2016年01月04日

モバP「かくれんぼ」

これは作者の糞林檎スマホに書き溜めた物に加筆修正を加えた物です。



ちなみに作者はフロント、バクメンにCuアイドルは居ませんがCuPです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449497473





P「ただいま戻りましたー。って、ん? やけに静かだな」



P「ちひろさーん? みんなー? おーい」



P「んー……? どっか喫茶店にでも行ったのか?」



P「まあいいや、書類作成とかしとかないと期限が……。よっこらせっと」



ムニッ



P「柔らかっ。え、なに?」



早苗「…………」ギロッ



P「えー……。なんでデスクの下に……」

早苗「…………」シッシッ



P(構うなって事か? まあいいや、仕事しよう)



P「えーと……。ファイルはどこにしまったっけな。あ、こっちのロッカーに確か」



ガチャリ



ちひろ「っ!?」



P「…………」



バタン



P「…………」



P「何やってんだ、皆……」

こずえ「ふわぁー…。プロデューサー……」



P「あ、こずえ。ただいま」



こずえ「おかえりぃー……」



P「なあこずえ、なんだか皆を見かけないんだけどどこいったんだ?」



こずえ「いまねぇー…。みんなでかくれんぼー……」



P「なるほど。それで見かけないわけか」



こずえ「こずえがねぇー…。おになのぉー……」



P「そっか。じゃあ早く見つけないとなぁ」



こずえ「うんー……」

P「無邪気だなぁ、子供は。よっこいしょ」



グニッ!



P「あ、忘れてた」



ギリギリギリ…!



P「痛って!? ちょ! 太もも抓らないでくださいって!」



こずえ「誰か…、いるのぉー……?」



早苗「あっ……」



こずえ「さなえー…、みつけたぁー……」



早苗「思いっきり踏みつけたな…。股痛ったぁ……」



P「す、すみません……」



早苗「それに見つかったしね……」



こずえ「次はー…、おふろー……」



P「色んな所に隠れてるんだ。こりゃ探すのも大変だぞ」



早苗「まあこずえちゃんが鬼だし見つけられやすい所を選んでるから大丈夫よ」



P(一人ロッカーに隠れてるけどいいのか……?)



こずえ「ゆきー…、みつけたぁー……」



友紀「見つかっちった。湯船の中水が残ってたよー…。パンツが濡れたぁー……」



P「割と本気で隠れてんな」

こずえ「あとはー…、どこぉー…?」



友紀「さて、見つけられるかなー?」



P「あと何人隠れてんだ? この事務所に」



早苗「ライラちゃん巴ちゃん、あとちひろちゃんね」



P「なるほど」



P「じゃああそこのカーテンの裏に隠れてるのは……、ライラか?」



友紀「だね。結構気づかないものなのかな」



こずえ「んー…。げんかんー……」



P「しかし楽しそうだな」

こずえ「ともえー…、いたぁー……」



巴「ありゃあ、見つかってもうたわ」



P「えっ!? 玄関に居たか!? 巴!」



巴「下駄箱とトビラの陰におったんじゃ。まさか帰ってきたPに気づかれんとはのう」



早苗「着々と見つかって来てるわねえ」



友紀「次は誰かなー?」



こずえ「べらんだー……」



P「あー、惜しい」



< うんー…。いないー……。 あー……



こずえ「らいら、いたぁー……」



ライラ「おー、ライラさん、見つかってしまいました」



こずえ「せなかー…、みえてたー……」



友紀「カーテンで全身くるくるーって巻いて隠れなきゃー」



ライラ「おー、次はしっかり隠れますですよ」



P「さて、問題は……」



早苗「ちひろちゃん、ロッカーの中なんだって?」ヒソヒソ



友紀「気づかないでしょ、こずえちゃんじゃ」ヒソヒソ

こずえ「みんなー…、みつけたぁー……!」



P「あ、忘れられてる」



早苗「……よし! じゃあ今度はP君が鬼でやりましょう!」



友紀「よーし! 見つからないようしっかり隠れるぞー!」



巴「ふむ、じゃあウチゃぁどこに隠れちゃろうか」



ライラ「背中もしっかり隠れる、ですねー」



ちひろ「ちょ、ちょっと! 私の事忘れないでください!」バタン!



こずえ「あ、ちひろぉー……」



早苗「隠れる所が難しいのよ」



ちひろ「ちょっと隠れる所を探すのに夢中になっちゃって……」

P「って、俺が鬼にされてるけど……」



友紀「せっかく本気でかくれんぼするんだからさ、なんか罰ゲームでも用意しようよ!」



ライラ「罰ゲーム、ですかー?」



ちひろ「あ、いいですね! なんにします?」



巴「ように変なのは勘弁で」



早苗「じゃあねー…。まあ、なんかコスプレとかでいいんじゃない?」



友紀「あー、いいねー! じゃあ時間内に全員見つけられなかったらプロデューサーの負けって事で」



巴「待て、ウチらは誰が罰ゲームを受けるんじゃ」



早苗「見つかった人が、よ?」



P「よっしゃ! 本気だそう!」

ーーーーーー………



P「くそー…。玄関で待たされるとは……」



P「ん、そろそろ5分たつな。じゃあ、入ろう」



P「さて、玄関はどうだろう。さっき巴が隠れていたらしいが……」



P「制限時間は30分しかないし、早めに探さないと……」



P「んー、ここには居ないか。まあそう隠れる所も無いしな」



P「コスプレかあ……。友紀にはスターの球団のユニフォームあたりでいいか……」

P「さて、お次は……。なんだここ、何て呼べばいいんだ? リビング? じゃないし……」



P「まあ仕事部屋か……。パソコンロッカーソファテレビ、隠れる所は多いけど……」



P「流石にロッカーにはもう居ないだろ。……ん?」



P「ロッカーの荷物が散らかしてあるな。ははーん、さては……」



P「ここかっ!」



ガラーン



P「あれ? いない……。ん、紙が……」



『ばか』



P「……罠か」

P「んー……。ソファの裏にも居ないし」



P「デスクの下は、居ないな」



P「ちひろさんのデスクの下にも……」



ちひろ「あっ」



P「居た」



ちひろ「ま、まさかこんなにも早く見つかっちゃうなんて……」



P「早苗さんもさっき俺のデスクの下に居たんですよ」



ちひろ「むう……、ロッカーの罠にかかったからいけると思ったんですけど」



P「ちゃんとかたしといて下さいよ?」



ちひろ「はーい……」

P「さて、次はベランダ辺りでも見てみるか」



P「寒いから居ないとは思うけど……」



P「ん? あっちのは青いブレザー、か?」



P「ライラはまだ爪が甘いな……」



P「よし! ライラみっ……、け……」



P「えー……、ブレザーだけ……。なんでこんな頭脳戦なの……」



P「ヤバい! あと20分しかない! 急がないと!」

P「仮眠室、ここなら誰か隠れていそうだが……」



P「うわ、布団がぐっちゃぐちゃ。友紀の奴…、使ったあとはちゃんとたたんどけって言ってんのに……」



P「……しかし、あの中に入ってそうだな」



P「んー、とりあえずこの毛布をめくってみようか。それっ!」



P「……ん!? パンツだ!」



巴「お、おどりゃあP!! なな、何してくれとんならッ!!」



P「ご、ごめん! スカートまで一緒に捲れるとは思わなくってさ!」



巴「くそっ…。布団と毛布をぐちゃぐちゃにして被ったんが仇となったか……」

P「ふう、とりあえずあと4人か」



巴「まったく、ウチがコスプレたぁのぉや……」



P「何着せようか……。ナース服、キャビンアテンダント。あ、巴のイメージカラー的にもサンタ服がいいな! シーズンも近いし!」



巴「くっ…! じゃがそう取り決めた以上守らんわけにはいかんしのう……」



P「さて、風呂場に行ってみるか」



巴「2度も同じ所に隠れはせんじゃろうて」



P「案外いるんだよ、これがまた」

ーー風呂場ーー



P「さて、また友紀が隠れているとは思い難いが……」



P「湯船の中には、いないな……」



P「洗濯籠には入れそうに無いし……。んー……」



P「だめだ。ここはハズレだ。……ん?」



P「さっきは気づかなかったけどソファの下、誰かいるな」



P「よっと、ここに隠れてるのはー、誰だ!」グイッ



友紀「うああぁーー……」ズルズルズルー



P「友紀か。埃まみれになってるからちゃんと払っとけよ?」



友紀「うん。ふぁ…、へっくし!」

P「残るは早苗さんとこずえとライラか……。そんなに隠れる場所も無いのにどこにいるんだ?」



P「給湯室の食器棚……。ん? そう言えばおやつ入れの棚が空っぽになったまま補充してなかったな」



P「早苗さんは胸がつっかえて無理だろうけど、こずえなら……!」



P「残り時間10分! ここかぁー!! こずえー!」カチャ



こずえ「すぅ…、すぅ……」



P「あ、夢の中、か……」



P「よっこいしょっと。こずえは軽いな……」

P「すまん、こずえを任した」



巴「おーおー、こずえが寝とらあや」



友紀「わー! かわいいねー!」



ちひろ「わ、私に、私にだっこさせてください!」



P「あと10分! 一体どこに隠れてんだ……!?」



巴「全員見つけられんかったらPもコスプレじゃけんな?」



P「くそう、ここの連中じゃあ何着せられるかわかったもんじゃねえ!」



P「早苗さんだ! とりあえず早苗さんから探そう!」



P「こういう勝負になると変な所に隠れる人だし……。 そうだ! 女子トイレだ!」



P「でも実際に入るのは気がひけるが……、行くしかないか」



P「おー……、女子トイレって中はこんなになってたんだ」



P「さて、ここの個室かな?」ガチャッ



早苗「うわっ! 女子トイレまで来る!?」



P「こっちもコスプレがかかってんですよ!」



早苗「だとしてもないわー……」



P「……ライラはどこだ」



友紀「さー? 外には行ってないはずだけど」



ちひろ「プロデューサーさん、あと2分しかありませんよ!」



巴「こりゃライラ以外はコスプレ大会じゃのうや」



早苗「もちろんP君もその輪の中に混じってるわよ?」



こずえ「すぅ……、すぅ……」



P「あと、あと見ていないところは……! 応接室かっ!」

P「ライラっ!」



P「ソファの裏! いない! ソファの下にもいない!」



P「机の下! いない!」



P「絨毯の下! いるわけねえ!」



P「詰んだあぁぁぁぁ!」



【TIME UP!!】



友紀「やった! プロデューサーもコスプレだ!」



早苗「よしっ! どんな格好させてやろうかしらねえ!」



ちひろ「流石ですねライラちゃん!」



ライラ「おー、ライラさん、隠れきりましたねー」

P「ライラ…、どこにいたんだ……?」



ライラ「カーテンの中でございますよー。背中もしっかり隠しましたです」



P「あー……。気づかなかった……」



早苗「灯台もと暗しってね」



P「……さ、今日はもう仕事に戻るか……。コスプレ大会は明日な……?」



友紀「よーし! プロデューサーに何着せてやろうかな!」



巴「あんまりきしゃなげなもんは控えんといけんな!」



ちひろ「楽しみですね!」

ちひろ「ちょ……、早苗さんのボディコン…、スカートが短すぎ……!」



巴「ふん。サンタ服か、無難と言った所じゃのうや。……ま、悪くはなあわ」



こずえ「ふわぁー…、こずえ、ようちえんー……?」



早苗「あら、スモック似合ってるわねえ。で、どうよ! お姉さんの高校の頃の制服! まだまだいけるでしょ!」



P「……なんで俺にナース服が回ってくるんですか。太もも寒い……」

P「……で、友紀?」



友紀「…………」(スターの球団ユニフォーム 応援グッズ一式)



P「おーい、友紀ー?」



友紀「…………」



友紀「……もう、なんでも」



友紀「好きにしてよ……」















08:30│モバマス 
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