2015年07月29日

市原仁奈「になになる」


仁奈「…」パチ



仁奈「…」





仁奈「…?」



柚「くふー」



比奈「…むにゃ…」



楓「……」スー…



仁奈「…」



仁奈「…」コロコロ…



ジャッ



仁奈「ぅ…まぶし…」



仁奈「……おー…なんだか早く目がさめちまったです…」



仁奈「…」ブルッ…



仁奈「といれ…」モフモフ…




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じゃー





仁奈「ぷるぷる」



仁奈「ついでにかおも洗ったのでめーばっちりです」ムフー



仁奈「…」



仁奈「早起きはけんこーにいーですので」



仁奈「おねーさんたち起こしちまいましょう。さびしいからではねーのです」パタパタ







ガチャ





仁奈「?」





ガコンッ





P「よっと」



仁奈「…」



仁奈「」ダッ



仁奈「Pだー!」ドカッ



P「いてぇ!?」







もふもふっ





仁奈「おはよーごぜーます!仁奈でやがりますよ!」



P「」ゴフ



P「そ、それは分かる…落ち着け」



仁奈「寝てる場合ではねーです」ペチペチ



P「仁奈がぶつかって来たからだ」



仁奈「ぺちぺち」



仁奈「Pもはやく目が覚めちまったです?」



P「ん、いや俺は…」



仁奈「?」



P「…うん。まあそうだよ」ナデナデ



仁奈「そうですかー。仁奈と同じでやがりますねー」ニヘー



P「そうだな」





P「仁奈はどうしたんだ?」



仁奈「わかんねーです。なんだか目が覚めちまったんですよ」



P「そっか」モフモフ



P「いつもとちがう布団だったからかな?」



仁奈「かもです」コクコク



仁奈「でもおねーさんたちが一緒なのは同じでやがりますよ!」



P「うん」



仁奈「それにライブがおわって、まだこーふんしてるからかも、です!」



P「そっか」ナデナデ



仁奈「はい!えへへー」





P「っと…まだ朝ご飯まで時間もあるし」



P「どうする?ホテルの周りの散歩でも行ってみようか」



仁奈「おお。そいつはいーですね」



P「いーですか」



仁奈「いーです」コク



仁奈「それなら仁奈うみがみてみてーです」



P「そっか。じゃあそっちの方に行ってみようか」



仁奈「はい!」







ぴょんっ





仁奈「えへへっ。Pとおさんぽー♪」



P「転ばないようにな」



仁奈「ころんだときには起こしてくだせー」



P「転ぶ前提なのか」



仁奈「ぜんてん!」モフコロ



P「おっ上手だなー。俺もやろう」コロン



仁奈「あははっ。いーとししてPはノリがいいですね!」



P「そんなつもりはないんだろうけどひどい言い様だな…」



仁奈「はらっぱは気持ちがいーですね」コロンコロン



P「そうだな」コロン





仁奈「ほっ」ピョコ



仁奈「おー。うみが見えてきやがりました」



P「うん」



仁奈「そこまで走るです」タタッ



P「ちょ、待って…前転からのダッシュはつらい」



仁奈「とうっ」ピョンッ



P「…昨日ライブが終わったばかりなのに、仁奈は元気だなあ…」ゼェ



仁奈「元気です!」パッ





仁奈「…」



P「…」





ざざー…





仁奈「うみのやろーでけーですね」



P「うん」



仁奈「ふあー…」



P「…」



仁奈「くしゅ」



P「くしゃみかよ」



仁奈「ずる。えへへ」



P「はいココア」



仁奈「おお。Pは気がきくです。いただきます」



P「うん。どうぞ」



P「あ、全部飲んじゃうと朝ご飯が食べられないかもしれないから、残してもいい」



仁奈「はーい」





仁奈「こくこく」



P「…」ズズ…



仁奈「はふ…あったかい…」



仁奈「ねえP。うみはどーしてでけーのですか?」



P「え?…ど、どうしてって…」コト



P「…仁奈はどうしてだと思う?」



仁奈「しつもんをしつもんで返されたです」



仁奈「おとなはずるいですねー」



P「すいません」



仁奈「いえいえ」





仁奈「でも…そうですね」



仁奈「……でっけーほうがいいからかな!仁奈がとび込んでもだいじょうぶ!」



P「うん。そうだな」



仁奈「Pの背中もそこそこでけーです」



P「じゃあ俺もそこそこ大丈夫か」



仁奈「あっ、いえ。Pこそ大丈夫ですもんね!大きさだけじゃねーです」



P「お、そっか。ありがとう」ポフ



仁奈「もぷ」



仁奈「いえいえです。えへへ」





仁奈「すなはまの方へおりてもいいですか?」



P「ん…うん。いいよ。きぐるみ汚さないように気をつけてな」



仁奈「了解です!」



仁奈「転びやがりました!」ズサー



P「ああうん」





仁奈「ぷあっ。砂だらけです…」



P「だろうな」



仁奈「えへへ。砂だらけです♪」ゴロゴロ



P(楽しそうだな)



仁奈「よごれちまったもんはしかたねーですよ!」ゴロゴロー



P「それは…そうだな」





仁奈「…」ゴロゴロ



仁奈「砂は…ちょっともふもふとちがうです」



P「うん」



仁奈「けど気持ちがいーです。まぶしーです」



P「うん」



仁奈「ふふ。うー!気持ちいいですねー!」



P「おう」



P「…寝転がっているだけなのに、楽しそうだなぁ」



仁奈「そうですか?」コロコロ



P「うん」



仁奈「そうですかー」





仁奈「えへへ」



仁奈「それはきっと、Pが一緒だからでやがります」



P「…べつになにか一緒にしてるわけじゃないけど」



仁奈「一緒にいるです!」



P「…一緒にいるな」



仁奈「いるです」コクコク



仁奈「それがだいじですよ。Pはわかってねーですね」モフモフ



P「すいません」





仁奈「べつにいーです」



仁奈「わかっていなくても、いいけど、Pはずっと仁奈のそばに居やがるですよ。いいですか?」



P「うん」



仁奈「ずっとですよ!」



P「ずっとな」



仁奈「嘘ついたらキグルミひゃっこ着せるです!」



P「それは…、気をつけるよ」



仁奈「もふふふ。お気をつけくだせー」





仁奈「わーい。Pがいっしょにいてくれるなら、仁奈は仁奈の気持ちになれるのです」



P「…?」



P「それ、どういう意味だ?」



仁奈「そのままですよー」



仁奈「えへへ。Pは仁奈を甘やかしやがりますので仁奈も思いっきり甘えられるですよ!」



P「…」



P「それは、俺に言ってもいいのか?」



仁奈「??はい、べつに」



P「…あ、そう」





仁奈「…」エヘヘ



仁奈「キグルミの気持ちになったり、…いい子の気持ちになったりしなくても、いいのは、すごくうれしいし、楽しいですよ」



仁奈「Pのおかげですよ?」



P「…そうかな」ナデナデ



P「べつに仁奈は、仁奈のままでいい子だからな」



仁奈「…そうですかね」



P「そうですね」



仁奈「そうですかー」エヘー



P「…」クス





P「まあ、…うん」



P「仁奈がそうしたいなら、俺の前でくらい、いつでも甘えてくれ。いつも頑張ってくれてるしな」



仁奈「はい!」



仁奈「ではとりあえず起こしてくだせー!」



P「はいはい」ギュ



仁奈「ぎゅう。えへへー」



P「戻ったらシャワーを浴びないとな」



仁奈「はーい」



仁奈「あ、仁奈じゃー髪の毛をうまくかわかせねーので手伝ってくだせー」



P「はいはい。…甘えてくれって言った途端に甘えまくりだな…」



仁奈「てへですよ」



P「はは。仁奈は意外と手のかかる子なんだな」ナデナデ



仁奈「です。それにおんなのこは手のかかるものでごぜーます」



P「…なるほど」



仁奈「はい」





仁奈「仁奈も女の子でやがりますよ?」



P「知ってるよ」



仁奈「ほんとかなー」



P「ほんとほんと」ナデナデ



仁奈「ならいいですけど」



仁奈「プロデューサーのまえでは、仁奈ちゃんと仁奈になるです。だからちゃんと手をかけてくだせー!」



P「…うん。了解」



P「とりあえずは髪を乾かしてあげないとだな」



仁奈「ですです!」



P「はいはい」クス







・・・・・





ブォー





仁奈「にゃー」ブアー



比奈「…」



P「…」ワシワシ



比奈「…」



比奈「…えっと…朝起きたらプロデューサーが仁奈ちゃんの髪を乾かしてるって」



P「たぶん誤解だ」



比奈「事案でス?」



P「誤解だ!」



仁奈「??」ワサー





仁奈「あっ比奈おねーさん。おはようです」



比奈「おはよう、仁奈ちゃん」



比奈「どうかしたんでスか?」



仁奈「??」



仁奈「あっ、えと、えへへ。Pに女の子あつかいしてもらってたです!」ニパー



比奈「」ブッ



P「なにその誤解を歓迎する言い方。仁奈さん仁奈さん」



仁奈「??になはじゅうしになるですよ?」



P「いや九九の話はしてねえよ」



仁奈「仁奈をなめやがっては困るです」フフーン



比奈「プロデューサー、引く…」



P「普通に言うのはやめて!」



仁奈「??かけざんのはなしですよ?」モョトン…







ガチャ





柚「ぼへー」



柚「…あっ比奈サンと仁奈チャンと…Pサン。おはー…あふ」



楓「おはようございます…」



P「はい」



比奈「仁奈ちゃんはなれるっス。髪なら私がかわかしてあげるっスよ」ブォー



仁奈「おお?あ、ありがとうごぜーます」



柚「あーいいねぇ。仁奈チャンアタシたちのなかで一番髪の毛長いしねーさらさらー」ニヘー



楓「朝からお風呂…いいな私も入ろうかな…ふふ」



P「…」



P(居場所がなくなったな)





P「…」ハァ



P「…」



仁奈「うー。髪をかわかすのもいーですが、はやくキグルミを着たいです…」



比奈「もうちょっと我慢でスよ」ワシワシ



柚「たまには着てない仁奈チャンも可愛いと思うけどなー」



仁奈「落ち着かねーです…」



楓「よしよし。はい、このタオルがもふもふよ」



仁奈「おお。このもふもふは…」モフモフモフ…



P(犬に骨をあげるみたいだな)ゴソ



P「…」カシャ





P(…うん。ちゃんと撮れた)ピピ



P(ライブもおわって、みんなのんびり…って感じかな。楽しそうだ)



P(…俺も仁奈と同じでいろいろ考えてるあいだうまく寝つけなかったんだけど…)



仁奈「も、もうかわいたですよっ。キグルミ、キグルミっ」ダッ



比奈「あっこら。まだちゃんと待ってないとだめっスよ!」



柚「おいかける!」



楓「おいかけるー」



仁奈「ひええっ。か、かんべんしてくだせー」タタ…



P「…」クス





仁奈「?」



仁奈「えいっ」ドカッ



P「ごふ」



仁奈「P!なにをぼーっとしてやがりますか!」



P「…ぼーっとしてたのは否定しないが、いきなり飛び込んでくるのはやめてくれ…」



仁奈「なにか考えごとですか?」



P「…」



P「うん。ちょっとな」



仁奈「そうですか」





仁奈「大丈夫です。ライブは終わっちゃったけど、むずかしーことを考えたりしなくても、今日は絶対楽しくなるです。仁奈はそう決めたです」



P「…ああ、うん」



P「そっか。仁奈が決めたなら、仕方ないな」



仁奈「仕方ねーです」コクコク



仁奈「ということでPも元気出してくだせー。仁奈はPと一緒じゃなきゃ嫌でごぜーますよ」モフモフ



P「もふもふ」フゴフゴ



仁奈「えへへ」



仁奈「おねーさんたちはいっしょなら遊んでくれますけど、」



仁奈「仁奈がころんだとき必ず助けてくれるようにそばにいてくれるのはPだけでやがります。仁奈が仁奈になれるのはPとだけでやがります」



P「…そうかな」



仁奈「そうですっ」モフモフ



P「…そうか」



仁奈「だから仁奈から目をはなしちゃだめですよ!にぱっ」







がしっ





柚「つかまえたっ」



仁奈「あーっ」



楓「仁奈ちゃん、追いかけっこもここまでよ…もうけっこー。ふふっ…」



比奈「かわかスですよ!」ガチャ



P「ん、比奈いま」



柚「…仁奈チャンのしゃべり方、混じってなかったカナ?」



比奈「?」



比奈「…あっ、あ、いや…いまのは、その!//」



仁奈「比奈おねーさん可愛いです!」



比奈「いやいや私なんて」



柚「かわいいー」



楓「かわいいー」



P「かわいい」



仁奈「かわいいです!」



比奈「連呼はだめだめっスよー…うあー…」



柚「てへー」



楓「てへ」



仁奈「えへへー」





P「…」



P「…」モフ



仁奈「?」



ナデナデ



P「…そっか」



仁奈「…」



仁奈「はい。そうです」エヘー



柚「??おおっ仁奈チャンとPサンないしょばなしカナっ。聞き捨てならないぞっ」



P「内緒話なら聞き捨てようがないだろ」



柚「??あれ?」



仁奈「えへへー。仁奈とPのないしょですよーいいでしょー」



楓「うん。羨ましいな」ナデナデ



仁奈「えへへ!」にぱっ





仁奈「ねーP。もういっかい、やくそくですよ」



P「うん。約束」



仁奈「やぶっちゃだめだよ!」



P「うん」



仁奈「やったー」







・・・・おしまい





P「おう、みく。お疲れ様。どうした急に」



みく「どーしたもこーしたもないにゃ。呼びに来たんだよ!お花見!もうちゃんと場所とってあるにゃ!」ニャァッ



P「…ああ、そっか」



みく「ちょっ…Pチャーン…ああ、そっかて。あれー…なんで呼びに来たら五人でこたつでくつろいでるにゃあ…?」



P「ごめんごめん。…これからちょっと、大事な話があって」



みく「??」





仁奈「はい」



柚「うん」



楓「ええ」



P「……?」



比奈「…」コク



比奈「それなら私たちからもプロデューサーに渡したいものがあるんでス」



P「?…渡したいもの」



柚「まーPサンと同じだけどねー」



P「??」



楓「これ、どうぞ。私からです」



仁奈「仁奈からです!」



P「あ、ああ。…これは…」カサ



比奈「写真でスね。はい。私からも」



P「う、うん」





16:30│市原仁奈 
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