2015年11月20日

輿水幸子「もう、本当に不用心ですね!」


   事務所





幸子「鞄を開けたまま放置するなんて……プロデューサーは本当に仕方ない人です!」ドサッ





美由紀「幸子ちゃんが見つけてなかったら、……どうなってたのかなぁ?」



幸子「うーん、部外の人に中身を見られて、情報漏洩とか責任問題になったり、とか?」



美由紀「や、やだ! みゆき、みんなと離ればなれになるのはイヤだよっ」



幸子「何もそこまでは……もっとも、そ目一杯ねぎらって褒めて貰わなきゃいけないのは事実ですから! 具体的に二十八時間ぐらい!」



美由紀「わーい、いっぱいPさんと幸子ちゃんといっしょ!」キャッキャッ



幸子「フフーン! ……あれ、これは?」



美由紀「どうしたの?」



幸子「これは……CD? いや、それともDVD?」



美由紀「『極秘』……何のデータが入ってるのかなぁ?」



幸子「新しいライブの企画書? もしかして新曲とか?」



美由紀「あたらしいお歌? 聴いてみたい!」



幸子「さすがにマズくありません?」



美由紀「そっかぁー……」シューン……



幸子(む、むむ、何だか悪いことをしたような……)



幸子「……でも、世の中には役得って言葉があります!」



美由紀「やくとく?」



幸子「美由紀ちゃん、二人だけでこっそり聴いちゃいませんか?」



美由紀「いいの?」



幸子「いいんです! だって、役得ですから!」



美由紀「わぁい、みゆき役得だいすき♪」



幸子「ちょうど誰もいませんし……たしかこのデッキならやれますよね。流しちゃいましょう!」カチャ





ウィーン



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446965977





ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ〜、ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ〜、ちゃらちゃ〜ちゃらちゃちゃっちゃらちゃらっちゃ〜♪





美由紀「うーん、すてき! ……かなぁ?」キョトン



幸子「おかしいですね……ムーディーで悪くないけど、新曲じゃないみたいです。映像入ってますし」



美由紀「じゃあ何なんだろ……あ、ライブのDVD!」ピコーン!



幸子「なるほど。少し飛ばしていいですか?」



美由紀「うん! どこまで?」



幸子「ボクがちょうどいそうなところだから、クライマックスまで!」ピピッ





テレビ『あ、はァン、い、いいのぉ……ひぅんっ!』



テレビ『へー、気持ちいいんだ』



テレビ『うん、うん、あんッ! いいん……』



テレビ『何処が気持ちいいのか言ってみて?』



テレビ『ん、お、おm』ブツンッ











幸子「…………////////」カァッ



美由紀「…………///////」カァッ



幸子(ぷ、プロデューサーもこういうの見るんですか!? ……こんな女の子の方が好きなのかな……って、そうじゃなくて!)



幸子「見間違えですよね!? 幻覚ですよねこれ!?」



美由紀「だ、だよねっ! みゆき見てないもん!」



幸子「ええそうです! ボクたちは何も見てません!」



美由紀「うん! は、はだかのお姉さんが!」



幸子「言っちゃダメです! ボクらはちょっと疲れてて、ヘンになってただけです! ほらテレビをつければ!」ポチッ





テレビ『ヒドいこと言われると気持ちよくなっちゃうんだ。これはもう、正真正銘だよね……自分から言ってみたら?』



テレビ『は、うんっ、はいいぃ、わたひはへんたい、れす、ああンッ!』



テレビ『いやらしいこと、自分から言うといっぱい気持ちよくなれるよ』



テレビ『ん、ハァ、キモチイイ、すき、キモチイイ、んん、あぁ……んっ♥』





幸子「うにゃああああああああああああああ!!!!!」ポイー



ソファ「リモコンは投げるものではない」ポスッ



美由紀「だ、だ、だ、誰か助けてーーーーー!!!」









?「呼んだか!?」





幸子「その声は?」



光「助けを求める声がした。アタシはそれに応えたい! このマスクはそのための物だ!」



美由紀「光ちゃんだー♪」



光「ヒーローアイドルただいま見参! しゅたっ!」



幸子「呼んでません! あと効果音口で言わないでください!」



美由紀「ううん、あたし、助けてってさけんじゃったから……でも光ちゃん、来てくれてありがとうね!」



光「ああ! 呼ばれたらいつでも来るからっ」b



光「ところで、二人ともどうかしたのか?」



幸子(! マズいです、リモコンはさっき投げちゃって……気付いたら会得してた超加速スキルを使っても、ソファまでは三秒かかります。その間にテレビを見られたりなんかしたら!)



テレビ『あんっ、あんっ、いいのぉ! もっとぉ、ぱんぱん、もっとぉ!』



テレビ『えっちな娘だなぁ。気持ちいいって言ってごらん?』



テレビ『んぎもっぢいい!』





光「…………」



幸子「…………」



美由紀「…………」

















光「これぐらいの年ならこういうのが気になったりするものだ。でも、事務所で見るのは関心しないなぁ」ポンッ



幸子「光さんも同い年じゃないですか!」



美由紀「わ、わざとじゃないの! DVD観ようとしたら、たまたま、その、えっと……ああなの!」モジモジアセアセ



幸子(良かった、美由紀さんが言えばちゃんと真実に聞こえます! 実際真実ですし!)



光「大丈夫だよ美由紀ちゃん。恥ずかしがるようなことじゃないから!

」キリッ



幸子「ダメぇぇ!?」



光「くっ、なぜなんだ。美由紀ちゃんはともかく、幸子の心を救うことが出来ない……!」ギリリッ



幸子「いや間に合ってますし、一刻も早く退散して穴掘って埋まりたいぐらいの心境なんですけど!?」



美由紀「あ、あな……埋まる……///」



幸子「言葉の綾です!」





??「なぜキミの言葉が幸子に届かないか……教えてあげようか」



光「この声は!」



幸子「この流れさっきやりました!」



美由紀「飛鳥ちゃん!」



飛鳥「来たよ。……いや、実は最初からいたけどね」



幸子「……み、見ました?」ヒヤッ



飛鳥「沈黙の意味を理解るかい?」



光「多くは語らないそうだ!」



幸子「ふわぁぁぁぁぁあぁんっ!!」ギャピー





光「さて飛鳥、その口振りからして、教えてくれるのか?」



飛鳥「素直に言うのはTPOを選ぶべきだと思ってる。けど、今回は適してるから素直に言うよ」



幸子「今のクダリ必要でした?」



美由紀「むずかしいけど……でも、かっこいい!」キラキラ



光「わかった! つまりアタシは、他人事に接するみたいにやりすぎてたんだ!」



幸子「聞いてあげてくださいよ!」



飛鳥「イグザクトリィ。多くを語らずとも通じる、キミの鼓動が胸を締め付けるよ」パチンッ



幸子「えー……」



美由紀「飛鳥ちゃん、もう一回指ぱちんってするの見せてっ♪」



飛鳥「やれやれ、よさないか美由紀」パチンッ



美由紀「かっこいい♪」キラキラ





光「つまり! アタシはこの問題を他人事にするんじゃなく、アタシの問題にしなくちゃいけないんだ!」



幸子「何が言いたいんですか?」



光「単刀直入に聞くぞ。……美由紀ちゃんは、アレ、見たいんじゃないか?」



美由紀「ふぇっ!? え、あ、……」



美由紀「…………/////」コクッ



光「幸子、……君もだろ?」



幸子「そ、それはその、ボクだってとしそうお……いやそうじゃなくってそうかもだけどいや違います、けど!」



光「かといって、ここで見るのはまずい! 違う?」



幸子「そ、それは、そうですけど!」アセアセ



飛鳥「その行動が、キミのココロを現実に投影する……」ファサァ



幸子「し・ま・せ・ん!」



光「つまりだな、アタシはみんなにいいところを紹介したいんだ! ついてきてっ!」タッ!



幸子「あっ! ちょ、待ってください! ああDVD持ってかないで!」



美由紀「飛鳥ちゃん、みゆきたちはどこに行くのかなぁ?」







飛鳥「━━━楽園だよ」ファサァ……



光「アタシの部屋だぞ」



   女子寮:ひかルーム



美由紀「うわぁ、おもちゃいっぱい♪」キャッキャッ



光「あっ! それはプレミアついてるから飾ったままにしてくれ」



幸子「意外と整理されてますね……でも、この開いてない箱とか、開けなくていいんですか?」



光「開けないで取って置いてるんだ。それに、ガシャポンは色がすごいんだ!」



飛鳥「ふむ、部屋のすぐ目の前に自動販売機があるのは、極めて便利だね」



光「スタドリとエナドリしか置いてないけどな。さぁて、紅茶が沸いたぞ!」コトッコトッコトッコトッ



美由紀「いただきます! ン……いいかおり♪」ゴクッ



飛鳥「いただきます。……いい茶葉を使ってるんだね。このクセの無い甘い香りは、スリランカのキャンディかい?」ゴクッ



光「日東紅茶だぞ」ゴクッ



幸子「この香りならダージリンです。というか、なんでボクたち光さんのお部屋でくつろぎムードなんですか?」



光「女子寮は防音完備だからな。事務所で見るより安全だろ?」



幸子「それはそうですけど……あと、なんで飛鳥さんもいるんですか?」



飛鳥「……強いて言うのならば、マンガのデッサンの勉強かな。裸婦画は参考になるからね。それと二つの生き物が溶け合い混ざる神聖な瞬間は、インスピレーションのタネとなる。そしてこの歳にもなれば、そういうことにも自然と興味が湧くものだし、ふふ生き物としての当然に屈服したようで気恥ずかしいけれど騒がしい情熱に言葉なんていらないさ、ボクは自分の胸に生まれたこの思いは嘘じゃないと信じたいんだ、これに嘘をついてしまえば片方の耳をふさいで片方の眼を閉じて未来を語るそんなオトナと同じになってしまうし、そんなオトナになりたくないしならないと蘭子と二人約束したん(ry」ペラペラペラペラ



美由紀「飛鳥ちゃんも見たいんだって!」



幸子「飛鳥さんって猥談とかでテンション上がるタイプ?」



飛鳥「飾らぬ言葉はナイフと同じd光「よし、そろそろ流すぞ!」ピッ



幸子「最後まで言わせてあげたらどうですか!」



美由紀「こ、これから見るんだよね……ド、ドキドキしてきちゃった……!」ドキドキ



飛鳥「ならばこのデヴァイスも本望だろうね。生物の最も根元的な本能をくすぐるのが使命だから……」ファサァ……



幸子「かっこつけてたって最低ですからね?」



光「本能……確かに。頭の中声がしてる、戦え、戦え、もっともっとむき出せ、もっともっと露わに、って!」



幸子「それは別の本能です!」



光「じゃあみんな、ごゆっくりと」スタッ



美由紀「光ちゃん、どこに行こうとしてるの?」



飛鳥「人は皆旅人さ。悲しみを繰り返し、ボクらは何処へ行くのだろう……」ガシッ



光「ほえっ!?」



幸子「もうここまで来たら一蓮托生ですからね……光さんも見てください!」



光「ああいやヒーローは社会の公器としてだな、『ヒーローがしてたから自分もしていいんだ!』とか子供たちが思わないよう質素倹約・欲望に流されず生きるのが好ましくてだな、それはどういうことかって言うとつまり」アセアセ



飛鳥「他人事にしないんだろう?」グイッ



光「んあーーっ!」ドサッ



ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ〜、ちゃらちゃっちゃっちゃらっちゃ〜、ちゃらちゃ〜ちゃらちゃちゃっちゃらちゃらっちゃ〜♪



光「ムーディーだなぁ」



飛鳥「ムーディーだね」



幸子「ムーディーですね」



美由紀「ムーディー♪」



テロップ『ヒノボリーレーベル35周年記念作品。大型新人、伝説を塗り替える』



美由紀「伝説って?」



幸子「ベストヒット、って言うんでしょうかこの場合」



光「うんうん、伝説は塗り替える物だな! 挑戦的で素晴らしいじゃないか!」



飛鳥「光、静かにね」



幸子「もう集中してるんですか……」



テロップ『りん、24歳。デビュー』



美由紀「凛さん? お名前がおんなじ?」



幸子「珍しい名前では無いですけど……むー……」プクーッ



飛鳥「稀によくあることさ」プニプニ



光「稀なのかよくあるのか、どっちなんだ?」



飛鳥「どっちもだよ」



テロップ『こんにちは、りんちゃん』



りん『……こんにちは』



美由紀「わぁ、きれいなおねえさん♪」



飛鳥「髪も長くて、さんを彷彿とさせる雰囲気を身にまとってるけれど……何処か柔和でもあるね」



幸子(髪の長い女の子の方が好きなのかな……?)ジーッ



光「え、アタシになんかついてる?」



幸子「いえ、別に! このりんさんも悪くはありませんけど、ボクの方が立ち居振る舞いがカワイイですから!」



美由紀「知ってるよ?」



幸子「ふぇっ!?」



テロップ『りんちゃんのおっぱい、とってもおっきいね。いくつぐらい?』



りん『G……だと思う』



幸子「じぃ!?」



飛鳥「男の野生を元気にしてしまうGだね、それは」



美由紀「光ちゃん、Gってどれぐらい大きいかしってる?」



飛鳥「キミの目で確かめるといい……瞳に映るそれだけが真実さ」



幸子「聞かれてるのは光さんですよ?」



光「えーっと、アタシをマイティフォーム(基本形態)とした場合」



幸子「その例え分かりづらいです!」



光「マイティ、ライジング、アメイジングマイティ、……アルティメット!? アルティメット級だ!」



美由紀「どれぐらいすごいの?」



光「パンチ力が80トン……!」



幸子「と、とってもすごいってことだけは伝わりました」



光(……ノリでマイティ自称しちゃったけど、アタシに3トンのパンチ力とか無いよなあ)



飛鳥「………………」ジーッ……



飛鳥「…………」ペタペタ



飛鳥「…………」ストーン



飛鳥「……構わないさ。歌は脂肪で歌うものじゃない、ボクの戦場はここじゃない……」フ……



幸子「……あの、一緒に唐揚げとレタス食べません?」



美由紀「みゆき、たこわさび食べてみたい♪」



光「食堂のメニューの話か? アタシはハタハタって魚を食べてみたいな、麗奈が美味しいって言っていたんだ」



幸子「関係ないです!」



飛鳥「ハタハタの旬は冬だから、もう少し待とうか」



幸子「もっと関係無いです!」



美由紀「かにさんも、冬が旬だよ♪」



光「そう言われると、食べたくなってきたなあ、蟹」



飛鳥「ふふっ、ゴチソウになるよ」



光「うー……Vシネ買うために積み立ててきたのにー……」



幸子「何で光さんがオゴるのが決定路線なんですか?」



光「え? ……あ、ごめんね幸子。配慮が足りなかったな。君が蟹アレルギーとは知らなかったんだ」



幸子「勝手に設定考えましたね今!?」



美由紀「そうだったの? ……じゃあ、じゃあ、みゆき、幸子ちゃんにむりさせてたの……!?」ジワァ



幸子「ああえっとさせてませんから! 蟹好きですよ蟹! 毎日食べても飽きませんよね蟹エブリデイ蟹オーイェー!」パチンッ♪



美由紀「いえー♪」パチンッ♪





テロップ『では男優さん、どうぞ』



光「おお、よく鍛えてる男優さんだな! 特に足がいい!」



幸子「……ムキムキですね」



美由紀「ムキムキ♪」



飛鳥「ふふ、他の部分はムキムキ無しだといいね」



幸子「あ、飛鳥さん、下品です!」



飛鳥「今更だよ幸子」



男優『今日はよろしくね、りんちゃん』



りん『よろしくお願いします』



光 美由紀「「よろしくおねがいします」」ペコリ



幸子「これから始まるのは剣道の試合じゃ無いんですよ?」



飛鳥「確かに真剣勝負だから別物だね」



幸子「だーかーらー!」



男優『りんちゃん、綺麗でかわいいね』



りん『……ありがとうございます』



男優『キス、いい?』ちゅ



りん『んっ、……ちゃぷ、んじゅ……』



男優『はぁぷ、じゃぶ、ちゅぴぃ……』



光「こっ、婚前の女性が、なんと破廉恥な……!」



美由紀「あわわわ、舌だけでちゅー、してる……!」



幸子「さすが三次元だと、生々しすぎるっていうか……、漫画とかアニメならもっとこう、さらっとしてるのに……」



飛鳥「アニメじゃない、ホントのことだからね。男女の深淵に現る遺伝子の暗躍を覗いてみる価値はある……」



りん『しゃぶ、じゅむっ、ぢゅびぃ……んっ……♥』



幸子「キスだけなのに、……気持ちよさそう……」



光「あ、アタシもあんな幸せそうな顔になっちゃう、のか……!?」



飛鳥「見られた人がいたとしたら、幸せ者だろうね」



美由紀(唇にさわるだけで、きもちいいのかなぁ……?)キョロキョロ



美由紀(……みんな、見てないよね?)



美由紀(……くちびるに、そっと、そぉっと、ふれるかふれないかくらいに指でくすぐって……)



ぴりっ



美由紀(ぴ、ぴりぴりしちゃう……!?)ドキドキ





男優『そろそろおっぱいいかな?』モミモミ



飛鳥「ッ! 始まった……!」



りん『あ……うーん、あァ……んっ』



男優『服の上からなのに、結構敏感だねー』



光「そ、そんなもの、……なのか?」



美由紀「りんさんが特別だって、……おもう……」



幸子(ボ、ボクの方がその、か、感度いいと思うし、……そういうのの方がカワイイに違いありません! ……よ、ね?)







男優『そろそろ見せて?』



りん『…………』スルッ



美由紀「お肌、まっしろ……」



男優『ブラジャー、外して?』



りん『……はい』シュルッ



飛鳥「……わーお」



光「上の物が取れて出るタイプの最強フォームか!」



美由紀「わ、かわいいね」



幸子「ぼ、ボクのだってこんな風に、いいえもっとカワイイのです!」



美由紀「そうなの? じゃあ、今度いっしょにお買い物しよ?」



幸子「はぇっ! ……いえ、なら、とびっきりカワイイのを選んであげますね!」



美由紀「わーい♪」



飛鳥「勝った」



光「何を競ってるんだ?」



飛鳥(……見せる機会に恵まれるかは別、かな。結局は巡り合わせだからね)





男優『とっても可愛い乳首だね』



りん『あ……や……』



幸子「ぴ、ピンク色……」



美由紀「聞かれちゃうの? ぜったい恥ずかしい、のに?」



飛鳥「だからするのさ。言葉責めというのだけどね」



男優『先っちょ、ピンって立ってるよ。気持ちいいんだよね。言ってみて?』



美由紀「い、言うの……!?」



光「た、立つって、そういうものなのか」



幸子「光さん、さっきから納得してばっかりですね」



りん『きもちいい……れすぅ……』



男優『くにくにってされるの好き?」



りん『ん、すき、……きおちぃ……♥』



男優『つつつ、って、乳輪の当たりをなぞられるのは?』



りん『ふぁっ、うーん……♥  ♥』



幸子(か、帰ったら試してみようかな?)



飛鳥「なるほど、興味深いね」クイッ



美由紀「飛鳥ちゃんのカップ、紅茶空だよ?」



光「おかわり欲しいなら淹れるぞ。キャンディって茶葉は無いけど」



飛鳥「今日はずいぶん外道が入ってるね二人は」



男優『吸っていい?』チュパチュパ



美由紀「お返事するまえになめられちゃってるよう……」



飛鳥「本能が疾走しているのさ。目醒めよ、その魂……」



男優『舐められるの、好き?』チュム、ユーチャム



りん『ん、すき……んん』



光「舐められるのが好きなのか」



男優『強く吸われるのは?』



りん『すき、んっ♥ すきぃ……♥』



光「強く吸われるのも好きなのか」



幸子「復唱止めてください」



飛鳥(……あんなに強く吸われて、痛くないのかな)ゴクッ



りん『ん、はァ、んん……』



男優『感じやすいんだね。下着、濡れてるよ?』



りん『い、言わないでください……』



美由紀(わかっちゃうの? みゆきも、……お、おみとおしにされちゃう……!?)



男優『自分でもびちょびちょだって、わかる?』



光(わ、わかってても言っちゃダメだっ!)



りん『っ♥ は、い……』



男優『後から後からおつゆでてくるね。音すごいね?』クチュウ……ンヂッ



美由紀「あ、あはははは、はは……」



飛鳥「美由紀、正気を保つんだ。心に壁を作って」



幸子(も、もしプロデューサーにあんなことされたら、……あ、あ、うああぁっ!)バンバン



光「幸子のパンチは腰が弱いなあ」シュパパパ



男優『それにしても、本当に敏感だね。週に何回オナニーしてるのかな』



幸子「ずいぶん踏み込んだことを聞きますね!?」



飛鳥「踏み込むどころかこれから挿れ込むんだよ」ファサァ



りん『しゅ、週に一回……』



飛鳥「ダウトだね」



光「そうなのか?」



飛鳥「顔を見れば一瞬で理解るよ」



男優『えー。本当は七回くらいしてるんじゃないの?』



りん『……っ、はぁ、は、い、……』



男優『とってもエッチな娘だね』



光「おお、当たった!」



りん『ち、ちが……』



男優『違わないよ。一日一回もするなんて、どうしようもないヘンタイな娘しかしないよ?』



美由紀(み、みゆき、どうしようもないへんたいさんじゃない、……もん……)カァッ



幸子(……アルティメット級だと、さすがに幻滅されたりしちゃうのかな……うぅ……)



飛鳥(自分が変わり者だって自覚はあるさ。……減らしてみてもいいかな)



光「確かに一日一回は多いよなぁ、うん」



美由紀「!?」





飛鳥「……光は、えっと、何回、……してるんだい?」



幸子「飛鳥さん!? 何聞いてるんですか!」



光「え!? こ、……答えなきゃダメか……?」



飛鳥「こういう情報を共有するのは、なかなか難しいからね。それに、今更初心ぶられても困るから」



光「いやそんなつもりは……」



光(……いや)



光(美由紀ちゃんの問題を他人事にしないって決めたんだ。なら、……恥ずかしくても言わなきゃ)



光「……っかい……」ボソッ



飛鳥「二十回?」



光「い、一回だっ!」



幸子「単位が日じゃなくって、週とか?」



光「……いや、その、馬鹿にしないで欲しいというかだな、……トータルで一回だ」



美由紀「ほ、ほんとう!?」ガバッ



飛鳥「わっ」



光「ヒーローは嘘をつかないっ! ……体質なのかもしれないけど、あんまり……もち良くなくって、やる気が出ないんだ」



幸子「それはそれで病院沙汰では」



光「その、……皆んなはあれぐらい、こう、……キモチイイ?」



幸子「い、言えるわけないじゃないですか!///」



飛鳥「…………」ファサァファサ



美由紀「ち、ちんもくがアンサー! ……だよ?////」ファサァ



光「そう、なのか」



飛鳥「ところで、一回は自分からしたという解釈でいいのかな。好奇心か、肉の欲望に囚われて」



光「これ以上詮索したら泣くぞ。うえーんって」



飛鳥「ごめんなさい」





美由紀「は、……恥ずかしいことじゃない、もん。だからだいじょうぶ、だよ?」ポンッ



光「ありがとう……うう、立場が入れ替わっちゃったな」



飛鳥「ヒトとヒトの関わり合いは、常に変わり続けるものだろう?」ファサァ



幸子「今それを飛鳥さんが言いますか!」



男優『そろそろ、生で見てみたいなぁ』



りん『……はい』シュルッ



美由紀「!? さ、幸子ちゃん、モザイクは!?」



幸子「し、知りませんよ!」



光「あ、アタシのも中身はあんな感じなのか……!? 間で糸引いてるし……!?」



飛鳥「マグロの切り身、ハマグリ、赤貝。これでもまだ生温いほど、形容しがたいね……」



光「生温い海鮮は食べたくないなあ。あ、蟹鍋は別だ!」



美由紀「アツアツだとおいしいよ♪」



男優『うわぁ、アツアツだね。どろっどろだ』



幸子「待ち伏せですよ!?」



飛鳥「熱帯雨林みたいだね、それにしても」



幸子(……ずいぶん生えてますけど、整えてってオーダーなかったんでしょうか?)



光(か、母さんがこれぐらい、だったかな?)



美由紀(水着着るときたいへんかなぁ)



飛鳥(……みんなはあれぐらい生えてるのかな。……遅れてるの、ボクだけなのかな……)ハァ……



男優『わぁ、簡単に指入っちゃった。さっきいっぱい濡れちゃったもんね』



光「入るのか!?」



飛鳥「入るよ」



男優『りんちゃんは奥がいいのかな……あ、手前も好き?』



りん『ん……♥』



男優『答えられないぐらい気持ちいいんだ?』



りん『ち、ちが……』



男優『指、欲しいよ欲しいよって、キュウキュウ吸い付いてるんだよ? ほら見て、指がりんちゃんのでいっぱい』



幸子「み、見せつけられてる……」



男優『舐めてみて』



りん『ん、あむ、はぷ、んじゅ、じゅじゅ、んじゅう……』



美由紀「ゆ、ゆびなのに……」ドキドキ



男優『クンニってわかる? してあげるね』



光「日本、ロシア、フランス、ケニア、アメリカだろ、それに」



幸子「ツッコミませんからね」



飛鳥「確かに幸子が突っ込むのは無理だね」



幸子「男子中学生ですかあなたは!」



美由紀「ぺろぺろ、されちゃうの……!?」



飛鳥「されちゃうね」ファサァ



男優『じゅむ、じゅびぃ、んじゅ、ぐじゅう、……ぷはぁ。すごい、クリトリスもう充血してるね』トントンクニクニ



りん『んっ!? あ、あんっ♥』



男優『ここ、りんちゃんは物凄く弱いんだ』



美由紀(あれ、クリトリスって言うんだ……しらなかった……)



光(さ、さわるときもちいい? ……ん、だよね……仰け反っちゃうほど、なのか?)



幸子「あ、あんなに声が出ちゃうんですか……」



りん『だめぇ……だめぇ……♥』



男優『そういう言い方だと、オトコってもっと元気になっちゃうんだよ。知ってた?』



美由紀「そ、そうなの? 幸子ちゃん?」



幸子「雑誌にも書いてあったような、な、無かったような?」



光「初耳だな」



飛鳥「言っては難だけれど、キミは不勉強が過ぎるよ」



光「怪人のプロフィール暗記したりパトロール兼走り込みする方が生産的だと思ってて、つい……」



飛鳥「悪いとは断じないけれど、寂しい青春だね」



男優『気持ちいい?』



りん『ン……は、い……! い、イッちゃ、……あ゛、ん゛ぉ゛……♥ ♥ ♥』



美由紀「ど、どうぶつさんみたい……!」



幸子(こ、こんなのカワイくありません……もしかして、こういうのも聞かれちゃうんですか!?)



男優『頭、真っ白になっちゃったでしょ』



りん『…………』コクン



男優『気持ちよかった?』



りん『は、い』



光「頭、真っ白になっちゃうものなのか……」



幸子「復唱止めてってさっき言ったじゃないですか」



光(……もしかして、そうなるまで挑戦してなかったのかな、アタシ)



男優「じゃあ……こっちも気持ち良くしてもらおっか」ヌギヌギ



幸子「っ! この展開は!」



光「邪気が来たか!?」



飛鳥「いいや、それ以上の悪意さ」



幸子「厨二組は話をややっこしくさせないでください!」



ぼろんっっ!







幸子 美由紀 光 飛鳥「「「「!?」」」」







幸子「なんですかあれ!? マイク!? 拳!?」



光「アギトバーニン◯フォームみたいな色したレッ◯レッシャー!?」



美由紀「かにだよ!?」



飛鳥「違うよ」ファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサファサ



幸子「鬱陶しいなら切ったらどうですか!?」







男優『もうほぐれてるし、じゃ、挿れよっか』



りん『…………』コクン



美由紀「は、はじまっちゃった……!」



幸子「あんなサイズ、入るんですか? 裂けたりしませんよね……!?」



飛鳥「キミは親から生まれ、五体満足でここにいる。それだけが真実だよ」



男優『…………』クイクイ



りん『じ……焦らさないで……』



男優『うーん、じゃあ、誘ってみて欲しいなあ』



光「さ、誘う? 自分から挿れてって言えってこと?」



幸子「は、恥ずかしさで殺すのが目的だったりするんですかこの人!?」



美由紀(みゆき、できる、……かなぁ……)





りん『り、りんのアツアツでどろっどろのおまんこに、ガチガチにボッキしたおちんぽ突っ込んで、好き放題ズコバコして、頭おかしくなるまでヨガらせてください……』



男優『はい、よく言えました』



美由紀「い、言っちゃった……///」



飛鳥「いざその場になると肝が座ったりするものなのかな」



光「この土壇場であそこまで舌が回るものなのか?」



幸子「変なとこで冷めてますよね光さん」



光「だってリアリティが気になるじゃないか」



幸子「特撮趣味なのに?」



光「特撮趣味だからだ!」



男優『んっ、りんちゃんのけっこう狭くてキツイね。ゆっくり挿れるから、力抜いて』



りん『ん、は、い……♥』



美由紀「もう、……きもちいいの?」



飛鳥「先端はもう入ったね」



幸子「け、けど、まだ、その……ぼ、棒の方が! 無茶ですよ!」



飛鳥「ボクは挑戦という行為を、否、その精神性を肯定したいな。挑むのなら、微かでも光はあるさ……」



光「チャンスはある、見逃すな! がんばれ、がんばれ!」



美由紀「が、がんばれーー!」



幸子「みんな誰と戦ってるんですか!」





男優『入ったね。じゃあ、動くよ』



りん『ん、は、はいっ』







ぱんっぱんっ♥





   ぱんっぱんぱんぱんっぱんぱんぱんっぱんっ♥





飛鳥「……耳が爛れそうな音だね」



りん『おっきぃ……♥ 奥、ゴツゴツいってる……♪』



美由紀「わ、わかっちゃうの?」



男優『すっごく締め付けてるね。とっても気持ち良いよ』



幸子「締め付けるんですか……」



光「バリッと開いて抜いてズンっと刺す!? ザン○ットソードみたいに行って帰ってくる!?」



美由紀「光ちゃん、しーっ」



飛鳥(集中モードなんだね、美由紀……)



りん『ん……♪ はンっ、あんッ♥』



幸子(と、とっても幸せそう……)モジモジ



美由紀(みゆきもいつか、あんなこと、するの?)モジモジ



光(あんなだらしない顔になっちゃうぐらい、……挿れられるのって気持ちいいのか?)モジモジ



飛鳥(三人とも様子が……)



飛鳥(……フッ、他人のことを言えるボクじゃないか)モジモジ





※ザンバットソー○



http://imgur.com/PIigAO5.png



りん『あ、はァン、い、いいのぉ……ひぅんっ!』



男優『へー、気持ちいいんだ』



りん『うん、うん、あんッ! いいん……』



男優『何処が気持ちいいのか言ってみて?』



りん『ん、お、おまんこ……』



男優『ん、言った瞬間すぐきゅんきゅんしてきちゃったでしょ。恥ずかしいこと言いながらするとイイんだよね。……変態さん』



りん『んっ! ん、ん〜!』



男優『ヒドいこと言われると気持ちよくなっちゃうんだ。これはもう、正真正銘だよね……自分から言ってみたら?』



りん『は、うんっ、はいいぃ、わたひはへんたい、れす、ああンッ!』



男優『いやらしいこと、自分から言うといっぱい気持ちよくなれるよ』



りん『ん、ハァ、キモチイイ、すき、キモチイイ、んん、あぁ……んっ♥』



男優『はぁ、フゥ、……もうイきそうだよ』



りん『んっ、♥ あんっ、あふぅっ♥ あんっ、あんっ、いいのぉ! もっとぉ、ぱんぱん、もっとぉ!』



男優『気持ちいいって言ってみて?』



りん『んぎもっぢいい!』



男優『もう射精すよ。おっぱいに射精すよ。いい?』



りん『ん、はいっ、お願いしますぅ……』



男優『━━━ううんっ!』



びゅぐぐぐぐっ! どぷぷ! ぶぷっ!



光「わ、わっ! 身体にかけちゃうのか!?」



美由紀「い、いっぱいだね……」



幸子(もし、あんな風にされたら……ダメです、想像だけで茹で蛸にされちゃいます!)ブンブン



飛鳥「……臭いのかな。それとも、本能をくすぐる匂いなのかな?」



幸子「イカ臭い、とは言いますけど……」



光「そうなのか?」



美由紀「み、みゆきしらないよ?」



飛鳥「今は美由紀には聞いてないよ」ナデナデ



男優『ふぃー……おっぱいグニグニしてみて』



りん『精子、ぷよぷよしてます……』ムニュウ、グチュッ



光「だ、だされたのが混ざってぐちゃぐちゃ、遊ばれてる……」ゴクッ



美由紀「……とっても……うん……」ゴクッ



幸子「征服欲が達成されるんでしょうか……」



飛鳥「自分に屈服した証、とでも表したいんだろうね」





テロップ『カメラの前で、見られながらセックスする気分はどうだった?』



光「あ、おかえりテロップくん」



美由紀「おかえりなさい♪」ペコリ



りん『ン……おっかなびっくりでしたけど、最後にはそれがむしろ気持ちよさを増幅させてくれた気がします』



幸子「すごい性癖ですね……」



テロップ『カメラの前のみんなに何か伝えたいことはある?』



りん『えっと……今日はとっても気持ちよかったです。これからもよろしくお願いします』



光「お疲れ様でしたっ!」パチパチ



飛鳥「健闘を讃えさせてもらうよ」パチパチ



美由紀「ゆっくりやすんでね!」パチパチ



幸子「あ、ええと、ボクのカワイイ活動のいい参考になりました!」パチパチ



飛鳥「さて。……終わったね。何もかも」



光「そうだな」







美由紀 幸子 飛鳥 光 「「「「…………」」」」









幸子「……ああそうだ! ボク、宿題が残ってるんでした! まったく忙しいですね! では帰ります!」アセアセ



光「そ、そう言えばアタシもトレーニングが残ってた! 帰らせてもらう!」アセアセ



美由紀「ここ、光ちゃんのお部屋だよ?」



飛鳥「美由紀は帰らないのかい?」



美由紀「え!? あー、えっと、うん! 事務所によってからかえる!」



飛鳥「なら一緒に帰ろうか。幸子、DVDはボクが戻しておくから、ゆっくり帰るといい」



幸子「あ、お願いします! さようなら!」スタスタ



美由紀「光ちゃん、ばいばーい!」スタスタバタン



光「二人とも気をつけてね!」



飛鳥「光、帰るついでに、何かオススメを貸してくれないかな。蘭子も観れるのがいい」



光「ならOO◯かな! 欲を持たない男と、世界を確かに味わえるものを追い求める怪物の関係を中心に、否定的に描かれがちな欲望というテーマに真摯に向き合い真正面から肯定した傑作だ、はい一巻っ!」ペラペラペラペラ



飛鳥「ありがとうね。鎧○とG○DZILLAまた今度返すよ」スタスタ



光「飛鳥も気をつけて!」





バタン





飛鳥「……待っててね蘭子。禁断の果実を見ぬふりか、もぎ取るか。ボクは目指す未来を決めたよ、フフフフ……」







光「……はー、みんな帰ったか……」



光「……本当に気持ちいいのかな……頭真っ白になるって言ってたけど……」



光「……っ邪念に振り回されてたまるか!」









光「……アタシは誰に言い訳をしてるんだろう」



光「……指でも気持ちいいのかな……えっちな言葉たくさん使いながらだと、いいのか……」



光「……ええい素数だ素数を数えろ、飛鳥に教えて貰っただろ、素数は孤独な数だ、まるでヒーローみたいじゃないか! 2、4、8、10……うわぁぁ!」



どくん、どくん、どくん、どくん、どくん、どくん、どくん、どくん、



光「すぅー……」



光「はぁー……」







どくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくんどくん



光(ハイライトオフ)「……これは、そう、特訓の副産物。身体を動かすことが楽しいように、特訓も辛いことばかりじゃない。ヒーローは、アイドルは特訓して強くなるもの、だから特訓しなきゃヒーローじゃない、ヒーローであるためには特訓しなきゃいけない、特訓だから悪くない、みんなやってる悪いことじゃない、特訓だからいけないことなんかじゃない、そうこれは特訓、特訓、特訓、特くん、とっくん、とっくん……♥」トロ……ォン♥











光「うぉぉおおおおお!」パチンッ!



光「ヒーローは、ヒーローを言い訳にしないっ! そんなヒーローの名が泣くようなことは、しない! しない! しない! ぜっっったいに! うぉぉぉぉぉ!!」シパパパパパンッ!



光「……こんな大声出しても、外には漏れないんだな」



光「それにしても、帰る時みんな雑すぎるぞ。落としたものとか気付いたら片付けて欲しいなぁ……アタシがやればいいだけだけど」ゴトッ



光「……うん……こ、これは!?」







シ○パードンセイバー「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!







光「…………」



光「…………」



光「換気扇、良し」パチッ



光「鍵、良し」ガチャガチャ



光「カーテン、良し」



光「お布団、良し」



光「……防音、良し」



光「…………」キョロキョロ



光「…………」ゴクッ



バサッ







おわり



おまけ



晴「ったく、最近付き合いわりーな」パラパラ



ありす「どうかしたんですか」



晴「Pが幸子の相手しててこっちこれねーらしくって。で、オレは暇してる」



ありす「御愁傷様です。幸子さん、雰囲気変わりましたよね」



晴「髪伸びたよなー。もう腰くらいまであるっけ?」



ありす「だいたいそれぐらいですね」



ありす(……私の方が、先に伸ばしてたのに……)



晴「雰囲気変わったで言うとさ、蘭子と飛鳥のアレ、なんなんだ?」



ありす「前から仲良かったとは思いますけど……最近はこう、失礼かもだけど、危なげですよね」



晴「あーわかる。ベタベタしすぎだよな」



ありす「逆に美由紀さんとか、危なっかしいところが少なくなって……寧ろ最近、頼り甲斐が増してきたというか」



晴「よくわかんねーけど、千枝も色々相談に乗って貰ってるらしいぜ?」



ありす「ちょっと前なら考えられませんでしたね」





ありす「そういえば、何を読んでるんですか?」



晴「ん、雑誌。漫画とか色々……げっ!?」パラパラ



ありす「どうかしました?」



晴「ああいや、なんでもねーよ?」アセアセ



ありす「今嘘つきましたよね」グイッ



晴「わっ、お前そういうところで雑!」



ありす「……これ、光さんなんですか!? 本当に!?」





晴「これ、出版倫理大丈夫なのか?」



ありす「隠せてるからいいって問題じゃないというか、隠してる物すら危ないというか」



晴「ってか、こんな、その、……吸い付いて離さないタイハイテキななんとかっての?」



ありす「『喰うか喰われるかのmission』なんて、よく言ったコピーですよね……」



晴「っていうか、光ってこんな表情するような奴だっけ?」



ありす「うーん……女の子って日々変わりゆくものですし? とりあえず変身ってことでいいのでは」



晴「ロクな変身じゃねーよこれ」

キャアーデシテー



ありす「? 今の声は」



晴「とりあえず行くぞ!」タッ



ありす「ゴキブリとかじゃないといいんですけど」タッ



晴「そうならそうで、ゴキジェットの場所把握しとかねーとな。検索してくんね?」



ありす「それは流石に見つかりませんよ」



晴「だよな」





今度こそおわり





相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: