2015年08月31日

未来「わたしらしく!」

静香「未来、誕生日おめでとう」



星梨花「未来さん、おめでとうございます!」



未来「静香ちゃんに星梨花、ありがとう!まさかみんなで誕生日パーティー開いてくれるなんて…ちょっと思ってたけど」





静香「プロデューサーが企画してくれたのよ。未来の好きなプロデューサーがね♪」



未来「し、静香ちゃん!?それはそのええっと…」



星梨花「未来さん、お顔が真っ赤ですよ!やっぱりプロデューサーさんのこと…」



未来「うぅ、星梨花までー…お泊まり会の時からずっと二人に弄られてる気が…」



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静香「誕生日なんだし、少しわがままでも言ってみたら?」



未来「わがまま?誰に?」



静香「プロデューサーに」



未来「あうぅ……静香ちゃんがさっきからいじめてくる…。せ、星梨花はそんなこと!」



星梨花「未来さん、ファイトです!」



未来「星梨花まで!?」

未来「でもわがままって言っても何がいいか思いつかないよ」



静香「そうね…デートとかどうかしら」



未来「デデデデデート!?」



星梨花「そうですよ!誕生日のお祝いに一日だけデートしてもらいましょう!」



未来「デートって…男の子と女の子がそのー…付き合ってやる、アレだよね?」



静香「付き合ってるかどうかは関係ないと思うけど…まあ、概ねそうね」



未来「……………」ポカーン



星梨花「未来さん、お口が開いてますよ?」

静香「もう、未来がこの状態じゃどうしようもないわね…ここは強硬手段で…プロデューサー!」



P「…ん?なにかあったのか静香。というか未来は何口を開けてるんだ?」



星梨花「ほら、未来さんっ」



未来「うぇ!?えええっと、その、プロデューサーさん、あのえっと…」



P「……あっ、そういうことか。すまんかったな未来」



未来「えっ、えっ、えっ、もしかしてさっきの話聞いて」



P「話?誕生日プレゼントのことじゃなかったのか?」

静香「プロデューサー、まだ渡してなかったんですか?まったく、これだから…」



P「いやー、色々忙しかったからな。確か…あったあった、ほい。誕生日おめでとう、未来」



星梨花「髪留めですか?」



P「未来ってかわいい髪留め集めるのが好きだろ?俺なりに未来に似合う髪留めを買ってきたんだが」



未来「ありがとうございます!プロデューサーさんの髪留め…♪」



星梨花「未来さん、着けてみませんか?」



静香「そうね。ちゃんと合ってるか見てあげないと。ということでプロデューサー、未来に髪留め着けてあげてください」



P「俺が着けさせるのか?」



未来「し、静香ちゃん何言ってるの!!??」



P「まあ俺は未来が嫌じゃないなら別にいいけど…いいのか未来?」



未来「へ?えっと、はっはい!大丈夫です!」

P「それじゃあ失礼して…」



未来「はい!いつでもどうぞ!」



P「……キスするわけじゃないし目をつぶらなくてもいいぞ」



未来「キキキキキスなんてそんなここここと考えてませんよ!」



P「お、おう。それじゃあ髪留め取るぞ」



未来(プロデューサーさんの手が私の髪に…ってなんでこれだけで恥ずかしいの〜!?)



P「さて、似合ってるといいんだが」

未来「終わりましたか…?」



静香「未来、よく似合ってるわよ」



星梨花「その髪留め、すっごくかわいいです♪」



未来「そう?プロデューサーさん、どうですか?」



P「ああ、未来にすごく似合っていてかわいいよ」



未来「かわ、かわいいですか?でへへ〜それほどでも〜」



静香「デレデレじゃない…」



未来「そ、そんなことないよ!プロデューサーさん、ありがとうございます!これすっごく大切にします!」



P「未来が喜んでくれて俺も嬉しいよ」



プロデューサータマキガカエルツレテキテルー



P「……ちょっと向こうで片してくるな」

星梨花「あの、結局デートのお誘いができませんでしたね」



未来「あ……」



静香「プレゼント渡してなかったプロデューサーもだけど、未来も惚気すぎよ」



未来「だ、だって〜…って、そんなに惚気てなったでしょ!」



静香「誰がどう見ても惚気てたわよ。ね、星梨花」



星梨花「惚気って、どういう意味ですか?」



静香「未来みたいに好きな人の前でデレデレすることよ」



未来「ちょっ、星梨花に変なこと吹き込まないで!」

未来「でも今のでタイミング逃しちゃったし、どう言えばいいのかな」



静香「デート誘う気満々ね」



未来「どちらかと言えば…ううん、普通にしたいかな」



星梨花「他の人に相談するのはどうでしょうか?私はそういうことあまり詳しくありませんし…」



静香「そうね、私もあまり知らないし…美希さんに聞くのはどうかしら?」



未来「美希さんかぁ。確かに美希さんなら沢山知ってそうだね!」

美希「男の子をデートに誘う方法?」



未来「はい!美希さんなら知ってるかと思って!」



美希「うーん、美希そういうのはあまり詳しくないの。いつも向こうから声かけられるし」



静香「私一度もナンパされたことありませんよ…」



星梨花「私もです…」



未来「星梨花は声かけられたら逃げた方がいいと思うな…」

美希「あ、でもハニーにはよくデート行こうって言うよ?」



未来「えぇっ、ストレートにですか!?」



美希「うん、逆にデート誘うだけで考えすぎるのも美希的にはないかな」



未来「静香ちゃん、美希さんは私と違う次元にいるっぽいよ…」



静香「未来にプロデューサーと面と向かってデートに誘うのは無理よね」

美希「もしかして、未来はハニーをデートに誘おうとしてるの?」



星梨花「はいっ、誕生日だから少しくらいワガママ言っても大丈夫だろって♪」



美希「むむむ、それは聞き逃せないの…だけど、未来の誕生日だし今日だけは目をつぶるの」



静香「美希さん、プロデューサーのこと好きなんですね」



美希「じゃなきゃハニーなんて呼ばないよ?」



未来「美希さんがライバルなんて勝ち目が…」



美希(他にも沢山ライバルいるのは面白そうだし内緒にしとこ、あはっ☆)

未来「あまり参考にならなかったね」



静香「面と向かって言うのは最終手段にしましょう。あと恋愛経験がありそうなのは…大人の人かしら」



未来「大人の人って言うと…このみさん、莉緒さん、千鶴さん、あずささん、麗花さん、風花さん?」







静香「無理ね」



未来「うん、無理だね」



星梨花「なぜ無理なのでしょう…大人って恋愛したことがあるものだと思ってました」



静香「みんながみんなかそういうわけじゃないのよ、星梨花」

翼「三人ともさっきからなに話してるの?」



静香「…翼がいたわね、ちょっといいかしら?」



翼「ん?なになに?」



説明中だよ〜(o・∇・o)



翼「ふむふむ、なるほどね〜。みんな一つ間違えてるよ」



星梨花「間違え…?なんでしょうか?」

翼「星梨花は仕方ないとして、なんで恋愛経験0の静香が協力してるのかなって」



静香「…わ、私?」



翼「静香ってまだデートどころか恋もしたことないでしょ?それなのに誘い方がー惚気がーって言うのはおかしいと思うんだ」



未来「すごい説得力ある!」



静香「納得しないの!そういう翼はそういった経験あるの!?」



翼「え?あるよ?プロデューサーさんとデート何回かしたし」



静香「…そう…あるの…」



星梨花「静香さん落ち込まないでください!」

未来「あの、プロデューサーさんって美希さんともデートしてるって聞いたんだけど…」



翼「知ってるよ。プロデューサーさん色んな人とデートしてるらしいからね」



静香「はぁ!?あの人そんなに垂らしてるんですか!?」



翼「まあ、当の本人は買い物に付き合ってるだけだったり、ただ遊びに付き合ってるだけの雰囲気だけどね…」



静香「ああ、そういう…鈍臭いわねあの人」

翼「まあここは伊吹翼ちゃんにお任せあれ!ということでちょっと未来借りてくね〜」



未来「へ?待って翼、引っ張らないで〜…」





静香「…なんか、翼に完全に敗北した感じがするわ」



星梨花「今度は勝てるように静香さんも恋をしましょう!」



静香「恋なんて私にできるかしら…ただ、最近あの人のことが気になるのは…」

未来「なんで部屋の外で話すの?」



翼「未来に確認したいからね。本気でプロデューサーのこと好きなんだよね?」



未来「い、いきなりどうしたの?」



翼「いいから答えて」



未来「ええ……もちろん、プロデューサーさんのこと、本気で大好きだよ!」



翼「…うん、本心だね。私も実はプロデューサーさんのこと好きなんだ」



未来「え?なのに私の相談に乗ってくれるの?それって敵に…砂糖?胡椒?」



翼「……塩?」



未来「そうそう、敵に塩を送るようなものじゃん!」

翼「うーん、そうなるんだろうけど…未来にも頑張ってもらいたかったりするのかな。お互い本気でアタックして、どっちが勝っても悔しくないようにしたいし」



未来「そんな理由で…」



翼「それに、未来だけ遅れてるのはね…」



未来「???」



翼「ううん、こっちの話!それでデートの話なんだけど、やっぱり美希先輩の言う通りちゃんと向かって言った方がいいと思うよ?」



未来「それができたら苦労しないよ〜…」

翼「…本当にプロデューサーさんのこと好きなの?」



未来「それは本当だよ!プロデューサーさん好きだもん!」



翼「あ、プロデューサーさん」



未来「ええええええ!?……って誰もいないじゃん!」



翼「えへへ、冗談でし…いはいみはい、ほっへひっはらないへ!」



未来「翼のバカー!」

翼「あ、ぷろりゅーはーはん」



未来「もうその手には」



P「…お前らなにやってるんだ?」



未来「うわぁ!プロデューサーさんいつの間に!?というかなんでここに!?」



P「いや、ちょっとお手洗いに…何の話してたんだ?あと、翼のほっぺ離してやれ」



翼「いてて…もう、未来ったら〜。あのこと言っちゃうよ?」



未来「そ、それだけは翼さま〜!ごめんなさい!」



P「あのこと?まあいいけども、パーティーの主役がこんなところいたらダメだろ。早く戻ってこいよ」

翼「ふぅー、危機一髪だったね」



未来「聞かれなくてよかった〜。…ところで、本当にどうすればいいんだろ」



翼「古いけど、ラブレターとか?…あ、それ告白の時だね」



未来「ラブレター…前に書こうと思ったけど恥ずかしすぎて感謝の手紙みたいになったなぁ」



翼「なにそれ、すごいかわいい」



未来「やっぱりちゃんと言うしかないよね…」



翼「そうそう♪善は急げ、だよ!」

翼「プロデューサーさ〜ん!未来から話があるって〜!」



未来(だからってみんなの前で言う必要ないよね!?)



P「ん、またか?いったいどうしたんだ?」



未来「え!?えっと、あのー、何と言うか…」



P「…なんか今日変だぞ。未来らしくないっていうか」



未来「私らしくない、ですか?」

P「いつも明るくて元気なのに、今日は焦ってたりキョドってたり。はっきしてないところもあるしな」



未来「…確かに私らしくないかも……ええい!私らしく、はっきり言います!」









未来「プロデューサーさん!私と、付き合ってください!!」

・・・・・・



未来「あれ?……ああああああ!!違うんです!そういう意味じゃなくて…(デートのことじゃなくて本心が出ちゃったよー!)」



翼「うわ、未来大胆だね…」



美希「美希もそんなに大声では言えないの」



静香「流石にそこまで行くと逆に少し引くと言うか…」



星梨花「未来さん、すごいです…」







P「ん、別にいいぞ」

未来「……へ?」



翼「ええええええ!?いいんですか!?未来と付き合うなんて!!」



静香「考え直してください!まだ未来は中学生ですよ!犯罪ですから!」







P「え?付き合うって買い物とか遊びにってことだろ?」



一同(ああ…この人鈍すぎる…)

未来「…ぷっ。あはは!私なに悩んでたんだろう…すいません、しっかり言いますね!」





未来「プロデューサーさん。明日、私とデートしてくださいっ!」





おわり



14:30│春日未来 
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