2015年08月27日

雪歩「穴掘って埋まっ……なんだと!?」

ガッ……ガッ……



雪歩「ど、どうして?全然掘ることができません」



P「ゆ、雪歩……」





律子(このあたりは最近整備されたばかりだから、地面の下までコンクリで一杯なんだわ)





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ガギッ!!ガギッ!!





雪歩「うー。全然進みません」





P「律子。この事態どうすればいいと思う?」





律子「別に何もしなくて良いじゃないですか。穴掘られると実際迷惑ですし、

    このまま雪歩が穴を掘るのを辞めてくれればなお良いですけど」





P「しかしだな……」

ガッガッガッガッガッガッガッガ……





雪歩「穴が……穴が掘れない……」





P「アレは酷くないか?禁断症状見たいになってるが?」





律子「確かに、アイドルとして見せてはいけない顔をしてるわ……」





??「ハハハッ!!お嬢さんそんな事をしても無駄だよ」





P・律子「誰?」

ガッガッガッガッガッガッガッガ……

??「私はこの絶対に掘られないコンクリートを作った社長だよ」





雪歩「……!!」ビクッ!!





社長「このコンクリートを掘ることなど不可能だ!!

   そんなスコップ程度じゃビクともしないし傷をつける事も不可能だろう」





雪歩「あぁ?」





社長「な、なんだね……?」





P「雪歩!!見知らぬ人にガンを飛ばすのはやめなさい!!」



律子「まあ、これで雪歩も諦めてくれ……」

ガッガッガッガッガッガッガッガ……





P「あの律子さん?雪歩がまた穴掘りを再開したのだけど?」





ガッガッガッガッガッガッガッガ……





律子「な…ん…で…す…って……」





社長「だから、そんなスコップじゃ無理だと言ってるだろ。ハハハッ!!」





雪歩「なんだと」ギロッ





社長「ヒィィィ」



P「雪歩、いくらお前でもここは無理みたいだから諦めてような。

  続きは後日他の場所でいいだろ?」 





雪歩「あぁ?」アワレミノメ





P「……ごめんなさい」





律子「いい加減にしなさ……」

pruuuu......pruuuu......





雪歩「あっお父さん?実は重機を持ってきて欲しいんだけど。

   うん……そう。ドリラーとしての腕の見せどころだよ!!場所は……」





P・律子「……」



ブルルルルルルル……





弟子「お嬢ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」





雪歩「あっ⚪︎⚪︎さん。ここです」





P・律子「また誰か来た……」

弟子「親父から連絡をもらって、すっ飛んで来ました!!

   重機の到着は遅れるそうですが、とりあえず簡単な道具は詰め込んで来たつもりです」





雪歩「ありがとうございます。本当に助かります」





弟子「お嬢……そのお言葉だけで十分です」ウル





P「なんだこの展開……」

律子「あのプロデューサーちょっといいですか?」



P「なんだ?律子」



律子「実は午後から伊織たちの付き添いをしなければ行けなくって……」





P「……」





律子「だから、ここで!!それじゃ!!」ダダダダダッ





P「律子ぉぉぉぉぉぉぉぉ!‼︎‼︎‼︎」





P「……」

雪歩「とりあえずドリルを使ってみてダメなら一度爆発しましょう」





弟子「へい‼︎」





社長「無理だと言っておろう!!」





P「……なんだこの状況?」



ドドドドドドドドドドドド……





P「雪歩」





雪歩「……」

ドドドドドドドドドドドド……







P「雪歩!!」





雪歩「ハイ!!なんですかプロデューサー?

   大きな声じゃないと聞こえませんよ?」





P「実は俺も事務所に戻りたいんだけど!!」





雪歩「プロデューサー?」





P「なんだ?」





雪歩「プロデューサーの担当アイドルは誰ですか?」ニッコリ





P「萩原雪歩さんです……」







   









弟子「お嬢、やはりドリルじゃ無理ですね。 

   爆破の前に先にコンクリートカッター使いますか?」





雪歩「そうですね。あまり時間をかけるのもプロとして

   スマートじゃありませんし」





弟子「それじゃ」

ウィィィィィィィィィィンンンンンンンン!!!!





P(雪歩……俺は今、すごく後悔しているぞ)



社長「フフ……」



ウィィィィィィィィィィンンンンンンンン!!!!



ウィィィィィィィィィィンンンンンンンン!!!!





弟子「あまり手ごたえがないな?」





ウィィィィィィィィィィンンンンンンンン!!!!



キュウウウウウウウウウウウウウウ!!!!





弟子「音が変わった!?」





雪歩「□□さん!!早く止めてください!!」





弟子「ヘイ!!すぐに!!」





弟子「刃が擦り切れてる!?」





社長「ハハハッ!!わが社の最強のコンクリートをカッターなどで破ることができるはずないであろう。

   試作段階で検証済みよ!!」





弟子「こんなコンクリ見たことねぇ……」





雪歩「□□さん!!落胆している場合じゃありません。

   これは萩原組への挑戦です!!!!私たちは組の代表として穴を掘らなければいけません!!」





弟子「お嬢……」ジーン





雪歩「□□さん。なに止まってるんですか?」





弟子「す、すいません。お嬢と親父さんが重なって見えたもので」





雪歩「フフ…当り前じゃないですか。私は萩原組の娘ですから」





弟子「そうですね。すぐ爆破の準備を始めます」





雪歩「制限時間は5分以内ですよ」





弟子「余裕です!!」





P(雪歩すごくイキイキしてるな……)







   

通行人「おいおい、ここはさっきまで通れたハズだろ!?」





弟子「すいません。急な工事なものでして、ホント申し訳ないです」





スピーカー「ただいま、こちらの一帯は工事のため通行止めになっております」





社長「ほう、ここまで早く交通規制をするとは君たちも本物のプロのようだね」





雪歩「あまり萩原組を舐めないでください。

   彼らは私たちは穴掘りのプロ、傭兵です!!かならず、ここに穴を開けてみせます」





社長「出来るものならやってみろ!!ホントにできるならな?」





雪歩「その顔、悪役にしか見えませんよ。

   まあいいです。今は好きなだけ言わせておいてあげます」





社長「ハハハッ!!実に楽しみだよ!!」





弟子「お嬢!!爆破の準備完了しました!!」





雪歩「ありがとうございます□□さん。すぐ行きます!!」





P(あんな雪歩の顔見たことない……)





   

雪歩「5、4、3、2,1、 fire!!!」

ドーン!!!





雪歩「どうですか!?」





弟子「すぐに確認します」サッ





社長「無駄なことを」





弟子「駄目です。ヒビさえ入っていません!!」





雪歩「うーん、やはり上に設置しただけでは衝撃が逃げてしまいますもんね」





弟子「どうしましょう?次は倍の火薬を使いますか?」





雪歩「いえ。ここは最初の目的である穴掘りに専念しましょう。

   少しでも穴が開けば、そこに爆薬を設置して再び爆破します!!」

こんな雪歩も可愛いんだ

俺、病気かな?

ガッ……ガッ……





弟子「お嬢、やはりこのままじゃ貫通なんで無理ですよ」





ガッ……ガッ……





雪歩「諦めないでください……」





弟子「お嬢、やっぱり……」





ガッ……ガッ……





雪歩「もうすぐです。もうすぐなんです……」





社長「ハハハッ!!もう降参かね?ちと張り合いがなさすぎるだろ」





弟子「言わせておけば……」





ブロロロロロロロ……





??「雪歩!!助けに来たぞぉぉぉぉぉ!!」





P(今度は誰だ!?)

雪歩「お父さん!!こっち!!こっち!!」





弟子「親父ぃぃぃぃ!!!」





父「雪歩、お前らホントによくやった。ここからは俺たちに任せろ!!」





P(父親まで出てきた……)





父「モンケンを用意しろ!!一撃で砕くぞ!!」





弟子たち「ヘイ!!」





*モンケン

 (解体現場で使う巨大な鉄球を使った重機)



 











父「いくぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」





ドーーーーーーーーーーン!!!





雪歩「もう一発ですぅーーーーー!!」





父「任せろ!!」





ドーーーーーーーーーーーン!!!





社長「なんだと!?」





弟子「おい!!見てみろ。コンクリに」





雪歩「ヒビが入っていますぅ!!!!」



父「オラオラ!!どんどん行くぞ!!」





社長「ヤバい……ヤバいヤバい……」





P「はぁ、もうすぐ終わる」





ドーーーーーーーーーーーン!!!

ドーーーーーーーーーーーン!!!

ドーーーーーーーーーーーン!!!ガシュッ





雪歩「お父さんストップ!!」





父「な、なんだ雪歩!?」





弟子「??」





雪歩「やっぱりヒビが……」





父「なに問題でもあるのか?」





雪歩「これ以上のモンケンの使用は危険です。

   鉄球にヒビが入って砕けそうになっています!!」

P「雪歩、鉄球のヒビくらい問題ないじゃないか。

  このまま、これで穴を開ければいいだろ?」





雪歩「プロデューサー!!現場には、ただでさえ危険が付き物なんです!!

   それなのに大破する可能性のある重機は使えません!!人命にかかわります!!」





弟子「……」





父「わかった雪歩の判断に従おう。モンケンの使用を取りやめる!!」





P(なんでだよ……)





社長「ハハハッ!!やはりわが社のコンクリートは最強なのだ!!!!!」





父「よし、次だ!!お前ら!!」





弟子「はい!!」





父「ボーリング重機を持ってこい!!!」





弟子「ハイやいさ!!」







 

弟子「親父、お嬢、ボーリング準備できました!!」





雪歩「では、初めてください」





弟子「分かりました!!」





ガガガガガガガガガガ……

ガガガガガガガガガガ……

ガガガガガガガガガガ……





父「始まったか……それじゃあ」





社長「ヤバい……ん?君は?」





父「私、株式会社 萩原組 の社長をやっております。萩原○○です」





社長「いや、これはご丁寧に。私は○○会社の社長です」





P(ここで名刺交換かよ……)





雪歩「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」



ガガガガガガガガガガ……





弟子A「見ろ進んでるぞ!!」





弟子B「おい!!ぼさっとすんな。水をかけて冷却しろ」





雪歩「」ワクワク





ガガガガガガガガガガ……

ガガガガガガガガガガ……





P「これは終わるな」





ギィィィィィィィン……





弟子「音が変わったぞ!!」「貫通したのか!?」





雪歩「重機を止めてください!!」





社長「まさか、貫通したのか!?」





父「雪歩、どうだ貫通してるか?」





弟子「」ソワソワ





雪歩「駄目です。確かに掘り進んでいますが刃が完全にやられています……」





父「なんだと!?」





P「まだ続くのかよ……」





雪歩「しかし、残りのコンクリの厚みは、おそらく10m以下だと思います。

   既にヒビも入っていますし……□□さん!!爆破の準備を、ありったけの火薬を使ってください」





弟子「分かりました!!」

雪歩「5、4、3、2,1、 fire!!!」



ドーーーーーーン!!!





雪歩「ど、どうですか!?」





弟子「だ、駄目です!!確かにヒビは増えましたが貫通していません!!」





父「よし!!そのヒビの間に器具をねじ込んで引きはがしてやれ」





弟子「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」





社長「アワワワワワワ……」





雪歩「クライマックスですぅ!!!!」

P「で、あれから2時間がたつわけだけど……」





弟子「親父、もうダメです。腕が動きません」



弟子「なんて固いんだ!?」



弟子「これホントにコンクリなのか?」





父「雪歩、さすがにもう無理だ……」





雪歩「……」

ガッ……ガッ……ガッ……ガッ……



ガッ……ガッ……ガッ……ガッ……





父「もう止めなさい!!人力でこいつは無理だ……」





社長「勝ったのか?」





ガッ……ガッ……ガッ……ガッ……





父「雪歩!!止めろと言うのが聞こえないのか!?」





雪歩「……」





ガッ……ガッ……ガギッ……ガッ……ガッ……





弟子「……」テクテク





父「おい□□何している」





弟子「流石にお嬢より先に俺たちが諦めることなんで出来ませんよ」





雪歩「□□さん……」





弟子「おいおい□□にだけ、いいカッコさせるかよ」



弟子「俺たちに諦めるなんで選択肢はないもんな」



弟子「ここで掘らなきゃ俺たちじゃないってか?」





父「お前ら……」







父「お前らの考えはよく分かった……手を止めろ!!!!これは社長命令だ!!!!」





雪歩「お父さん!?」





父「分かってる!!穴掘りは続ける!!!!おい、お前らもう一度モンケンを持ってこい!!」





雪歩「でも、あれは!?」





父「壊れそうで危険だって言うんだろ?だが俺たちは萩原組だ!!

  周りを見てみろ雪歩」





弟子「お嬢、俺たちなら大丈夫です」



弟子「鉄の塊でしょ?俺なら避けちゃいますね」



弟子「俺らの命はお嬢に預けてますから」





雪歩「み、皆さん……ホントにありがとうございます」





弟子「へへへ……」「照れくせぇ」「お嬢が俺に……」





父「よし!!お前ら!!作業の前に萩原組の社訓いくぞ」





雪歩・弟子「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」





父「穴を掘るならあああああああああああああああ」





雪歩・弟子「「「命をかける!!!!!!!!!!」」」





父「行くぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」





雪歩・弟子「しゃああああああああああああああ!!!」







ドーーーーーーーーーーーン!!!ガシュッ

ドーーーーーーーーーーーン!!!ガシュッ

ドーーーーーーーーーーーン!!!バラッ





弟子「危ない!?破片がお嬢の方へ!!」





雪歩「え……」





弟子「お嬢おおおおおおおおおお!!!!」ダッ!!





P「……え?」ドスッ





雪歩「うーん……」





弟子「お嬢。大丈夫ですか?」





雪歩「ありがとうございます。□□さんがいなかったら私……」





弟子「いえ、当然のことをしたまでです」





父「□□!!よく雪歩を守ってくれた!!ありがとう礼を言うぞ!!」





P(あれ?ここは……お花畑が見える……)





社長「ちょと君!!大丈夫かね!?」







ドーーーーーーーーーーーン!!!バラッ

ドーーーーーーーーーーーン!!!バラッ

ドーーーーーーーーーーーン!!!ボロッ





父「やはり限界か……」





雪歩「まだです!!みんなスコップを持って!!

   萩原組は掘って掘って掘り続けます!!!!!!」





弟子「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!お嬢に続けええええええええええええ!!!!!」





父「ふん……よく言った!!それでこそ萩原組じゃあああああああああ!!!!」



ガッ……ガッ…… ザクッ!!





雪歩・父・弟子「!?」





ザクッザクッ……





社長「まさか……!?」





弟子「おい、これ見ろ土だ!!」「ザクザク掘れるぞ!?」「ついに!?」





父「コンクリートを貫通した……」







雪歩「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」





弟子「俺たちやり遂げたぞ!!」「アレ?なんだろ涙が?」「うぅぅぅぅよがったぁぁぁぁぁ!!」





父「お前たちよくやった!!!!」





雪歩「よかったぁ、ホントによかったですぅぅぅぅぅぅ」











社長「負けたのか……わが社の最強のコンクリートが……」





P(あ、川の向こうでお婆ちゃんが手を振ってる……)





萩原組「バンザーイ!!バンザーイ!!」





弟子「よっしゃぁぁ!!お嬢を胴上げじゃぁぁぁ!!」





雪歩「え、恥ずかしいですぅ。お父さんも何か言って……」





父「よし雪歩!!胴上げいくぞぉぉぉぉぉ!!!!」





雪歩「ええ!!」





萩原組「バンザーイ!!バンザーイ!!」





雪歩「きゃあぁ!!怖いですぅぅぅ!!」





萩原組「バンザーイ!!バンザーイ!!」













その後…事務所





アナ「いったあああああああああああ!!筒香選手のサヨナラホームランで横浜ベースターズ勝利です!!!」





千早「やったあああああああ!!ベイ勝ったあああああああ!!!」





雪歩「ただいま……疲れました」





P「ホントに今日は疲れた……」





千早「お帰りなさい。萩原さん、プロデューサー」





P「千早、まだいたのか横浜戦を見るのも程々にしろよ」





千早「ハイ、なるべく家で応援するようにします。

   それはそうと、二人とも酷く汚れてますが?」





P「そうなんだよ。ちょっと聞いてくれ!!」





TVアナ「ニュースの時間です。アスファルトで有名な○○社が今度世界で最も固いアスファルを開発しました……」





P「……え?」





雪歩「……」ジーー

pruuuu......pruuuu......





雪歩「もしもし、お父さん?……」





P「雪歩おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」













15:30│萩原雪歩 
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