2015年09月25日

幸子「おはようございます」文香「……」ペラッ

幸子「おはようございます、文香さん」



文香「…………あっ、おはようございます」ペラ



幸子「皆さんはまだ来ていないんですか?」





文香「……はい、そのようです」ペラ



幸子「では、今日一番にカワイイボクを見れたのは文香さんということですね! フフーン、自慢してもいいですよ!」



文香「……はい、考えておきます」ペラ



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幸子(むう、相変わらず本に対する集中力は凄いですね)



幸子(カワイイボクが話しかけているんですから、もっとリアクションしてもいいのに)



幸子(そもそも、一体何の本を読んでるんでしょうか?)



幸子「……文香さん、お茶淹れますけど如何ですか?」



文香「…………では、お願いします」



幸子「わかりました」



幸子(こっそり後ろからページを覗いて……)チラッ



『んほおおおおおおお!だめえええええそんなの入らないいいい!!!!』

『太くて固いのがわたしのなかにいいいいいいいい』



幸子「」

文香「……幸子さん? どうしましたか?」



幸子「い、いえなんでもないですよないですってば!」



文香「……そう、ですか?」



幸子「え、ええ……」



幸子(い、今のはきっと気のせいです。もしくは劇中作で本筋は違う物語が展開されているんです……)



幸子「つ、つかぬことを聞きますが! 文香さんは何を読んでいるんですか!?」



文香「……これ、でしょうか?」



文香「二次元ド◯ーム文庫です」



幸子「うわああああ聞かなければよかったあああああああ!」

幸子「というか、文香さん! 事務所でなんてもの読んでるんですか!? ボクより年下の子だっているんですよ!?」



文香「……それは、子供の教育に悪いのではないか、という意味でしょうか」



幸子「そうですよ! そんなひ、卑猥なものを……」



文香「……ふぅ、幸子さん。それは狭い物の見方というものです」



幸子「えっ、なんでボクが窘められる流れなんですか」



文香「確かに、私は成人向けの書を読んでいました。しかし、決してそれを見せびらかすような真似はしていません」



文香「ブックカバーもしていますし、わざと真後ろに立たない限り見えないようにもしていました。」



文香「更に言うなら、幸子さんが来るまで私は一人でした。つまり、誰にも迷惑はかけていません」



幸子「そ、それはそうですが……」

文香「そして、こっそりと読んでいる人を、わざわざ『この人えっちな本読んでいます!』と晒しあげる行為は如何なものでしょう」



文香「これは、お互いに不可侵であれば、問題にならない出来事ではないでしょうか?」



幸子「そ、そういう問題なんですか……?」



文香「そういう問題です。時には距離を取る、というのも人間関係の維持には必要なことです」



幸子「納得できるような、出来ないような……」



幸子「……まあ、いいです。確かにこれ以上突っ込んでも誰も得しませんし……」



文香「わかっていただけましたか……。それはそうと、幸子さん」ズイッ



幸子「な、なんでしょうか?」



文香「何故、二次元ド◯ーム文庫と聞いただけで成人向け小説とわかったのか。私、気になります」



幸子「なんで離した距離をわざわざ踏み込んでくるんですか!」

文香「いえ、言わなくてもわかります。やはり、14歳というのは多感な年頃ですから……仕方ありません……」



幸子「勝手に想像して勝手に納得するのやめてください!」



文香「相手はやはりプロデューサーさん……それとも小梅さん、輝子さん……もしくは楓さん……いいですね」



幸子「ボクでカップリング妄想しないでください!」



幸子「ああもう、こんな部屋には居られません! ボクはレッスンに行きますよ!」



文香「……いけません」ヒュン



幸子「な、ストールが巻き付いて……! は、離れない!?」



文香「このストールはタスマニアビートル10万匹分の腸を乾燥させて作った特別なもので、アイドル力をよく流してくれます」



文香「……質問は既に尋問に変わりました。少し強引にいきましょう」グイッ



幸子「なっ、ひ、膝の上に座らせられた……!?」

文香「……それで、どこで知ったのですか?」



幸子「ひぃあ!? み、耳元で囁かないでください!」



文香「……正直に話しましょう? 恥ずかしいことではありませんよ?」



幸子「この状況が既に恥ずかしいですから! 誰かー!タスケテー!」



文香「……幸子さん、カワイイ声ですね。もっと聞かせて欲しいです」



幸子「ちょっ!? どこ触ってふぁああん!い、いい加減に……!」



文香「……ふふっ。夢みたいに綺麗で泣けちゃいます」



幸子「名曲を汚さないでくださいー!」







凛(……入りたくない。というか帰りたい)



おわり

おまけ

デレステを楽しむアイドル



藍子「皆可愛いですねー」



藍子「私もこんな風に笑顔でライブしたいな……あ、ボーッとしてたらまた失敗」



幸子「少しゆるふわ過ぎるのではないですか」





ありす「この大きなタブレットなら、タッチミスは起きません」



ありす「故に、Sランククリアも簡単……あ、あれ? 画面が大きすぎて同時押しできない……」



幸子「さすがポンコツ……」





紗南「WTF!? What lag!?」



紗南「Nooooooooob!!!!!1 Fuckin Nice!!!!!」



幸子「なんかアイドルが言っちゃいけないこと言ってませんか!?」

おまけ2

アニメ24話予想



卯月「こんなはずじゃなかったんです! 『頑張ります!』は呪いじゃなくて祈りだったんです!」



卯月「美城常務なんてものが生まれてこなければ……!」



未央「ライブ会場に来てくれたと思ったら、錯乱している……」



凛「落ち着いて卯月! あんただって、シンデレラプロジェクトのメンバーだよ!」



卯月「しゃべるなあああああ!」チャキッ



未央「あ、あれはMCの余興に使う予定のマシュマロマグナム!その威力は、通常のマシュマロガン4発分に匹敵する!」



凛「なんでそんなものを……」



卯月「そうやって、皆で私を否定するんです……! うわああああああ!」ドギュウウウン



武内P「……!」



凛「プロデューサー!? 私達の盾に……!」



未央「プロデューサー!」



卯月「プロデューサー……さん? 私は……一体何を……」



卯月「……やりましょう! 凛ちゃん、未央ちゃん! このサイリウムの光は、私達だけが生み出しているものじゃありません!」



未央「切り替え早っ!」



卯月「島村卯月、がんばりまあああああああああす!」



凛「……いいのかな」



武内P「……笑顔です」





おわり



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