2015年10月15日

蘭子「2人だけの」杏「事務所」

初投稿です

アニメで時たま重要な行動や発言をする2人ですが

あまり絡みがなかったので書きました。

自己解釈やキャラ崩壊があるかもしれませんが。

よろしくお願いします。







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443698244



〜CPルーム〜



ガチャ



蘭子「闇に飲まれよ!」(おはようございます!)



シーン・・・・・



蘭子「あれ、誰もいないのかな・・・・・」



蘭子「ククク・・・・・ならば好機!」(この間考えた台詞言っちゃおうかな!)



蘭子「我が友よ・・・この贄を共に味わおうではないか!」(プロデューサーさん、このお弁当一緒に食べませんか?)



杏「うるさいよ・・・・・」



蘭子「ひっ!」ビクッ!





蘭子「怠惰の姫君よ・・・・・いつの間に・・・・・」(杏さん・・・いつからいたんですか!?)



杏「闇に飲まれよのあたりからかな。」



蘭子「最初からじゃないですか!」



杏「まぁ杏が最初に来てたからねぇ。」



蘭子「それで・・・今宵の儀式は?」(お仕事ですか?)



杏「んにゃ、午後からレッスンだよ。蘭子は?」



蘭子「これより儀式ゆえ我が友を待っている所だ・・・・」(これから仕事なのでプロデューサーさんを待っていようと・・・・・)



杏「そっかー」

杏「・・・・・・」ピコピコ



蘭子「・・・・・」(何か落ち着かないな・・・そういや杏さんと2人っきりになるの初めてだな・・・・)



蘭子「あ、あのっ!」



杏「ん〜何?」



蘭子「さっきの台詞・・・・・どう・・思いました?」



杏「あ〜あれね、まぁ好きにすれば?あんまり堂々と実行するのはアレだけどさ。」



蘭子「は、はい・・・」

杏「・・・・・」ピコピコ



蘭子「・・・・・」ウズウズ



蘭子「あ、あの・・・・」



杏「ん?」



蘭子「そなたの同胞は・・・・何処へ・・・・」(かな子ちゃんと智絵里ちゃんは?)



杏「まだ来てないねぇ。」



蘭子「そうですか・・・・・・・」

杏「・・・・・」ピコピコ



蘭子「・・・・・」ウズウズ



杏「・・・あのさ。」



蘭子「は、はい!」



杏「2人きりだからってそんなに無理に話題作らなくてもいいと思うけど。」



蘭子「だ、だってこんな状況滅多にないから私、杏さんと沢山お喋りしたくて・・・・・」



杏「何で?」

蘭子「だ、だって杏さんっていつも落ち着いてるし、頭いいし、仕事もテキパキこなすし・・・・」



杏「褒めすぎだって、杏はただの怠け者だよ。」



蘭子「か、カッコイイかなって・・・・・」



杏「そこまで思われてるとは・・・・・」

杏「それを言うなら蘭子だってすごいよ。」



蘭子「え?」



杏「美波ちゃんの代役とか、その前の合宿だってチームワークの大切さを教えてくれたし、この間の演説も凄かったよ。」



蘭子「あ、あの時は杏さんだってあの時はいい事言ってたじゃないですか・・・・・」



杏「あれ、そうだったっけ?」





蘭子「杏さんって、面倒臭そうにしても、ちゃんと皆の事見てますよね・・・・・」



杏「だから褒めすぎだって。」



蘭子「あの代役だって、誰も言いださなかったら自分がやるつもりだったでしょ。」



杏「まっさか〜」



蘭子「知ってますよ、全員デビューした辺りでこっそり全ユニットの歌詞まじまじと見つめてたの。」



杏「うっ」



蘭子「美波さんが皆のリーダーだったら、杏さんは影で色々暗躍する名軍師って感じです!その方がカッコイイです!」



杏「うわ、中二的発想。」

杏「そんな凄いもんじゃないって、杏は自分ができることをやってるだけだよ。」



蘭子「そんなもんですか・・・・・



杏「そんなもんだよ。」



蘭子「杏さんって、何でアイドルになったんでしたっけ・・・・・」



杏「言ったでしょ、印税で楽して暮らすためだよ。」



蘭子「嘘です。」



杏「!」

蘭子「私色々調べました、印税って、そんなに儲からないらしいですよ?」



杏(よく調べたな・・・・)「へ〜そうなんだ。」



蘭子「杏さんって、あまり自分の事話さないから、メンバーの2人にも、きらりさんにも。



杏「そんなことないと思うけど・・・・・」



蘭子「本当の所は、どうなんですか?」



杏「・・・・・」フゥ

杏「杏はね、誰かに頼られたかったのかもしれないね。」



蘭子「?」



杏「自分でいうのも何だけど、杏は子供のころから賢かったんだよ。」



蘭子「やっぱり・・・・・」



杏「テストではいつも100点、図鑑みたいに何でも知ってて、よく皆に勉強とか教えてたもんだよ。」



杏「正直、自分は何でもできる、って思ってたね、運動以外は。」



蘭子「ハハハ・・・・」



杏「でもね、そうだったのは小学校までだった。」



蘭子「!」

杏「中学になってからかな、いつの間にか杏の周りから人が消えていったのは。」



杏「最初はね、皆自分で考えるようになったのかなって思ってたけど。」



杏「話しかけても無視されるようになってから、それは確信に変わったよ。」



杏「おまけに、小5から身長も伸びなくなっちゃったしね。異端扱いされるのには十分な理由だよ。」



蘭子「そんな・・・・・」





杏「それでも、最初は気にしなかった、杏は皆とは違う、あいつらのレベルが低いだけだってね。」



蘭子「やっぱり凄いですね。」



杏「でもね、靴隠されたり、給食ダメにされたり、杏の届かない所に鞄置かれたりってだんだんエスカレートしていって・・・・・」



杏「結局、蘭子と同い年の時に、学校行かなくなっちゃった。」



蘭子「!」



杏「杏は悟ったよ、あの場所に杏を必要としてくれる人はいないんだって。」



杏「結局、高校にも行かなかった。働いたら負けTシャツを着始めたのもそれからだよ。」



杏「最初の内は気楽だったよ、でもね、杏のことでいろいろ苦労したり言い争ってるお父さんとお母さん見てたら考えちゃった。」



杏「ここでも、杏は必要ないのかな・・・・・って。」



蘭子「そんな・・・」

杏「流石にヤバイと思って、バイトでも探そうかなと思ったけど、中々上手く行かなくて・・・・・」



杏「そんな時、何気なくテレビを見たら」



杏「映ってたんだ」



杏「アイドルが」



杏「皆笑ってた・・・アイドルも・・・お客さんも・・・・杏も」



杏「あの時から笑う事なんて忘れたのに・・・・・」



杏「もしかしてこれなら・・・・・世界中の人と繋がれるこれなら・・・・・」



杏「世界のどこかにいる杏を頼ってくれる人に出会えるかもしれないと思った。」



杏「気付いたら行動してた」



杏「いろいろ調べて、シンデレラプロジェクトの事知って、親説得して東京で1人暮らし初めて・・・・」



杏「まぁ最初は知っての通り、怠け癖が抜けなくてきらりや皆に迷惑かけちゃったけど。」



杏「キャンディアイランド結成して、どこか頼りないかな子と智絵里、まるで妹ができたみたいだった。」



杏「杏がフォローしないとダメな2人だったけど、最近はちょっとしっかりしてきて杏離れして欲しいなとは言ったけど、ちょっと寂しいかな・・・なんて。」



杏「ハァ、らしくもなくイイ話にしちゃったかな・・・・・蘭子?」



蘭子「杏さん・・・・」ポロポロ



杏「な、何で泣いてるの!?」



蘭子「うわーん!」ダキッ

杏「ら、蘭子!?」



蘭子「伝わってきました・・・・杏さんの魂の叫びが・・・・私もそうだったから。」



杏「え?」



蘭子「私・・・昔から恥ずかしがりやで、人とロクに話もできなくて・・・・独りぼっちでした。」



蘭子「でもある日、本の魔王を見て、カッコイイと思って、私もこうなれたらって・・・・・」



蘭子「話し方をマネしてみたら、ますます皆遠ざかっちゃって・・・・」



杏(それは自業自得じゃ・・・・・)



蘭子「でもここの人達は、私を否定しません、あのプロデューサーさんだって、頑張って理解してくれました。」



杏「杏が教えても良かったんだけど、それじゃ意味ないからね、みりあは天然だし。」



蘭子「杏さんも私もやっと理想郷(エデン)を見つけたって所ですね。」



杏「・・・うん、そうだね。」グスッ



杏「・・・で、いつまで抱きついてるのさ。」



蘭子「はわわ、ごめんなさい。」



杏「ま、もうしばらくはこのままでいいかな。」



蘭子「はい♪」

蘭子「ククク・・・・これでそなたも我が眷属・・・・」(やっと杏さんと仲良くなれたような気がします!)



杏「そーだねぇ・・・・・じゃあ友情の印にゲームでも貸そっか。」



蘭子「ほう・・・どのような遊戯だ?」(ありがとうざいます!どんなゲームなんですか?」



杏「それはね、蘭子の好きそうな要素がたっぷり詰まったこのテ・・・・・」

〜CPルーム ドア前〜



かな子「杏ちゃんを迎えにきたのはいいけど・・・・・」



智絵里「蘭子ちゃんとあんなに仲良く・・・・・入り辛いです。」



きらり「にょわ〜きらりとしては杏ちゃんが色んな人と仲良くしてくれてハピハピだにぃ。」



武内P(皆さんドアの前で何をしているのでしょう・・・・・これでは神崎さんを迎えにいけない・・・・)

それから



蘭子「怠惰の姫君よ・・・なかなかの戯れであった」(杏さん!この前貸してくれたゲーム面白かったです!」



杏「今度2も貸すよ。」



蘭子「今宵は我がそなたの従者となろう・・・・・」(今日は私が肩車してあげますね!)



杏「いや、いいよ無理しなくて。」



蘭子「」シュン



杏「あ、あ〜手繋いで帰るのはいいかなっ!」



蘭子「はい♪」

李衣菜「最近あの2人仲良いよね。」



みく「みく達より近しい感じにゃ。」



莉嘉「そ、それはまずいんじゃ・・・・・ユニットとして。」



アナスタシア「でも2人とも、楽しそうです。」



美波「フフフ、そうね。」



きらり「にょわ〜♪」



みりあ「蘭子ちゃん、嬉しそう。」



智絵里(てゆうか杏さんが蘭子ちゃんの言葉普通に理解してるのは誰もツッコまないんですね・・・・・)





武内P「おはようございます、皆さんちょっとよろしいですか?」



美波「はい、何ですか?」



武内「実は次回のマッスルキャッスルに出場予定だったユニットが都合により出られなくなってしまって・・・・・ここのメンバーで誰か代役をという話があったのですが・・・・)



蘭子「!」キラッ

蘭子「ククク・・・その遊戯、我が引き受けよう・・・・」



武内P「神崎さん・・ですか、それでは白坂さんに連絡を・・・・・」



蘭子「いや、杏さんと出たいです!」



杏「え?」



他CPメンバー&武内P「え!?」

武内P「双葉さん・・・・ですか、それはどういう風の吹き回しですか?」



蘭子「怠惰の姫ならば確かな経験もある・・・好都合だ。」(出場経験もあって活躍した杏さんなら心強いです!)



武内P「なるほど・・・・双葉さん、どうですか?」



杏「あ、杏は遠慮したいかな〜疲れるし。」



蘭子「ダメ・・・ですか?」ウルウル



杏「うっ」

杏「わ、わかった、やるよ!」



武内P「ではそのように進めます。」



蘭子「チーム名も今考えました!名付けて、ローゼンブルクキャンディ!」



杏(今!?しかもまんまだし。)

蘭子「そうと決まれば早速特訓です!杏さん、色々勉強とか教えてくださいね!杏さんの家で。」



杏「え、ウチはちょっと・・・・散らかってるし。」



蘭子「杏さんの家がいいんです!」ギュッ



杏「た、助けてきらり、かな子、智絵里・・・・・」



かな子「フフフ、杏ちゃん、頑張ってね。」



智絵里「わ、私も応援してます!」



きらり「杏ちゃん、蘭子ちゃんの事ちゃんと面倒見てあげるにぃ」



杏「逃げ場なし!?」



蘭子「さぁ、杏さん行きましょう!」ニコッ



杏「ああもぉ・・・・しょーがないなぁ〜」ニコッ

〜おしまい〜







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