2015年09月02日

P「伊織に熱々あんかけをかける」

我慢してたけどやっぱり我慢出来なくなったから今からいおりんに、あつあつあんかけぶっかける。





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P「雪歩は生チョコとか良いかも…白い肌に生チョコが映えるだろうな…うんうん」







P「律子はオーロラソースで決まりだな」







P「伊織は…」



P「伊織は…やっぱり、熱々あんかけだな」





P「でもどうやればかけれる…?」



P「まず前提として俺の好感度が下がるのだけは避けねばならん」





P「今まで築き上げた信頼が瓦解すれば俺のプロデューサーとしての仕事は無くなるだろう…」



P「と言うか財閥の力で命が無くなる可能性もある」





P「…となると、やはりテレビ番組の企画内か…」





P「いや、しかしそれだとその仕事を受けた俺が悪くなってしまう…」





P「むむむ…」



P「あんかけをかけても怒られない状況…」



P「伊織が怒れない状況…か……」





P「たくさんの人の目があれば流石に怒れない…か?」

















P「結婚式の披露宴しかないな」









P「お色直し前がタイミング的にもベストか…」







P「…と、言う訳で結婚してくれ!」





伊織「なに突然、のたまいてんのよ!」ゲシ





P「痛っ……く、無い。そうかこれが愛か…」



P「結婚してくれ」





伊織「私が加減したからよ!」ゴスっ



P「ごふっ!」



P「っつー……おま…みぞおちに肘鉄とか……いおりんマジ餓狼伝説…これが斬影拳か……あ、そう言えば…無印の髪型が……」



伊織「たかが肘鉄でどこまで引っ張んのよっ!」ゲシっ



P「うわ、空破弾かっ!?」



伊織「ただの蹴りよっ!」ゲシっ





P「あぁ、弱Kか」



伊織「じゃあこれは?ふんっ!」ドバシっ





P「ぶばっ!?………しゃがみ強…P……」ドサッ…







伊織「ふん…バカ……」スタスタ













P「俺はその日、歴史的な敗北を喫した」







P「………少し事を急ぎ過ぎたようだ」





P「結婚は結果だから、その前か…」











P「キスだな」











P「と言う事でキスしよう!」



伊織「だから、何でアンタはいつもいつもそう突然なのよ!」



P「キスしよう!」



伊織「だいたい竜宮のプロデュースの時もいきなり新曲持って来たり…」



P「キスしよう!」



伊織「人の話をききなさいよ!」ゲシッ





P「キスしよう!」サッ



伊織「スウェーすんなっ!」イラッ



P「キスしよう!」



伊織「あんたのメンタルはどんだけ頑ななのよっ!?」



P「伊織に関しては簡単に譲ったり出来ない」





伊織「あ…そ、そう////」



P「キスしよう!」



伊織「分か…………っダメ!」ズン





P「ゴフッ」







伊織「ふ、ふん……バカ…」すたすた











P「悪夢再び」





P「まさかキスさえ断られるとは… 」







P「キスもダメかそれなら…」

















P「手を繋ぐか」









伊織「今度は何?」



P「手を繋ごう!」



伊織「な、何で?」



P「繋ぎたいから?」





伊織「その理論だとこれを許したらなし崩し的に最後…ま……で……////」かーっ







P「手を繋ごう!」



伊織「だ、ダメっ!」



P「手を繋ごう!」



伊織「イヤっ!」



P「キスしよう!」



伊織「なんでワンランク上がったのよ!」ゲシッ



P「ぐふっ…手を繋ごう!」サッ





伊織「なんで当たってから避けたのっ?意味あんのっ!?」



P「手を繋ごう!」





伊織「くっ………でもダメっ!」ズドン





P「ふぶっ!」







伊織「…………バカっ……」すたすた











P「二度ある事は三度ある」





P「手もダメか…となると…」













P「付き合うか」













P「付き合ってくれ!」



伊織「えっ…!?……本気…なの?」



P「あぁ!手を繋ぎたいから付き合ってくれ!」



伊織「小学生みたいな発想すんな!」





P「じゃあキスしたいから付き合ってくれ!」



伊織「じゃあって何よ!遅れて来た思春期っ!?」





P「結婚したいから付き合ってくれ!」



伊織「だからなんでランク上げていくわけっ!?」



P「付き合ってくれ」



伊織「う……………ダメ!////」ズバッ





P「ゴブバっ!?」ブシュっ







伊織「……………………バカ」ぼそっ









P「もしかして、さっき斬られたの……?」





P「それにしても付き合ってもくれないのか…」





P「まさか、ここまで好感度が無かったとは…」







P「考えたく無いけど、嫌われてるのか…?」









P「……なら、もう熱々あんかけかけちゃっても良いんじゃないのか?」

















伊織「で、その湯気の立ち上る何か淀んだ液体が入ってるバケツは何?」











P「これ?あんかけだよ。ははっ」じりっ





伊織「何で柄杓持ってるの?」たじっ





P「あはは。これが無いとあんかけがすくえないじゃないか」じりっじりっ





伊織「何でにじり寄ってくるの?」たじたじ





P「ははは。近寄らないとあんかけが掛けられないじゃないか」













P「はははははははははははははははははははははは」











伊織「ひいっ!!?」



P「そんなに怯え無くても大丈夫だよ?」



伊織「い、イヤっ!」



P「もう、良いんだ……嫌われても……」



伊織「えっ……?」





P「いや、最初から好かれてなんか無かったんだよな……ははっ」



伊織「アンタ………どうしちゃったの?」







P「もう、抑えられ無いんだ……」



P「自分でも分かるんだ」







P「少しずつ壊れていってる」







P「俺はこのままじゃ完全に壊れてしまうから……」





P「だから……」









P「伊織に熱々あんかけを掛ける」













伊織「わた…しの……私のせいなのね?」





P「違う。欲望を抑えられない俺が悪いんだ」





P「ははは。笑ってくれよ!歪んでんだよ……」



伊織「我慢するのに疲れちゃったのね………」





P「あぁ………」













伊織「だったら私も我慢するの止めるわ」













P「………え?」





伊織「私、アンタと付き合いたい」



伊織「アンタと手を繋ぎたい」



伊織「キスだってしたい」



伊織「結婚だってしたい」



伊織「アンタを独り占めしたい」



伊織「私はずっとアンタと生きていきたい」









伊織「アンタが望むなら熱々あんかけだって我慢してみせるわっ!」

















伊織「だから私にかけなさぁ─────っい!!」













P「伊織…………」





伊織「っはぁ…はぁ………はぁ………」







P「伊織……ごめんな………その言葉だけで満足だ……」ちゃぷ





伊織「アンタ…バケツ持ち上げて……どうするつもり…なの?」



P「伊織……知ってるか?」



伊織「バケツを下ろしなさい!」





P「イカロスは空に近づき過ぎたから蝋で作った羽が溶けて……落ちてしまうんだ」





伊織「そんなのバケツごと被ったら……火傷じゃすまないわよっ!?」





P「さよなら……伊織………」





伊織「や、やめなさい。やめて!」







P「ありがとう……」











           バシャバシャっ

















P「い………伊織……?」







ぽた……ぽた……ぽた………







伊織「つっ………何よ、これ…本当に熱々じゃない……」



P「伊織………なん…で、俺に抱きついて……?」



伊織「アンタ…アイドルにこんなの掛けようとしてたの?」





P「た、タオルっ!すぐ拭くから!」バタバタっ



伊織「バカっ………」



P「ごめん……ごめん……」ぐしっぐしっ





伊織「ぷはっ…アンタも掛かってるんでしょ?私は自分で拭……」



P「ごめん……ごめん伊織……」ごしっごしっ





伊織「アンタ…?───っ!歯を食いしばりなさい!」スッ









         ぱちんっ



P「───っ!?………痛………い……」





伊織「好きな人とは苦しみを分かち合うべきだと思わない?」ぽろっ







ぽた………ぽた………







伊織「私アンタが好きよ……だから何でも赦せるわ……」ぽろぽろ







P「うん……ありがとう……俺も好きだ……」



P「あっ、火傷とかして無いかっ!?」



伊織「アンタがすぐに拭いてくれたから大丈夫よ」



P「そうか……良かった……」





伊織「だけど、この責任は取りなさいよ?」



P「なんでもするよ」





伊織「じゃあ───」



















        「結婚………してね?」































───いくら言葉を重ねても。



     いくら身体を重ねても。





決してここまで強く結びつく事は無かっただろう。





あの日のあんかけがこれからの日々を繋いでいく。



あの日生まれた一つの愛がこれからの日々を繋いでいく。











             おしまい────。







16:30│水瀬伊織 
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