2015年09月01日

比奈「期間限定のガチャが出たと知って!」杏「おうおう」

比奈せんせえと杏さんが駄弁りながらガチャしに行くだけ。短い

まだお迎えできてないから知識半端な感じでクヤシイ



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比奈「そんなわけでやって来たっス駅前大型スーパー…ドンドンパフパフ!」





杏「ねえこれ杏要らないよね…比奈が一人で引けばいいよね…なんか気が付いたらここまで連れてこられてたんだけどさ」



比奈「あー、まあその、旅は道連れ、ってヤツっスよ。一人もそれはそれでいいっスけど、今日は誰かいてほしかったんスよー」



杏「なら情けを寄越してくれ」



比奈「あはは…でも杏ちゃん、さっきゴロゴロ暇してるところに一緒に行かないかって聞いたら、オッケーくれたじゃないでスか」



杏「あの時は寝惚けてたんだよ!反論のしようもないけど!」



比奈「ええ…じゃあ帰りまス…?」



杏「……いーよ、もう、付き合うよ。その代わりなんか奢ってね。アイスとかでいいから」



比奈「ふふ、ハイ、了解っスよー…まあ、お金が残ってたらの話になりそうでスがね…」





杏「ちょ、どんだけ使う気なのさ」



比奈「一応、お目当てが出るまで…?」



杏「全何種?」



比奈「……確か、10?」



杏「……、…まあ、やってみなきゃ分かんないよ。うん」



比奈「ちょっと、そのきっと全額使い込むに違いない、みたいな顔止めて欲しいんスけど」



杏「まあそもそも、ここに設置されてるかどうかも分からないんでしょ?」



比奈「んー、まあ、そうなんでスよね。でもここのガチャガチャコーナー広いし、結構大手のヤツなんで、希望はあるかなと」



杏「じゃあ、取り合えず捜索からだね。早速向かうぞー」フリアゲ



比奈「おー」フリアゲ



杏「…やる気の欠片もないなぁ」



比奈「言わない約束っスよ…」









比奈「で、確か上に行くにはこっちだったかな…あれ?」



杏「ちょっと、一フロア目からエスカレーター探すだけで迷子とか洒落にならないぞー、頑張れ頑張れ」



比奈「今だけっスから!もう迷いませんから!てかそのやる気の無い応援する位なら手伝ってくださいよー!」



杏「どーだか…えー?じゃあそこのところ曲がればいいんじゃない?」



比奈「え……?あ」



杏「ほら、乗り口あった。どやぁ」



比奈「あ…あーもう、なんだ、知ってるなら早く教えて下さいよ…」





杏「消極的であることに積極的な杏に、自発的なアドバイスを求めちゃいけないんだよ、比奈」



比奈「それ全然得意気に語れることじゃないでスからね?」



杏「杏ならばそれも許されるのさ」



比奈「わーずるい」スタ



杏「ふふん、これまでのアイドル活動における、当然の結果といってくれ」スタ





比奈「まともなアイドル活動をした人間は普通、そういう評価受けないっスよ」ウイーン



杏「常にイレギュラーなルートを走り続ける!これぞ杏!働かずしてなんとやら!だからエスカレーターは階段と違って嫌いじゃないよ、見た目似てるけど」ウイーン



比奈「あー…でスね…エスカレーターは楽でいいっスよね。ホント」



杏「挟まれた時を思うと気が気でないけどね」



比奈「乗ってる最中にそういう不吉なこと考えるのは止めましょうよ」



杏「ええ?でもほら、巻き込まれて足切断とか」



比奈「わーわーわー!スプラッタはあんまり好きじゃない!エスカレーターが怖くなる!」



杏「…今度小梅にお願いしてさー、一緒に映画でもどうだい比奈サンや」



比奈「カンベンして欲しいっス…」





杏「冗談だよ、冗談。幸子から散々恐怖を聞かされてる身としてはこちらから願い下げ、って感じだよ」



比奈「そういうこと踏まえると、涼ちゃん、本当スゴイでスよね…」



杏「あの環境に身をやつせるって時点で、杏のなかでは涼はとんでもねえ人間の括りに入ってるよ」



比奈「トンデモビックリ?」



杏「その言い方だとサーカスのそれみたいだなぁ」



比奈「サーカスなら、空を飛ぶ幸子ちゃんは鉄板っスね…フフ」



杏「ん…小梅の死体芸も、かな?そういう括りに入れていいのか分かんないけどさ」



比奈「あ、春菜ちゃんが何もないところから眼鏡を出す手品とか!」



杏「それは面白そうだ…と思ったけど普段からそうじゃない?」



比奈「…それもそうでスね…」





杏「他になんか…ブルナポ…マジカルミズキは……どうだろ?」



比奈「……芸人枠っスかね」



杏「提案しておいてあれだが川島さんが聞いたら泣くぞ」



比奈「いや、まあ、そのでスね……弁解がなんも思い付かない」



杏「おおいユニット仲間」



比奈「カンベンして欲しいっスよ…あ」



杏「あ?」



比奈「ちょっとそこ、寄ってもいいっスか?」スタ



杏「……。まあ、いいけど」スタ



比奈「いやー、助かるっス!」ニコニコ



杏「……はーぁ……」ズルズル





比奈「ほえ…これはなかなか」キラキラ



杏「アクセコーナーとか一人じゃ近寄る気すら起きないなぁ……誰か…きらりでも居れば話は別か」



比奈「おー…あの小物とか可愛いっスね…資料に買おうかな…。あ、杏ちゃん、あれどう思いまス?」



杏「えー?いや、ちょっと派手じゃないかな…だったらその隣の方が」



比奈「そうでスかね…あ、あれもいい感じ。沙理奈ちゃんに似合いそう…」フラフラ



杏「わ、わ?ね、ねえ比奈、あのさ」グイグイ



比奈「ハイ?」



杏「なんか目的忘れてない?」



比奈「……………しまったぁ!?」



杏「やっぱり、言わんこっちゃない…」



比奈「うー、最近、よく色んな人に言われて、少しずつこういった小物にも興味持ち始めててでスね……見始めると止まんないっスね」



杏「へえ、あのズボラな比奈がねえ?」



比奈「杏ちゃんにだけは言われたくないっスよぉ」



杏「失礼だなぁ…でも確かに今日の服、なかなか可愛いよね」



比奈「へへー、結構着心地いいんでお気に入りなんスよ」



杏「で?それ買う?」



比奈「あ………」チラ



比奈「うー…いえ、ガチャガチャやった後考えるっス」



杏「まあ、賢明だね」





比奈「買ったせいでお目当て出せず、すごすご退散とかたまったもんじゃないっスもん。ガチャした残りのお金で…」



杏「杏にアイス奢って、それでもお金が余ったら、そのお金で、だよ。杏は誤魔化されないからね」



比奈「忘れてなかったっスか…ひええ、がめつい…」



杏「なんだとー!?付き合ってやってるのに!」ポコポコ



比奈「あう、叩かないで叩かないで…分かってまスってばー!お礼しますから、じゃあ、先に何味とか決めておいてくださいよ!?」



杏「えー?どーしよっかなー?ねえねえ、ダブルはあり?」



比奈「遠慮がないっスね…」





杏「そりゃ比奈に遠慮する理由は無いしね」



比奈「えっと、その…一応アタシ、年上っスよ?」



杏「うーんとね、杏がよく言われる言葉を比奈に送るよ。…お前年齢上に詐称してないか?」



比奈「童顔で悪かったっスねぇ!」



杏「なんか比奈雰囲気もあってか、あんまり年上に思えないんだよねえ。詐称コンビ同士、ユルく行こうよ、ねぇ?」ニヤ



比奈「うわぁ…嫌な笑い…別に詐称してないのに…。味方が欲しい」



杏「えー?若葉さん呼ぶ?」



比奈「何で余計ギャップがある人を呼んでしまうんスか…更に外見と年齢がしっちゃかめっちゃかっスよそれもう」



杏「初見でファンの皆の混乱を誘うユニットチームッ!どやぁ!」



比奈「なんとまぁ傍迷惑!」





杏「あ、ついでに菜々呼んでも…いや、めんどくささがマシマシになるから止めよう」



比奈「そのライブで起きるのは、間違いなく事故以外に有り得なくなりそうっスね…」



杏「まあ、混乱は加速して面白そうだけど。双方の」



比奈「あの、本人居ないのに菜々さんイジるの止めましょうよ」



杏「いや、だって菜々は、こっちが場所と状況を用意しなくとも自分から墓穴掘削してくんだもん」



比奈「ああ、菜々さん……」



ウッサミーン



比奈(気のせいか幻聴が…)



杏「それによく考えたら、菜々より比奈たちの方が年上だしね、…うん、呼ぶことに関しては何も問題ないかな」



比奈「…もう、ノーコメントで…」











菜々「本日はスーパーのミニステージに呼んでいただき、もう、ナナ嬉しくて嬉……へぐしっ!」



MC「菜々さん大丈夫ですか?」



菜々「あっ、はいー!……誰か噂してるんですかねぇ?」ズズ







比奈「そういやガチャって、ここの上でしょうか?」



杏「うん?玩具売り場に併設じゃない?知らんけどさ」



比奈「えーと、玩具のフロアは…はい、三階でスね…」



杏「ん。じゃあもっかいエスカレーターだね」



比奈「行きまっしょー」



杏「おー」



比奈「よっと」スタ



杏「おっと」スタ



比奈「…………こう」ウイーン



杏「ん?」ウイーン



比奈「ギリギリのところに立ちたくなるんスよね…段差の」



杏「さっぱりわからん」



比奈「そんな一蹴しなくても」



杏「スプラッターは止めてよね、本当に」



比奈「……」スス



杏「一歩前に出た」



比奈「スプラッターは嫌っスから」



杏「うん、いいことだ」



比奈「まあ、ちょっと遅かったっスかね」スタ



杏「ん、到着ー…だね。おお、案外大きい玩具売り場にゲームコーナー……あ!そうだ予約したゲーム引き取りにいかなきゃ!」スタ



比奈「今思い出すんスか…ここで予約?」



杏「ううん、家の近くの家電量販店。ここ入荷する種類少ないし」



比奈「尚更今言う台詞じゃないのとボリューム落として」



杏「まあ杏のその辺の事情は捨て置いていいから、ちゃっちゃとガチャガチャ探しにいこ」



比奈「……そうっスねー」





杏「あ、そういや比奈、なんか大きな仕事貰ったんでしょ?風の噂で聞いたよ」



比奈「……あの、確かに諸々フデ持ってやったりしますけど、陣地取りとかホコの奪い合いとかしないんで、ゲームの販促ポスター見ながら思い出すのやめてもらっていいっスかね」



杏「もう、思い出すな思い出すなっておーぼーだなぁ比奈は」



比奈「あ、これアタシ悪いんスか?」



杏「はっはっはー、今さら気づいたか!杏は悪くない!世の中と周りの人間が悪い!」



比奈「うーん、なんとクズクズしい」



杏「冗談でもあんまり言い過ぎるとプロデューサーに怒られるから黙るけどさ」



比奈「そりゃそうっスよ…」



杏「なんとも生きづらい世の中になったもんだ」



比奈「アンタは仙人かなんかっスか…」





杏「で?どーよ?」



比奈「ん?……ああ、なかなかっスよ。やっぱ違う自分になるみたいで楽しいでスねー。素のアタシじゃない、演技で魅了してる感覚は…得も言われないというか」



杏「その感覚は、一生理解できそうにないなぁ」



比奈「杏ちゃんは何時だって普段通りっスもんね」



杏「まーね。杏に関しては自分に無関心、って方が近いのかもだけど…てかさ、比奈だって普通にしてたって可愛いんだからさ、今の自分にももちっと自信持ったっていいんじゃない?」



比奈「あ…杏ちゃんはアタシをどうしたいんで…?」



杏「え?いや別に。…そんな照れないでよ、いつか春菜ちゃんに背後取られても知らないよってことが言いたいだけだから」



比奈「実は、アタシの今現在の最重要案件なんスよねそれ」



杏「マジで?」



比奈「仕事でモード切り替える時は、コンタクトにするんスけど…もう、視線が痛いのなんの」



杏「うわー、御愁傷様」



比奈「他人事だと思って…そんなこと言わずに助けてくださいよぉ…てかまだその仕事も終わってないでスし…」



杏「え?じゃあガチャガチャなんかしてていいの?」



比奈「うーん…普段の様子の画像を一枚って話、まだ放置してまんまだから、ちょっとヤバイかも…?」



杏「……どうなっても知らんぞ杏は」



比奈「ま、まあ…なんとかなるっスよ?多分」









杏「……で、その件のガチャガチャはどこなんだよー」



比奈「んー、見当たらない。もしかしてこのフロアには無いんスかね?」



杏「このままだと杏、そこの筐体で神アイドル目指し始めるぞ」



比奈「それは出来ればリアルの方でお願いしたいんスけど…あ、あそこじゃないでスか?ほら、角っこの、看板吊り下がってる……」



杏「あー…ぽいね、行ってみる?」



比奈「当然っスよー」





比奈「――わぁ!」



杏「ん?おー、こりゃ壮観」ヒョコ



比奈「前に来たときより格段に数増えてるっスね……早速探すんで、杏ちゃんもよければなんか探したらどうっスか?」



杏「え?いやいや杏はここでのんびり比奈を見守る作業で忙しいから」フリフリ



比奈「えー、つまんないっスね〜」



杏「当たり前だろー。既に杏の体力ゲージは底辺に近いんだから、さっさとお目当て当てて杏にアイスを買っておくれ」



比奈「はーい、了解っスよ」





杏「そういや、お目当てのってなんのガチャガチャなのさ?」



比奈「あー、これくらいの、魔法少女アニメのマジックステッキっスよ。キャラ全員分のパワーアップ前と後、あと亜種と有るんで種類が豊富で……」



杏「それさー、別の人が出したやつ引き取るのはダメなの?」



比奈「いや、やっぱガチャって自分で出してこそだと思うんスよね…」



杏「非効率な…でも、それもこだわりか…早めに出るといいね」



比奈「出てくれないと困るっスよぉ……」テクテク







杏「…………」ファア



杏「まあ、たまには、……………………………………たまには!こういうお出掛けも、悪くはないかな…。…ん?」キョト



杏「あれ?何でこんなところに…?」







比奈「うーん…うーん」テクテク



比奈「無いっスねえ…?」キョロキョロ



比奈「………ん?これ」ピタ



比奈「……あったぁ!」



比奈「うっしっしー、見つけたっスよ!いざ、両替済みのコインを…げ、300円…」



比奈「まあ等価交換、ってことで諦めるか…残り数まだまだ平気そうっスね。良かった」チャリンチャリンチャリン



比奈「さあて…でろー、でろー…」ガチャガチャ



比奈「あ…カプセルの色が違う…」コロン



比奈「…………」カパ



比奈「………案の定中身も違う!うぁーっ!」



比奈「次!次っス!」





ウガァーッ









比奈「ウッ……ウウッ……」サメザメ



比奈(天に召されたアタシの小銭達の犠牲は忘れない……絶対忘れねえっスよ!)



比奈「いざっ!10度目の正直……これ以上は無理っ!」ガチャガチャ



スタスタ



比奈「あ゙……またカプセル色違う…」コロン



スタ



比奈「でもまだ分からない……中身も………あれ?」ジーッ



比奈「…………………あっ、これはっ」



比奈「出た!来た!やった出たーっ!」



比奈(そういや誰か横に来てる?……きっと杏ちゃんかな?)



比奈「あ、杏ちゃん!やったっス!ほら、ついにお目当てが――――」





比奈「―――…って、え、な…ぷ、プロデューサー!?ななっ、何でここに!?」



杏「おめでと、比奈にプロデューサー。これで仕事もバッチリだねー」ヒョコ



比奈「あ、杏ちゃんも!?ちょ、これどういうことっスか!?まさか――」



杏「いや、そこでなんか、菜々さん待ってるとかでぶらついてるところを見つけたから呼んだだけだよ」



比奈「あー…そうなんスか…って何で!?」



杏「まあただのお節介かな。ほれほれ比奈、早くそれ開けて」



比奈「へ?いやいや全然ワケわかんないんスけど……あ、えと……プロデューサー。その……」チラ



比奈「…………え、これ?あ、そうっス。昨日話した…」



比奈「はい、そうなんスよ!もーずっと出なくて!」



比奈「あ、ダブったのあるんスけど要ります?……要らないっスか。ちぇ」



比奈「…そうそう!次買うとしたら食玩かなって思ってて…あ、じゃあ、その時のお菓子はプロデューサーにあげるっスね」



比奈「へへ、そこで笑ってくれるプロデューサーのこと、嫌いじゃないっスよー」ニコッ





杏「……………」ジーッ



比奈「………?」キョト



杏「……なんかさ、杏、先帰ろっか?」



比奈「はっ!?あ、え、いやいや、今までの無遠慮はどこ行ったんスか!?」



杏「あー甘い。イチャイチャすんなよー…砂糖吐き捨ててやろうか」



比奈「あう…す、拗ねないでくださいよー」



杏「は?拗ねてなんかな…ちょ、撫でないでよプロデューサー!だから拗ねてないから!違うから…比奈も照れ隠しに杏巻き込むの止めてよ!」



比奈「アハハっ」



杏「…くっそー…あーもう!だから早く開けなよそれ…」グッタリ





比奈「わかってまスよー♪やっと…ついに、ねんがんの…んっ?」グッ



比奈「…ついにっ……ねんっ……がんっ……」ギリギリ



比奈「…………」ハァハァ



比奈「…………」スッ



杏「っく…開けてあげなよー、プロデューサー」



グッ



カパッ



比奈「あ、ありがとっス……えっ?体力が心配だって?ちゃんとレッスンはしてるっスよ!たまたま強敵に当たっただけっスっ!」



杏「あーもうぐだぐだしてないで…ほらプロデューサー。…比奈、そっち向いて」



比奈「え、いつの間にカメラ構え……え、えへへ」



パシャッ



比奈「……しまったつい反射で笑顔を……」





杏「どう?プロデューサー。お仕事終わり?」



杏「うんうん、完璧みたいで良かったよ」



杏「杏が呼んであげなかったら、撮ることなんて出来なかったんだからなー?……そうそう、もっと誉めていいんだぞー」



比奈「お仕事って……さっき話してたあれっスか!?えっ、じゃあ使うのはこの写真!?」



比奈「ちょ、待って欲しいっス!こんな普段着のカッコで…」



杏「だーかーらー、可愛いからモーマンタイ…でしょ?」



コクリ



比奈「え、あ、え……ええ……」ガクリ





杏「てかジャージで宣材撮った人間の台詞じゃないでしょそれー。ほら比奈、美味しい飲み物の方はプロデューサーが奢ってくれるらしいから、早くカフェでゆっくりしにいこーよ?」



杏「え、何さプロデューサー…そんなの聞いてない?…まさかとは思うけどさ、疲れた担当アイドル放置して、そのまま帰るつもりじゃぁ…ないよねぇ?」ニヤ



杏「んーよしよし!分かってくれた?んじゃ杏、先に下のカフェでゆっくりしてまーす」ダーッ



比奈「あ、ちょ、杏ちゃん!?……ホントあの子って自由っスよね……ハイ?」



比奈「ああ、写真……」



比奈「……その写真、本当は何とかして欲しいっスけど……」



比奈「……。いえ、プロデューサーが良いっていうなら、きっと大丈夫っス。これまでだってそうやって来たし、信じてまスから」





比奈「でも、プロデューサーが来たらガチャも当たりましたし、仕事もケッコー上手く行くし…もしかしたらプロデューサーはアタシの幸運の女神?なのかもっスね」



比奈「……?いや、プロデューサーに幸運をもたらしたつもりは別にないっスけど…」



比奈「あ、でも、もしそうならアタシはプロデューサーの幸運の女神になるんすかね?アハハ、それはそれでいいっスねぇ、なんか!女神だらけ!」



比奈「…とと、杏ちゃん待たせちゃ悪いっスね。じゃあプロデューサー、ちょっと贅沢に、美味しいコーヒーとか…お願いしてもいいでスか?」



比奈「あ、後、ちょっと服とか小物とかも…え?…あー…らしくないっスよね…でも、資料にもなりますし…それに」チラ



比奈「…んー、まあ、二人から可愛いって言われましたし…服も、ちょっとは頑張ってもいいかなって思ったんで!それだけっスよー」



比奈「ん?よく分からない?そんな気にすることじゃないっス!フフ、何はともあれ、これからも宜しくお願いしまスね、プロデューサーっ!」



おわり



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