2015年07月29日

結城晴「ピザが食いたい」

晴「ピザが食いたい」



P「ピザ?太るぞ」



ちひろ「そうですよ。プロデューサーさんみたいになっちゃいますよ?」





P「俺はぽっちゃりなだけだ!」



ちひろ「デブはみんなそう言うんですよ。ほら、仕事仕事(前はスリムだったのに…)」



P「訴えてやる!」



晴「ピザが食いたい〜!ぴ〜ざ〜!!」







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P「じたばたする晴も可愛いな」



ちひろ「ええ。」



晴「だから材料買ってくる。焼き窯準備頼むな。」



P「作るのか!?」



ちひろ「しかたないですね。」つ財布



晴「はーい!ありがとー」



幸子「不安なので、ボクも一緒に行きましょう」



P「ちょ、まて!俺の財布!!」



晴「ちひろさんにも、たらふく食わせてやるからなー!」



ちひろ「うふふ、期待してますね。」



P「俺の分は?」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



幸子「それで、何から買いますか?」



晴「まずはチーズに小麦粉だろ、あとは」



幸子「トマトソースは買わないんですか?」



晴「それはまあ後でいいだろ。」



凛「あれ?二人で買い物?」



ありす「珍しい組み合わせですね」



晴「おっ、凛さんにありすじゃん」







ありす「橘です」



幸子「凛さんたちも買い物ですか?」



凛「まぁ、そんなところかな」



晴「俺たちこれからピザ焼くんだぜ」



幸子「可愛いボクが皆さんにピザを焼いてあげまあしょう!」



凛「ピザ…ああ、そういえば事務所に大きな焼き窯あるもんね。」



晴「おう!」



橘「事務所にあんなもの…非生産的です。」



晴「でもこの前使ったよな?」



凛「ありすちゃんはその時いなかったから、知らないのも無理ないよ。にしてもピザかぁ…いいね」





橘「トマトではなく、苺ソースで」



晴「馬鹿は置いといて、凛さんも手伝ってくれよ」



橘「ば、馬鹿って…私のことですか?」



晴「なぁ、いいだろ〜」



凛「まぁ、小さい子に焼き窯は危ないかもね。」



幸子「それってボクも含まれてます?」



凛「そうだ、どうせならPIZAにしない?」



晴「PIZA?ピザと何が違うんだ?」



ありす「そうです。それに、PIZAではなくPIZZAですよ?ほら、タブレットを見てください」







凛「作ってみたらわかるよ。どうかな?『PIZA』作ってみない?」



晴「それって美味いの?」



凛「好き嫌いはあるけど…私は大好きかな?あ、まゆも好きだよ」



晴「そっかぁ…じゃあ作る!」



凛「わかった。助っ人呼ぶね」プルルルル



凛「あ、急にごめんね。今、晴ちゃん達と会って…うん、そう。いい?ありがと。じゃあ事務所で…あ、みちるちゃんにも連絡頼める?」プツ



凛「手伝ってくれるってさ」



晴「やったー!」



橘「だから私を、それにピザに苺は間違いなくあいます!なぜなら苺もトマトも赤くて酸っぱくて甘いからです!」





幸子「苺はデザートにしましょう。そのほうがきっと美味しいですよ?」



橘「しかたがありません。それで手を打ちましょう」



凛「決まりだね。じゃあ、買い物レッツゴー!」



晴「おー!」



・・・

・・





凛「これで全部かな?」



晴「完璧だぜ!」



ありす「まったく…」ブツブツ







晴「なんだよ、ありす。なんか文句でもあんのか?」



ありす「トマトソースの代わりに苺ソースを塗るのを馬鹿にした癖に、まさかあれをソースにするなんて」



凛「物は試しだよ。それに、味は私が保証するよ」



幸子「アレですか?アレってなんですか?(ボクがちょっといない間に話が進んで…)」



ありす「たしかに、どんな味がするか興味はありますが…でも」



凛「それとも、橘さんは嫌そうだからPIZAは食べないのかな?」



ありす「食べないなんて言ってません!」



凛「素直じゃないなぁ。」



幸子「それにしても、ずいぶん買い込みましたね。当初の予定の3倍以上はありますよ?」





晴「そりゃあPIZAを作るからな」



幸子(PIZZAと何が違うんでしょうか…)



凛「あ、タクシーが来たよ。ほらみんなのって」



『はーい』



凛「まゆたち事務所に来てるといいけど...」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

晴「ただいまー!」



ガチャッ



ちひろ「お帰りなさい。みんなもう来てますよ?」



凛「みんな、ありがとう」



ちひろ「私も手伝うわ。そういえば、さっきからプロデューサーさんの姿」



バチィッ!



ちひろ「あ、あれ…」



バタンッ



まゆ「出来たら…おこしてあげます。うふ♪」



凛「ひもで縛って…よし。」







幸子「あ、あの…ちひろさんを気絶させる必要は」



凛「ちひろさんが見るとうるさそうだしね。PIZA作り」



晴「まぁ、あの時もうるさかったしな」



ありす「あの時?」



凛「こっちの話だよ。気にしないでね。プロデューサーの調子はどう?」



まゆ「順調ですよ…忙しいので、まゆはまた元の作業に戻ります…うふふ」



凛「順調ってことだね…アレ取れそう?」



まゆ「それなら…ここに」



凛「たくさんとれたね。」



まゆ「少し貰っちゃいました…リボン、作りたいので」





凛「いいよ。無理してお願いしたんだしそのくらい。」



まゆ「うふふ…凛ちゃんのそういう所、まゆ…好きです」



凛「いい匂い…そう?ありがと。」



まゆ「じゃあ、行きますね」



凛「私も晴ちゃん達と生地を作るね。」



まゆ「ソースの分はとってあるので…存分に使ってください。うふふ」



凛「ありがと」



晴「凛さんはやくやろ…おぉ!」



凛「はいこれ。今度はこれを生地に練りこむよ」



晴「よっしゃー!捏ねて捏ねまくってやるぞー!!」







幸子「カワイイボクが、カワイイサイズで野菜も切りましたよ。」



凛「偉い偉い」ナデナデ



幸子「ふ、ふん。これくらいできて当然です」



凛「じゃあ、あっちにいるまゆのお手伝い、お願いできる?」



幸子「わかりました。その程度のこと、このボクにかかればお茶の子さいさいです!」ダダダッ



凛「楽しいPIZA会になりそうだね。」



幸子「ひぃっ!!」



晴「おい、幸子さん倒れたぞ?」



凛「あちゃー…刺激が強すぎたかな?」



晴「ピザ作りって大変なんだな。あ、ありす!苺を生地に混ぜんな!」







ありす「隠し味、隠し味です!それにありすじゃなく」



晴「お前のは隠しきれてねーんだよ!!そんなこともわかんねーのか?頭ん中まで不思議ちゃんかよ」



ありす「なっ!!」



凛「はいはい。喧嘩はそこまで。」



ありす「しかけてきたのはあっちです。だから、悪いのは結城さん…いえ、晴ちゃんです。」



晴「あんだと?それに、ちゃんづけはやめろ!」



ありす「晴ちゃん晴ちゃん晴ちゃん」



晴「やめろって言ってんだよ!」







幸子「はいはい、喧嘩はそこまでですよ」



晴「うるさい!」



凛「じゃあこうしようよ。PIZAだけじゃなく、ありすちゃん用に1枚小さい苺ピザを作る。」



晴「それならまぁ」



ありす「わかりました。後で欲しがっても…あげませんよ?」



晴「いらねーよ」ベー



凛「こらこら…よし、じゃあ作っちゃおうか」



『はーい!』





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



凛「生地は出来たね」



晴「真っ赤ですげー色だな」



ありす「苺…」



晴「俺たちのに入れてないよな?」



ありす「と、当然です。」



まゆ「うふふ…こっちも材料の準備が終わりました」



凛「お疲れ様。幸子ちゃんは?」



晴「まゆさんすげー!体中真っ赤じゃん!」



まゆ「うふふ..どうですか?」



ありす「綺麗な赤ですね。写真撮っても良いですか?」



まゆ「どうぞ…うふ♪」



カシャ





ありす「どうですか?」



まゆ「あとでその写真…まゆにもください。」



晴「真っ赤で包丁持ってたら、ちょっとしたホラーだな。」



凛「それで、話を戻していいかな?」



まゆ「幸子ちゃんならお休みですよ…うふふ。初めてだから、刺激が強かったみたいです」



凛「けど、ありすちゃんは平気そうだね。」



ありす「これくらい平気です。それに」



晴「さっさとトッピングしようぜ。オレ腹減ってきたよ」



まゆ「うふふ…慌てなくても、PIZAは逃げませんよ」



みちる「フゴッゴ!」



晴「みちるさん!それにPじゃん。あはは、まゆさんと同じ真っ赤だ」



凛「まずは、みちるちゃんが持ってきてくれたプロデューサーの体に生地をつけるの。顔にもね。体中隙間なくだよ」





晴「こうかな?」



まゆ「うふふ…上手ですよ」



晴「これでいいかな?」



凛「上出来だよ。次はこの特製PIZAソースを塗るの。たっぷり塗ってね。」



晴「よーし!」



ありす「私のピザにもプロデューサーの生地…」



凛「ごめんね。Pさんは一人しかいないから」



ありす「残念です…」



凛「そのかわりと言っては何だけど、ありすちゃんにはコレ」



ありす「これって…」



凛「コレを塗れば、もっと美味しくなると思うよ」







ありす「ありがとうございます。」



晴「出来た!」



まゆ「あとは…具とチーズを乗せて…完成ですよ。」



みちる「ふご、ふごご」



まゆ「あとはお願いしますね…」



凛「わざわざ来てくれてありがと。焼き窯はみちるちゃんしか扱えないから助かるよ」



みちる「ふごご!」



ゴソゴソ



晴「お!Pが焼き窯に入っていくぜ。」



ありす「なんだか不思議ですね。人が焼き窯に入っていくのは」



まゆ「Pさんじゃなくて…PIZAですよ…うふふ」



晴「そっかぁ」







凛「何分くらいで焼けそう?」



みちる「ゴクン…フゴゴゴゴ、フゴゴ!」



晴「そっかぁ…楽しみだなぁ」ウズウズ



ありす(どうしてこの人は常にパンを食べているのでしょうか?)



幸子「うう…酷いものを見ました」



晴「おっ、起きたのか?」



まゆ「酷いもの…ですか?」



幸子「当然です…うっ..思い出しただけで」



まゆ「大好きな…Pさんじゃないですかぁ…うふふ」



幸子「けど…あんなに」



晴「早く焼けねーかな〜Pじゃねーや…PIZA」





幸子「まさか…プロデューサーさんが!?」



まゆ「もう良いんじゃないですかぁ?」



みちる「フゴ!」



凛「まだ早いみたいだよ。」



幸子「あぁプロデューサーさん…助けられなくてごめんなさい。カワイイボクは無力です」



まゆ「何を言っているんですか?」



凛「変な幸子ちゃん…あ、そうか。」



幸子「変なのは…」



凛「幸子ちゃん、最近入ったばかりだから知らないんだね。」



みちる「フゴゴッ!」



ゴソゴソ



晴「焼けたのか!?」







ありす「慌てないでください。」



凛「でもいい匂いだね」



まゆ「最高の香りですね…うふふ」



ありす「私のピザ…焼けてる。えへへ」



晴「にやにやして、ありすはお子様だなぁ」



ありす「ほっといてください!」



晴「こっちも焼けたみたいだぜ。味見!オレがやる!」



ありす「がっついて…子供ですね。」







晴「子どもだも―ん♪ありすはいらねーのか?PIZA」



ありす「…食べないとは一言も言ってません///」



晴「なら、さっさと食おうぜ」ギュッ



ありす「ええ。」ギュッ



凛「よかった。仲直りできたみたいだね。」



まゆ「みんなPさんのおかげ…さすが私のPさん♪」



凛「私のじゃなくて、私たちのだよ?」



まゆ「そうですね…いまはみんなのPさんですね。」



凛「私たちも食べようよ。」



まゆ「ええ。」



晴「うめー!」ガツガツ



ありす「…おいしい」



凛「よかった。気にいってもらえたみたいだね。」



ありす「悔しいけど、美味しいです…」



みちる「フゴー!」ピース



まゆ「完璧な焼き加減ですよ…うふふ」



晴「沢山あるぜ!」



凛「チーズの香りも最高で美味しいね。特に、脇の部分が良いよ。あとうなじ!」



まゆ「まゆは指の部分が食べやすくて好きです…あむっ」



凛「一口サイズだしね。」



晴「あ、Pの顔の部分も美味そう…けど足も良いな」



ありす「みなさん、私の苺ピザも」



『それはいい』



ありす「酷い!」







幸子「あわ…Pさんが」



トントン



幸子「なんです、今ボクは」



みちる「フゴゴゴ?」つPIZA



幸子「口いっぱいに頬張って…これは、ボクに食べろということで…むぐっ!」



みちる「♪」



幸子「もぐ、ごくん…美味しい」



みちる「フガガッ♪」



幸子「しょうがないですね。カワイイボクが、Pさんを食べてあげましょう」



晴「足もウメーなー♪前食べたPANよりうまいや」







幸子「ならボクは顔を頂きます。」



晴「あ、俺も食いたい!」



凛「私も」



まゆ「まゆも貰いますよ…うふふ」



凛「早い者勝ちだね。」ガブッ



ありす「ずるいですよ!」



幸子「ボクも!」



晴「あ、Pの顔が出てきたぜ」



まゆ「素敵な寝顔…うふふ」



P「…ん」





まゆ「あら?」



凛「起きたの?」



P「なんだこれ…いたっ…」



凛「おはようプロデューサー」



P「またお前か…やる前はちゃんと教えろっていつも言ってるだろ?」



凛「いいじゃん。別に」



幸子「い、生きてたんですか!?」



P「おいおい、勝手に殺すなよ」



凛「誰も死んだなんて言ってないよ?」



幸子「そ、そういえば」







まゆ「それより...あむっ、美味しい」



P「またやられたか…道理で体中痛いわけだ」



まゆ「でも、脂肪や贅肉を切り落とされたPさんも素敵ですよ。」



P「それに焼き窯ダイエットで余分な脂も落ちたしな」



まゆ「うふふ♪」



P「あははは」



晴「なあ、食べ終わったらサッカーしようぜ」



ありす「ピザはカロリーが高いですから、良い案ですね。」



P「それより俺にもくれよ。」



晴「いいぜ。あーん」





P「あーん…もぐもぐ」



晴「どうだ?俺も手伝ったんだぜ」



P「美味いな。」



晴「よっしゃー!」



ちひろ「…んっ…」



凛「あ、ちひろさんが起きた」



ちひろ「さっき…あ、あぁ!」



まゆ「ちひろさんもPIZA食べますか?」



ちひろ「え、ええ。ピザ…って、プロデューサーさん!?」



P「どうも。自分で言うのもなんですが、結構美味いですよ。」



ちひろ「あれ、私がおかしい…いえ、確か前にも…いや、あれはPANだから」





ありす「食べてみればわかりますよ。どうぞ特製橘ピザです」



ちひろ「むぐっ!」



晴「お、おい。あれって」



ちひろ「もぐ…これは…チーズの香りにパンの焼きかげ…んぐ!!」



バタンッ



晴「やっぱりか〜」



ちひろ「……」



ありす「これは何かの間違いです。ちひろさん、もう一度食べてください!」



凛「プロデューサーを使っても、さすがに苺は合わないよね。」



まゆ「Pさんの無駄遣いですね…はい、アーンしてください」



P「あー」



まゆ「うふ..美味しいですか?」







P「ああ。アイドルに食べさせてもらってるせいか、最高の味だな。」



まゆ「そこは…『まゆ』に食べさせてもらってるから…のほうが嬉しかったです」



P「すまんすまん。おかわり」



まゆ「はい♪」



凛「大成功だったね。晴ちゃん」



晴「おお!みんなのおかげだ!ありがとー!」



みちる「ふご、フゴゴ!」



幸子「今度はデザートを作りましょう」



凛「あ、ちひろさん泡吹いた。」



P「カニみたいだな。」



『あははは』







まゆ「今度はシーフードPIZAでも作りますか?」



P「いいな!でも、シーフードならただのピザじゃないか?」



まゆ「でも…ソースはPさんですよ?」



P「それもそうか。楽しみにしてるぞ!」



凛「もう、また太るよ?」



P「そん時はまたダイエットすればいいさ。」



幸子「まったく、食いしん坊なプロデューサーさんですね。」



まゆ「でも…そんなPさんも好き…うふ」



凛「私も!」



みちる「フゴ!」



幸子「ぼ、ボクもです!」



P「晴は…PIZAに夢中か」



凛「食べたがってたからね。PIZA」









晴「PIZAうめー!!」ガツガツ







晴「おかわり!!」







終わり





21:30│結城晴 
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