2015年12月11日

美希「ミキの誕生日」

美希誕SSです。

よろしくお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1448204560



某日・765プロ事務所





響「…なるほどな!そういうことなら協力するぞ!」



響「編み物なら自分もよくやよいとか春香にも教えてるしね!」



貴音「ふふっ、わたくしも大変良い考えだと思います」グゥー



貴音「…何奴っ!」



響「いや貴音のお腹が鳴った音だぞ…」



ガチャッ



美希「ハニー!」



P「お疲れ」



貴音「みな揃ったようですね…さあ!お昼ご飯に参りましょう!」



響「何食べに行く?」



貴音「それはもちろんらー…」



P「ラーメンは仕事後な」



貴音「う…そうですね。お仕事前ですから…」



美希「じゃあミキおにぎりがいいな!」



P「よし、この前美希に教えてもらったおにぎり屋にするか!」



響「この前自分も美希に連れていってもらったぞ!」



貴音「それでは参りましょう」



P「はは、ごはん時の貴音はおもしろいなー」

数時間後・撮影スタジオ



P「今日はよろしくお願いします」



みきひびたか「よろしくお願いします(なの)!」



ディレクター「よろしくねぇ〜」



P「響の番組の方でもいつもお世話になってます」



響「ディレクターさんと自分は息ピッタリだから今日もうまくと思うぞ!」



ディレクター「あら嬉しい」



P「よし、みんなは着替えて準備をしてくれ」



美希「はいなの!」



貴音「ふふっ、美希。いつもより力が入ってますね」



美希「うん!がんばってハニーを喜ばせるの!」



P「こ、こら美希!プロデューサーだろ」



美希「あ、ごめんなの☆」



響「へへっ、早く着替えに行こうよ!」



スタッフ「では本番入りまーす!」



MC「はい、今日のバンダイミュージックのゲストはプロジェクトフェアリーの3人です!」



みきひびたか「こんばんはー!」



MC「今日はライブの告知を兼ねてきてもらったとのことなんだけどいつやるのかな?」



美希「それはね…ミキの誕生日なの!」



MC「おおバースデーライブってやつだね!響ちゃんと貴音ちゃんも応援で駆けつけるんだよね?」



響「そうだぞ!美希一人じゃまだまだ心配だからなー」



美希「むぅー。そんなこと言うと響が今日衣装のスカートめくれたまま…」



響「うわー美希ストップ!ストップ!自分が悪かったからぁ!」



貴音「ふふ、美希の誕生日をわたくしと響も、ステージの上でお祝いしたいと思ったのです」



MC「ははっ!貴音ちゃんまとめてくれてありがとね」

MC「フェアリーとしてのライブも久しぶりだからファンも楽しみにしてるんじゃないかな?」



美希「あはっ☆そうだと嬉しいの!すっごいライブにするから楽しみにしててね!」



MC「僕もぜひ行きたいなー。こっそりチケットとか…ダメ?」



美希「ダメなの♪」



MC「だよねー。僕もチケット争奪戦に参加します!」



MC「それでは曲に行きましょう、プロジェクトフェアリーで…KisS…どうぞ!」



スタッフ「オッケーでーす!」



P「どうですか?ディレクターさん?」



ディレクター「カンペキね!歌のパートに行きましょ?」



P「オッケーです!おーい、みんな準備入ってくれ!」



みきひびたか「はい!」



収録後・車内



ブーン…



美希「それでね、響がスカートめくれてるのに気付かないまま…」



響「その話はやめろ〜!」



P「えーすごく気になるんだけどなー」



響「ダメなものはダメ!」



美希「えーなんでー?すっごいかわいかったのに」



貴音「たしかに…大変かわいらしかったです」



P「ますます気になる…おっと、ここ右でいいんだよな?」



響「うん」



P「それにしても今日は3人とも響の家まで送ってくれって…お泊まり会でもやるのか?」



響「そ、そうだぞ!えっと…自分がおいしいラフテー作ってあげるって二人に約束したんだ!」



P「そうなのかー。今度俺も食べたいなー」



響「え、食べたい?じゃあ今日ウチ来るか?ちょうど…」



美希・貴音「響!」



響「あ、ごめんっ!やっぱ今のなし!また今度作ってくるよ!」



P「…?おう、楽しみにしてるよ」



美希(危なかったの…)

P「よし、着いたぞ」



響「ありがとね、プロデューサー!」



美希「ハニー、ありがとなの♪」



貴音「プロデューサー、この後もお仕事ですか?」



P「え?あー後はちょっと書類片づけるくらいだよ」



貴音「無理はなさらないでください」



P「大丈夫大丈夫!お前たちもはしゃぎ過ぎて体調崩さないようにな」



美希「うん!ハニーも風邪ひかないでね?」



P「おう、じゃあまたな」



バタン



ブーン…



響「プロデューサー、頑張ってるよね…」



響「自分たちもがんばらないとねっ!」



貴音「ええ」



美希「うん!絶対成功させるの!」



響「よし、じゃあ家に入って早速始めるぞ!」



美希「おー!なの」



貴音「ふふっ」

ライブ数日前・レッスンスタジオ



響「…ふぅ。段々仕上がってきたね!」



貴音「そうですね。でもここはもう少しすてーじの幅を使った方がいいかと」



美希「ミキもそう思うの!」



響「うーんたしかにそうかも…そしたら自分と美希がもう少し大胆に動いて…」



貴音「わたくしがうまくばらんすを取ります」



美希「うん!じゃあもう一回やるの!」



ガチャッ



P「お疲れ様。差し入れと伊織持ってきたぞー」



伊織「ちょっと!私をモノ扱いするんじゃないわよ!」



美希「ハニー!でこちゃん!」

響「伊織が来るなんて珍しいなー」



伊織「あんたたちがぬるい練習してないか見に来ただけよ」



P「違うよ、伊織はね、美希の誕生日後まで海外ロケで美希と会うチャンスがないから今日直接プレゼント渡しに来たんだよ」



伊織「全部説明するんじゃないわよ!恥ずかしいでしょ!」



美希「でこちゃん…!」



響「伊織はどうしてそんなバレバレのウソつくんだ?素直になれよ〜」ニヤニヤ



貴音「ふふっ、そうですね」



伊織「うるさいわね…」



美希「でこちゃん大好きなのっ♪」ダキッ



伊織「きゃっ!もう…でこちゃん言うな。はい、プレゼント」



美希「ありがとっ♪開けてもいい?」



伊織「いいに決まってるでしょ」



美希「わぁーすっごくきれいなの…これなぁに?」



伊織「お守りみたいなものよ。ライブが成功するように…と…その…」



美希「それと…なに?」



伊織「これからも一緒に頑張れますようにってこと!」



美希「…!でこちゃん!」ダキッ



響「伊織〜!」ダキッ



伊織「ちょっと何で響まで抱きついてんのよ!」



響「自分がプレゼント貰った時のこと思い出しちゃって…えへへ」



美希「むぅー。でこちゃん浮気ものなの!」



伊織「もーう!なんなのよー!プロデューサー、何とかしなさーい!」



P「はは!二人ともその辺にしといてやれ。レッスンの続きもあるだろ?」



美希「そうだったの」



響「よーし、伊織にいいとこ見せるぞー!」



貴音「ふふっ、頑張りましょう」



美希「あ、でこちゃん!」



伊織「なによ」



美希「ありがとっ♪ミキ、頑張るね!」



伊織「にひひっ♪頑張りなさい!」





ガンバリマショウ

タカネナニタベテルノ?

アンタイツモナンカタベテルワネ





P「あ、響、レッスン終わったら貴音も含めてちょっといいか?あのことなんだが…」



響「ん?ああ、うん、わかったぞ」

レッスン後・レッスンスタジオ



響「プロデューサー!お待たせー」



貴音「お待たせしました」



P「おお、悪いな。美希はどうした?」



響「美希は今日用事があるって家に帰ったぞ」



P「そうか。それじゃあ始めるか」



響「うん!」



P「レッスン後で疲れてるところ悪いな」



貴音「いいえ。わたくし達も美希を喜ばせたい気持ちでいっぱいなのです」



響「そうだぞ!それに…すっごくいいアイデアだと思うしな!」

P「ベタっちゃベタだけどな。当日は来場してくれたファンにもチラシを配って一緒に歌ってもらう予定だ」



響「自分たちはファンのみんながうまく歌えるように誘導すればいいんだよね?」



P「ああ。それと歌い終わった後の掛け声に音頭も頼む」



貴音「承知しました」



響「バッチリさー!」



P「頼もしいな。それで今日は一緒にチラシを作ってほしくてな。他のみんなにも協力してもらってたくさん種類をつくったんだ」



響「おーすごい!これは…春香かな?でこのシンプルなのは…千早っぽいな」



貴音「素晴らしいあいであですね。プロデューサーが考えたのですか?」



P「えーっと企画自体は律子と考えたんだ。照れくさいので美希には内緒でって言われたけど全部終わったらばらしちゃうつもりだ」



響「ははっ、プロデューサーワルだなー。美希喜ぶだろうなあ」



P「ああ、そうだと嬉しいな。よし、じゃあ響デザインと貴音デザインのチラシ頼むよ」



響「任せて!」



貴音「お任せください」



ライブ前日・ライブ会場控え室



コンコン



P「入っていいかー?」



美希「どうぞなの」



ガチャッ



P「おう、お疲れー。ステージの確認は大丈夫そうか?」



美希「大丈夫だよ!」



響「あとは明日のリハーサルでカンペキにするさー!」



P「よし、じゃあこの後は仕事も入れてないから明日に備えてくれ。送っていくから準備してな」



貴音「わかりました。これを食べてから…」モグモグ



P「貴音、弁当何個目だ…?それ」



響「聞かない方がいいと思うぞ…」



帰り道・車内



貴音「プロデューサー、ありがとうございました」



P「おう、あったかくして早く寝ろよー」



貴音「ふふっ、はい」



バタン



ブーン…



P「よし、後は美希だけだな」



美希「二人きりだねっ、ハニー♪」



P「ハニー禁止だぞ〜」



美希「むぅー、つれないの」



美希「・・・・・・・」



美希「ハニー」



P「だから…」



美希「ありがとね」



P「・・・・・・!」

美希「ミキ、今すっごく楽しいの。色んなお仕事も…事務所のみんなと一緒にいる時間も…」



美希「でもそれはね、ハニーがミキを信じてくれたから」



美希「ミキがダメになりそうなときにハニーが支えてくれたから」



美希「ハニーがミキに真剣に向き合ってくれたから」



美希「ミキがイケナイことしたときに叱ってくれたから」



美希「それに、それにねっ!まだまだたくさんあるの!言い切れないくらい!」



美希「だからね、ミキをキラキラさせてくれて…ミキの側にいてくれて…ほんとにありがとっ♪」



P「…ああ。ほんと…ライブ前に泣かせないでくれよ…」



P「俺の方こそ美希に感謝してるよ。美希よりもな」



美希「ミキの方がハニーに感謝してるよ!」



P「いいや、俺だ」



美希「ミキの方が…ぷっ、ふふっ、ふふふふ!」



P「くくっ、はははっ!」



美希「はあはあ…ふぅ。ハニー、明日がんばろうね!」



P「ああ、最高のライブにしよう」

その夜・星井家



美希「うん、これでオッケーなの」



美希「一応響に確認してもらおっと」



カシャッ



ピロン



美希「・・・・・・・・・・」ドキドキ



ピロン



美希「来た!」



美希「カンペキだぞ…やったの!」



美希「あふぅ。ほっとしたら眠くなったの…」



美希「おやすみ…はにぃ…ムニャムニャ」

ライブ当日・ライブ会場ステージ袖



P「よーし、ファンも楽しみにしていただろうライブだ!お前たちも全力で楽しんでこい!」



美希「ハ、プロデューサーも楽しんでね!」



P「ああ、楽しみにしてるぞ!」



響「よーし行くぞー!」



貴音「はい、参りましょう!」



美希「それじゃあ行くの!プロジェクトフェアリー、ファイトー!」



「「「おーっ!!!!」」」





美希『みんなーお待たせなのー!』



響『一曲目から飛ばしていくよー!』



貴音『行きます!オーバーマスター!』



ワアアアアアアアアアアアアアア





P「…がんばれ、三人とも」



P「…よし、俺もステージを支えないとな」

ワアアアアアアアアアアアアアア



響『Brand New Day!を聞いてもらったぞ!みんなーどうだったー?』



ヨカッタヨー



美希『ありがとうなの!』



貴音『それは何よりです。それではそろそろ…』



響『そうだな!』



美希『?そろそろなんなの?』



響『みんなー行くよーっ!せーのっ!』



「「「「「「大好きハニー〜♪いちごみたーいに〜♪」」」」」」



美希『へ?なんなのなの?』



「「「「「「純粋なーの〜♪ずっと見てて絶対よ♪」」」」」」



貴音『せーのっ!』



「「「「「「お誕生日おめでとう!!!!!」」」」」」

オメデトー

ミキチャーン

ウマレテキテクレテアリガトー



美希『みんな…ありがとうなの…ミキ、ガラにもなく泣いちゃいそうなの…』



貴音『美希、ハンカチを』



美希『ぐすっ、ありがとうなの…』



響『なんでステージにハンカチ持ってるんだ…?』



美希『もう…こんな野太いふるふるフューチャー☆は初めてなの!』



アハハハハハ



美希『すっごく嬉しかったよ♪今度はミキからもみんなにお返しするの!』



美希『響!貴音!協力よろしくなの!』



響『任せるさー!』



貴音『お任せください』



美希『それじゃあいくよー!Nostalgia!』

P「・・・・・・・・」



律子「プロデューサー」



P「お、律子か。お疲れ様」



律子「お疲れ様です」



P・律子「・・・・・・・」



律子「美希、喜んでくれましたかね?」



P「…歌聞いてみな。伝わってくるよ」



律子「…あー、ふふっ、そうですね」



ライブ終了後・ライブ会場控室



美希「・・・・・・・」



響「…美希、もしかして緊張してる?」



美希「し、してないの!」



響「ライブ前よりガチガチに見えるぞ」



美希「も、もう、響イジワルなの」



貴音「ふふっ、美希でも緊張することがあるのですね」



美希「貴音まで…シツレイしちゃうの」



コンコン



美希「…!」ビクッ



P「入っていいか―?」



響「うん!いいよ」



ガチャッ



P「お疲れ様。三人ともすごく良かったぞ!」



響「自分カンペキだからね!…でも今日に関しては美希に負けちゃったかもね!」



貴音「ええ。同じにステージで歌えることが誇らしかったです」



美希「響…貴音…」



P「…そっか」



響「へへっ。そうだー貴音と自分はスタッフさんに打ち上げの場所聞いてくるから行かなきゃなー」



貴音「ふふっ、そうでしたね。では行きましょうか」



響「またあとでね、二人とも!」



ガチャッ



バタン

P「おーいって…行っちゃったよ」



P「まったく、気が利く奴らだよ」



美希「うん、二人とも大好きなの」



P「ははっ、俺もだ」



P「…美希」



美希「なに?ハニー」



P「今日も…いや今日はいつもに増してキラキラしてたよ」



美希「えへへ♪ハニーそういってもらえると嬉しいの」



P「それと…まだ今日言えてなかったからな」



P「美希、誕生日おめでとう」



美希「えへへ…うん」



P「これ、プレゼントな」



美希「ありがと…わぁっ!ミキの好みピッタリのブレスレットなの!」



美希「さすがハニー!」



P「はは、喜んでくれて良かったよ」



P「これからもよろしくな、美希」



美希「うんっ!」



P「…よし、じゃあ響と貴音呼んで帰るか」



美希「あ…待って!」



P「ん?どうした?」



美希「あのね、ハニー。今日って何の日か知ってる?」



P「え?何って…美希の誕生日じゃないのか?」



美希「そうだけど、違うよー」



P「どういうことだ?」



美希「今日は勤労感謝の日だよ♪」



P「ああ、そういう意味か。確かにそうだな」



美希「勤労感謝の日ってどういう日か知ってる?」



P「そりゃあ働いてる人に感謝する日だろ?あ、もしかして今日頑張ったから何かご褒美ほしいのか?」



美希「もう、違うの!あのね…」ゴソゴソ



P「…?」

美希「はい!どうぞ!」



P「え?な、なんだ?これ」



美希「いつもミキたちのために頑張ってくれてるハニーにカンシャの気持ちだよ♪開けて?」



P「あ、ああ…マフラーか?」



美希「えへへ、ミキが編んだの!響や貴音、事務所のみんなに手伝ってもらったけどね」



P「・・・・・・・」



美希「ハニー?やっぱりへたっぴだから嬉しくない?」



P「そ、そんなわけあるか!めちゃくちゃ嬉しいよ!めちゃくちゃ…」



美希「良かったぁ!ハニーが喜んでくれて嬉しいの!…どうして後ろ向いてるの?」



P「い、いやあ、嬉しすぎてなー…ニヤケ顔が抑えられないからなー…」



美希「…あはっ☆そうなんだ」



P「ああ…そうなんだよ…」



美希「…ハンカチいる?」



P「…はは、ありがとな…」



美希「えへへ、ミキももちろんそうだし、事務所のみんなもね、ハニーすーっごくカンシャしてるんだよ?」



P「そうか…俺は世界一の幸せ者だよ」



P「ありがとう、美希」



美希「どういたしましてなの♪」

美希(ハニーは世界一幸せ者だって言ってたけどね)



美希(ハニーは世界で2番目に幸せ者だよ!)



美希(だって一番幸せなのはハニーにプロデュースされてるミキだもん♪)



美希(なんて…ちょっとベタ過ぎたかもなの!あはっ☆)



P「よーし、今度こそ行くかー」



美希「うん…ねえねえ」



P「ん?どうしたんだ?」



美希「ミキね…」







美希「ハニーのこと、大好きなの!」



おわり



08:30│星井美希 
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