2014年03月06日

堀裕子「私がサイキッカーになった理由(わけ)」

モバマスのSSです。

書き溜めてあります。何かあれば指摘してもらえれば幸いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393762652


裕子『むむむ…!分かりました!』

司会『ほほう、それでは裕子ちゃん!答は!?』

裕子『私のサイキックパワーに狂いはありません!答はBです!』

司会『さて、正解は…!』

『\ブブー!!/』

司会『残念、正解はAでした!』

裕子『そ、そんな…私のサイキックパワーが効かない…!?』

司会『むしろ効いてるところを見た事ないんだけど』

会場『\ドッ/』
ちひろ「相変わらず裕子ちゃんは面白いですね」

モバP「ですね、キャラが立ってるから番組でも使いやすいみたいで」

友紀「ユッコちゃんは本当いいキャラしてるよねー」

日菜子「本当ですねぇ」

モバP「…お前らも、相当いいキャラしてるから安心しろ」

友紀「にしても今の問題を間違えるのはないわー」ケラケラ

モバP「友紀、お前この前クイズ番組で小学生の正解率80%の問題間違えてたろ」

友紀「んー?忘れちゃったよそんな昔のこと」

モバP「先月の話だぞ」
ちひろ「ところで、なんで裕子ちゃんは超能力者にあこがれてるんですかね」

モバP「ん?そういや理由を聞いた事はなかったですね…二人とも聞いた事あるか?」

友紀「んー、あたしはないなぁ」

日菜子「私もありませんねぇ」

モバP「そうか。俺も理由なんて気にしたことなかったなぁ」

ちひろ「あれだけ真面目に超能力者になるために特訓してるんだから、それなりの理由がありそうですよね」

モバP「俺は超能力者より透明人間になりたいな」

友紀「やだプロデューサー、そんなに私のシャワーシーンが見たいの?」

モバP「エロい目的じゃねーよ!!普段入りにくい所に入ってスカウトするためだ!!」

ちひろ「それもどうかと思いますが…」

日菜子「透明人間になったら…むふ」ポワポワ
モバP「ちひろさんは超能力者になったら、何がしたいですか?」

ちひろ「私ですか?んー、ありきたりですが、未来予知して万馬券当てるとか、ロト6の当たり番号が分かるようになるとかですかね」

モバP(金のことばかりだな)

友紀(金のことばっかりだね)

日菜子(金のことばかりですね)

ちひろ「べ、別にお金のことばかり考えてるわけじゃないですよ?ただ浮かんだのがそれだったってだけで…!」アセアセ

モバP「そ、そうですね。俺も超能力があったら一回のガチャでSR当てられるようになりたいですもん」

友紀「あたしはキャッツがドラフトのクジで確実に勝てるようにしたいね!」

日菜子「超能力がきっかけで王子様と運命的な出会い…むふふ♪」
ちひろ「すっかり話が逸れてますね」

モバP「そうでしたっけ?」

友紀「超能力者がキャッツに入って若手を覚醒させる話してたんだっけ?」

モバP「それは超能力者じゃなくて有能なコーチ招けよ」

日菜子「違いますよ、ユッコちゃんが超能力者に憧れたきっかけの話ですよ」

モバP「あぁ、そうだったそうだった。せっかくだしみんなで考えてみるか」

日菜子「きっかけ…超能力者…むふふ♪」

友紀「ハイハーイ!あたし分かった!」

モバP「ほう、言ってみろ」
友紀「きっとあれだよ。体育の授業のソフトボールで、すごい変化球を操る女の子がピッチャーしててさ!」

モバP「なにその女の子こわい」

友紀「ユッコちゃんが授業終わって尋ねるわけよ」

友紀『ねぇ、その変化球どうやって投げるの?』

友紀「すると女の子はこう答えたの」

友紀「『超能力だよ』ってね」

モバP「なるほど、それに憧れてユッコは超能力者になろうと決意したのか…」

友紀「そしてそのセリフを言った女の子があたしってわけ!」

モバP「まあ、友紀の顔ならユッコと同じ歳って言われても違和感ないけども」

ちひろ「それならスプーン擦ってる暇あったらフォーク投げる練習でもしてた方がいいんじゃ…」

友紀「おっ、ちひろさんなかなか上手い事言うじゃーん!」

モバP「サンキューチッヒ」

日菜子「むふふ…♪」
友紀「もしくは、あれだよ。病気の少年に『お姉ちゃんが超能力見せてくれたら手術受ける』って約束したとかさ」ケラケラ

モバP「ホームラン打つ約束したメジャーリーガーか何かか」

日菜子「……いえ、違いますよ。ユッコちゃんの超能力者へのあの憧れ。もっとドラマチックなことが過去にあったんです」

モバP「日菜子がこんな真面目な顔をするなんて…!」

ちひろ「なんて失礼なプロデューサーなのかしら」

日菜子「そう、それはユッコちゃんがまだ小学生だった頃…」
先生「きりーつ、きをつけ、礼」

生徒『おはようございます!』

先生「着席。さて、今日はみんなに転校生を紹介するぞ」

生徒『転校生!?どんな奴だ!?』ザワザワ

生徒『男の子かな?女の子かな?』ザワザワ

先生「はい静かに。それでは、入って」

教室のドアを開けて入ってきたのは、どこにでも居そうな普通の男の子だった。

男の子「み、みなさん初めまして」

緊張して震えた声。

どこにでもある、変哲のない初めての出会い。
先生「じゃあ、あっちの空いてる席に座ってくれ」

男の子「はい」

少年は先生に案内された通りにその空席、堀裕子の隣の席へ座る。

男の子「よろしくね、名前、聞いてもいい?」

裕子「…裕子。堀 裕子」

裕子は静かに、名前を名乗った。



当時の裕子は今と正反対で、物静かで根暗な子だった。

その性格のせいで、クラスの男子からはユーレイ裕子と呼ばれいじめられていた。

そんな裕子を変える運命の出来事が、給食中に起こった。
男の子「ねぇねぇ」

裕子「………なぁに?」

男の子「見ててよ」

裕子「…?」

男の子「…えいっ」

裕子「えっ!?」

男の子は、手をかざしただけでいともたやすくスプーンを曲げて見せた。

裕子「すっ、すごい…」

男の子「なんだ、笑うと可愛いんだね」

裕子「……えっ?」

男の子「ずっと、暗い顔してたから。笑わせてあげたかったんだ」

裕子「………///」


当時は正体の分からなかった胸のドキドキ。

裕子は初めて、恋に落ちた。
それから裕子は、少しずつ笑顔を見せるようになっていく。

一人の少年との出会いが、裕子を大きく変えた。

少年はたびたび超能力を使って裕子を驚かせ、裕子もまた超能力を見せてくれる彼に惹かれていった。

しかし、そんな少年との日々も突然終わりを迎える。


皮肉にも、その超能力によって…
ある日の放課後、委員会活動で遅く教室に戻ってきた裕子を待っていたのは、裕子をいじめていた男の子達だった。


男子A「おいユーレイ裕子!最近よく笑うようになったじゃねーか。不気味なんだよ!」

男子B「そうだそうだ!」

男子C「転校生と仲良いみたいだな。呪うつもりか〜?」

男子A「お、きっとそうに違いねぇ!」

男子B「ユーレイのくせに生意気だな!」

裕子「そ、そんなんじゃ…ないもん…」

男子A「ボソボソ喋りやがって!聞こえねーぞ!」

男子B「ユーレイめ!俺達が退治してやる!」

男子C「ゴーストバスターズ!」テーレテーレテーレテーレテレッテレ
裕子「やっ、やめてよ…」

男子A「やっちまえー!」

男の子「忘れもの忘れもの…」ガラッ

男子B「やべっ、誰か来た!…って転校生か」

男の子「裕子ちゃん…?お前ら…何してるんだ」

男子C「あー?ただ遊んでるだけだよ。なあユーレイ?」

裕子「グスッ…グスッ…」

男の子「泣いてるじゃないか。離してやれよ」

男子A「あー?」グイッ

裕子「痛っ!」

男の子「…やめろ!!!!」
男子A「うわっ!?」

男子B「か、身体が宙に浮いてる!?」

男子C「くっ、くるし…」

男の子「許さないぞ…!」

男子A「たっ、たすけ……」

裕子「やっ、やめて!!」

男の子「……はっ!?」

男子達「うわぁ!」ドサドサドサ

男の子「俺…また……」

男子達「にっ、逃げろ!!!!」ダダダッ
裕子「た、助けてくれてありがとう」

男の子「…良かったよ、助けてあげられて」

裕子「……あんなことも出来るんだね。超能力」

男の子「…怖かった?」

裕子「す、少しだけ…」

男の子「そっか…」

裕子「…でも、助けてくれて嬉しかった。ありがとう」

男の子「どういたしまして」

裕子「また、私がピンチになったら助けてくれる…?」

男の子「ダメだよ」

裕子「えっ?」
男の子「負けないように、裕子ちゃんが強くならなきゃ」

裕子「…私なんかが強くなれるかなあ」

男の子「なれるよ。絶対」

裕子「私、頑張るね。助けてもらわなくても大丈夫なくらい」

裕子「…ううん、君を助けられるくらい」

男の子「…いつか、助けに来てね」

裕子「うん!今日は本当にありがとう。また、明日ね」

男の子「……うん」





翌日、先生から彼が転校した事を聞かされた。





噂で聞いた話だが、彼は今までの学校でも同じような事件を起こして転校を繰り返していたらしい。

大きな力を手にした彼は、たびたびその力を制御出来ずにたくさんの人を傷つけてきたそうだ。

でも、私は知っている。

彼はその大きな力で、きっとたくさんの人を助けている事を。
日菜子「ユッコちゃんは、彼に『私はもう一人でも大丈夫だよ。今度は私が君を助けるよ』という事を伝えるために彼と同じ超能力者に、そして、アイドルになったんです」

モバP「…………」

友紀「プロデューサーどうしたの黙っちゃって」

モバP「…いい話だな」ジーン

ちひろ「な、泣いてる…」

モバP「俺、ユッコをスカウトして本当に良かったよ…」
裕子「サイキックお疲れ様です!」ガチャ

ちひろ「裕子ちゃんおかえりなさい」

裕子「あ、ちひろさん。私が出てた番組見ました?」

ちひろ「みんなで見てたわよ。裕子ちゃんは相変わらず盛り上げるのが上手ね」

裕子「えっへん!褒めても何も出ませんよ!」

モバP「ユッコオオオオオ!!」ガシッ

裕子「ど、どうしましたプロデューサー!?」

モバP「今まで散々エセサイキッカーだのサイキック力技だのバカにしててごめんなああああああああ」ガクガク

裕子「ちょっ、落ちついてください!」
ちひろ「かくかくしかじかお得なショップが開店中というわけなの」

友紀「いい歳してあんなに泣いてみっともないよプロデューサー」

モバP「いや、あまりにも日菜子がいい話をするもんだからつい、な」

日菜子「むふふ♪」

モバP「で、実際のところどうなんだ?」

裕子「えーっと………」

友紀「この反応…やはり体育の授業で変化球を投げられたのがきっかけだねっ!」

裕子「それは違いますけど」
裕子「私が超能力者になろうって思ったきっかけは、ある寒い冬の日の事でした」

日菜子「白銀の世界で王子様と…むふ」

裕子「その日、私はコタツに入ってテレビを見ながらみかんを食べていたんです」

モバP「そのみかんをくれたのがその少年だったのか」

友紀「んなわけないじゃん」

裕子「コタツに合ったみかんが無くなって、台所まで取りに行かなきゃならなくなって」

裕子「でも寒いからコタツから出たくなくて、その時思ったんです」

裕子「あー、超能力者になってコタツから出なくてもみかんをテレポートさせられるようになりたいなーって」

日菜子「………えっ?」
ちひろ「それが理由…なの?」

裕子「はい、そうです。超能力者になるかヨガ習うか悩んだんですけどね。ヨガを習えば腕は伸びるしテレポートも出来るし火を吹けるようになりますし!」グッ

友紀「日本人の間違ったインド人及びヨガ知識だね」

モバP「俺も昔はヨガを極めれば手が伸びて火を吹けてテレポート出来るようになると思ってたわ」

裕子「でも自分がテレポートすると寒いから、みかんをテレポートさせたいって思ってそれで超能力者に…って日菜子ちゃんが見たことのない表情でこっち見てる!?」

ちひろ「あんまり大した理由じゃなかったですね」

モバP「そうですね…」

モバP(そう言えばヨガアイドルは居なかったな…)

裕子「日菜子ちゃんその顔で私を見つめるのはやめて〜!」




後日、ヨガ教室に乱入したモバPがヨガアイドルをスカウトしてくるのだが、それはまた別のおはなし。
というわけで以上になります。ユッコが声付くまで頑張ろうと思ってました。無事に声が付きました。



17:30│堀裕子 
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