2015年09月19日

可奈「志保ちゃん志保ちゃん!」 志保「……どうかした?」

可奈「あのねっ! 前に志保ちゃんが指導してくれたドラマのオーディション通ってて、それで!」



志保「……それで?」



可奈「どうしても1番にお礼が言いたくて……!」





志保「……」



可奈「あの……駅前で美味しいケーキ買ってきたんだけど、良かったら一緒に!」



志保「」スッ スタスタ



可奈「あ、志保ちゃ……」



志保「」バタン



可奈「……」シュン





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425901767



志保「……」コト



可奈「へ? これ、私の好きな紅茶……」



志保「……まずは、可奈のお祝いが先でしょう?」



可奈「志保ちゃん……!」パアッ



可奈「志保ちゃん志保ちゃんー!」タタタッ



志保「……そんなに慌てて、どうしたの?」



可奈「あのね! 今度記者さんが、私の事簡単にだけど記事にしてくれるらしくて!」



志保「……」



可奈「そ、それでさ! こんな事初めてだから、志保ちゃんに少しアドバイスして欲し……」



志保「」スッ スタスタ



可奈「あ、志保ちゃ……」



志保「」バタン



可奈「……」シュン



志保「……」パサッ



可奈「へ? これ、つい最近志保ちゃんが取材受けた雑誌の記事……」



志保「……」チョイチョイ



可奈「えーと……『北沢志保さんと1番仲の良いアイドルの名前を教えて下さい』……」



志保「……」



可奈「こ、これって……!」



志保「……参考になった?」



可奈「志保ちゃん……!」パアッ



可奈「志保ちゃん志保ちゃん!」



志保「……どうしたの?」



可奈「志保ちゃんって、シブーい大人の男の人が好きなんだよね!」



志保「……好みではあるけど」



可奈「というわけで……じゃーんっ!」



志保「?」



可奈「チョビヒゲだよ! さっき、亜美真美さんが持ってたの借りてきたんだー!」



志保「……」



可奈「どうどう? 結構渋さは増したと思うんだけど……」



志保「……」



可奈「あ、あれ?」



志保「……」



可奈「あ、あの志保ちゃん? 何か言ってくれると嬉しい……」



志保「……」スッ スタスタ



可奈「し、志保ちゃ……」



志保「」バタン



可奈「……」シュン



志保「……っ! ……っ!」バンバン



歩「……なあ昴」



昴「んー?」



歩「さっきから志保は、何が面白くてあんなに一生懸命笑いを押し殺しているんだ?」



昴「……さあ?」



奈緒(好みというか、笑いのツボにはど真ん中ストライクやったみたいやな……)





可奈「しーほちゃんっ!」



志保「……どうかした?」



可奈「ごしゅP様!」



志保「は?」



可奈「可奈がごしゅP様のこと、独り占めしちゃうのー!」



志保「……」



可奈「えへへ……どう? この間の志保ちゃんの演技、マネしてみたんだけど……」



志保「……」



可奈「え、えーと……? や、やっぱり似てなかったかな……」エヘヘ



志保「」スッ スタスタ



可奈「あ、志保ちゃ……」



志保「」バタン



可奈「……」シュン



コンコン



可奈「? はーい」ガチャ



志保「……」



可奈「し、志保ちゃん!? そのメイド服……!」



志保「もー! ごしゅP様を独り占めしていいのは、世界で志保一人だけなんだからねっ!?」ブリッコ



可奈「志保ちゃん……!」パアッ



奈緒(あんなにサービスの良い志保見られるのも、世界で可奈一人だけやろうなあ……)





可奈「志保ちゃーん!」ダキッ



志保「……」



可奈「えへへ……志保ちゃんのほっぺスベスベー」スリスリ



志保「……」



可奈「〜♪」スリスリ



志保「……」



可奈「〜♪」スリスリ



志保「……」



可奈「……? 志保ちゃん」



志保「……何?」



可奈「今日はいつもみたいに、事務所出て行かないの?」



志保「……」



志保「……」スリスリ



可奈「志保ちゃん……!」パアッ



のり子(誰あのバカップル)



可奈「〜〜♪」ポエー



志保「……」



可奈「〜〜♪」ポエポエー



志保「……歌の練習?」



可奈「あ、志保ちゃん!」



志保「……昔に比べると、大分音程が安定してきてるんじゃないかしら」



可奈「そ、そうかな?」エヘヘ



志保「貴女の独創性が、良い意味で薄れていってるというか……」



可奈「も……もー! 志保ちゃん、いつまで昔私が歌のレッスンで迷惑掛けたこと根に持ってるのー!」



志保「……」



可奈「ふーんだ! もう私、今日1日志保ちゃんなんか無視して歌のレッスン続けちゃうから!」プンプン



志保「……そう」



可奈「絶対絶対、歌ってる最中に話しかけちゃダメだからねっ!」



志保「ええ……」



可奈「えーと、さっきの続きは……〜〜♪」ポエー



志保「……」



志保「〜〜」フンフン



未来(あ……あの志保ちゃんが、ノリノリで鼻歌を……!?)



静香(あまりにもタイトなスケジュール続きで、頭のネジが外れた……?)



翼(道理で雪が降ってると思ったら……)



奈緒(妹の成長を喜ぶ姉、みたいなもんか……)



可奈「あいたたた……っ」



志保「……どうかしたの?」



可奈「あ、志保ちゃん!」



志保「……膝、少し赤くなってるみたいだけど」



可奈「さっきのダンスレッスンで、ちょっと転んじゃって……」エヘヘ



志保「……」



可奈「うーん……今使ってるシューズも、もう底がすり減ってるんだよね……」



志保「……」



可奈「いい加減新しいのに買い替えた方がいいかなぁ……」



志保「……」



可奈「……し、志保ちゃん?」



志保「……」スリスリ



可奈「あ、あは……も、もう大丈夫だよ志保ちゃん。そんなに何度も私の膝撫でなくても……」



志保「……」スリスリ



可奈「ほ、本当にその、大丈夫、だから……」



志保「……」スリスリ



可奈「〜〜っ!」



志保「……」スリスリ



可奈「……あ、あはははっ!! やっぱり駄目っ! くすぐったいよー!」ジタバタ



志保「……」スリスリ



可奈「し、志保ちゃんゴメン! 気持ちは嬉しいから! 嬉しいからぁ!」



志保「……」スリスリ



可奈「い……いい加減、脚を撫で回すのはやめてようーっ!」バタバタ



志保「……」スリスリ



奈緒(純粋な善意なのか、いつかの仕返しなのか判断に困るな……)





可奈「うーん……」



志保「……どうかしたの?」



可奈「えーと……大したことじゃないんだけどね」



志保「……?」



可奈「志保ちゃん、仕事場でたまに皆にきつく言うことがあるでしょ?」



志保「……」



可奈「ち、違うんだよ!? 決してそういうのが駄目なんじゃなくて、むしろ志保ちゃんは一番難しい役割を果たしてくれてるというか……!」



志保「……それで?」



可奈「あ、うんそれでね……これはただの気のせいかもしれないんだけど」



志保「……」



可奈「志保ちゃん、昔に比べて……」



志保「……」



可奈「……異様に、私に対して注意が甘くなった気が……」



志保「……」



可奈「……」



志保「……」



可奈「……」



志保「……」



可奈「……わ、わあ。志保ちゃんの大事にしてるぬいぐるみを勝手に触っちゃったー」ギュ



志保「……」



可奈「……し、しかも手汗まで付けちゃったー」



志保「……」



可奈「た、大変だあー。志保ちゃんに本気でお説教されるー」



志保「……」



可奈「……」











































志保「……こら」



可奈「違うでしょっ!」



奈緒(この先、志保が可奈に強く当たるのは当分無理そうやな……)



可奈「……」パラパラ



志保「……何読んでるの?」



可奈「あ、志保ちゃん! ええっと、これはね……」



志保「貴女宛のラブレター、かしら?」



可奈「えええっ!?」



志保「違うの?」



可奈「ちちち、違うよ! 普通のファンレターだよファンレター!」ブンブン



志保「そうなの……」



可奈「うん……なんていうかね、こうして手紙を眺めてるだけで、凄くほっこりした気持ちになれるというか……」



志保「……」



可奈「ファンの人達の声がとっても暖かくてね。やっと自分もアイドルらしくなってきたなぁって……」



志保「……」



可奈「……とはいっても、半人前だったのがようやく0.7人前になった程度なんだけど」エヘヘ



志保「……」



小鳥「可奈ちゃーん! この間のライブのファンレター、まとめてテーブルに置いておいたわよー」



可奈「あ、ありがとうございますー!」



可奈「えへへ……あんまり時間ないけど、フライングで1枚だけ読んじゃおうかな!」ペラペラ



可奈「えっと、何々……『0.3人前』さん?」



可奈「へ、変な名前だなぁ……手紙の中身はっと」パラパラ



可奈「……」



可奈「……こういう嬉しい言葉は、直接言ってよう……」グスッ



可奈「……」ジー



志保「……」



可奈「……」ジー



志保「……どうかした?」



可奈「……また怒られるかもだけど、志保ちゃんってさ」



志保「?」



可奈「……なんだかんだ、私のこと大好きだよねっ」エヘヘ



志保「……」



可奈「あ、あれ? 志保ちゃん?」



志保「」スッ スタスタ



可奈「あ、志保ちゃ……」



志保「……」ピタッ





志保「……もし」



可奈「?」



志保「もし貴女が女の子じゃなく、私と同年代の男の子だったなら……」



可奈「……」



志保「……キスくらいは、毎日せがみ立ててたかもしれないわね」スタスタ



可奈「志保ちゃん……!」パアッ



可奈「……」













































可奈「志保ちゃんっ!?」カァッ



奈緒(遅いわ)



可奈「志保ちゃん志保ちゃん志保ちゃんっ!」バタバタッ



志保「……どうしたの?」



可奈「デビューだよっ!」



志保「?」



可奈「わ、私の……私のっ、ソロデビューが決まっちゃったんだよー!」



志保「……!」



可奈「どどど、どうしよう……! 最近妙に調子良いとは思ってたけど、まさかこんなに早くデビューが決まっちゃうなんて……!」



志保「……」



可奈「し、志保ちゃん! 私、これからどうすれば……!」



志保「……」スッ スタスタ



可奈「あ、志保ちゃ……」









志保「」ダキッ



可奈「!?」



可奈「し、志保ちゃん?」



志保「……」



可奈「も、もう……そんなに強く抱き着かれたらびっくりするよー……」



志保「……」



可奈「志保ちゃんって意外と行動的というか、たまにアグレッシブだよね……」アハハ



志保「……」



可奈「……」



志保「……」



可奈「……そ、その急に黙る癖やめてよう……」



志保「遅かったじゃない、親友」



可奈「!」



志保「……」ギュー



可奈「……」



可奈「〜〜〜っ!」ゴシゴシ



志保「……」ニコッ



可奈「お待たせ……!」





































可奈「お待たせっ、親友!」パアッ





おしまい



おまけ



昴「おーい、ロコー」



ロコ「どうかしましたか、スバル?」



昴「ちょっとこの漢字の読み方を教えてほしいんだけど……」



ロコ「相変わらずスバルは学がないですねえ……『親友』ですよ、親友!」



昴「あちゃー……まさかこんな簡単な字も読めなくなるとは……」



ロコ「スバルはもう少し、学生としてのワーキングにインタレストを持つべきでは?」



志保「……」



可奈「……」



ジュリア「おーい親友ー。そこのギター取ってー」



星梨花「はいっ! どうぞ、親友さん!」



このみ「そういえば親友、今日は事務所に来るの遅いわねえ」



千鶴「その親友さん、さっき友達と呑みに行くとか言ってましたわよ」



百合子「むー……やっぱり、杏奈ちゃんはゲームが上手だなあ」ピコピコ



杏奈「……親友の百合子さんにそう言ってもらえると、すごく嬉しい……」



エレナ「メグミー! 今日も買い物に付き合ってもらっていいかナ!?」



恵美「もー! そんなの親友なんだからあったり前じゃーん!」



琴葉「わ、私も行こうかな……その……し、親友、だし」カァァ



育「ねえねえ、しんゆーってどういう意味ー?」



朋花「うふふ……意味は後でお姉さんが、じーっくり教えてあげますからねー」ナデナデ



志保「〜〜っ!」ポカポカ



P「ちょ、広めたのは茜で俺は関係ないだだっ!?」



可奈「し、志保ちゃん! だからグーは叩くのはダメだってー!!」



奈緒(平和な事務所やなあ)









本当におしまい





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