2014年03月15日

前川みく「モバPチャンとの日々」

やまなしおちなしいみなし

みくにゃんをなでなでするだけ

ゆっくり



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みく「ただいま帰ったにゃー!」



P「おう、お帰りー」



みく「あー、今日は疲れたにゃあぁぁ」



P「今日は大変だったみたいだな」



みく「いい加減のあにゃんのマイペースっぷりはどうにかして欲しいにゃあ…」



P「そりゃあ無理だろ」ハハハ



みく「だよにゃあ…」





みく「………ねぇ、Pチャン」



P「なんだー?」



みく「今って、誰もいないの?」



P「あぁ。ちひろさんも出かけてるし、丁度一人だったなぁ」



みく「ふーん……ねぇ」



P「あん?」



みく「みくね、今日はとっても疲れたんだにゃあ」



P「だから?」



みく「だから………ね?」



P「………ったく」



P「ほら」ポンポン



みく「にゃはっ」ヒザマクラ



P「誰か帰るまでだからな」ナデナデ



みく「りょーかいだにゃ」スリスリ

P「………」ナデナデ



みく「………」ゴロゴロ



P「…なぁ」ナデナデ



みく「なぁに?」



P「あー、最近はどうだ?」ナデナデ



みく「なに?その会話に困った思春期の父親みたいな問いかけ」



P「………」ナデナデ



みく「ふふっ。最近のみくは順調そのものだにゃ」



P「そっか」ナデナデ



みく「うん。そうだにゃ。……あぁ、でも」



P「?」ナデナデ



みく「のあにゃんはどうにかして欲しいにゃあ」



P「最初の頃はずいぶんおっかなびっくりだったからな…」ナデナデ



みく「にゃはっ。もうそーんな昔の事は覚えてないにゃ」ゴロゴロ



P「はいはい」ナデナデ



みく「………」



P「………」ナデナデ



みく「最初の頃はね……」



P「ん?」ナデナデ



みく「Pチャンと会った頃は、もうアイドル辞めようかにゃって思ってたにゃ」



P「あん?」ナデナデ

みく「最初……Pチャンと初めて会った頃、みくね、自分には才能ないのかなーって思ってたにゃ」



P「なんだそれ」ナデナデ



みく「Pチャン達と会う前はみく、ライブでも負けてばっかりだったにゃ」



P「………」ナデナデ



みく「って言うか、NGの三人にも負けたしね」



みく「凛チャン達がデビューしたてって聞いて、みく、もういいやーって」



P「………うん」ナデナデ



みく「でね、その時の事務所に、もう辞めますって言おうとしてたにゃ」



P「もったいない」ナデナデ

みく「でもね、Pチャンが声をかけてくれたにゃ」



P「………」ナデナデ



みく「君には才能がある!こんな所でくすぶってるようなアイドルじゃない!って、ボロ負けしたみくに向かって」



P「………忘れたな」ナデナデ



みく「ふふっ。みくはちゃーんと覚えてるにゃ」



みく「その時は何言ってんだこいつ、って思ったの」



P「俺も業界に入りたてでよく分かってなかったんだよ、きっと」ナデナデ



みく「うん。…その後はあっという間だったにゃあ。あれよあれよと言う間にみくの移籍が完了して、新しい事務所でPチャンの下について…」



P「……嫌だったか」ナデナデ



みく「ううん。…どうせ諦めてたし。それならって流れに乗ってみたら……」



P「みたら?」ナデナデ



みく「なんか、前よりずっと人気になったにゃ」ニャハハ



P「そりゃすごい」ナデナデ

みく「それで、Pチャンがいっぱいスカウトしてきて、だんだん事務所がにぎやかになって…」



P「あの頃は手当り次第だったな…」ナデナデ



みく「今もそう変わらないにゃあ」



P「……そんなことはない、はず」ナデナデ



みく「むしろ目が肥えたのか、強烈なキャラが増えてみくのアイデンティティがクライシス寸前だにゃ」



P「七海とか?」ナデナデ



みく「七海チャンとか」

みく「………そういえば、のあにゃんもその頃からいたんだよね」



P「あの人はなぁ…。いつの間にかいた」ナデナデ



みく「にゃ?」



P「多分社長あたりがスカウトしたんだろうけど、気付いたら所属してたんだよ」ナデナデ



みく「なにそれ?」



P「まぁ、のあさんだしな」ナデナデ



みく「…それで納得してしまうのがズルイにゃあ」



P「ははっ」ナデナデ



みく「でも正直、最初の頃ののあにゃんは近寄り難かったんだよね」



P「独特のオーラがあったからな…」ナデナデ



みく「うん。きっとのあにゃんも緊張してたんだと思うにゃ」



みく「でもね………今ではみくの大事な人の一人だにゃ」



P「……だな」ナデナデ



みく「ん」ウニャウニャ

みく「いっぱいライブして、色んなお仕事して…」



P「……」ナデナデ



みく「そうそう。事務所からCDが出せるようになった時も、凛チャンの次に声をかけてくれたよね」



P「そりゃあみくだしな」ナデナデ



みく「正直、みくよりも歌も上手くって人気者の子はいっぱいいたでしょ?」



P「……まぁ、な」ナデナデ



みく「うん。でも、Pチャンはみくを選んでくれたにゃ」



みく「とっても嬉しくって、みく、お家でずーっと嬉し泣き状態だったんだよ」



P「それであの時むくんでたのか…」ナデナデ



みく「……それは忘れていいにゃあ」



みく「声優にも挑戦したにゃ」



P「一周年の時だな」ナデナデ



P「大変だったんだぞ?語尾の修正」ナデナデ



みく「にゃあぁ。みく、もう猫チャンキャラ以外はやらないにゃ!」



P「その方が良いな、うん」ナデナデ



みく「……たった一年で、あんなにも有名になれるとは思ってなかったにゃ」



みく「みく、Pチャンの実力をあなどってたにゃあ」



P「全部みくの実力だよ。言っただろ?お前には才能があるって」ナデナデ



みく「信じてなかったもん」



P「おいおい」ナデナデ



みく「でもね…」



P「?」ナデナデ



みく「やっぱいみく的には、ぜーんぶPチャンのおかげだにゃ」



P「……そうか?」ナデナデ



みく「そうだにゃ」ムフー



P「……そっか」ナデナデ

みく「北海道出張から帰ったと思ったら、またスカウトしてきてたにゃ」



P「あー……アーニャか」ナデナデ



みく「第一印象は、何考えてるか分かんない子って感じだったにゃ」



P「今は?」ナデナデ



みく「何にも考えてない子。でも、とーっても優しくて可愛らしい、妹みたいな存在だにゃ」



P「じゃあのあさんは姉か?」ナデナデ



みく「んー…。のあにゃんも妹みたいだよね」



P「……否定しにくいな」ナデナデ



みく「だから、みくがしっかりしなくちゃなんだにゃ」フンスニャ

みく「それからちょっとしてだよね。にゃんにゃんにゃん」



P「あー。意外性のあるユニットで考えたらああなったな」ナデナデ



みく「意外すぎて、みくやっていけるか不安だったにゃあ…」



P「まぁまぁ。結果良ければってな」ナデナデ



みく「アーニャンは天然だし、のあにゃんは自由すぎだし…。あの時ほどPチャンを恨んだ事はないにゃあ」



P「はははっ」ナデナデ



みく「でもあれがなかったら、きっと2人とはまだ薄い付き合いだった気がするにゃ」



みく「だから、やっぱりPチャンにはありがとう」



P「…あいよ」ナデナデ

みく「夏には海にも行ったよね」



P「行ったな」ナデナデ



みく「あの時はみくのお願い聞いてくれて嬉しかったにゃ」



P「たまたまそう言う企画があったんだよ」ナデナデ



みく「そう言うことにしておくにゃ」フフーン



みく「ねぇねぇ」



P「なんだ?」ナデナデ



みく「みくの水着、どうだった?」



P「は?」



みく「あの時は感想聞けなかったにゃ。だから今聞こっかにゃって」



P「………」



みく「…手が止まってるにゃ」



P「ああ、はいはい」ナデナデ



みく「で、どうだったのかにゃー?」



P「………言わなきゃ駄目か?」ナデナデ



みく「聞きたいにゃ」



P「…想像以上だった」ナデナデ



みく「にゃ?」



P「あー、っと。綺麗だったよ、凄く///」ナデナデ



みく「にゃにゃっ!照れるにゃー///」



P「お前が聞いたんだろうが」ナデナデ



みく「そうだけどー」

みく「その後は…」



P「2周年か」ナデナデ



みく「うん。まさか、あそこまでおっきな舞台だとは思ってなかったにゃ」



P「みんな気合入ってたからな。ある意味、あの時の集大成だったし」ナデナデ



みく「そんな大事な場面でみくを使ってくれたの?」



P「そんな場面だからだよ。みくにはいっぱい助けられてきたからさ」ナデナデ



みく「自覚無いにゃ」



P「いいんだよ、それで」ナデナデ



P「それに、事務所の代表って言われて思い浮かぶのは、やっぱりNGとみくだからな」ナデナデ



みく「蘭子チャンより?」



P「ああ」ナデナデ



みく「愛梨チャンよりも?」



P「もちろん」ナデナデ



みく「にゃふふ」スリスリ

みく「本当、あっと言う間だったね」



P「………なぁ、みく」ナデナデ



みく「なにかにゃ?」ゴロゴロ



P「まだ、どうでもいいとかは…」ナデナデ



みく「思ってないにゃ!」



みく「今はね、毎日がとーっても楽しいの!ちひろチャンがいて、凛チャンがいて卯月チャンがいて未央チャンがいてアーニャンがいてのあにゃんがいて!ファンのみんながいて!」



みく「それでね、Pチャンがいて…」



みく「みく、やっぱりアイドルするの大好きだにゃ」



P「………」ナデナデ



みく「少なくとも、Pチャンがプロデューサー辞めない限りみくもアイドルは続けるにゃ」



P「………そっか」ナデナデ



P「なら大丈夫だ。俺は全員をトップアイドルにするまでは辞めないからな」ナデナデ



みく「じゃ、みくもアイドル辞めないにゃ」



P「うん」ナデナデ



みく「ふふっ」ニャンニャン

みく「でも、そんな事言ってたらPチャン行き遅れちゃうよ?」



P「…痛いところを」ナデナデ



みく「どうせプロデューサーだからアイドルには手を出さない!とか思ってるんでしょ?」



P「当たり前だろ」ナデナデ



みく「せっかく選り取り見取りなのににゃあ」



P「いいんだよ、それで」ナデナデ



みく「んもー!しょうがないにゃあ」



P「?」ナデナデ



みく「じゃあ、みくが引退してもPチャンが独り身だったら、仕方なくみくが貰ってあげるにゃ」ヤレヤレ



P「引退しないんじゃないのか?」ナデナデ



みく「それとこれとは別なの!」



P「はいはい」ナデナデ



P「まぁ、トップアイドルになるまでは引退させないけどな」ナデナデ



みく「そりゃそうにゃ。みくもトップになるまでは辞めないにゃ」



みく「だから、もしもの話だにゃ。それまでにPチャンに良い人が現れたら、素直に祝福してあげるにゃ…」



P「………」ナデナデ



みく「まぁ!Pチャンみたいな仕事人間、好きになる物好きなんてそうそういないでしょ?」



P「ひどいな」ナデナデ



みく「ふふっ。だからPチャンは、安心してプロデューサーしてるにゃ」



P「はいはい」ナデナデ

みく「次は、どんなお仕事があるのかにゃあ…」



P「色々考えてるぞ」ナデナデ



みく「そっかぁ」



P「まだまだトップへの道は長いんだから、途中でへこたれるなよ」ナデナデ



みく「うん…。頑張るにゃー」フワァ



みく「ね…Pチャン…」ウトウト



P「ん?」ナデナデ



みく「みくも…頑張るから…Pチャン…ずっと一緒に……」ウトウト



P「ああ、もちろん」ナデナデ



みく「えへへ………」スピー



P「………」ナデナデ



P「………」ナデナデ



P「……寝たか」ナデナデ



P「……ふわぁ」ナデナデ

未央「たっだいまー!」



凛「疲れたー」



卯月「島村卯月!ただいま戻りました!」



ちひろ「あっ…!」シー



未央「ふへ?」



ちひろ「ふふっ」ユビサシ



凛「あっ」



卯月「あはっ」



未央「うおぅっ」





みく「すぴにゃー」スヤスヤ



P「………」グウグウ





卯月「二人共ぐっすりですね」



ちひろ「はい。私がお使いから帰ったらこんな感じで。きっと、みくちゃんを撫でてるうちにプロデューサーさんも寝ちゃったんですね」フフッ



凛「むーっ」



未央「まぁまぁ、しぶりん抑えて抑えて」



凛「分かってるよ。……みくなら仕方ないし」



ちひろ「あらあら」ウフフ





みく「……ぴーちゃん……」ムニャムニャ



P「……みくぅ……」グウグウ





凛「やっぱり納得いかない…」









おわり







23:30│前川みく 
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