに来るまでの間、何かあったの」



P「いや、たいしたことじゃ」



時子「話しなさい。私に隠し事は許されないわ」



P「あ、はい」



P「簡単に言うと、さっきの子がお母さんとはぐれて困ってるところに出くわしてさ。まだ小さかったから、携帯とかも持ってなかったみたいで」



P「それで一緒にお母さん探して、見つかったのはよかったんだけど……」



時子「私との待ち合わせに8分遅れた、と」



P「すみません」



時子「事情はわかったわ。けれど貴方、なぜそれを先に言わなかったの」



P「時子さん、言い訳は嫌うと思って」



時子「ハア……愚かね。私が正当な理由とただの言い訳を区別できない低能だとでも言うつもり?」



時子「確かに、事前の連絡を怠ったことには腹が立たないわけではないけれど……いいわ。今回は貴方のお人好し加減に免じて許してあげる」



P「え、本当に?」



時子「何度も同じことを言わせる無能は嫌いよ」



P「ありがとう、時子さん!」



P「優しい! 天使!」



時子「……く、くだらないことを言っていないで、さっさとついて来なさい!」



時子「貴方のせいで時間に余裕がなくなっているのだから」



P「御意」



時子「……このくらいお人好しでないと、あの個性派揃いのアイドル達の面倒なんて見きれないのかもしれないわね」



後日





薫「おはようございまー!!」



P「おはよう。薫は今日も元気で可愛いな」



薫「ほんとう? うれしいなあ!」



P「うれしいか?」



薫「うん! 女の子はねぇ、かわいいって言ってもらえるとみんなうれしいんだよ!」



P「みんなかぁ」



薫「みんなだよ!」



薫「みおお姉ちゃんもれいなちゃんも、ときこお姉ちゃんも!」



P「ははは、さすがに最後の人はどうかなあ」



薫「ほんとだよ」



P「そっか」



その日の夕方





P「………」



時子「……何かしら。ジロジロと」



P「時子さんって、可愛いな、と」



時子「………は?」ポカン



P「美人っていうのが最初にくるけど、多分可愛い格好も似あうんだろうなって。そんなことを考えていた」



時子「………」



時子「馬鹿なことを言っていないで、とっとと仕事の続きをしたら?」



P「それもそうだな」



P「(薫、やっぱこの人相手じゃダメみたいだ)」



時子「………」



翌日





未央「おおっ、今日の時子さまちょっとかわいい系ファッション?」



時子「……別に」



未央「えぇ、そんなことないでしょ。リボンだって――」



時子「スルー」



未央「時子さま対応雑だよ!?」







P「……やっぱりダメじゃないかもしれない」





おしまい





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