2015年08月06日

P「…やってくれたな、雪歩」 雪歩「……」


P「……」



雪歩「…プロデューサー…」



P「……」



雪歩「…ごめんなさい…」



P「……」



雪歩「…私のせいでこんな…」



P「……」



雪歩「…こんなことに…」



P「……」



雪歩「……」



P「…大丈夫だ、雪歩…」



雪歩「……」



P「…お前のせいじゃない…」



雪歩「……」





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P「……」



雪歩「……」



P「…それにしても…」



雪歩「……」



P「…すごいもんだな…」



雪歩「……」



P「…アメリカ…ロシア…オーストラリア…」



雪歩「……」



P「…中国…ユーロ圏…アフリカまで…」



雪歩「……」



P「…アマゾンのほうの話も聞いたぞ…」



雪歩「……」



P「…すごいじゃないか」



雪歩「…やめてください…」



P「……」



雪歩「……」





P「……」



雪歩「……」



P「…雪歩は…嫌なのか?」



雪歩「……」



P「…すごいことじゃないか…」



雪歩「……」



P「…世界で名前が知られるなんて…」



雪歩「……」



P「…芸能人だったら誰もが目指す夢だぞ…」



雪歩「……」



P「…アメリカどころか…」



雪歩「……」



P「…アフリカ…」



雪歩「……」



P「…アマゾンもだからな…」



雪歩「……」





P「……」



雪歩「……」



P「…やっぱり…嫌なのか」



雪歩「……」



P「……」



雪歩「…嫌では…ないですけど…」



P「……」



雪歩「…複雑です…」



P「……」



雪歩「…男の人に囲まれることもありますし…」



P「…なるほど…」



雪歩「……」



P「…そうか…」



雪歩「…それに…」



P「……」



雪歩「…恥ずかしいです…」





P「……」



雪歩「……」



P「…恥ずかしがることはないさ…」



雪歩「……」



P「…世界に名を轟かせたんだ…」



雪歩「……」



P「…もっと誇りに思ったほうがいい…」



雪歩「……」



P「…自信を持って…」



雪歩「……」



P「…ネガティブな自分を変えたくて、この世界に来たんだろ…?」



雪歩「…そう…ですけど…」



P「……」



雪歩「…こんなことになるとは…」



P「……」



雪歩「……」





P「……」



雪歩「……」



P「…まぁ、いいじゃないか…」



雪歩「……」



P「…アイドルとして、素晴らしいことだと思うぞ…」



雪歩「……」



P「…世界中どこに行ってもファンがいるんだ…」



雪歩「……」



P「…いつでも海外のライブに行けるじゃないか…」



雪歩「……」



P「…羨ましいぞ」



雪歩「……本当ですか?」



P「……」



雪歩「…本当に…羨ましいと思いますか?」



P「……」



雪歩「…こんな生活が…」





P「……」



雪歩「…プライベートなんて…」



P「……」



雪歩「…あってないようなものですよ…」



P「……」



雪歩「…いつも…どこにいても…」



P「……」



雪歩「…世間という目に監視されてるんです…」



P「……」



雪歩「…最近は…」



P「……」



雪歩「…ずっと部屋にこもりきりで…」



P「……」



雪歩「……」



P「…部屋ではパジャマなのか…?」



雪歩「…部屋着です…」





P「……」



雪歩「……」



P「…確かに、大変なことも多そうだ…」



雪歩「……」



P「…ここまで知名度が上がってしまうとな…」



雪歩「……」



P「…俺も…最近はちょっと大変だしな」



雪歩「…すいません…」



P「…いや、大丈夫だよ雪歩…」



雪歩「……」



P「…俺も有名人になったみたいで、嬉しいよ…」



雪歩「……」



P「…事務所の場所も有名になっちゃったけどな…」



雪歩「……」



P「…どっかに移転しないとな…」



雪歩「……」





P「……」



雪歩「…疲れますよ…」



P「……」



雪歩「…こんな生活…」



P「……」



雪歩「…こんな…」







































雪歩「…世界統一宗教『雪歩教』なんて…」





P「……」



雪歩「……」



P「…まぁ、大変だろうな…」



雪歩「……」



P「…世界統一宗教だもんな…」



雪歩「……」



P「…世界中の人に神として拝まれるんだもんな…」



雪歩「……」



P「…その理由が…」



雪歩「……」



P「…『可愛いから』だもんな…」



雪歩「……」



P「……」



雪歩「……」



P「…こんなに可愛かったら仕方ないけどな…」



雪歩「……///」





P「……」



雪歩「……」



P「…知ってるか?雪歩…」



雪歩「……」



P「…世界から戦争がなくなったそうだ…」



雪歩「……」



P「…雪歩教のおかげだ…」



雪歩「……」



P「…世界中の犯罪発生率が激減してるらしい…」



雪歩「……」



P「…今やほぼ0%だそうだ…」



雪歩「……」



P「…雪歩教のおかげだよ…」



雪歩「……」



P「…いや、雪歩の可愛さのおかげだ…」



雪歩「……///」





P「……」



雪歩「……」



P「…神レベルの可愛さだもんな…」



雪歩「……///」



P「…世界を統一出来るレベルの可愛さだもんな…」



雪歩「……///」



P「…神に身を捧げた人を改宗させるほどの可愛さだもんな…」



雪歩「……///」



P「…すごいな、雪歩は…」



雪歩「…いえ、そんな…」



P「……」



雪歩「……」



P「……」



雪歩「……」



P「…可愛い…」



雪歩「……///」





P「……」



雪歩「…プロデューサー…」



P「……」



雪歩「…プロデューサーにそう言ってもらえるなら…」



P「……」



雪歩「…こんな生活も…」



P「……」



雪歩「…悪くないかも…しれないです…」



P「…そうか…」



雪歩「…はい…」



P「……」



雪歩「…えへへ…」



P「…久しぶりに、雪歩の笑顔が見られたな…」



雪歩「…えっ…」



P「…やっぱり、笑顔が1番可愛いな…」



雪歩「……///」





P「……」



雪歩「…それじゃあ…」



P「…ん…?」



雪歩「…行きましょうか」



P「…行くって…?」



雪歩「…式場ですよ…?」



P「…式…?」



雪歩「…結婚式ですよ」



P「…誰か結婚するのか…?」



雪歩「…ふふ、なにを言ってるんですかプロデューサー」



P「……?」



雪歩「…私とプロデューサーの、結婚式ですよ」



P「…なっ…」



雪歩「…もう、式場は準備できてますよ…」



P「……」



雪歩「…あとは私達だけです…」





P「……」



雪歩「…信者の皆さんには、もう言ってあります…」



P「……」



雪歩「…断れないですよ…」



P「……」



雪歩「…だって…」



P「……」



雪歩「…世界統一宗教の最高神で、唯一神の女神様との結婚ですから」



























P「…やってくれたな、雪歩」



雪歩「……」ニコッ



〜happy wedding end〜





19:30│萩原雪歩 
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