2015年10月07日

小鳥「アイドルの同人誌を見つけたんですけど……」

P「同人誌……?」



小鳥「はい。昨日はお休みだったから、いつものように同人ショップ巡りをしていたんです」



P「いつも巡ってるんですね……」





小鳥「そしたら765プロのアイドルをネタにした同人誌が……」」



P「同人誌って漫画やアニメやゲームのキャラクターがメインなんじゃないんですか?」



小鳥「最近は現実のアイドルで描く人もいるみたいですね」



P「なるほど…俺はそっちの世界には疎いもので…まさか全員分の同人誌が?」



小鳥「いえ、今回見つけたのはやよいちゃん、真美ちゃん、春香ちゃんの同人誌です」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443349927



P「内容を聞くまでもなく犯罪臭がするんですが……」



小鳥「お察しの通りでした…一応持って来てみたんですけど」ガサゴソ



P「なんで持って来るんですか!」



小鳥「どんな内容か気になるだろうと思って」



P「いえ、俺は別に読みたいとかは……」



小鳥「ホントに?」



P「いや、なんと言いますか……」



小鳥「読みたい人、手を挙げて下さい」



P「……」サッ



小鳥「素直ですね。可愛いです」



P「嬉しくないです……」

小鳥「それじゃあ、やよいちゃんのから読んでみますか?」



P「なんか一番ヤバそうな気がするんですけど…背徳感というか……」



小鳥「まぁ…あえて何も言いませんけど」



P「怖い……」



小鳥「これがその同人誌です」スッ



P「あっ、薄い本って呼ばれてるだけあって、ホントに薄いんですね。どれどれ……」



『おまたがムズムズしちゃいますー!』



P「なんすかこのタイトル!?」



小鳥「ある意味で直球勝負ですね。潔いです」

P「やよいはこんなこと言わない……」



小鳥「それを言わせるのが同人誌をはじめとする二次創作の醍醐味なんです」



P「擁護しないで下さい!」



小鳥「私はそちら側の人間ですから」



P「ダメな大人すぎるでしょ……」ペラッ



小鳥「この作者さんは絵がお上手ですよね。やよいちゃんの特徴をよく捉えています」



やよい『うぅ…おまたがムズムズするよぅ……』



P「いきなり!?」



小鳥「ページ数が少ないですからね」



P「無駄を省いていくスタイルなんですね……」

やよい『あっ、プロデューサー!』



P『おっ、なんだやよい?』



やよい『私、なんだかおまたがムズムズしちゃって……』



P『それは困ったな。ああ困った』



P「どんなやり取りだよ……」



小鳥「そんなところにイチイチ拘ってたら同人誌は読めませんよ?」



P「すいません……」



やよい『プ、プロデューサーのおちんちん貸してほしいかなーって!』



P『ははは、仕方ないなぁ』



P「叱れよ!たしなめろよ!お前はプロデューサーだろうが!」



小鳥「あくまで創作ですから……」

やよい『わぁ、おっきいですー』



P『まだまだ大きくなるぞ?』



やよい『す、すごいですー!これならおまたのムズムズも消えるかも……』



P「アホな子じゃないですか……」



小鳥「純粋なんです。性に対して」



やよい『もやし何本分くらいあるのかなぁ?』



P『特大もやし祭り、してみるか?』



P「こっちもアホじゃないですか!」



小鳥「それは否定しません……」

やよい『さ、触ってみてもいいですか?』



P『ああ。タッチしてごらん?』



やよい『そ、それじゃあ、いきますよ?ハイ、ターッチ!』チョン



P『ターッチ』ピョコン



やよい『う、動きましたー!』



P「なんだよこれ…なんなんだよ……」



小鳥「ただの挨拶ですよ」



P「俺の知ってる挨拶じゃないです……」



やよい『うぅ…こんどはおまたがヌルヌルしてきましたぁ……』



P『それは大変だ!はやくおまたにロータッチしなきゃ!』



P「上手いこと言ってるつもりかコイツ……」



小鳥「面白いと思いましたけど、私……」

やよい『私、どうすればいいですかぁ?』



P『ジーンズだけ脱いでごらん?他は着たままで。靴下も履いたまま』



やよい『スニーカは?』



P『履いたまま!そう、履いたままで!』



P「何の拘りだよ……」



小鳥「いい趣味ですね作者さん。分かってます」



P「分かりたくないです……」



やよい『わかりましたぁ……』



P『!? やよい、お前、パンツは!?』



やよい『や、破れちゃって…私のおウチ貧乏だから……』



P「買えるだろそれくらい!」



小鳥「貧乏をネタにすることによって『パンツを脱がせる』という過程を省略しましたね。この作者さんなかなかやり手です」



P「何で冷静に解説できるんですか……」

P『やよい、いくぞ』



やよい『プ、プロデューサー…さっきよりもムズムズしてます…ヌルヌルしてます!』



P『なら次はズポズポする番だ!』



P「下品…限りなく下品だ……」



小鳥「入門編です、これくらい」



P『いくぞ!ロー、ターッチ!』



やよい『ふにゅあぁ!』



P「どんな声だよ……」



小鳥「入門編です」

P『ターッチ!ターーッチ!!!』



やよい『あひっ!ひゃん!』



P『わかるかやよい?子宮の入り口にタッチしてるのが』



やよい『わ、わかりますぅ!ふひぃん!』



P「分かるのかよ…気持ちいいのかよ…初めてじゃないのかよ……」



小鳥「痛そうにしてたら読者が楽しめないですし。そういうのが好きな人もいますけど」



P「読者の心情に寄り添わないで下さい……」

やよい『な、なんか来ちゃます!なんか来ちゃいますよぉ!』



P『招き入れろ!そいつを全身で招き入れろぉ!』



やよい『う、うっうー!いらっしゃいませー!あひゃあうぅぅぅぅ!!!!!』



P『そしてこれも招き入れろぉぉぉ!!!!!』



やよい『ああっ!熱いのが満ちてきますぅ!!!!!』



P「…なんだこれ……」

小鳥「どうでした?」



P「いま俺にコメントを求めないで下さい……」



小鳥「やよいちゃんらしさは出ていたと思いますけど」



P「ところどころで……」



小鳥「あと二冊ありますからね?ちゃんと読むのもプロデューサーの責務だと思います」



P「そんな責務無いですから……」

小鳥「次はどちらを読みますか?真美ちゃん?それとも春香ちゃん?」



P「小鳥さんが決めて下さい……」



小鳥「じゃあ真美ちゃんのにしましょうか」スッ



『真美揉み揉み(マミモミモミ)』



P「()いらねーよ!」



小鳥「ダイレクトなタイトルですね、好感が持てます」



P「小鳥さんに対する俺の好感度が爆下げなんですが……」



小鳥「お昼休み終わっちゃいますから早く読んで下さい」



P「昼休みに何やってんだろ、俺……」

真美『兄ちゃん……』



P『おう真美、おはよ…って、どうしたんだよその胸!』



真美『朝起きたらめっちゃおっきくなってたんだよー!』



P『す、すごいな…104�はありそうだ……』



P「もうどこからツッこめば良いのやら……」



小鳥「最初が肝心ですからね。掴みはバッチリです」

真美『どうしよ兄ちゃん……』



P『痛みとかはないのか?』



真美『うん……』



P『そうか…それならいいか……』



P「何一つよくないと思うんですけど……」



小鳥「話が進みませんからね。いいんです」



P『触ってもいいか?』



P「よくないと思います……」



真美『いいよ』



P「いいんだ……」



小鳥「いいんです」

P『P教授による触診を始める!』



P「こいつもアホなのか……」



P『どうだ?何か感じるか?感じるのか?』



真美『くすぐったい……』



P『ちゃんと感覚はあるんだな。安心した』



真美『真美のこと心配してくれるんだね…ありがとね、兄ちゃん』



P「ちょろい……」



小鳥「純粋ですから、真美ちゃんも」

P『変色していないか確かめる必要があるな』



真美『え?してないよ?』



P『俺は自分の眼で見たものしか信じない!』



P「知らねーよそんな信念……」



真美『あ、ごめん……』



小鳥「さすがの真美ちゃんも気圧されてますね」



P『さぁ、見せてごらん。生まれ変わった真美を』



P「真美は困ってるんじゃなかったのかよ……」



真美『亜美にはナイショだよ……?』



小鳥「このセリフはポイント高いと思いますね、ええ」



P「小鳥さんに対する俺の信用度はストップ安ですけどね……」

P『うわぁ…すごいなぁ…おっきいなぁ……』



P「童心に返ったような顔してんじゃねーよ!」



小鳥「大きなモノに対する憧れ…大人になっても消えることのない少年の心を上手く表現していますね」



P「絶対違うと思います……」



真美『恥ずかしいよ……』



P『今この時、俺は医者で真美は患者だ。恥ずかしがる必要なんてない』



真美『あ、そっかぁ』



P「アホな子パート2……」



小鳥「慣れて下さい」

P『ポチっとな』



真美『ん……』



P『ポチっとな』



真美『んん……』



P『真美のポッチをポチっとな』



P「くっだらねぇ……」



小鳥「たぶん誉め言葉です、それ……」



P『あっ、どうしよう!』



真美『ど、どしたの兄ちゃん?』



P『俺もめっちゃおっきくなってきた』



P「予想はしてましたよ、この展開……」



小鳥「王道ですね」

P『真美教授!』



真美『…えへへ。こんどは真美がお医者さん?』



P『はい!触診をお願いします!』



真美『兄ちゃん知ってる?中学生におちんちん触らせたら犯罪なんだよ?』



P「胸触る時点で犯罪だろ……」



P『今この時、真美は医者で俺は患者だ!やましいことなんて無い!』



真美『んっふっふ〜。困った兄ちゃんだねぇ』



P『それでは、真美教授の総回診、始めて下さい!』



P「…なんだこれ……」

小鳥「まだ3ページほど残ってますよ?」



P「もうけっこうです……」



小鳥「ここからいろいろ面白いんですよ?胸の件は何一つ解決せずに終わりますけど」



P「おそらくそうだろうとは思いました……」



小鳥「じゃあ、最後に春香ちゃんの同人誌を」



P「読まなきゃダメですか……?」



小鳥「どちらかと言うとダメです」



P「ですよねー」

小鳥「春香ちゃんのはちょっと特殊な感じです」



P「いままでのも十分特殊です……」



小鳥「まぁ、百聞は一見にしかずと言うことで」スッ



『転んだ拍子に漏れちゃいました』



P「ダメでしょ!?絶対ダメなやつでしょこれ!?」



小鳥「それは読んでから判断して下さい」

春香『いっけなーい!寝坊しちゃった!遅刻しちゃう!てへっ!』



P「春香のこと馬鹿にしてますよね、これ……」



小鳥「むしろ愛情表現です」



春香『事務所見えてきた!あと少しきゃあっっっ!!!』



P「転ぶんですね、やっぱり……」



小鳥「予定調和ですね」



春香『あいたたた…もう、また転んじゃいましたぁ』



P「誰に敬語使ってるんだよ……」



小鳥「読者各位に」

春香『よいしょ、っと。急がなきゃ…あっ』



P「何ですかあの顔?『のヮの』って」



小鳥「春香ちゃんを表す記号のようなものです」



P「俺の知らないところでそんなものまで……」



春香『漏れちゃいました…転んだ拍子に……』



P「タイトル通りか……」



春香『両方とも……』



P「ダブルかよっ!」



小鳥「チャレンジャーですね、作者さん」

春香『とにかく事務所に行かなきゃ!遅刻しちゃーう!』



P「アホな子パート3……」



小鳥「もう慣れましたよね?」



春香『おはようございまーす!』



P『おう春香。おはよう』



春香『もう少しで遅刻しちゃうとこでした!えへへ!』



P「元気いっぱいで春香らしいけど、この春香は漏らしてるんだよな……」



小鳥「ええ。前も後ろも」



春香『ちょっとお手洗い行ってきます!』



P『あ、いまトイレ壊れてるんだよ』



春香『えぇぇぇぇ!!!そんなぁぁぁぁ!!!』



P「現実の765プロは大丈夫ですよね?」



小鳥「壊れるのはクーラーだけですから大丈夫です」

春香『ど、どうしよう……』



P『コンビニのトイレが一番近いかな』



春香『じゃあ、コンビニ行ってきます!』



P「プロデューサーは割りとマトモな感じですね……」



P『お、じゃあ俺も一緒に行くよ』



小鳥「空気は読めませんけどね」



春香『わ、分かりました!じゃあ一緒に行きましょう!』



P「どうなるんだこれ……」

春香(プ、プロデューサーさんと一緒に歩いてる…両方漏らしてるのに一緒に歩いてる…人がたくさんいる街中を……)



P『そういえば来週の営業なんだけどな』



春香(恥ずかしい…でも…でも何だかイケないことしてるみたいで…ドキドキする!)



P「しねーよ!」



小鳥「するんです!この春香ちゃんは!尊重してあげて下さい!」



P「今度はキャラクターの心情に寄り添うんですね……」

春香(あぁ、プロデューサーさん、匂いで気付いたりしないかな…ううん、鈍感だもん、この人。えへへ。でもいいの!私が好きになったのはそういう人だもん!)



P「なんですかこの心理描写……」



小鳥「玄人好みですね」



P「俺はずっと素人でいます……」



春香(でも…でも…ちょっとだけ…気付いて欲しい私がいるわけで…気付く?何に?私の気持ちに?それとも匂いに?)



P「純情なのか何なのか……」



小鳥「すべてをひっくるめて『乙女心』と呼びます」

P『…なんか匂うな』



春香(!?)



P『この匂いは……』



春香(気付かれた!?)



P『春香、お前……』



春香『は、はい!』



P『ひょっとしてシャンプー変えたか?』



春香(もぅ!そっちじゃないでしょ!鈍感!)



P「そっちだろ!合ってるだろ!」



小鳥「上級者向けですねぇ」

春香(もぅ!もぅ!!!ドキドキして損しちゃったよ!…あれ……?)



P「まだ心理戦が続くのか……」



春香(なんか…ヌルヌルする…おしっこじゃ…ない…?なんか…奥の方が……)



P「ねーよ!それはねーよ!おかしーよ!」



小鳥「羞恥心をはじめとする様々な感情が春香ちゃんの『女』としての部分を揺さぶったんです」



P「俺には一生分からないと思います……」

春香(私…私、どうしちゃったんだろ……漏らしてるのに…両方漏らしてるのに…)



P「どうでもいいですけど、コンビニぜんぜん近くないですね……」



小鳥「そんなこと気にするのはプロデューサーさんくらいですよ」



P「俺がおかしいのか……」



春香(I Want…I Want!You!!!)



P『お、コンビニ見えてきたぞ』



春香『プ、プロデューサーさん!』



P『ん?なんだ?』



春香『一緒に入りませんか…おトイレ……?』



P「…なんだこれ……」

小鳥「読みごたえありましたね」



P「一刻も早く忘れたいです……」



小鳥「まぁまぁ。765プロが認知されてきた証拠ですから」



P「それはそうなんですけどね……」



雪歩「おはようございますぅ」



P「ああ雪歩、おはよう」



小鳥「おはよう雪歩ちゃん」



雪歩「プ、プロデューサー、あのですね……」



P「どうした?」



雪歩「真ちゃんと千早ちゃんと貴音さんの同人誌、見つけちゃいましたぁ……」



小鳥「よし、読んでみましょう!」



P「もう勘弁して下さい……」





お し ま い



08:30│音無小鳥 
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