2015年09月04日

工藤忍「前髪は!」喜多見柚「置いて来たよっ」岡崎泰葉「…び、びしっ」


P「…?」



泰葉「…ぁぅ」カアア…//





P「……」



P「…えっと…いまのは?」



忍「アタシたちの!」バッ



柚「決め台詞だよ!」パパーン



P(なにが決まったんだろう)



泰葉「…いっそ殺してください……うあー…」ポフポフ



P(泰葉が小さくなってしまった…可愛い…)









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忍「どうかなプロデューサーさん!」パッ



柚「アタシたちがユニットになるってことで!考えて来たんだー」ニパー



P「決め台詞と言いつつ泰葉だけちょっと違ったような」



泰葉「わーわー」



忍「人数の関係でね」



柚「でも可愛いよねっ。ビシッて!」



忍「びしっ」ヘヘー



柚「びし!」ヘヘー



P「いやまあ可愛いけど」



泰葉「わーわー」



P(可愛い…)





忍「せっかくだから、プロデューサーさんにも入ってもらおっか」



柚「あ、いいかも」ポン



P「よくねえよ」



忍「まあまあ♪」



柚「まーまー♪」ユサユサ



P「ゆらすな」ユサユサ



P「というかいまから俺が入っても、泰葉と同じポーズをするしかないんじゃ」



泰葉「……あれ…プロデューサーさん……私と同じ動作をするのが嫌なんですか…」



P(あれ!なぜか泰葉の目からハイライトが消えた!)



P「ち、違う違う!そういう意味じゃなくて…」



忍「いじわるはいけないよ?」



柚「ひどいぞープロデューサーサンっ」ペチ



P「濡れ衣だ。あと頭を叩くな」





P「分かった分かった。じゃあとりあえず、俺と泰葉は同じポーズをしてみよう」ポン



泰葉「…はい。よろしくお願いします」ペコ



P「いえこちらこそ」ペコ



P(…んん)



忍「よーしそれじゃー」



柚「行ってみよー!」



P(……、上手に丸め込まれただけじゃないか、これ。まあいいけど…)





バンッ





忍「前髪は!」ダン



柚「置いて来たよっ」ダダン



泰葉「び、びしっ」



P「びっ…びしっ」



泰葉「…」ビシー…



P「……」



泰葉「…」カカー//



P(思ったより恥ずかしい…)



忍「へーい」



柚「いぇーい」



泰葉「い、いぇい…」



P(楽しそうだな…)ゲッソリ





忍「うん。これだと泰葉ちゃんは可愛いけどプロデューサーさんはいらないね」



P(やらせといてなんてことを)



柚「そもそもプロデューサーさんは前髪あるしね。裏切りものだー」ポカポカ



P「知らねえよ」イテイテ



泰葉「プロデューサーさん。…一緒にして頂いたおかげで、ちょっと自信を持ってやれました。…ありがとうございます」ニコ



P「……あ、」



P「い、いやいや。俺はなんにも…」



忍「鼻の下伸びてるぞー」バシ



柚「羨ましいぞー」バシバシ



P「羨ましいはおかしくないか?」イテテ



泰葉「…」クス





忍「こうなると、決め台詞には抜本的な見直しが必要だね」



柚「そうだねー。むむぅ…これは忙しくなって来たかもっ」



P(なんの話だ)



泰葉「……」チョコン



P「ん」



泰葉「あ、いえ…」



泰葉「となり……大丈夫ですか?」



P「もちろん。どうぞごゆっくり」



泰葉「ふふ…はい。失礼しますね」





柚「まずもって我々のコンセプトはぱっつんであり――」



忍「しかし柚隊長!あまりぱっつんにこだわるとですね――」







P(年下の柚が隊長なのか……というかその前髪への謎の拘りはいったいなんだ…)



泰葉「…」



P「……」



P「コーヒーでも飲むか?」



泰葉「…あ、お構いなく…」



P「なに言ってんだ。構うよ。担当のアイドルなんだから」



泰葉「……あ…はい。それもそうですね」パタパタ



泰葉「すいません。お願いします」



P「はいよ」ガタ





コト





P「どうぞ」



泰葉「…すいません」



P「お前たちも飲むか?」



柚「ありがとっ」



忍「お砂糖あるかな?」



P「おう」



泰葉「…」ズズ…



泰葉「……おいし」





ギシ





P「泰葉も二人と一緒になにか考えてきたらどうだ?じゃないと、また妙な振りをやらされちゃうぞ」



泰葉「…あ、いえ」



泰葉「あれはあれで楽しいです。私じゃ思いつかないようなことばかり、二人は考え付きますから」



P(だろうな)



忍「いっそプロデューサーさんの前髪も切り揃えて――」



柚「四人分の台詞で考え直すとかね!」



P「なに恐ろしい相談してんだ、おい」



泰葉「……ふふ。可愛い姿になりそうですね」



P「…勘弁してくれよ…」



泰葉「ふふふっ」



P(…泰葉も楽しそうでなにより)





P「今日は三人で来たんだな」



忍「へへ。そうだよー」



柚「せっかくユニットを組むんだし、いままで以上に仲良くしなきゃ損だよねっ」



P「そうだな」



泰葉「二人が一緒に行こうって、誘ってくれたんです」



P「そっか」



忍「それで、あと三人でお昼ごはんいこーって。プロデューサーさんもどう?」



P「お、いいな。じゃあ一緒に行こうかな」



柚「へへっ。でもそのまえに。決め台詞をちゃんと決めないとね!」



P「だからなんの拘りだ」



泰葉「…」クス





柚「ということでー」



忍「テイクすりー、行ってみよー」



P「なにかいいのを思いついたのか?」



柚「へへっ。まあね!行くよっ」





忍「前髪は!」



柚「アタシたちの事務所にっ」



泰葉「お、置いて来ました!」



P「――な、なんちゃって。てへ」



忍「…」



柚「…」



泰葉「…」



P「…」



忍「うんっこれだとプロデューサーさんはいらないね」



柚「不燃ごみだねっ」



P「すでに処分まで視野に入れているだと!?」



泰葉「…………」アウアー…//





P「だから…そんなことなら初めからやらせるなって…」ズーン



柚「えー。でもそれじゃーつまんないもんっ」ネー



忍「プロデューサーさんも、アタシたちのユニットの四人目のメンバーだもんね!」ネー



P「…………」



P(もしかしてこの二人、初めからむしろ気を遣って…俺も一緒に――)ブワワ



柚「でもなんだか飽きちゃったねっ」



忍「ね。お昼いこっか」



P「おい。俺の感動を返せ」



泰葉「……ふふ…」クスクス





柚「なにがいーかな」



忍「あ、アタシファミレスがいいな。いろいろあるよね。地元の方だとあんまり見なかったから、楽しくて」



柚「へへっいいかも!のんびりおしゃべりできるしねっ」



忍「ね」



ワイワイ



P「……はあ…まったく」



P「じゃあ俺たちも行こうか」



泰葉「はい」ピョコ



泰葉「……」





泰葉「さっきの二人の言っていたこと、本当だと思います」



P「ん?」



ニコ



泰葉「だからプロデューサーさんも一緒に行くんです。仲良くしないと…損らしいので」



P「……」



P「くく、そっか。なるほどな」



泰葉「は、はい。…あれ…私なにかいまおかしなこと言いましたか…?」



P「いや、なにも」ハハ



泰葉「じ、じゃあ笑わないで…な、なんですか、もう」プイ



P「ははは」





柚「おーい。早く行こうよぅ」



忍「置いて行っちゃうよー」



P「はいはい」



泰葉「…」ムー



P「ほら。行こう」



泰葉「…」



泰葉「はい。行きましょう」トテ





柚「みんなで仲良く♪」



忍「がんばろーね!」



泰葉「はい」



P「おう」



柚「じゃープロデューサーサンも前髪切って、オソロにする?」



P「切らない」



忍「えー」



P「えーじゃない」



泰葉「…じゃあプロデューサーさんは仲間外れにします」



P「えっ」



泰葉「…冗談です」フフ



P「…お、おう」ハ、ハハ…



忍「がんばろー」



柚「おー」



泰葉「おー」



P「お、おー」







・・・・おしまい





12:30│モバマス 
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