2014年03月17日

千早「真美の赤ちゃんを身ごもった」 真美「」

※数年後設定で、千早22歳、真美18歳イメージです。

結構百合百合しているので、苦手な方はそっとお閉じください。

口調キャラ崩壊申し訳ありません、お許しください。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394713856





千早「真美ー」



真美「今日のお酒は終了しましたー」



千早「えー」



真美「えー、って何さ。ウイスキー一本開けてまだ飲みたりないの?」



千早「まあ」



真美「飲みすぎだよ」

千早「真美が注いでくるから」



真美「やってない!……よくもまあそんだけ食っちゃ飲み、食っちゃ飲みして太らないね」



千早「そんなに食べてないわよ?」



真美「唐翌揚げ20個は食べたうちに入らないっておかしいでしょ!そのコップに入ってるのでおしまい」



千早「……はーい」



真美「よろしい」



千早「……んぷっ。ちょっとトイレ」



真美「だから飲みすぎだって言ったのに。……お水いるー?」

千早「貰うわ」



真美「はーい」



千早「真美ー」



真美「なにー?間に合わなかった?」



千早「違うわー」



真美「じゃあなにー?あっ、おつまみだったら作らないからね」



千早「出来たみたい」



真美「何が?」



千早「赤ちゃん」



真美「ぶーーーーー!」

千早「女の子が口からコーヒー吹きだすなんてみっともないわよ、真美」



真美「だ、だれとの!」



千早「?」



真美「誰との子どもだって聞いてるの!」



千早「誰って」



真美「プロデューサーたちの誰かとか?」



千早「あのね、真美」



真美「作曲家の先生とか?」



千早「ちょっと聞いて」



真美「ッ!……まさかテレビ局の偉い人にムリヤリとか!」



千早「真美、落ち着いて」



真美「大丈夫だよ、千早お姉ちゃん。お父さんに相談してみるし、そんなゲスな野郎真美がお縄で巻いて島送りにしてあげるからね」



千早「えっと」



真美「千早お姉ちゃん、どうして相談してくれなかったのさ!……辛かったでしょ?もう大丈夫だからね」

千早「真美なの」



真美「はぁ?」



千早「だから子どものお父さんは真美」



真美「はぁぁぁぁぁぁぁ?何言っちゃってんのさ、千早お姉ちゃん」



千早「だってキスしたじゃない」



真美「えっ?」



千早「私がこの前酔いつぶれて寝てたときに真美、キスしたでしょ?」



真美「起きてたの!」



千早「あら、本当にしたのね」



真美「引っかけたね!」



千早「そんなつもりは無かったんだけれど」



真美「うーそーだー!誘導されたー!」

千早「ともかくそのキスのせいでこの赤ちゃんを授かったのよ」



真美「いやいやいや、冷静に考えたらキスじゃ赤ちゃん出来ないし。そもそも真美と千早お姉ちゃんは女の子同士だし」



千早「あら、どうして女同士なら赤ちゃんは出来ないのかしら?」



真美「……そ、それは!」



千早「ごめんなさい、分からないのよ。……私ももう良い歳でしょ?聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥って言うじゃない」



真美「そんくらい千早お姉ちゃん、学校で習ったっしょー!保健体育の時間に!」



千早「ごめんなさい、真美。私学校にはあんまり通えてなくて」



真美「嘘だー。千早お姉ちゃんのプロデューサーに行けるときは必ず行かされてたし、テスト前には律っちゃんとかあずさお姉ちゃんとか雪ぴょんにつきっきりで教わってたしょ!」



千早「数学が0点だったときはみんな大慌てだったものね」



真美「数学だけじゃ無くて、他の教科ほとんどそんなもんじゃなかったけ?」



千早「2年生までは良かったのにね」



真美「まあそこからむっちゃ忙しがしくなったもんね。海外でレコーディングだし、世界ツアーもその辺でしょ?」



千早「そうよ」



真美「大変だったよねー。そう!帰ってきてから保健体育、雪ぴょんに教わってたじゃん!出来ないの!女同士では赤ちゃん出来ないの!

千早「じゃあこの胸がむかつくのは……」

真美「食べ過ぎ!」



千早「この吐き気は……」

真美「飲み過ぎ!」



千早「こんなに酸っぱいみかんを食べてしまうのに……」

真美「それは単純におこたとみかんの親和性が高いだけっしょ?」



千早「まぁ冗談なのだけれど」



真美「長いよ!ほどほど途中でバレてたじゃん!」



千早「でもどうしましょうね?」



真美「……何が?」

千早「この先と真美と暮らしていって、ふいと赤ちゃん欲しくなったら?」



真美「まぁならなくはない、って言い切れないよね」



千早「そうでしょ。でも私たちは『女』同士だから、ね。結婚する籍を入れるまではまだどうにかなるわ」



真美「うん」



千早「色んな愛の形を世界ツアーのときに見てきたわ。男女だけじゃない。男同士、女同士の恋愛もあったわ。みんなそれぞれの形で愛を紡いでたわ。……でもね愛の結晶である『子供』だけは叶わなかった」



真美「うん」



千早「そうよね。だってさっき真美が言ったみたいに『無理』なんだもの」



真美「うん」



千早「だからね、」



真美「まぁでも」

千早「でも?」



真美「大切なのは産んだ、産まないってことじゃなくてどう育てていくか、ってことだと思うんだ」



千早「……」



真美「真美はね、千早お姉ちゃんとなら安心して育てていけるよ。誰かの育てられなかった子供を真美たちで育てようよ」



千早「……ッ!」



真美「こうのとりゆりかごからさ、大行進で帰ってくるって想像したら楽しくない?」



千早「ふふっ、そうね」

真美「それでさ、サッカーチームとかラグビーチーム作ったって楽しいと思んだ。もちろん苦しいことだってあるかもしれない。躓くことだってあると思う。けれど、」



千早「真美となら大丈夫だと思うわ、私」



真美「へへっ、先に言われちゃったや」

千早 「真美?」



真美「なぁに?」



千早「好きよ、愛してる」



真美「真美も」



千早「ふふっ」



真美「照れるね、これ」

千早「真美?」



真美「なぁに?」



千早「もう一杯」



真美「だぁめ」





おしまい







17:30│双海真美 
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