2015年07月28日

橘ありす「SSを書きます」

モバマスのSSです。

本SSの中に書かれていることは個人の意見であり、感じ方です。

また、サイト名や設定などはすべてフィクションであり、実際のサイトなどとは一切関係ありません。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400677962





ありす「〜〜♪」



文香「…ありすちゃん」



ありす「〜〜♪」



文香「ありすちゃん?」



ありす「え、わっ!」



文香「きゃっ!」



ありす「あ!すいません。」



文香「いえ…お茶を入れたので、一緒にいかがですか…?」



ありす「ありがとうございます。いただきます。



文香「何ですか?すごく、夢中になってましたね。」









ありす「あ、はい…その…SS、です…」

文香「えす…えす…?」



ありす「えっと…短い創作小説なんですが…」



文香「ああ…ショート・ショート。私も星バーーーローーさんなど、よく読みましたよ。」



ありす「いや、そういうのとはちょっと違ってて…」



ありす「ああ…文香さんはツンデレラガールズって知ってますか?」



文香「聞いたことあるような…」



ありす「これです。」



文香「ああ、CMでやってるゲーム…」



ありす「はい…実は私、このゲームにはまっていて…」



ありす「先ほどのSS、というのはこのゲームのキャラクターを題材にしたお話なんです。」



文香「なるほど、二次創作ですか。」



ありす「それなりに種類もあって、こんな風にそれらをまとめるサイトもできているんです。」

文香「へえ…すごい。いっぱいありますね。」



文香「…キャラクターを知っていることが前提のようですが、そうでなくても楽しめるものもありますね。」



ありす「え、もう読んだんですか?」



文香「はい。文庫に直すと大体10ページ前後というところでしょうから…」



ありす「そうですね。気負わずに読める所も魅力です。」



ありす「それに…気軽に書き手になることもできます。」



文香「確かに。会話文だけで成り立つものがほとんどのようですし。」



ありす「そうなんです。誰でも書けるんですよ?」



文香「…」

ありす「例えば…小学生でも?」チラッチラッ



文香「…」



文香「えっと…見せてもらってもいいですか?」



ありす「えっ///何を、でしょうか///」



文香「ありすちゃんも書いたんですよね?…SSを。」



ありす「あの…えへへ。はい。実は。」



ありす「文香さんに見てもらうなんて恥ずかしいですけど…その、よかったら…」



文香「拝読します…」













ありす「…」ソワソワ



文香「…」

ありす「どうですか?」



文香「えっと…」



文香(ちょっと誤字、脱字や言葉の選択ミスが多いでしょうか…)



文香(脚本としては、よくある筋ですが…)



文香(それでも小学生として考えれば十分すぎるほどの出来です。さすがはありすちゃんですね。)



文香「…おもしろい、と思いますよ?」



文香「この、『立花のりす』という女の子が心を開いていく様がよく描かれていると思います。」







ありす「!」パアアア



ありす「そうなんです!この『のりすちゃん』は軍人みたいな名前が嫌で最初はそっけない態度をとっているんですが…」



ありす「段々自分のプロデューサーさんに心を開いて可愛らしい笑顔を見せるようになっていくんです!」



ありす「そこがとっても可愛くて…」クドクド…





文香(ふふ…私もお気に入りの物語を両親に話す時はこうだったなあ…)

――その夜



ありす「えへへ…文香さんのお墨付きをもらってしまいました。」



ありす「…」



ありす「…ちょっと、投稿してみましょうか。」



ありす「そうです。面白い、と言ってくれましたし、きっとたくさんのレスが付くはずです!」









ありす「…」



ありす「…もしかして、出版社の人の目にとまって…」



ありす「小説家デビューなんかしてしまうかもしれませんね。」



ありす「困りましたね…私はアイドルも続けたいのに…」















ありす「…」



ありす「そうですね…印税でいちご農園を作るのもいいかもしれません…」

――翌日



ありす「…」



文香「ああ、ありすちゃん。おはようございます。」



ありす「…おはようございます。」



文香「…どうしたんですか?何か元気が…」



ありす「…なんでもありません。」



文香「…何か私にできることなら…」



ありす「…面白いって言ってくれたのに…」



文香「…?もしかして、昨日のお話のことで何か…?」





ありす「…」





ありす「実は…」

文香「そうですか…あまり反響が…」



ありす「はい…それだけじゃなく、心無い言葉も…」



文香「…気にすることないですよ。私は、とてもおもしろいと思いました。ありすちゃんのお話。」



ありす「でも…何が悪かったんでしょう…」



文香「そうですね…私だけではなんとも…」





比奈「おはようございまーっス」





文香「…詳しい方がきました。」



比奈「?」

比奈「なるほど…それでヘコんでるんスか。」



ありす「…」



比奈「ありすちゃん、ちょっと見せてもらっていいッスか?」



ありす「はい、どうぞ…」



比奈「…」



比奈「ああ…なるほど。」

比奈「多分これっスね。このPさんがのりすちゃんを守る場面。」



ありす「え…?でもそこは私が特に気に入ってる場面で…」



比奈「うーん…この、Pさんがタブレットを使って次々と悪役を論破していくところが…」



比奈「多分、みんなの中のPさんのイメージと違ってしまったんじゃないッスかねえ…」



ありす「でも…私の中のPさんは頭が良くてかっこよくて、しっかりした人で…」



比奈「まあ、ツンマスは人の数だけPのイメージが有りますから。」



文香「そうなんですか…私はこういうキャラクターなんだとばかり…」



比奈「あんまり自己の理想を投影しすぎると嫌がる人もいますからねえ…」



文香「…メアリー・スー…」



ありす「…」

比奈「逆に言えばそれだけ自由なキャラクターってことッスから。そう思う人もいるってことですよ。」







比奈「他には…突然始まるこのいちごトークですかねえ。」



文香「ああ…確かにそれは気になりました。」



ありす「?」



比奈「自分の好きなものを入れるのはいいと思いまス。でもあんまり長いと本筋がわからなくなりますから…」



ありす「確かに…メインはのりすちゃんとPさんとの交流ですから…」



文香「お話に必要な範囲で、というわけですね。」





ありす「確かに…全体の4分の1も使ったのはやりすぎでしたね…」

比奈「後は…多分一番言われてるのはこのキャラ下げッスかねえ。」



文香「?」



比奈「特定のキャラクターを貶めることッス。今回の場合はこの美優子さんがそれに当たりまスかねえ。」



ありす「でも、美優子さんは隙あらばPさんと結婚しようとして…」



比奈「まあ、それが魅力の一つでスし。」



比奈「それに…どんなキャラクターにもファンはいまスから。もちろん、その逆も、っス。」



比奈「ありすちゃんだってのりすちゃんのことを悪く言われたらいやっスよね?」



ありす「はい…そうですね。」



ありす「でも、別にわざと悪口を書いたわけでは…」

比奈「わかってまスよ。まあ、あまりネタ化されてないキャラクターだったこともありまスし。」



文香「ネタ化?」



比奈「面白おかしくディフォルメすることっス。」



文香「書き方によっては少し歪めて書いても…?」



比奈「まあ、程度の問題でスね。キャラ崩壊してるのが好きって人も多いでスし。」







比奈「…ごめんなさい。色々偉そうに語っちゃったスね。」



ありす「いえ、参考になりました。」



比奈「まあ、そう思う人もいるってだけっスから。気にしないで好きに書けばいいと思いまスよ?」



ありす「はい。ありがとうございます。」

――後日



ありす「おはようございます♪」



比奈「おはようございまス…なんか嬉しそうっスね。」



ありす「はい!実はこれ…」



文香「…これ、ありすちゃんの書いた作品ですか?」



ありす「はい!あれからアドバイスを参考にさせて頂いて…」



比奈「レスもたくさんついてまスね…よかったじゃないスか。」



ありす「それだけじゃないんです。…これを」



文香「あ、まとめサイトに載ったんですね。」



ありす「はい、ぞうさん速報、SS森たけのこ!、SS毎日など…」



文香「よかったですね。ありすちゃん。」



ありす「はい!」ニコニコ

――その夜



ありす「ふふ…コメントが着実に増えてますね。」



ありす「…あれ?」





59. 名無しの読者様 20xx年x月xx日 xx:xx:xx

なんだよ、コメントが伸びてるから見てみたらすげえつまんねえじゃん。時間損したわ。







ありす「…」ムッ



ありす「…」カタカタ







60. 苺の妖精 20xx年x月xx日 xx:xx:xx

☆☆☆☆☆

この面白さがわからないなんてあなたはかわいそうな人ですね。







ありす「…」ムスー

泉「ははあ…炎上しちゃったんだ。」



ありす「はい。それだけじゃなくて、なぜか私が作者だって言うことがバレていて…」



泉「ああ、大丈夫。そんなのウソだから。」



ありす「そうなんですか?」



泉「ええ、書き込んだだけでどこの誰か特定されるなんてことないわ。ましてや閲覧者側からはね。」



ありす「…安心しました。」



泉「まあ、自由に批評しあう場とはいえ、やはり言葉は選ばないとね。」



ありす「はい…そうですよね…でも…一生懸命書いたのに…せっかくみんなが見てくれたのに…」



ありす「あんなにひどい事を言わなくても…」

文香「そんなことないですよ。」



ありす「文香さん…」





文香「どんな感想であれ、ありすちゃんの書いたお話を読んで心を動かされた人がいるんです。」



文香「それこそわざわざ感想を書き込みたくなるほどに…」



文香「それってすごいことじゃないですか?」





ありす「…」











比奈「そうでスよ。」



ありす「比奈さん…」

比奈「それに…ありすちゃんは人に褒めてもらったり、まとめてもらうためにSSを書いてたんスか?」



ありす「いえ、そうじゃなくて…みんなにもっとのりすちゃんの可愛さを知ってもらいたくて…」



ありす「私がゲームで感じたことを共有したくて…」



比奈「だったらそれでいいじゃないスか。」



比奈「お金をもらってるわけじゃないんス。楽しむためにやってるんス。」



比奈「例えレスがつかなくてもディスプレイの向こう側には共感してくれる人がいるはずっス。」





ありす「…はい!」

ありす「…私。ちょっといい気になっていました。褒められたからっていい気になって…」



ありす「あんな攻撃的な事を書いたりして…みなさんの言うとおりです…」



泉「そうね、ネットの向こう側には人間がいるってことを忘れてはいけないわ。」





ありす「私、もっと自分の気持ちを上手に伝えられるようになります。そのために、もっとアイドルも頑張らないと。」



文香「ええ、私も…」



比奈「その意気っスよ!」

――



その後ありすは処女作「いちご畑でつかまえて」で文壇デビュー。



たちまちベストセラーとなり、世界60カ国で映画化された。



また、ツンマスのアニメ化に伴い「立花のりす」役の声優デビューも果たした。



歌を仕事にしたい、という本人の希望も有り、それら映画やアニメの主題歌のシンガーも務める。



名実ともにトップアイドル、世界有数のセレブとなり、その収益で複合型いちご農園『橘ストロベリーランド』を設立。



こちらも瞬く間に人気スポットとなり、休日は彼女の愛する夫、トッププロデューサーのP氏とともにいちご狩りをする姿が見られる。

――



ありす「…ふう。こんなところでしょうか。」



ありす「たまにこうやってSSを書くのはいい息抜きになりますね。」



ありす「そろそろあの人が帰ってきますね。夕飯を用意しましょう。」



ありす「おっと、忘れるところでした。」



ありす「こんな橘さんのSSを読んでくれてありがとう、っと…」



〜おわり



21:30│橘ありす 
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