2015年08月21日

喜多見柚「忘れるくらいなら」


柚「アタシがそってあげるよっ」シャキーン



P「なにをだ」







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柚「おひげおひげ。そるの忘れてたーって、この前言ってたでしょ?」



P「ああうん」



柚「だから柚が忘れないように代わりに剃ってあげようかと!」ペカー



P「今朝は剃ったぞ」



柚「あれっ」





柚「な、なんですと」



P「なんでもなにも」



柚「まだちくちくし足りなかったのにっ」



P「そんなの足りなくていいです」



柚「もぉー伸ばしてよぅ」



P「それは俺の方からはなんとも」





P「さすがにひげを伸ばすのはな。人に会うことの多い仕事だし」



柚「柚に会うことも多いよ!」ペカー



P「話が逸れてないか?」



柚「毎日会ってるよねっ」



P「そうだな」



柚「そうだねーへへってれるなー」エヘヘー



P(なんか面白いな)



柚「おはようございます!」ペカカー



P「うん。おはよう」







・・・・・





柚「けどそっかー。おひげが伸びたPサンも見てみたかったなぁ」モゾモゾ



P「残念ですが」



柚「じゃあ代わりになにかイメチェンするのってどうカナ?」



P「だから話が逸れてないか。たとえば?」



柚「ひげをたくわえるとか!」



P「ああうん。そういう言い方もあるよね。柚は物知りだなぁ」ナデナデ



柚「それほどでもあるよ!」エヘヘー





柚「まあ冗談はおいておきまして」



P「あ、はい」



柚「ンーPサンのイメチェンかぁ。ふむー」



P「べつにしなくていいんだけどなぁ…あ、なにか飲むか?」



柚「おっアリガト。Pサンと同じでいいよー」



P「コーヒーでいいのか?」



柚「うん。へへったまには」



P「そっか」





柚「そだっ」ペカン



P「なにか思いついたか」コト



柚「うんっ。あーアリガトーいただきますー」



P「いえいえ」



柚「こくこく。おいしい!」ペカー



P「それはよかった」





柚「えっとねーメガネを変えてみるのはどぉかなー」



P「眼鏡?…ああ、これか」カチャ



柚「もうずっとそれだよね」



P「うん。少なくとも柚と会ってからは変えてないな……これ買ったのいつだっけぁ」



柚「お気に入りなの?」



P「べつに。かけられるならなんでもいい」



柚「むぅそんなんじゃだめだぞっ。もっと気をかけないと!」



P「すいません」



柚「柚にももっと気をかけないと!」



P「それは気をつけてるつもりです」



柚「おっと」





柚「照れるよ!」ペカー



P「はい」



柚「照れた!」



P「はい」





柚「話をもどそー」



P「はい」



柚「デートしよっか!」



P「戻ってねえ」



柚「わわっデートに誘うのとか照れるカモ!」ペカー



P(あ、戻った)





柚「ふふーえっとねー」



柚「柚がPサンに似合う眼鏡を選んであげよーって」



柚「だからデートしよ!」ニパ



P(ああそういう意味か)



P「…でも…まあこれもまだ使えるしなぁ」カチャ



柚「メガネは何個あっても困らないしっ」



P「まあな」



柚「うんっ」





柚「あそーだ」



P「ん?」



柚「どうせなら柚がプレゼントしてあげよっか!」



P「なんでそうなる」



柚「なんとなく?いつもお世話になってるしー」



P「こちらこそ」



柚「いえいえそんな」





P「いやいやいいよ。眼鏡だってべつに安いもんじゃないし」



柚「そぉかな?」



P「そうだよ」



P「ああいやそうかどうせ今や柚も売れっ子だしな俺より懐は暖かいというわけか畜生」ボソ



柚「??ぴ、PサンPサンっ顔がちょっと怖いかもっ」



P「あ、すまん」





柚「ほら。メガネってずぅーっとつけてるものでしょ?」



P「うん。まあ、目の悪い人だとな」



柚「うん。だからね」



柚「ずっとつけててもらえるならそのくらい安いもんじゃないかナー」



P「……」



P「そうか?」



柚「そぉそぉ」コクコク



P「…そっか」





P「……」フム



P「じゃあ…うん。買いに行くか。眼鏡」



柚「おおっ柚はその言葉が聞きたかったよ!」ペカー



P(柚くらいの子でも読んでるのかな…)



P「…いや、まあさすがに買わせたりはしないけどな」ポン



柚「ふに。あれ?」





P「俺の代わりに選んでくれってことでどうかな。似合いそうなやつ」



柚「……」



柚「ふふ。Pサンもなかなか頑固だねぇ」



P「フツウだろ」



柚「そぉかな?」



P「そうだよ」



柚「そっか。へへ」





柚「じゃあしょうがないなぁ。それで手を打ってあげよう!」



P「ありがとうございます」



柚「どういたしましてっ」



柚「へへっ代わりに選ぶのは必死にやるからね!覚悟するのだっ」



P「そっか。じゃあ必死に選ばれようかな」



柚「うんっ。それがいいよー♪」ヘヘー





・・・・・





P「…」…カチャ



P(まあ…たしかにこの眼鏡も長いこと使ってるなぁ。そういえばちょうど柚に声をかけたころに買ったんだったか)



P「……買い替えてもちゃんととっとかないとな」ウン



柚「おまたせっ準備できたよ」パッ



P「おう。じゃあ行くか」



柚「うんっ」



P「……」スッ



柚「?…」



柚「へへっえいっ」ヒョイ



P「ん?」







すちゃっ





柚「おおっ。……くらくらする…」



P「そりゃそうだ。目悪くなっちゃうぞ」



柚「えへへ。メガネっ子!似合うかなー」



P「眼鏡がないから見えない」



柚「あそかっじゃあほらっ」



P「…」



柚「これなら見える?」



P「…」



P「うん」



柚「そかー」



柚「似合ってる?」



P「うん」



柚「そかー」





柚「…」ヘヘー…



柚「ふふなるほどぉ。Pサンはいつもこんなふーな景色を見てるのかー」



P(いやたぶん違うけどな)



P「…ほら、行くんだろ。返してくれないと車も運転できない」



柚「おっと」





柚「そか。じゃあ…えっと、柚がかけてあげる」



P「そりゃどうも」



柚「どういたしまして!」







・・カチャ





柚「…」



P「…?」



柚「…へへ。いつものPサンだぁ」



P「…おう。いつものPさんだぞ」



柚「うん」



P「おう」





柚「…」



柚「でも、」



P「?」



柚「忘れるくらいなら思い出は、新しくしないとって」



P「??…なんだそれ」



柚「へへっなんだろー。本で読んだのかなー」



P「柚って本とか読むんだ」



柚「あれっ」





柚「心外だぞー」



P「冗談冗談」ポン



柚「ふにっ。へへっじゃあゆるすよ!」ペカー



P「ありがとう」



柚「どういたしまして!」





柚「…」ヘヘ



柚「アリガトねっ」



P「…なにが?」



柚「いろいろっ」



P「いろいろか」



柚「いろいろだー」



P「いろいろかー」





P「…」



P「…まあそれは…うん。こちらこそ」



柚「ふふ。お互い様かナ?」



P「ああ。お互い様だな」



柚「そっか。へへ」



P「うん」





P「じゃあ行こうか」



柚「うんっ。行こっかー」







・・・・おしまい





22:30│喜多見柚 
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