2015年08月20日

響「ハム蔵が自分よりも人気ある気がする」

・アイマスSS

・短い

・書き溜め有



1分間隔程度で投下します





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412938971



響「なあプロデューサー、相談があるんだけど…」



P「ん?どうしたんだ?」



響「今度の企画なんだけど…」



P「ああ、あれな。午後にでも向こうさんと打ち合わせして…」



響「ち、違うんだ!自分、あれ、やりたくなくて…」



P「ええっ!?そんなこと言ってももう放送枠もとってあるんだぞ!?」



響「でも!やっぱり自分納得いかないぞ!」





響「なんでメインがハム蔵なんだ!?」





P「いや、それはだな、最近響の番組もずいぶん視聴率が安定してるだろ?」



P「それで、普段は響とイヌ美がメインなんだが、ハム蔵をもっと出してほしいという要望も多くてな」



P「どうせだったらハム蔵メインで特番を組もう!ってことになってだな…」



響「それはわかってるぞー…」



響「でも、なんていうか…」



響「自分の出番少なくないか…?」



P「まあ、確かに…」



響「頭のあいさつと終わりの「また来週だぞ!」しか出番がないってどういうことなの!?」





P「でもほら、テロップとか構成は全部響がやるんだろ?新しい仕事にも挑戦できるいいチャンスじゃないか!」



響「そんなの自分がハム蔵の言葉を翻訳するだけでしょ!?」



響「この前あいつ、カメラマンに指示出してたんだぞ!?」



P「ああ、あれ凄かったな」



P「ハム蔵の言うとおりにカメラ回したらちょうど逆光の中、白鳥たちが飛び上がるシーンが取れて」



P「あの映像、今年の映像グランプリに出すことになったらしいぞ」



P「思えば宣材撮影の時からそういうこと言ってたし、ハム蔵にはそういう才能があるのかもしれないな!」



響「それがおかしいじゃないか!」



響「ハム蔵はただのハムスターなのに!」



響「最近は自分よりも人気があるじゃないか!」



P(それを自分で言っちゃうのか…)



小鳥(っていうか今更よね…)



伊織(ハム蔵を普通のハムスターだと思ってたのが驚きだわ…)



やよい(ハム蔵はハムスターですよね?)



千早(そうね高槻さんかわいい)



春香(みんな、突っ込みたいなら声に出せばいいのに)



響「しかも!自分聞いたぞ!」





回想



オカマD「最近ハム蔵ちゃんの人気がすごいのよね〜」



P「ええ、初めは響の頭に何か乗ってる、とか言われてましたけど」



オカマD「今では…ホラ」





765:名無しさん



響ちゃんの頭に乗ってるのって何?



766:名無しさん



>765

本体



767:名無しさん



ひびかわ



768:名無しさん



>765

パイロット



769:名無しさん



>765

先生





770:名無しさん



わたハム蔵とってもかわいよね!



771:名無しさん



>765

守護霊



772:名無しさん



高槻さんかわいい



773:名無しさん



>772

何言ってんだ?



774:名無しさん



真ちゃんが至高だって何回言えば分かるんですかぁ!





P「これは…すごいですね」



オカマD「実は二時間ドラマにもオファーが来てるのよねぇ…」



P「本当ですか?他のアイドルでもまだ出演できてないのに」



オカマD「あらやだ、ハム蔵ちゃんはアイドルじゃないわよ!」



P「いやあ、うちの稼ぎ頭ですよ!」



ハッハッハッハッハ…



回想終了





響「いったいどういうことなんだ!自分はハム蔵のおまけじゃないぞ!」



あずさ(突っ込むのはそこだけでいいのかしら…?)



律子(深く考えないことにしましょう)



亜美(ひびきん…)



真美(相変わらず、不憫ですなぁ…)





P「いやほら、それはそれはその場限りの冗談というか、なんというか、な、社交辞令ってやつだよ」



響「それでもひどいぞ!」



P「う…わ、悪かったよ。もうそんなこと言わないからさ」



P「でも、ハム蔵がそれだけ人気があるってことは、響にも人気があるってことだぞ?」



P「実際、そのドラマのオファーだって響に準主役の役をやらないかって話でな…」



響「え?本当か?」



P「ああ、本当だ。…まあ、いくら響がその場にいなかったとはいえ、冗談でもあんなこと言うべきじゃなかったよな」



P「本当に、ごめん!」





響「…別にいいぞ」



響「自分こそごめんなさい、プロデューサー!」



響「自分もちょっと勘違いしてたんだな!」



P「いや、機嫌治してくれてよかったよ」



響「うん!自分頑張ってハム蔵の通訳するぞ!」



貴音(頑張ってくださいね、響)



美希(それは声に出していいと思うの)



雪歩(そういえば、放送いつだっけ?)



P(再来週の金曜日だ)



雪歩(!?)





本番当日



響「みんなー!こんにちはー!今日はスペシャル!自分の大事な家族、ハム蔵と一緒にいろんなところを探検するぞ!」



ハム蔵「ジュイ」



響「よーし、どこに行くんだ?うんうん…まずはあの公園だな」



ハム蔵「ジュイ」



響「ぬぎゃー!なんで砂場に落とし穴がー!」



ハム蔵「ジュイ」



響「うう、砂まみれだぞ…」



ハム蔵「ジュイ」



響「わ、笑うなよハム蔵ー!もー!」



ハム蔵「ジュイ」



P「なんだ、実際結構目立ってるじゃないか」





番組終盤



ハム蔵「ジュイ」



響「うう…どうして浜辺にも、花畑にも落とし穴があったんだ…」



響「屋内にまであったのはさすがにおかしいぞ…下はコンクリートのはずなのに…」



ハム蔵「ジュイ」



響「うん?…うんうん、次が最後なんだな」



響「あれ?でもさっきのところで自分が決めた場所は最後だったような…?」



響「まあまだ時間はあるから、いってみるさー!」



ハム蔵「ジュイ」





響「わあ…!きれいな夜景だぞ!」



ハム蔵「ジュイ」



響「ハム蔵、よくこんなところ知ってたな!……ん?なんかそこの草むらから音がするぞ?」















ハム蔵「ジュイ」



ヘビ香「シャー」



ネコ吉「ニュイ」



オウ助「ピー」



シマ男「キュイ」



ウサ江「ピョン」



ブタ太「ブィー」



モモ次郎「モー」



コケ麿「cookdo」



イヌ美「チャオ☆」





響「みんな!何してるんだ!?」



ハム蔵「ジュイ」



響「え…えええええ!?」



ハム蔵「ジュイ」(響、いつも俺達のために忙しく仕事をして、その上世話だって見てくれる)



ハム蔵「ジュイ」(俺たちは所詮動物だ、高いアクセサリーも、旨いレストランも、俺たちにはどうしてやることもできない)



ハム蔵「ジュイ」(だからせめて、綺麗な風景だけでも見せてやりたかった。だからみんなで、この夜景が一番きれいに見える丘を探したのさ)



ハム蔵「ジュイ」(たまにはこうして、綺麗な景色を見て、家族水入らず過ごすのもいいだろ?)



ハム蔵「ジュイ」(だって今日は…)



ヘビネコオウシマウサブタモモコケイヌ「シャーニュイピーピョンブィーモーcookdoチャオ☆」(((((((((響ちゃんのお誕生日なんだから!)))))))))





響「みんな…!」



響「うう…」



響「みんな、大好きだぞー!」













P(なんだ、何を言ってるのか全然わからんぞ…!)





P(なんだかわからんが、とにかくよし!)



10:30│我那覇響 
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