2015年10月29日

池袋晶葉「一粒の幻想」


※エロというより隠語・下ネタ多し

※つまりキャラ崩壊







SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1445244649







晶葉「…」カチャカチャ









ガチャ





モバP「呼んだか、晶葉?」





晶葉「…」カチャカチャ





モバP「おーい?」





晶葉「…」カチャカチャ







モバP「あーきーはー?」ポンポン





晶葉「わぅっ!…あ、す、すまない」



晶葉「集中していて、頭に声が入ってこなかった…」







モバP「話って、これのことか?」





晶葉「いや、これは関係ない。次のライブの出し物候補だ」



晶葉「見てもらいたいものは別のところにある」



晶葉「ここで待っていてくれ。持ってこよう」スタスタ









モバP「…」



モバP「これがライブの出し物…?っておわっ!」



ミミーン



モバP「こんな小さいうさちゃんロボが…動いている?」



モバP「というか、踊ってるのか!?」









ミミーン、ミミーン!



晶葉「…こら」ポチッ



ピタ…





晶葉「動体を感知すると観客と間違えて勝手に電源が入ってしまうんだ」



晶葉「なかなか原因がつかめなくてな…」



晶葉「これでは振付けを合わせることができない…」はぁ…





モバP(…オーバーテクノロジーってレベルじゃねぇ)







晶葉「…本題に入ろうか」





コトッ









モバP「これは…錠剤?」





晶葉「時に、プロデューサー…いや、助手よ」



晶葉「君はこんな経験をしたことはないだろうか」





晶葉『アイドルに、とある仕事の指示を出したところ、難色を示された』



晶葉『柄じゃない、面倒だ、やりたくない、理由は様々だが…説得するのが大変だろうと思われる』



晶葉『君には大成功する確信があり、事実、やってみればいつもその通りになるという現状の中で…』





晶葉『自分の考えに間違いはないのだから』



晶葉『四の五の言わずに従ってはくれないか…と思うことは?』











モバP「…」



モバP「正直、無いとは言い切れないな」





晶葉「…ふふん」



晶葉「さて、今君の頭には一体誰の姿が浮かんだのであろうか」



晶葉「双葉…森久保…いや、神谷女史かもしれないな」





モバP「…お、おいおい」あせあせ





晶葉「ふふふ、別に密告したりはしないさ。むしろ逆と言っていい」



晶葉「私も部屋の隅で、慌ただしく彼女たちを説得する君を見て、少し思うところがあったのだよ」



晶葉「そんな君のためにこんなものを密かに開発していたのさ」











晶葉「その名も…」



晶葉「『ワンタッチ催眠錠』だ!」









モバP「ワンタッチ…催眠…?」





晶葉「性質はタッチというよりスイッチと言った方が正しいかもしれんが、語呂の方を優先した」



晶葉「使い方は簡単だ」



晶葉「君がこの錠剤を飲み、アイドルの近くで大きな音を出す」



晶葉「するとそのアイドルは、短時間だが軽い催眠状態に陥り…」





モバP「言うことを聞くようになる…?」





晶葉「ズバリ、そういうことだ」





モバP「音を出すだけでいいのか?」



モバP「大きな音っていうのは…」





晶葉「有り体に言えば壁ドンだな」





モバP「か、壁ドンだと!?」





晶葉「条件を満たすだけなら手を叩くとか、ねこだましでも構わないと思うだろうが…」



晶葉「…丁度いい、原理も説明しよう」









晶葉「例えば薬を飲んだ君がアイドルAに壁ドンをしたとする」



晶葉「するとどうなるか」





晶葉「まず、アイドルAは緊張状態になる」



晶葉「当然だ。近くで大きな音がしたらびっくりするだろう」



晶葉「緊張状態は五感を敏感にさせ」



晶葉「アイドルAは必要以上に今置かれている状況を把握しようとする」



晶葉「壁を背に、君が覆いかぶさり、急接近」



晶葉「目の前で放たれる君の言葉は有無を言わさぬ迫力があるだろう」



晶葉「アイドルAの緊張状態は壁ドンの体制が解除されるまで維持される」



晶葉「だかこれは通常の壁ドンでも発揮される状況効果だ」



晶葉「ここまではいいか?助手よ」









モバP「お…おう…?」









晶葉「ここからが君の飲む錠剤の効果だ」



晶葉「壁ドンされたアイドルAは、軽い快感を感じる」





モバP「は!?」





晶葉「アイドルAの鋭くなった五感を利用し…」



晶葉「大きな音と同時に君から放たれるフェロモンの様なものを…」



晶葉「一気にアイドルAに叩き込む」



晶葉「すると、君の出した大きな音をはじめ、様々な刺激を『気持ちいい』と思ってしまうようになる」



晶葉「『緊張』と『快感』」



晶葉「アイドルAは一つの刺激で相反する反応を同時にしてしまうわけだな」





モバP「…なんかそれ、志希の専売特許だと思ってた」





晶葉「いや?無論彼女にも協力してもらったよ」



晶葉「…三時間で飽きられてしまったがね、彼女はもうこの錠剤の存在など忘れてしまっているだろう」



晶葉「実に好都合だよ」ニヤリ





モバP「…?」





晶葉「ともかく、相反する反応を同時に起こそうとしたアイドルAは」



晶葉「矛盾を処理できず、自身の頭を一時的にショートさせ物事の判断力を鈍らせる」



晶葉「その間は君の言うことに素直に従ってくれる、という寸法だ」







モバP「…」











晶葉「…つまるところ、音と同時に壁ドンの状況も利用しなければ」



晶葉「催眠状態までこぎつけるに至らないわけだな」



晶葉「だからねこだましは効果が薄い」





モバP「…」





晶葉「…さて、原理も分かったところで、さっそく試してみたまえ」





モバP「ん?別に今日は…皆帰ったし…」





晶葉「目の前にいるのは誰だ?」



晶葉「君のアイドルだろう?」



晶葉「被験者第一号は、やはり私でないとな」











モバP「…」



晶葉「さあ」チョイチョイ







ぱきん…ゴクッ







モバP「…わかったよ」











ドンッ





晶葉「っん」ビクッ





モバP「…」





晶葉「…」





モバP(…あっ、何命令するか考えてなかった)





晶葉「…」





モバP「…ふむ」



モバP(心ここにあらず…ってところか)



モバP(効果は本物のようだな)



モバP(何にすっか…)





晶葉「…」





モバP「晶葉」





晶葉「…」





モバP「抱きついて」





晶葉「…は…ぃ…」





ぎゅっ





モバP(おお…)





ぎゅーっ









晶葉「…ふわ!?」バッ!



ずるっ、ごちん!



晶葉「あいたっ!!」







モバP「おっと」



モバP「効果は十秒程度か」



モバP「いや、命令を実行したから解けたのか?」





晶葉「…」かあああああっ





モバP「…かわいかったぞ、大丈夫か?」





晶葉「う、うるさいっ、だまれ、いうな!馬鹿っ!」





モバP「ははは、流石にスキンシップの強要はまずかったか」



モバP「でも、確かにこれなら、うまく使えば仕事が捗りそうだな」















晶葉「…」





モバP「晶葉?」





晶葉「…注意事項が二つ…」





モバP「…え、も、もう飲んじまったぞ!?」





晶葉「も、問題ない…錠剤の効果時間について言い忘れただけだ…」









晶葉「錠剤の効果は飲んでから丸一日…」



晶葉「次の日は壁ドンしても効果がないから気を付けろ…」



晶葉「試作品だから、今飲んだ分を含めて、その六錠で全部だ」





モバP「ああ…」





晶葉「それともう一つ…」





モバP「なんだ?」













晶葉「…実際に壁ドンされて初めて気付いたが…」



晶葉「思ったより…か…か…」





モバP「…か?」





晶葉「…かい、かん、が…」





モバP「…」









ドンッ!!





晶葉「にゃあぅっ!!」ビクンッ!







モバP「気を付けて使うことにするよ」



モバP「ありがとなー晶葉ー」バイバイ





晶葉「お、おのれ、助手め!!わかってやってたな今…っ!」ぶるぶる



晶葉「音が…大きければ…おおきいほど…っ」ぴくんぴくん









翌日





友紀「いやああだあああっ」



友紀「キャッツの応援にいくんだあああっ」じたばた





モバP「わがまま言うなーレッスンだろー」





友紀「うわあああぁぁん」ばたばた











凛「6歳かな」



未央「いやー意外と10歳くらいまでああいう子いるよ?」



卯月「はい?友紀さんって20歳ですよ?」















モバP「友紀!」





ドン!





友紀「わみゅっ!?」ビクッ











凛「!?」



未央「!?」



卯月「!?」









モバP「…レッスンだ」





友紀「…」



友紀「え、あ、は…はい…」





モバP「行くぞ」





友紀「…」スタスタ











凛「…今の…何?」



未央「は、はやりの壁ドンでしょ?」



未央「迫力あったー…」



卯月「壁ドンってなんですか?」





凛「…」



未央「なになに?しぶりん、自分にもやってもらいたいのかなー?」



凛「ち、違っ…ていうか、壁ドンなんてとっくに流行過ぎてるでしょっ」



卯月「あの、壁ドンってなんですかっ!?」







モバP(いつもなら30分はかかる友紀の説得が…)



モバP(一瞬で終わってしまった…)



モバP(…すげぇなこれ)









杏「いやだー!杏は働かないぞー!」



ドンッ



杏「んぅっ!?」ビクッ



杏「…ちょ、ちょっとだけだからねー」







乃々「も、もう帰りたいんですけど…」



ドンッ



乃々「まぅ!?」ビクッ



乃々「ほ、ほんとに今日だけなら…いいですけど…」







奈緒「ハ、ハァ!?こんな恥ずかしい衣装誰が着るか…」



ドンッ



奈緒「きゃん!?」ビクッ



奈緒「い、い、一回だけだからな!?」















凛「…どう思う?」





未央「あれはもしや…」



未央「…プロデューサーの、知られざる壁ドンの魔力…ということかな…?」





卯月「ふむふむ…壁ドン…」メモメモ







凛「え…皆あの音聞いて何ともないの?」





未央「何ともって?」





卯月「??」







凛「…ないなら…いいけど…」



凛(『ドン』って音を聞いたとき…私…なんか…)











友紀「はぁ…」グテー





乃々「ぅぅ…」よろよろ





杏「…」ぐったり





奈緒「ぅぁー…」だらーん







未央「およ?どうしたの?」







友紀「なんかいつもよりどっと疲れちゃって…」



友紀「なんか妙に疲れが溜まるんだよね」





乃々「帰りたいぃ…」





杏「…」





奈緒「はぁ…」









モバP「…?」









晶葉「…それは興味深いな」





モバP「トレーナーさんに聞いたら、友紀や乃々達がいつもと動きが違う印象だったみたいでさ」



モバP「仕事行った奴も含めてひどく疲れてた様子だったし…なにか分からないか?」





晶葉「ふむ…」カチャカチャ



ミミーン





モバP「…」





晶葉「普段こなれた動作をするときは、筋肉は要点以外の力は抜いてあるものだが…」



晶葉「この催眠状態に限ってはそこまで融通の利く動作までは指示できないということかもしれん」



晶葉「行動は常にパワフル…改良の余地ありだな」





モバP「な…なぁ、晶葉やっぱこの実験…」





晶葉「そうそう、プロデューサー。今日の仕事は、捗ったかな?」





モバP「えっ?あ、ああ。すごかったよ」



モバP「皆スムーズに動いてくれて、快適だったけど…」





晶葉「それはよかった」ニコ





モバP「…」





ミミーン、ミミーン



晶葉「こいつも、壁ドンで言うことを聞いてくれないものかな…」





カチャカチャ





モバP「…」











モバP(彼女たちの原因不明の疲労は恐らく俺のせいだろう)



モバP(やめたほうがいいと思ってる一方で)



モバP(いつもこのくらい仕事が捗れば楽なのにとも思っている自分がいる…)





モバP(…)











モバP(そういえば、嫌がる人を従わせるこの方法を…)



モバP(いつも指示に素直に従ってくれる娘達にやったらどうなるのだろうか?)







翌日





未央「おはよーっ♪」





モバP「おはよう、未央」



モバP(おあつらえ向きに、事務所に未央が一番乗り…)



モバP(さて…やってみるか)





未央「ん?どしたの?プロデューサー」





ドン!!





未央「ふあ…ん♪」ビクビクンッ!





モバP「!?」





ぺたん…









未央「はーっ、はーっ…」ふるふる





モバP(さ、ささささっきのこえは、まるで…)



モバP(嬌声…の…ような…)





未央「はーっ、はーっ…」ふるふるっ





モバP(こ、これ、もしかしてあれか?)



モバP(…ミツボシが天高く昇ったってことか?)



モバP「あー…その…」



モバP「今日も仕事…がんばれよ?」





未央「…っう…ん…がんばる…っ」びくびくっ







モバP(…えろい)









モバP(そろそろ凛が事務所に到着する時間だ)





凛「おはよ」





モバP「おはよう、凛」



モバP(未央に限ってはああいう反応ということもあり得る…)



モバP(だから、ただの確認のため…確認のため…)



スッ…









凛「…何?」





ドン!!





凛「っ」プシャッ!!!





モバP「」









モバP(し…渋谷のしぶきでみずたま凛!!!)



モバP「だっ、大丈夫か凛!」





凛「…」ぶるっ…





モバP「お、おい、凛!膝ガクガクだぞ…!?」





凛「…大丈夫…ちょっと…」



凛「腰が砕けただけだから…」





モバP「ちょっと腰が砕けるの!?」





凛「ぁ…」



ビチャッ…





モバP「ま、まってろ、今拭くもの持ってくる!」



モバP(まさか、潮まで噴くようになるとは…)



モバP(この力…危険すぎる…だが…)



モバP(やっぱりえろい)









ガチャ





まゆ「おはようございまぁす♪」





モバP「おはよう、まゆ」





まゆ「うふ♪」





モバP(他意は無い。他意は無いんだ…)



モバP(個人差が広すぎるから試してみるだけなんだ…)



スッ…





まゆ「Pさん、どうしましたぁ?」





ドン!!





まゆ「あふっ」ポッコリ♪





モバP「」









モバP(やべぇ!なんだこれ!?何だこのイキナリ膨れたお腹!?)



モバP(まるで8ヶ月目みたいじゃないか!?)



モバP(おまけにおっぱいから佐久間式シロップスまで噴き出し染みてきている!!)





モバP「だ、だいじょうぶか、まゆ!」





まゆ「だ、大丈夫ですぅっ、ちゃんと元気な子産みますからぁっ」





モバP「全然大丈夫じゃない!!!」



モバP「は…早く、今日の分のまゆの仕事をキャンセルしなければ…」





まゆ「ひっひっふー」





モバP「ねーよ!まだ二ヶ月くらい早いわ!!」



モバP(想像妊娠までしてしまうだと!?)



モバP(えろ…いどころか、やばい!こんな力…やっぱり世に出る代物じゃない!)









晶葉「…なるほど」



晶葉「そのデータは今後の改良に役立てることにしよう」





モバP「…」





晶葉「確かに、いたずらに体力を消耗させるのはまずい」



晶葉「自覚症状すらなく、気が付いたら行為が終わっていた、位が一番望ましい」



晶葉「ホルモン成分の比率をもっと厳選すれば、あるいは…」





モバP「…晶葉、もうやめよう」





晶葉「…なに?」





モバP「俺は、アイドルに要らない負担をかけてまで、仕事を強要したくない」





晶葉「…だが、今までそういう要らぬ仕事の負担を全て受け止めていたのは…」



晶葉「他でもないプロデューサー…君だろう?」



晶葉「少しくらい他人に押し付けたくらいで誰が君に罰を与える?」





モバP「俺も最初はそう思ってたが、違うことに気付いたよ」



モバP「仕事の負担は押し付け合うもんじゃない」



モバP「一緒に分かち合うもんだと思う」





晶葉「…」









モバP「…錠剤の残りは返すよ」



モバP「俺にはこういうの、向いてないみたいだ」





晶葉「…」





モバP「晶葉の研究にとやかく言うつもりはないけど、俺は…」



モバP「晶葉には錠剤の改良よりも、そこのミニうさちゃんロボの改良の方を頑張ってほしいと思ってる」





ミミーン、ミミーン



晶葉「…」





モバP「じゃあな…」



ガチャ バタン









晶葉「…」



晶葉「諦めん…私は諦めんぞ」



晶葉「助手はこの試作品が完成形だと思っているのだろうが…」



晶葉「真の完成形は全くの逆…つまり」



晶葉「私が服用し、指パッチン一つで助手を意のままに操るための内服薬…」



晶葉「『ワンタッチダーリン錠計画』の一部に過ぎんのだ!」











??「うふ♪」





晶葉「!?」ガタッ



晶葉「さ、佐久間まゆ女史!?」



晶葉「何故ここが…というか本当にお腹膨れている!?」



晶葉「私が思っているよりも膨れている!?」





まゆ「邪魔者みいつけた」









まゆ「晶葉ちゃんにはお仕置きが必要みたいですねぇ♪」





晶葉「しかも催眠が解けていない…!?ま、待て!目を覚ませ!」





まゆ「まゆの愛する夫と子供のため…」





晶葉「君のおなかの中の子供は…」





まゆ「やっちまえ♪」ジャキン!









晶葉「非実在胎児なんだぁーーー!!」







………







その後







モバP「…」ドンッ



ちひろ「…」







モバP「…」ドンッ



ちひろ「…」











ちひろ「あの…何でしょうか?」きょとん







モバP「…すみません。何でもないです。」



モバP(効果切れか…なんか、いざ効果が切れてみると寂しいもんだな)











ちひろ「…変なプロデューサーさん」









ちひろ(『ドンッ』なんて音)



ちひろ(私に効果があると思ったら大間違いですよ)

















ちひろ(私になにか命令したかったら…)















ちひろ(『ガチャガチャ』って音を聞かせなきゃ)









おわり







17:30│池袋晶葉 
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