2015年10月20日

双葉杏「ねえ、きらり」

モバマスSSです



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杏「ねえ、きらり」





きらり「杏ちゃんどうしたの。暇しちゃったかにぃ?」



杏「部屋の掃除大変じゃない?」



きらり「そんなことないよ。きらりはお掃除が好きだにぃ」



杏「自分の部屋だけど杏手伝ってないからさ」



きらり「杏ちゃん、部屋を綺麗にすると心も綺麗になるんだよぉ。綺麗な部屋にいるとハピハピになるにぃ☆」



杏「それじゃあ杏の心は相当汚れているんだね」



きらり「うんん。杏ちゃんのお部屋は一見汚いように見えて、どこか真面目ちゃん?」



杏「どういう意味?」

きらり「杏ちゃんは分別して置いてあるの。でも仕舞うのが下手だから汚く見えるだけにぃ」



杏「それ汚い部屋って言わない?」



きらり「んーそうかもしれないにぃ。でもでも杏ちゃんが片づけ方を覚えればずーっとずーっと綺麗な部屋になるゆ?」



杏「杏、そういうのに興味ないから。ドヤ!」



きらり「なんでもかんでも面倒に思っちゃダメ!」



杏「もー、きらりは杏のお母さんじゃないんだからそんなにうるさく言わないでよ」



きらり「じゃあきらりは杏のなんのゆ?」



杏「……なんだろうね」

杏「ねえ、きらり」



きらり「ちょっと待つにぃ☆ハンバーグ焦がしちゃう!」



杏「杏、手伝わなくていいの?」



きらり「きらりが好きでやっているの。杏ちゃんはゆっくりしてて」



杏「はあ…」



きらり「杏ちゃん?」



杏「きらりは器用だけどたまに不器用だよね」



きらり「?」



杏「杏がいるんだから手伝うこともやぶさかではない」



きらり「杏ちゃんが立った!台所に立ったにぃ!」



杏「杏が料理手伝うぐらいで大げさだなー」

きらり「でもでも杏ちゃんここの台所ほとんど新品だゆ?」



杏「それは杏の掃除が完璧だからだよ」



きらり「そーなのー?」



杏「そうなんだよ」



きらり「疑いの目ー」



杏「口でも言わなくていいよ。一人暮らしは料理が出来るって迷信あるでしょ」



きらり「迷信?」



杏「一人暮らしはほとんど料理をしないのだ!ドヤ!」



きらり「むー」



杏「じゃあ杏はハンバーグ見てるからきらりは付け合わせ作ってて」



きらり「了解しました。杏兵長!ビシッ!」



杏「このハンバーグ、ハートの形だ…」



きらり「杏ちゃんへの気持ちが詰まっているんだにぃ」



杏「心臓を捧げる気か!きらり!」

杏「ねえ、きらり」



きらり「どうしたの?」



杏「お風呂、流石に二人で入ると狭いよね」



きらり「そんなことないゆ。杏ちゃんくっつけてハピハピ?」



杏「やっぱり狭いんじゃないか!こんな所にいられるか。杏はベッドで横にならせてもらう!」



きらり「ダーメー!杏ちゃんがいくらお風呂に入らなくてもいい匂いしても汗はかくでしょ!」



杏「私、妖精、汗、かかない」



きらり「嘘つくのもダメーッ!レッスンの時かいてたもん」



杏「じゃ、じゃあ聞くけど汗かいたとしてなにが問題なのさ!」



きらり「カイカイになっちゃうゆ?」



杏「地味に現実的で地味に嫌なことを!」

きらり「抵抗しないの!お風呂が沸きました!」



杏「離せー!杏は綺麗になったらニートじゃなくなるんだ!」



きらり「アイドルやってる時点でニートじゃないもん!」



杏「おじいさん、それは言わない約束でしょ」



きらり「ほっほっほっ、すまなかったな杏ばあさん」



杏「おじいさんや。わしゃもう寝たいのじゃが…」



きらり「いくらきらりでもそんな手には乗らないかって顔してて可愛い☆」



杏「やっぱりダメかー」



きらり「ほらほら、杏ちゃんお風呂に入りまーす!」



杏「杏、行きます!」



杏「ねえ、きらり」



きらり「なーに?」



杏「お風呂、二人でも結構入れるもんだね」



きらり「いいでしょいいでしょ?」



杏「きらり髪を洗う才能あるよ。美容師になったら?」



きらり「きらりんカットハウス経営しちゃう?」



杏「じゃあ杏は事務方という名のニートになりたい」



きらり「杏ちゃんはちゃんと働かないと」



杏「えーじゃあきらりんカットハウスは夢のまた夢か」



きらり「アイドル引退したら考えなくもないゆ」



杏「引退か。杏には近い未来の話だにぃ」



きらり「杏ちゃんの引退宣言六回目三ヶ月ぶりにライブで見られるにぃ」



杏「引退芸じゃないんだけど」



きらり「ファンのみんなも心待ちにしてるよ」



杏「そうかな」

きらり「杏ちゃん?」



杏「…きらりってソファの才能もあるよね」



きらり「きらりんクッションであります!」



杏「うんうん。二つのクッションが最高の包みこみ具合で。これはお母さん?」



きらり「うぇへへ。杏ちゃん専用だにぃ☆」



杏「これは売れる!」



きらり「きらりは売り物じゃないよ?」



杏「この感触を再現してうまいことやればいける」



きらり「でもでもそれはなんだかやだなー」



杏「どうして?」



きらり「きらりは杏ちゃんだけにこうしてあげたいの。杏ちゃんだけの特別だにぃ」



杏「じゃあ仕方ない」



きらり「杏ちゃんすりすりしてくすぐったいゆ?」



杏「杏専用なんだからこれぐらいいいでしょ?」



きらり「娘みたい☆」



杏「む、娘〜?」



きらり「きらりのことママって言っていいよ」



杏「だが、断る!」



きらり「むぇ…」



杏「ねえ、きらり」



きらり「杏ちゃん?どしたの?」



杏「今日は帰っちゃうの?」



きらり「泊まって欲しい?」



杏「そういう訳じゃないけどさ」



きらり「どういう訳?」



杏「また明日も来てくれる?」



きらり「杏ちゃんがドアを開けてくれたら来るにぃ」



杏「じゃあ杏の部屋の鍵は開けっぱなしにしないとね」



きらり「ダーメ。ちゃんと戸締まりしたらいい子いい子してあげるゆ」



杏「分かったよ。杏も花の17歳。危ない人多いもんね」



きらり「分かってくれればいいゆ☆いーこいーこ」



杏「こら、杏の頭を撫でるんじゃない!お金取るぞ!」



きらり「じゃあギュッとしてあげゆ」



杏「離せー。杏は簡単に懐かないからな!」

きらり「じゃあきらり、杏ちゃんのプロデューサーになる!杏ちゃんの親愛度を上げるためにお仕事いっぱいしちゃうにぃ☆」



杏「私の仕事増やしたって簡単に懐く訳じゃないからな!逆にきらりのこと嫌いになっちゃうかも」



きらり「しょぼーん…杏ちゃんきらりのこと嫌い?」



杏「そんな訳…ってなに言わせるのさ!」



きらり「うぇへへ、きらりは杏ちゃんのこと大好きだゆ?」



杏「ストレートに言うな!こっちが照れるだろ!」



きらり「杏ちゃんはきらりのこと嫌い?好き?どっち?」



杏「……嫌いなわけないだろ!」



きらり「両想い!ハピハピ☆」



杏「さあ帰れ、とっとと帰れ!」



きらり「はぁーい、杏ちゃんに嫌われたくないもん!きらりんダッシュ☆」



杏「……本当に帰るのか」

杏「ねえ、きらり」



きらり「もうちょっと!もうちょっとだけ!」



杏「杏がきらりを抱きしめるなんて普段と逆だね」



きらり「たまにはいいゆ」



杏「それは杏がいうべき台詞でしょ?」



きらり「杏ちゃん柔らかいにぃ…」



杏「杏はプニプニしてるでしょニートだから」



きらり「でもちょっとだけ骨がコリコリして気持ちいいにぃ」



杏「軟骨みたいな表現やめろ!」

きらり「うぇへへ、杏ちゃん優しいね」



杏「なにさ急に」



きらり「今日きらりね、お仕事失敗しちゃったんだ」



杏「杏なんていっつも失敗してるよ」



きらり「それでね。きらり、ダメダメだって思ったんだ」



杏「きらりがダメダメだったら私はどうなる」



きらり「ううん。杏ちゃんはしっかりしているにぃ」



杏「ふーん」



きらり「後ちょっとだけこうしていたら普段のきらりに戻れるにぃ。杏ちゃん癒し系?」



杏「きらりはたまに甘えんぼさんだにぃ☆」



きらり「杏ちゃん?」



杏「普段のきらりの真似」



きらり「うぇへへ、杏ちゃん大好き」

杏「ねえ、きらり」



きらり「どうしたの?」



杏「もしかして昨日杏の家に来た?」



きらり「そーだよー。カレー作り過ぎちゃったからおすそわけ☆」



杏「昨日は久々に外に遊びに行ってたんだ。ごめんね」



きらり「杏ちゃんがお出かけするのはいいことだゆ?」



杏「せっかく来てくれたのに。なんで電話しなかったの?」



きらり「杏ちゃんがお昼寝してると思ったの。起こすの悪いなーって」



杏「全く、変なところで遠慮しないでよ」



きらり「でもでも。杏ちゃんは部屋で一人でいたいことあるでしょ?きらりに邪魔はできないにぃ」



杏「まあ杏も一人でいたい時もあるし、同意かな」

きらり「だからきらりは杏ちゃんがお部屋を開けてくれる時だけ杏ちゃんのお部屋に入るゆ」



杏「ふーん、そうなんだ」



きらり「そういえば昨日はどこに行ってたにぃ?」



杏「ゲームセンター行ったりヒトカラしたりカフェでご飯食べたりかなー」



きらり「ねえ、杏ちゃん」



杏「どしたの?」



きらり「今度は二人で行こ☆」



杏「どうしようかなー」



杏「ねえ、きらり」



きらり「どうしたにぃ?」



杏「きらりが作るご飯は美味しいね」



きらり「でしょでしょ☆きらりの愛情でハピハピだよ!」



杏「ラブパワーね。成る程」



きらり「はい、杏ちゃん。あーん」



杏「あーん」



きらり「うぇへへ、杏ちゃんかわいいにぃ」



杏「杏を餌付けして楽しい?」



きらり「楽しいよ?」



杏「杏はそんなでもない」



きらり「あーん」



杏「あーん」



きらり「うぇへへ」



杏「このオムライスどうやって作ったの?」



きらり「それはね。秘密だにぃ☆」



杏「杏が食べたくなったら…きらりに作って貰えばいいか…」



きらり「うん。いつでも作ってあげゆ!」

杏「じゃあさ。こんな時に言うのもなんだけど」



きらり「なーに?」



杏「はい、あげる」



きらり「この鍵はどうしたの?」



杏「この部屋の合い鍵。持ってて」



きらり「えーっとつまりつまり!」



杏「どうしたにぃ…そんな顔して」



きらり「うきゃー☆杏ちゃん照れゆ照れゆ!もう杏ちゃんてば!」



杏「鍵一つで大げさだなー」



きらり「これってそういうことでしょ☆きらりんビーム!」



杏「ぐはぁ!」



きらり「杏ちゃん!杏ちゃん!」



杏「なんだよ」



きらり「呼んでみただけ!」

杏「ねえ、きらり」



きらり「どうしたにぃ?」



杏「合い鍵持っているんでしょ?」



きらり「持ってゆ」



杏「じゃあなんで杏に開けさせるのさ」



きらり「杏ちゃんに開けて欲しいから!だめ?」



杏「まあ嫌じゃないけどさ」



きらり「良かった〜杏ちゃん運動できるね」



杏「はっ、まさかそういう作戦?杏の貴重なカロリーを消費させる気だな!」



きらり「うぇへへ」



杏「計ったな!きらりは杏のなんなんだ!」



きらり「なんでしょう?きらりんクイズ!」



杏「そういうのズルい」

きらり「ねえ、杏ちゃん」



杏「どうしたの?」



きらり「杏ちゃんはきらりをどう思ってるにぃ?きらり気になゆ!」







杏「……親友かな」



おわり



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