2015年08月20日

P「どいつもこいつも……俺をナメやがって!」

注意! Pがアイドル達からナメられる話です。



P「ああ。確かにお前らから見れば、俺はナメられても仕方ないダメな男だろうさ」



P「だがな、俺にもプライドが……」





春香「言いたいことはそれだけですか?」



P「は、春香!?」



春香「誰もいないと思って油断してましたか?」



P「くっ……」



春香「ふふふ……本当にダメなプロデューサーさん♪」



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春香「で、何でしたっけ?」



P「そうだ! お前ら最近……」



春香「……」ぺろっ



P「うっ……!」



春香「それで?」



P「だから、俺を……」



春香「……」ぺろりっ



P「……!」

春香「言いたいことがあるなら、何でも言ってくれても良いんですよ?」



P「だから……!」



春香「ふふふっ♪」ぺろっ



P「……!」



春香「どうしたんですか?」



P「もういい……!」



春香「ああ……行っちゃった」

伊織「あら、プロデューサーじゃない」



やよい「おはようございます!」



P「あ、ああ……おはよう……じゃあ、俺は仕事があるから」



伊織「待ちなさい。話す時間ぐらいあるでしょう?」



P「……ああ」



伊織「にひひっ♪」



やよい「ここに座って下さい!」



P(伊織とやよいの間、か)



伊織「アンタ。最近、少し気抜いてるんじゃない?」



P「いや、俺は……」



伊織「……」ぺろっ



P「……!」



やよい「プロデューサー頑張ってくれてるよ?」



P「……やよい」



やよい「……」ぺろっ



P(……そんな……やよいまで……!)

伊織「やよいはこいつに甘いのよ!」ぺろぺろっ



やよい「?」ぺろぺろぺろっ



伊織「な、何よ……」ぺろっ



やよい「いつもと言ってること違うかなーって」ぺろぺろっ



伊織「ちょっ……」ぺろっ



やよい「今日だって、さっきまではプロデューサーのこと……」ぺろぺろっ



伊織「や、やよい!? そんなこと言わないでいいの!」



やよい「?」



伊織「アンタもさっさと行きなさい!」



P「……言われなくてもそのつもりだ」





真「あ、プロデューサー! おはようございます!」



P「ああ。おはよ……」



ぺろぺろっ



P「!?」



真「へへっ……♪」



P(すれ違いに? いつナメられたのかもわからなかった!)





P「もう、仕事しよう……」



雪歩「プロデューサー。お茶をどうぞ」



P「あ、ああ……ありがとう」



P「……」ごくごく



雪歩「……うふふ」



P「な……か、体が……! な、何を……」



雪歩「痺れ薬ですよ?」

P「ゆ……ゆき……ほ……」



雪歩「睡眠薬と迷いましたけど……こっちの方がプロデューサーの反応を楽しめますから」



P「……!?」



雪歩「えへへ……」ぺろっ



P「……!」



雪歩「プルプル震えて……可愛いですぅ♪」ぺろぺろっ

P「や……やめ……」



雪歩「やめませんよ? ずっと、ずっと……」



P「……」



雪歩「でも、事務所じゃ落ちついて出来ませんから……私かプロデューサーの家に……」



コロコロ……バン!



雪歩「え!? 何? 何なんですか!?」



??「兄ちゃん確保!」



??「ずらかるyo!」

雪歩「うふふ……何処の誰ですかぁ? 私からプロデューサーを取る双子の女の子は?」



??「うおっ! もう復活してるよ!?」



??「流石はゆきぴょん……敵に回すと厄介だね」



イヌ美「バウ!(ここは私に任せて貰おう)」



雪歩「ひいぃぃぃ!? い、犬うぅぅぅ!」



??「何だか知らないけど、ラッキーだよ!」



??「今の内に……」



雪歩「……!?」

P「すまん……助かったよ」



亜美「ううん。気にしないでよ!」



真美「そそ……だって」



P「?」



真美「真美たちも同じ様なことするからねー」



亜美「兄ちゃんの運命は変わらないのだ!」



P「!?」



亜美「亜美は右から行くね→」



真美「んじゃ真美は左から」

まるでいつもの悪戯をするような笑顔で亜美と真美が俺の両脇に座り込む。



普段と違い・が赤らんでいるのは気のせいだろうか。



「んじや、始めるね? 兄ちゃん」



真美はそう言うと舌を伸ばし、頬を舐めて来た。



湿った、生暖かい感触が俺の頬を這うように何度も往復する。



「むむ。亜美も負けていられませんなー」



亜美はそっと俺の首に口を近づけ、その小さな舌を首筋に這わせて来た。



普段からくすぐられたりの悪戯は受けているが、これはまた別のくすぐったさだ。



いつもなら振りほどくなりの対抗手段があるが、雪歩の痺れ薬でそれも出来そうにない。



「あんまり兄ちゃんの味がしないね」



「これは散々、舐められたと見えますな→」



「んじゃあ、まだ舐めれていないところと言えば?」



「服の下しかないっしょ!」





「あらあら、うふふ」







P「……ん」



あずさ「おはようございます♪ プロデューサーさん」



P「あ、あずささん!? ひ、膝枕!?」



あずさ「よっぽど疲れいたんですねー。無理したら、駄目ですよ?」



P「すみません……心配かけて」



あずさ「あ、い、いえ! 怒っている訳じゃないんです」



あずさ「ただ、プロデューサーさんが心配なだけで……」



P「あずささん……」

あずさ「あ、お時間よろしいんですか?」



P「あ、やばい……打ち合わせが! すみません。俺、もう行きます!」



あずさ「はい。気をつけて下さいね?」



P「あずささん」



あずさ「はい?」



P「ありがとうございます」



あずさ「うふふ……はい」

亜美「……あずさお姉ちゃん……」



真美「も、もう良い……?」



あずさ「あ、ごめんなさいね? プロデューサーさん。もう行っちゃったから、出てきて良いわよ?」



亜美「うへぇ……」



真美「せ、狭かった……」



あずさ「ダメよ? 二人とも……動けないプロデューサーさんにあんなことしたら」



「抵抗するプロデューサーさんを無理やりするのが、良いんだから」





貴音「ごぉめんなさいよーごぉめんなさいよー……うふふ」



貴音「……お腹が空きましたね」



P「貴音? 何をやーー」



貴音「あなた様……はっ!?」



P「え?」



貴音「それ以上、私に近づいては……うっ!」



P「貴音?」



貴音「……あなた様」



ガシッ



P「たか……」



貴音「嗚呼……あなた様……♪」



貴音「あなた様あなた様あなた様あなた様あなた様あなた様あはた様あなた様あなた様……」



ぺろっぺろっぺろっぺろっ



P「」



ぺろっぺろっぺろっぺろっ



ぺろっぺろっぺろっぺろっ



貴音「……?」



貴音「はて、ここは一体……?」



貴音「とても良い夢を見たような……そう言えば、空腹も満たされている気がしますね」



貴音「……面妖な」



貴音「ともかく……空腹が満たされたという事で良しとしましょう」



貴音「……暫くはらぁめんを食べなくとも良いかも知れませんね……」



「……デュー……デューサー……プロデューサー!」



P「え、何だ……律子?」



律子「何だ、じゃありませんよ!」



P「……あれ? 何時の間に事務所に戻って来たんだ?」



律子「……寝ぼけているんですか?」



小鳥「まあまあ……律子さん。プロデューサーさんにも、こんな時ぐらいありますよ」

律子「あ……いえ。別に怒っている訳じゃ……いいえ。すみません……プロデューサー」



小鳥「心配してただけですもんね?」



律子「はい……って、小鳥さん!?」



小鳥「うふふ……」



律子「そうですよ! 心配してますよ! 悪いですか!?」



小鳥「嫌ですねぇ。私は悪いなんて一言も……」ピヨッ



P(良い話風にしてるけど……)



小鳥「……プロデューサーさん?」



P「……何でもないです」



P(明らかに両方の頬っぺたが濡れているんだよなぁ……)

P「今日は意識を失う事が多いなぁ……疲れてるのか?」



千早「プロデューサー?」



P「千早か……おはよう」



千早「おはようございます……あの、プロデューサー。少し良いですか?」



P「……ん?」



千早「やっぱり……指から血が出てますよ?」



P「……あ。何処かで擦ったのかな?」

千早「……動かないで下さい」



P「え、あ……」



ぺろっ



千早「……」



P「……」



千早「あ……私たら、急に何を……」



P「えっと……ありがとう?」



千早「わ、忘れて下さい! よ、用事があるので、私はこれで!」



P「あ、千早! ……用事も何も、打ち合わせがあるだろうに……まあ、急がないけれど」

美希「あっ! ハニー!!」



P「美希?」



美希「今日のハニー……凄く濡れてるの……」ドンビキ



P「俺の意思じゃない!」



響「またやられちゃったんだ? プロデューサーがみんなを甘やかすからだぞ……」



美希「?」



P「……いや。甘やかした覚えはないんだけれどなぁ」

響「プロデューサーがやり返さないから、みんなが調子に乗るんじゃかいかな? ね、美希」



美希「え?」



P「そうなのか、美希」



美希「え? あ、うん」



P「そうだったのか……そうだったのか……そう……だったのか……」



響「うん。多分、だけどね」



美希(さっぱりわからないの)



P「……」



P「……いやいや。普通に考えてやり返したらダメだろ」



響「そう? 加害者は被害者の苦痛なんか理解しないし、やめないと思うぞ……それでいいの?」



P「……ぐっ……」



美希(今日の響は一体何なの……)



P「それでも、それは……」



響「みんなを信じる? いつかはみんなもやめてくれる? でもね、プロデューサー」

響「信頼があるから、裏切りがあるんだぞ? それだけは理解していてね」



美希(だから響は一体、どうしちゃったの……)



P「……俺は……」

響「んー……大分、プロデューサーの味が薄まっていたぞ……」



美希「ミキに黙ってみんなが、あんな事をしてたの……種を注ぎ込ませといて、再度仲間にならないあいつ並みにショックなの」



響「美希はプロデューサーをナメないの?」



美希「ミキはハニーが使った食器を舐めるぐらいしかしないの」



響「美希は純情だなぁ」



美希「えへへ♪ そうでも……あるの!」

P「……」



玲音「……やあ」



P「お前もか」



玲音「その様子だと……散々だったみたいだ」



P「……お前相手なら多少の抵抗も問題ない、か」

玲音「ぐっ……!」



P「……」



玲音「そこまで、君はナメられたくないということか……!」



P「何故そこまでして……」



玲音「そこにナメる対象があるから!」



P「それはっ……!」



玲音「!?」



P「お前達のエゴだ!」



……エゴかも知れない。



事実。アタシ達は相手の事を考えず、ぺろぺろして来た。



それがペロドルの性だから。



……だけど。

玲音「……じゃない」



玲音「……なんか、じゃない……」



P「……!?」



玲音「……じゃない……! ……なんかじゃない!」



P「なっ……」

ーーぺろぺろしたいというこの気持ちは



ーーぺろぺろしたいという願いは



玲音「決して、間違いなんかじゃないのだから……!」



玲音「……アタシの……勝ちだ」



P「ああ……そして……俺の敗北だ」



その後、オーバーランクにぺろぺろされた。



数日後。



春香「プロデューサーさん! おはようございます!」



P「ああ、おはよう! 今日もよろしくな!」



春香「じゃあ、早速……」



P(もうぺろぺろするのはお前達だけじゃない事を知れ……やられたら、やり返すさ)



end



15:30│アイマス 
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