2016年01月04日
モバP「今年が終わる前に」姫川友紀「やりたいこと！」
友紀「ハワイ！ ハワイ行こう！」
モバP（以下P表記）「行けるわけあるか。まず予約が間に合わないぞ」
友紀「ちぇ〜・・・」
高森藍子「ハワイ・・・いいですよねぇ。私一度水中をお魚さんとお散歩してみたいなって」
P「シーウォーカー、だっけ？」
藍子「はい♪」
綾瀬穂乃香「フラダンス・・・ちょっと興味あります」
三村かな子「Orange Sapphireの振り付けにもあったよね」
穂乃香「はい。動きの一つ一つに意味があるとか・・・」
穂乃香「私の表現力がどこまで通じるのか・・・！」
十時愛梨「ふふ、ハワイ・・・あ、知ってますか？ ハワイではテニスも盛んで公園にコートが完備されているところも多いんですよっ」
「「「「「へぇ〜」」」」」
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藍子「ふふ、なんだか泳ぎたくなってきちゃいました」
友紀「ねー・・・そうだ！ 温水プール行こう！」
穂乃香「温水プール・・・確か、事務所でも持っているんですよね？」
かな子「私、使ったことないなぁ」
愛梨「私は〜・・・前に撮影で使ったところでしたっけ？」
P「うん、そこであっているよ。いいんじゃないか？ 今空いてますよね、ちひろさん」
ちひろ「はい。しばらくお仕事では使う予定は入ってないですね。今なら・・・はい。利用している人もいないみたいですよ」ｶﾀｶﾀ ｶﾁｶﾁｯ
友紀「おおー貸し切りだー！」
P「うん、行ってきたらどうだ？」
友紀「いいねぇ！ あたし、ビーチボールとか持ってくるから！」ｽｸｯ
ちひろ「んんっ・・・その前に、大掃除の途中ですよ♪」
「「「「「「・・・は〜い」」」」」」
ちひろ「終わったら、忘年会しましょうね♪」
「「「「「やったー！」」」」」
P「まあ大掃除って言っても普段からみんな事務所を綺麗に使ってくれているからな、すぐに終わるさ」
友紀「手分けしてやればすぐだよね。掃いたり拭いたりはだいたいいつもやっているし」
穂乃香「いつもは細かく掃除しないところを、ですね。ええと、冷蔵庫、エアコン・・・」
かな子「じゃあ私、キッチンのお掃除しますね」
愛梨「あっ、私も！ ケーキ作ったりよく使いますし！」
P「うん、お願いしようかな。エアコンは高いところだし俺がやるよ。フィルター洗うのにシャワールーム使うな」
友紀「あ、じゃあ一緒にシャワールームの掃除もしちゃおうよ」
ちひろ「それじゃあ、2人は私と一緒に資料の整理をお願いしますね」
穂乃香「はい」
藍子「頑張って、早く終わらせちゃいましょう！」
「「「「「「「おー！」」」」」」」
・・・
ﾌｷﾌｷ ｷｭｯｷｭｯ
愛梨「ふう、冷蔵庫の中拭き終わりました〜」
かな子「冷凍庫も終わったよ。中の食材早く戻そっ」
愛梨「うん！」
ｶﾞｻｺﾞｿ ﾎﾟｲﾎﾟｲ
かな子「中身、けっこう入ってたんだね〜」
かな子「お菓子の材料に、おつまみ・・・あれっ、お餅少ない・・・」
愛梨「またみんなで作りたいですねっ♪」
かな子「うん♪」
愛梨「でも、本当に多いなぁ・・・うまく詰めないと入りきらないかも」
愛梨「一番上の棚はいつもカラっぽだったからちょっとびっくりです」
かな子「お菓子作りのために冷やしたりするから、みんなその分のスペースを空けてくれてたんだね」
愛梨「うんっ。お礼にまたい〜っぱい美味しいものを作ってあげないとですね！」
かな子「うん！ うふふ♪」
愛梨「え〜っと〜・・・冷蔵庫以外にキッチンで普段お掃除していないところは〜・・・・」
かな子「う〜ん・・・あっ、コンロ！」
愛梨「ああっ！ オーブンはよく使ってましたけど、そういえばパンケーキも作ったりしましたっけ」
かな子「うん、フライパンはちゃんと洗ってたけど、コンロは・・・うっ、けっこう焦げ付いてる・・・油汚れもだいぶ・・・」
愛梨「これは・・・気合を入れないとですね〜・・・」
P「ちょっといいか？」
かな子「あ、プロデューサーさん。どうしたんですか？」
P「うん、掃除道具探しててさ、もしかしたらここかなって」
愛梨「キッチンにそんなのありましたっけ？」
P「最近買ってな・・・おお、これこれ！」ｶﾞｻｺﾞｿ
かな子「そ、それは・・・！」
愛梨「知っているんですか？ かな子ちゃん」
かな子「テレビで見ました・・・！ 特別な洗剤を使うことなく、どんな汚れもたちどころに落とすという・・・あれ！」
P「そうだ！ これが蒸気で汚れを落とす、あれだ！」
かな子「す、すごいです！」ﾜｸﾜｸ
愛梨「・・・？」
愛梨「そんなにすごいものなんですか？」
P「ああ。そうだ、じゃあここでちょっと使ってみようか」
かな子「いいんですか！ よかった〜！ ちょっと落とすのが大変そうな汚れがあったんです！」
P「せっかくだ。愛梨、使ってごらん」
愛梨「は、はい〜・・・？」
P「コンセントを刺して、水も入れてっと」ｺﾎﾟｺﾎﾟ
愛梨「これで汚れが落ちる・・・」ｼﾞﾛｼﾞﾛ
P「ああ。入れた水を100度以上の蒸気に変えるんだ。もういいかな？」
愛梨「えっ！？ さっき水を入れたのにもう使えるんですか！？」
かな子「30秒くらいしか経ってません！」ﾜｸﾜｸ
P「先端のブラシがついてるノズルから高温スチームが出るから、それを汚れにかけながら擦るんだ。さ、愛梨」ｽｯ
愛梨「は、はい。あっ、思ったより軽いんですね〜」ﾋｮｲ
P「熱いのが出るから気をつけてな」
かな子「頑張って、愛梨ちゃん！」ﾜｸﾜｸ
愛梨「は、はいっ！ 愛梨、いきますっ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｼｭｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ ｺｽｺｽ
愛梨「！ す、すごいです！ 頑固にこびり付いていた汚れが、簡単に剥がれていきます！」ｺｽｺｽ
かな子「高温スチームが汚れを浮かせてるんですね！」ｷｬｯｷｬｯ
P「そうだ。あとはそれをこうして拭き取れば・・・」ｽｯ
「「ピッカピカ！」」
P「それだけじゃない。各種アタッチメントも付いて風呂場や床、畳の掃除に除菌までできる。使うのは蒸気だけだから洗剤で手が荒れる心配もないぞ」
かな子「事務所や仮眠室の畳の除菌もですか！？ みんなが寝転がるところも清潔にできるのはいいですね〜！」
P「そのために買ったようなものだからな。これだけついてなんとお値段たったの1万6千8百円」
「「お買い得！」」
P「だろー？」
かな子「主婦の味方ですね〜♡ もうおわっちゃいましたー♪」
愛梨「私のお家にも欲しいです〜！」
P（今度、テレビショッピングの仕事をとってきてあげよう）
・・・
友紀「あ、遅いよプロデューサー！ もうシャワールームの掃除は終わっちゃったよ！」
P「悪いな。掃除道具、キッチンの方にあったみたいでさ」
友紀「？ あ、それ蒸気で汚れを落とすあれ？」
P「そう、蒸気で汚れを落とすあれ」
P「これでエアコンのフィルターも・・・」
ｼｭｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ ｺｽｺｽ
友紀「うわはー・・・汚れがどんどん落ちていってるよ・・・！」
P「はい、終わり。浴室にだって使えるからこれからはここの掃除も楽になるぞ」
友紀「え〜・・・あたしさっき頑張ってたのに〜・・・」
P「はは、悪い悪い。ご苦労様でした」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
友紀「まあ・・・いい、けど・・・へへ」ﾜｼｬﾜｼｬ
P「戻ろうか。あと資料整理して終わりにしよう」
友紀「うん！ あ、ねえ。最初さ、なんて言おうとしてたの？」
P「最初？」
友紀「ほら、あたしがハワイ行きたいって言ったとき。いやー・・・実は大事な話遮っちゃったかな〜って・・・」
P「まあいいさ。だいたい友紀がしたのと同じ話だったし」
友紀「えっ、ハワイ？」
P「なわけあるか」
友紀「えー・・・じゃあなにさー」
P「みんなで遊んで来いって話」
友紀「ああ、プール・・・でもなんで？」
P「ほら・・・12月8日の愛梨の誕生日から、慰安旅行、餅つきもやってクリスマス。ここ1ヶ月ずっとどんちゃん騒ぎだっただろ？ まだ正月に1月6日にはかな子の誕生日も控えているし、今日は忘年会」
P「・・・衣装、きつくない？」
友紀「き、きつくないよ・・・」ﾌﾟｲｯ
P「頼む目を見て言ってくれ」
P「でもさ、プロとはいえ、人を魅せるアイドルなんだ。楽しむ気持ちを大事に。レッスンを厳しくするより、ちょっと楽しく遊んでもらおうかなって、な」
友紀「プロデューサー・・・」
友紀「うん・・・！ そういうことならあたしに任せてよ！」
P「ああ、頼りにしてる。さ、みんなのところに戻ろう」
友紀「えへへ♪ うん！」
P「みんなでなんかする企画とか考えてみるかなぁ」
友紀「いいねぇ、村とか作っちゃう？」
P「ははっ、大変だぞ？」
友紀「大きいことの方がワクワクできるって！」
・・・
P「おいこら君たち」
穂乃香「す、すみません・・・！」
藍子「整理してたらアルバムを見つけて・・・つい」
友紀「掃除あるあるだね」
愛梨「あっ、見てください！ この前作ったかまくら！」
かな子「わぁ・・・！ 灯りが反射してすごく綺麗です・・・！」
ちひろ「ああっ、私の純米大吟醸！ こんなところに閉まっていたなんて・・・！」ｸﾞﾋﾞ
P「長くなりそうだ・・・」
友紀「いろいろあったもんね」
藍子「ふふ♪ 大掃除って、気持ちよく新年を迎えるだけじゃなくて、今年あったことをみんなで思い返す意味もあるんじゃないでしょうか？」
穂乃香「ふふふ♪ そうだったら、素敵ですね」
P「そうだな・・・」ｸｽｯ
藍子「はい♪」
穂乃香「ええ♪」
P「いや誤魔化されないからな？」
穂乃香「はう・・・！」
藍子「気づかれてしましました・・・！」
友紀「あはははは！」
P「まったく・・・」
友紀「まあまあ」
友紀「今年は楽しかったからね！ しょうがないしょうがない！」
P「・・・ふふ、そうだな」
友紀「えへへ、来年もよろしくね！ プロデューサー！」
お・わ・り
17:30│姫川友紀
