2015年08月06日

P「…やってくれたな、美希」 美希「……」

関連 P「…やってくれたな、春香」 春香「…」

P「……」



美希「……」





P「…美希、お前は頑張ってたよ…」



美希「……」



P「…俺と初めて会った時のこと、覚えてるか…?」



美希「……」



P「…俺は覚えてる」



美希「……」



P「…初めてお前を見た時…」



美希「……」



P「…カリスマ性を感じた…」



美希「……」



P「…この子ならトップアイドルになれるって…」



美希「……」



P「そう…思ったんだ…」



美希「……」





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P「…春香とクッキーを作ってきたときもあったな…」



美希「……」



P「…お前がみんなの分までクッキーを食べちゃったから…」



美希「……」



P「…次の日、みんなの分のクッキーを春香に教わりながら焼いたんだってな…」



美希「……」



P「…みんな喜んでたな…」



美希「……」



P「…もちろん、俺も嬉しかった…」



美希「……」



P「…初めて作ったとは思えないほど、美味しかったな…」



美希「……」



P「…それからお前もお菓子作りが上手くなって…」



美希「……」



P「…春香が数少ない個性を奪われたって、ラジオで言ってたよ…」



美希「……」





P「…千早とも仲良くやってたな…」



美希「……」



P「…歌のことに関しては…俺に聞きにきたことがなかったくらいだもんな」



美希「……」



P「…千早も、はじめは戸惑ってたが…」



美希「……」



P「…お前に慕われて、嬉しいって言ってたよな…」



美希「……」



P「…それからは新しい曲を歌うたびに千早に歌って聴かせて…」



美希「……」



P「…事務所だろうと、所構わずコーチングしてもらってたな…」



美希「……」



P「…おかげで歌唱力も、歌手レベルだもんな…」



美希「……」



P「…美希の上達ぶりを見て、みんなも千早にコーチをしてくれってせがんでたのが懐かしいな…」



美希「……」





P「…やよいと料理をしてくれたときもあったな…」



美希「……」



P「…やよいのおにぎりに完敗だって言ってたな…」



美希「……」



P「…それから、やよいにことあるごとに料理対決を挑んでたな…」



美希「……」



P「…お弁当対決のときは、毎日お弁当ありがとうな…」



美希「……」



P「…最後の方は、ずっと引き分け続きで…」



美希「……」



P「…最後はもやしパーティーで対決終了したんだったな…」



美希「……」



P「…やよいのおにぎりに、勝てる料理…」



美希「……」



P「…今なら、作れるんじゃないのか…?」



美希「……」





P「…雪歩と喧嘩したこともあったな…」



美希「……」



P「…俺が雪歩を贔屓してるって…」



美希「……」



P「…美希は雪歩とどっちが可愛いかとか…」



美希「……」



P「…どっちがファンレターが多いかとか…」



美希「……」



P「…困る質問をいつもしてきてたな…」



美希「……」



P「…あのときも言ったけどな…」



美希「……」



P「…俺にとってはどっちも可愛いアイドルなんだ…」



美希「……」



P「…今だから言うが…お前の方がちょっとだけファンレター多かったんだぞ」



美希「……」





P「…アイドルスポーツ大会もやったな…」



美希「……」



P「…真に負けて、負けず嫌いのお前は本当に悔しがってたな…」



美希「……」



P「…それから体を鍛えはじめたのには驚いたよ…」



美希「……」



P「…ジムに通ったり、走り込みをしたり…」



美希「……」



P「…何ヶ月後かにまた真に勝負を申し込んでたな…」



美希「……」



P「…結局…真には勝てはしなかったけど…」



美希「……」



P「…あのときは、悔しがってなかったな…美希」



美希「……」



P「…あれから、ダンスの練習も楽しんでやってくれてたな…」



美希「……」





P「…伊織に怒られてたのも、今となっては懐かしいな…」



美希「……」



P「…美希と、響と、貴音…3人のユニット、プロジェクト・フェアリーを組んで少しの頃」



美希「……」



P「…お前のミスで、仕事が1つ無くなったことがあったな…」



美希「……」



P「…あのとき伊織に叱られて…俺はどうなることかと思ったけど…」



美希「……」



P「…次の日ユニットのリーダーになりたいと言われたときは、頭が真っ白になるほどびっくりしたな…」



美希「……」



P「…それからお前はプロジェクト・フェアリーのリーダーとしてちゃんと響と貴音をまとめてくれたし…」



美希「……」



P「…おかげでプロジェクト・フェアリーの解散後も、3人とも好調だった…」



美希「……」



P「…特に、リーダーとして頑張ってた美希はな…」



美希「……」





P「…プロジェクト・フェアリーといえば…」



美希「……」



P「…響とマフラーを編んでたことがあったな…」



美希「……」



P「…2人とも俺にプレゼントするって気づいてからは…」



美希「……」



P「…どっちが長く編めるか、みたいな勝負になってたな…」



美希「……」



P「…結局2人とも糸が足らなくなって…」



美希「……」



P「…2人が編んだマフラーを繋いで一本のマフラーにしてたな…」



美希「……」



P「…それから仲直りに俺と3人でマフラーを巻いたあの時は…」



美希「……」



P「…暖かかったな…」



美希「……」





P「…貴音の秘密を探ってたこともあったな…」



美希「……」



P「…春香や真の好奇心を煽って連れて行って…」



美希「……」



P「…帰りを尾行したりしてな…」



美希「……」



P「…何度尾行しても、変なことに巻き込まれて…」



美希「……」



P「…結局貴音の謎は1つも解明できなかったんだよな…」



美希「……」



P「…尾行するたびに、あまりにも変なことに巻き込まれるから怖くなってやめたんだよな…」



美希「……」



P「…今思えばただの偶然なんだろうけどな…」



美希「……」



P「…美希もそれ以来、貴音の真似をしてトップシークレットだよ☆とか言うようになったな…」



美希「……」





P「…美希の思い出といえば…亜美とのイタズラだな」



美希「……」



P「…事務所のみんなにイタズラしていってたな…」



美希「……」



P「…真美にまでイタズラしてたのは、びっくりしたけどな…」



美希「……」



P「…もちろん俺にしたイタズラもびっくりしたよ…」



美希「……」



P「…事務所に置いてあったスーツを真っピンクのスーツとすり替えるなんてな…」



美希「……」



P「…まぁおかげで取れた仕事もあったが…」



美希「……」



P「…恥ずかしい上に冷や汗モノの経験だったよ…」



美希「……」



P「…ま、あのイタズラが成功した時の無邪気な美希の笑顔を見たら…全部許したけどな」



美希「……」





P「…それから、亜美への仕返しに真美と組んでイタズラしてたな…」



美希「……」



P「…結局、亜美への仕返しが済んでからも事務所のみんなにもイタズラしてたけどな…」



美希「……」



P「…最後は、亜美と真美と美希の3人で…事務所を丸ごと使ったイタズラしてたな」



美希「……」



P「…あれには俺も驚いたよ…」



美希「……」



P「…結局、事務所のみんなをイタズラにかけて…」



美希「……」



P「…律子まで巻き込んで大目玉食らって、美希もイタズラ禁止になったんだよな…」



美希「……」



P「…俺もイタズラにかけられたが、今思うといい思い出だな…」



美希「……」



P「…美希にもこんな無邪気な子供心があったのかと、新しい発見になったしな…」



美希「……」





P「…ドラマの仕事で、あずささんに大人について教えてもらってたこともあったな…」



美希「……」



P「…あの役は…正直美希には難しいと思ってたが」



美希「……」



P「…クランクアップまで、見事にやりきったな…」



美希「……」



P「…奥ゆかしさや慎ましさ…」



美希「……」



P「…妖艶さや色っぽさ…」



美希「……」



P「…あのドラマは美希のファンの中では伝説…」



美希「……」



P「…いや、バイブル的な存在になってるらしいぞ…」



美希「……」



P「…美希の演技力を世に知らしめた一本だったな…」



美希「……」





P「…律子と対立してたときもあったな…」



美希「……」



P「…敬語やマナー、目上の人に対する態度が良くないって…」



美希「……」



P「…律子にさん付けさせられてたのも、大変そうだったけど…」



美希「……」



P「…今では敬語もマナーも、ちゃんとできるようになったな…」



美希「……」



P「…律子へのさん付けは…まぁまだこれからでも遅くはないさ…」



美希「……」



P「…事務所に来るときとか、プライベートでもちゃんと変装して町を歩くようになったしな…」



美希「……」



P「…本当に色々できるようになったな…」



美希「……」



P「…そう…なんでも…」



美希「……」





P「……」



美希「……」



P「…なんでも、できるようになったな…」



美希「……」



P「…美希さえいれば、他には誰もいらないくらい…」



美希「……」



P「…そう…そのせいだ」































P「…他のアイドル達に全く仕事がいかなくなったのは…」



美希「……」





P「…独占禁止法違反に触れるのではないかと議論になったこともあった…」



美希「……」



P「…うちのみんなも、美希のバーターでしか活動できない状態だ…」



美希「……」



P「…事務所のホームページは美希のページだけでアクセスの99.9%を占めてる…」



美希「……」



P「……」



美希「…どうして…」



P「……」



美希「…ミキは…キラキラしたくて頑張ってただけなのに…」



P「…そうだな…」



美希「……」



P「…でもな、美希…強すぎる光は目をくらます」



美希「……」



P「…お前は頑張りすぎたんだ…」



美希「……」





P「…美希…」



美希「…うん…」



P「……」



美希「…分かってる…」



P「……」



美希「…ミキ…アイドル辞める」



P「…そうか…」



美希「……」



P「……」



美希「…ねぇ、ハニー…?」



P「……」



美希「…アイドル、辞めたら…」



P「……」



美希「…ミキと、結婚してくれる…?」



P「……」



美希「……」





P「…美希…」



美希「…ハニー…」















































P「いや俺小鳥さんと結婚するから」



美希「は?」







美希「…………は?」



 〜end〜





16:30│星井美希 
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