2014年03月22日

モバP「えー今日から所属する佐藤「シュガーハァトでーす☆」


麻理菜「……」



P「ちょ!?さ、佐藤さん……?」





心「もぉー♪プロデューサーったらはぁとのことはシュガーハァトって呼んでねって言ったろ☆」



P「い、いや……」



麻理菜「……ねぇ」



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心「なんですかぁ☆」



麻理菜「あなた出身地どこ?」



心「長野でぇす☆」



麻理菜「長野出身で佐藤……心……」



P「麻理菜さんどうかしたんですか?」



麻理菜「いえ……ねぇ、心あなた私と会ったこと無い?」



P「え?麻理菜さんと佐藤さん知り合いだったんですか?」



心「……んーはぁとはー麻理菜ちゃんとは初対面だと」



       キラークイーン

麻理菜「……『爆殺女王』ボソッ



心「ッ!?」







!?







P「え?なんですかこの空気?」



心「あなた……その名をどこで……」



麻理菜「私は……沢田麻理菜。高校時代あなたの後ろの席に座ってたわ」



心「沢田麻理菜……まさか、沢田さん!?こんなところで同級生に出会うだなんて……」



麻理菜「あなたは私のことを覚えていなかったみたいだけど、私は覚えていたわ。いえ、私達の世代であなたの名を知らないものはいない」



P「え?え?いったい何の話をしてるんですか?」



麻理菜「あなた、Pくんに話してないの?」



心「……」



麻理菜「……そう。なら私から話すわけにはいかないわね」



P「?と、とりあえず、今日から佐藤さんはウチの事務所に所属することになりましたので、仲良くやっていきましょう!」



麻理菜「よろしくね心」



心「……はぁとのことはーシュガーハァトってよんで☆」



麻理菜「ふふ、そのうちね?」



P「な、なんか色々ありましたけど、仲良く出来そうでなによりです」

ガチャ





早苗「あーつっかれたー。P君肩揉んでくれない?……って誰?」



P「早苗さんお帰りなさい。こちらは、今日からウチに所属することになった佐藤心さんです」



心「はぁとのことはーシュガーハァトって呼んで☆」



早苗「あたしは片桐早苗……って、佐藤……心?」



心「な、なんですか☆」



早苗「……あなた出身地はどこ?」



心「……長野」

早苗「長野……佐藤心……そういえばあなたの顔見覚えが……」ジー



心「は、はぁとは初対面だよ☆ほんとに……」



        キラークイーン

早苗「……あ。『爆殺女王』」



心「ッ!?」









!?









P「え?またですか?」



心「あ、あなたも!?」



麻理菜「早苗さんも知ってたんですか?」



早苗「んー地元じゃ未だ有名だし、昔警察の先輩に写真見せて貰ったことがあるからね。要注意人物ってことで」

P「さっき麻理菜さんも同じようなこと言ってましたけど何なんですか?」



早苗「えーっとねー」



心「ちょ、ちょっと!?」



麻理菜「……心諦めなさい。ここまで来たらバレたほうがいいわ……」



心「そ、そんなぁ……」

早苗「昔の話なんだけど当時あたしの地元って結構荒れてていわゆる不良みたいなのが跋扈してたんだけどね、



   ある年の夏休みを境にそのほとんどがいなくなっちゃったのよ」



P「どうしてですか?」



早苗「あたしも先輩から聞いた話で実際見たわけじゃ無いんだけど、夏休みのある日、ある暴走族の一団が一人で海に来てた女の子に絡んだらしいのよ



   で、その族は女の子に壊滅させられて、そのついでに新潟のヤンチャしてたやつらもそのほとんどがシメられましたってわけ。めでたしめでたし」





P「ちょちょちょっとまってくださいよ!?端折りすぎじゃないですか!?」

早苗「だってそうとしか言えないんだもの。あ、そうだ。最初に族を潰したときに、



   ボッコボコにした族の目の前でそいつらの単車にガソリンまいて火つけて爆発させたらしいわよ」



P「そ、それってかなりまずくないですか!?」



早苗「実際、その子かなりキテたらしいからねぇ。爆発炎上するバイクの前で悪魔のように笑ってたらしくて、その暴走族も完全にびびっちゃって必死に謝ったんだけど、



   その子の怒りは収まらず、その日より三日三晩掛けて新潟中の不良をシメてまわって、その年より数年間新潟は平和だったわ」



心「ちょ、ちょっと待ってください!?いくら何でも3日じゃありません!せいぜい一周か……あ」



P「さ、佐藤さん……?」

                                                     

麻理菜「……ちなみに、その事件が元で敵対したものは全て爆殺されるという噂になり、

               キラークイーン

    その子……佐藤心は『爆殺女王』と呼ばれるようになったわ……」



P「さ、佐藤さん今の話は本当ですか……?」



心「……」



P「ど、どうして新潟まで出てそんなことを……」



心「……はぁとの友達はね、高一の夏休みにみんな彼氏が出来たんだけどね……はぁとだけ一人で……



  地元の男共には見る目が無い!って思って新潟の海にまで出て行ったら今度はアホの集団に絡まれて……



  はぁとね……『キレちゃった』の……」



P「そ、そうですか」

              キラークイーン

麻理菜「ちなみにその翌年に『爆殺女王』によって長野の不良は壊滅させられたわ」



P「また……『キレちゃった』んですか……」



心「はい……峠を単車で攻めてスッキリしようと思ったらまた絡まれて……」



P「ああ……そういう……」

麻理菜「私の高校では佐藤心が高校を普通に卒業できたことは奇跡だって言われているわ」

                キラークイーン

早苗「そういえばあたしの先輩も『爆殺女王』がパクられなかったのは被害者があまりの恐怖で証言を拒否したからって言ってたわね」



P「どんだけやったんですか……」



心「いや……ちょっと……ムシャクシャして……」



P「は、はぁ……」



心「やっぱり……こんな過去をもつ人間はアイドルになれない……?」



P「……いいえ。俺はあなたをスカウトしたときに約束しましたよね?『あなたを、トップアイドルにしてみせる』って」



心「プロデューサー……」



P「あなたの過去に何があろうと、俺はあなたをスカウトしたことが間違ってただなんて思いません」





心「はぁとは……アイドルできるの?」



P「はい。あなたが俺と一緒に頑張ってくれるなら。あ、でも暴力はだめですよ?」



心「うん☆はぁと、みんなをメロメロにするために頑張る☆」

早苗「ふふ、またウチの事務所に変わり種が増えたみたいね」



麻理菜「ええ。でも、きっとPくんなら導いてくれますよ」



早苗「わかってるわよ。だから、あたし達もP君に着いてきたんでしょ?」

P「それじゃあ佐藤さん、これからは一緒に頑張っていきましょう!」



心「もぉっ☆プロデューサー、はぁとのことはシュガーハァトって呼んでね!呼べ☆」

                 キラークイーン

麻理菜「それじゃあ、よろしくね?『爆殺女王』」



早苗「よろしくね!ガーハーちゃん!」



P「し、シンさま……?」







心「その呼び方はやめろぉ☆」







―終―



08:30│佐藤心 
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