2015年12月28日

渋谷凛「私がヤンデレとか言う風潮」

凛「全くどうかしてると思わない?」



奈緒「え?」



加蓮「うん?」





凛「え?」



奈緒「お前は一体何を言っているんだ?」



凛「てい」ペシッ



奈緒「痛い!」



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凛「一体も何もその通りの話だけど?」



奈緒「なんでまず頭叩いたんだよ……」



加蓮「凛、本気で言っているの?」



凛「?」



加蓮「いや、キョトン?じゃなくてさ」



凛「まずデレてもいないし」



奈緒「はあ」



凛「そして病んでもいない」



加蓮「そうかな?」

凛「ヤンデレってこういっちゃなんだけどまゆでしょ?」



奈緒「あー……まあアレはね?」



加蓮「まあそうだよね」



凛「私全然違うじゃん?」



加蓮「うん?」



凛「うん?」

奈緒「結構似てる所あると思うぞ」



凛「そうかな?」



加蓮「凛はさ、ヤンデレじゃないというなら自分ではどう思ってるの?」



凛「そうだね……別にデレているわけじゃないけどクーデレかな」



加蓮「クーデレ」



凛「クーデレ」

奈緒「あー……なるほど」



凛「奈緒はわかってくれたようだね」



奈緒「最初はそんな感じだったな」



加蓮「みんなちょっと引いてたよね」



凛「最初?引いた?みんな?誰?」



加蓮「未央と卯月」



凛「呼び出す」



奈緒「いや突然迷惑だろ」

−−−−−



未央「やっほーしぶりん呼んだ?」



加蓮「早」



未央「いや、だって事務所のそばの店じゃん」



卯月「凛ちゃん、なにかあったんですか?」



奈緒「いや、凛が自分はヤンデレじゃなくてクーデレだって言い張っているんだ」



凛「まあ別にデレてはいないんだけどね」

卯月「まあ確かに最初の頃の凛ちゃんはプロデューサーさんに素っ気無い感じでしたよね」



未央「なんか正直ちょっと痛かったよね」



凛「?」



加連「キョトン?じゃなくて」



未央「そしていつの間にか病んだよね」



凛「?」



未央「いや、だからキョトン?じゃなくて」



卯月「そう言えばいつだったか美嘉ちゃんが……」

−−−−−



美嘉「プロデューサー、何よそ見してるの。今はアタシが隣にいるのに、もー」



美嘉「あはは、冗談♪でも、今のちょっと凛っぽくなかった? よそ見すら許さない女、凛っ★」



−−−−−

加蓮「あー、あの時の船上パーティーで」



未央「プロデューサーから美嘉ねえと一緒の時にこう言われたって聞いたよね」



凛「ふーん……」



奈緒「ほらそれ」



凛「え?」



加蓮「病んだ目だったね」



凛「病んでないよ?」

未央「うーん……でもただのヤキモチってレベルじゃないようなー……」



凛「未央まで何を言っているのさ」



未央「最初はさ?『ふーん、アンタが私のプロデューサー?』って言っちゃってさ」



加蓮「それそれ」



未央「『初めて会った時は、私のためにここまでしてくれるなんて思ってなかった……。ありがとう、プロデューサー。ふふっ、今度は私がプロデューサーのために頑張る番だね』」キリッ

凛「てい」ペシッ



未央「痛っ!なんで!?」



奈緒「それだけ聞くと痛いクーデレなんだけどなあ」



加蓮「問題はライバルに対しての態度だよね」



凛「ライバル?」



加蓮「例えば奈緒なんてプロデューサーに対して完全にツンデレじゃん」



奈緒「はぁ!?」

凛「蒼の拳を受けよ!アイオライトブルー!!」ゴッ



奈緒「痛い!」



未央「思いっきりグーパンした!」



卯月「待って凛ちゃん!話せばわかります!」



凛「けどライバルって言ってもさ」



未央「流した!」



奈緒「なんなんだよ……」

卯月「やっぱりまゆちゃんとか?」



未央「せなしー、くみねぇ、まり姉、えとちゃん……」



凛「そうだね、みんな魅力的だよね」



奈緒「なんか大人な対応してるぞ」



凛「いやいや……確かに私にとっては大事な先輩で仲間でライバルだからね」



未央「ふーん……クールな感じ出してるけど……」



凛「だから病んでない、クールのクーデレだって。いやデレてないけど」



加蓮「……奏」



凛「」ピクッ

未央「お?反応した?」



加蓮「楓さん」



凛「」ピクピクッ



奈緒「ライバルと思っている人の名前に反応するのか」



凛「いや違うし」



加蓮「菜々ちゃん」



凛「」



奈緒「愛梨ちゃん」



凛「」ピクッ



卯月「友紀さん」



凛「」



未央「あいあい」



凛「」ピクッ



卯月「美優さん」



凛「」ピクッ

奈緒「面白い」



加蓮「結構積極的にプロデューサーにアプローチしてる人に反応してる」



凛「そんなことないよ?」



加蓮「和久井さん」



凛「」ピクッ



未央「しぶりんわかりやすいー」



凛「違うよ?だからそんなんじゃないって」



奈緒「反応しなかった人に対して失礼だけどな」

加蓮「まゆとはまた違った感じでライバル見張ってそうだよね」



凛「そんなことしてないよ?」



未央「確かにまゆちゃんとは違った感じのプレッシャーかけてそう」



凛「だから違うって」



加蓮「ホントに?」



凛「ホントに」



加蓮「病んでない?」



凛「病んでないどころかプロデューサーにそういう意識持ってないから」

加蓮「ふーん……じゃあアタシがプロデューサー貰っちゃおうかな」



凛「え?」



未央「あ、じゃあ私が!」



卯月「え?あ、私が」



凛「それじゃあ私だって」



奈緒「は?え?……いやあたしが……」



「「どうぞどうぞ」」



奈緒「なんであたしがオチなんだよ!ダチョウネタならここは凛だろ!」

加蓮「なんか煮え切らないけど……凛と奈緒がプロデューサー意識してるってのだけはわかった」



凛「いやだから違うって」



奈緒「さらっとあたし巻き込むなよ!」



未央「いやーけどしぶりんがねー……私はてっきりしぶりんの本命はしまむーだと思ってたんだけどなー」



卯月「え?」



凛「いや、まあそれはそうなんだけどね」

卯月「……え?」



未央「あ、やっぱり?」



加蓮「え?卯月に対してヤンデレ?」



奈緒「あーなんかしっくりきたわ」



未央「まあしまむー頑張りなよ!嫉妬に狂ったしぶりんに刺されないように!」



加蓮「ヤンデレだからね」



奈緒「卯月ガンバ」

卯月「はい?……え?」



未央「じゃ、私たちは帰ろうか」



加蓮「邪魔しちゃアタシたちも刺されるかも」



奈緒「ごゆっくり〜」



卯月「え?え?……凛ちゃん?」



凛「……病んでないよ?」ニコッ



卯月「……え?」

















卯月「えーーーーーー!?」

終わり





21:30│渋谷凛 
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