2016年01月26日

真「雪歩の誕生日に告白」


百合注意です



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450883076







真「すいませんプロデューサー、スケジュールのことで相談があるんですけど…」



P「…12月24日」



真「え?」



P「心配しなくても空けてあるぞ。真も雪歩も」



真「あ、ありがとうございます!」



P「本当はみんなも合わせたかったんだがどうしても都合がつかなくてな。25日なら全員都合つくから、みんなでのお祝いはそこでだな」



真「よく調整できましたね…」



P「苦労したよ。雪歩の誕生日当日は真がたくさんお祝いしてやってくれ」



真「はい!ありがとうございます!それじゃ、失礼しまーす!」バタン





真「(…みんなには悪いけど2人きりでよかったかな)」



真「よーし!頑張るぞー!」



P「(応援してるぞ真…!)」





……



真「おはようございまーす!」ガチャ



雪歩「あ、おはよう真ちゃん」



真「雪歩!ちょうどよかった!」



雪歩「どうかしたの?」



真「24日なんだけどね、僕と雪歩オフなんだって!」



雪歩「わー!2人揃ってのオフなんて久しぶりだね!」



真「それでさ、せっかくだし2人で遊びn…」



雪歩「?どうしたの…?」



真「で!」



雪歩「で?」



真「で、でででデートしてくれませんか!?」



雪歩「ふふ。もちろん!」



真「よかった〜…」



雪歩「そんなにかしこまらなくてもいいのに」



真「だって!24日は…その…」



雪歩「うん?」



真「…いや!やっぱりなんでもない!」



雪歩「?」



真「いやー…ははは…」



雪歩「なんか今日の真ちゃん変だよ?」



真「え!?そうかな…」



雪歩「顔も赤いし…」ピト



真「ちょっ!近いよ雪歩…///」



雪歩「熱でもあるのかな…?」ズイ



真「あー!!ぼぼ僕そろそろ現場に向かわないと!それじゃ!///」



雪歩「え?うん…?」



真「また連絡するね!」バタン





真「(…もー!いつもなら緊張なんてしないのに!)」



真「(でも雪歩とデ、デートできるし…うん。よかった!)」



真「(…決めたんだ!雪歩の誕生日に、告白する!)」



真「…ふー。よし、じゃあ当日まで仕事頑張るぞー!」ダダダッ





……



真「…うーん、やっぱり映画かなー。気になる恋愛映画あるって言ってたし…」ブツブツ



真「ご飯はどうしようかなー…。雪歩の好きなもの…焼肉?いや、でもデートだし…こ、告白の前に焼肉は…」ブツブツ



P「おーい真?」



真「ひゃわ!?プロデューサー!?」



P「順調みたいだな」



真「な、何がですか!?」



P「全部口から出てたぞ」



真「ええ!?もう!聞かないでくださいよ!」



P「そんな無茶な…。でも仕事に身が入ってないのはダメだぞ」



真「す、すいません…」



P「休憩後はしっかり頼むぞ。ファンのみんなにかっこいいところを見せてやってくれ」



真「僕は可愛いって言われたいんだけどなー」ツーン



P「何言ってんだよ。真が可愛いのはちゃんとわかってるさ」





真「プロデューサーに言われてもあまり嬉しくないかな」



P「どうしろってんだよ…」



真「冗談ですよ。ありがとうございます!」



P「まぁ雪歩に可愛いって言ってもらえればいいんでねえの?」



真「ちょっと!雑にいじらないでくださいよ!」



P「ひとまず収録頑張ってくれな。だいぶ緊張解けてきたみたいだし」





真「…はい!それじゃ行ってきます!」



P「おう!」



真「(プロデューサーのおかげでだいぶリラックスできたな…。よし、まずは仕事に集中!)」



P「(デート当日もリラックスするんだぞ真…!)」





……



真「…うん、うん。それじゃ13時に駅前で!うん。はーいじゃあねー!」ピッ



真「…ふー。2人で出かけるのなんて何回もあったんだけどなー。今回は緊張するなー…」



真「ええと、13時に集合、移動して14時から映画、終わったらぶらっとショッピングしながらお店に移動してご飯。そして最後に…」



真「こ…」



真「告白…!」



真「…よーし!大丈夫!完璧!」



真「大丈夫!リラックス!…っと。そろそろ寝ないと」



真「(明日、うまくいきますように…)」



……



12月24日、駅前





真「(緊張するなぁ…)」



雪歩「真ちゃーん!お待たせ!」タタッ



真「あ!雪歩!僕も今着いたところだよ!」



雪歩「よかったー。…なんだか今日の真ちゃん…」



真「ど、どうかした…?」キラキラー



雪歩「ずいぶん凛々しいね…。右手のピンキーリングも可愛いけど全体的にイケメン度が増してるというか…」ジー



真「そうかな?///」



雪歩「でもそんな格好だと…」





「あれ765プロの菊地真じゃね?」

「ほんとだ!てか隣にいるの萩原雪歩じゃん!」

「キャー!もしかして真様じゃない!?」





雪歩「やっぱりこうなるよね…」



真「え?」



雪歩「真ちゃん!こっち!急ごう!」ギュッ





真「あ、ちょっと!雪歩!」ダダッ



……





雪歩「…うん!これなら大丈夫!似合ってるよ!」



真「あ、ありがとう雪歩」



雪歩「ううん!真ちゃんすっごく可愛いよ!」



真「そうかな///」



雪歩「よし、じゃあお会計して行こっか!」



真「うん!でも間に合うかな…。ここで服買ってて時間が…」



雪歩「大丈夫!私先に早く来てチケット買っておいたの!」



真「ええ!?」



雪歩「うん!だから大丈夫!行こ!」



真「う、うん」



真「(…はぁー。だめだめだな僕…)」





……



『好きなんだ!ずっと前から…お前のこと、好きだった!』





真「(雪歩が気になってた映画、高校生のカップルの甘酸っぱい青春恋愛映画)」



真「(周りのお客さんもカップルばかりだ…)」



真「(…やっぱり変なのかな。女の子同士って…)」



真「(今日も雪歩に助けられっぱなしで、この主人公みたいになれてなくて…)」



真「……」



……



雪歩「…はぁー。面白かったね!」



真「う、うん!面白かった!」



真「(雪歩はどう思ってるのかな。女の子同士って…)」



雪歩「真ちゃん?どうかした?」



真「え!?ううん!なんでもないよ!」



雪歩「?」



真「あ!晩ご飯までちょっと時間あるからさ!軽く買い物でもしない?」



雪歩「うん!実は行きたい雑貨屋さんあったんだー」



真「僕も気になるなー!行ってみよ!」



真「(だ、大丈夫!僕は雪歩のことが大好きなんだ!この気持ちは嘘じゃない!自信持とう!)」





……



真「…美味しかった!ごちそうさまでした!」



雪歩「ごちそうさまでした」



真「こんなおしゃれなお店来たことないから少し緊張したよー」



雪歩「ふふ。私も」



真「…あ、あのね雪歩。これ」ゴソ



雪歩「うん?」



真「誕生日おめでとう。雪歩」



雪歩「ありがとう!開けてもいい?」



真「もちろん!」



雪歩「…わぁ!ピンキーリング?」



真「うん!雪歩に似合うと思って!」



雪歩「ありがとう!…あ!もしかして今日真ちゃんが着けてるのとお揃い?」



真「あ、うん!…嫌かな?」



雪歩「そんなことないよ!すっごく嬉しい!ありがとう真ちゃん!」



真「ううん!喜んでもらえてよかったよ!」



雪歩「ふふ。私も着けちゃおっと。真ちゃんが右だから私も右の小指に…」



真「(…よし、言うぞ。大丈夫。うん。…言わなきゃ…!)」



雪歩「じゃあそろそろ帰ろっか」



真「ええ!?」



雪歩「?まだなにか食べる?」



真「い、いや!帰ろうか!」



雪歩「うん!」



真「(もう!僕のバカ!!)」



……



真「うー、寒いねー」



雪歩「うん。すっかり冬だもんねー」



真「今日楽しかったね!」



雪歩「うん!楽しかった!…あ、ここの公園通り抜けてったら近いから通ってこ!」



真「え?うん」



真「(…チャンスだ!今言わないと!よし、今度こそ…!)」





真「ゆ、雪歩!」



雪歩「どうしたの?」



真「あ、あのさ…」



雪歩「…うん」



真「右手のピンキーリングってさ、変わらない思いって意味があってね…」



雪歩「うん?」



真「えと、それで…その…」



雪歩「真ちゃん」ニギッ



真「え!?///」



雪歩「大丈夫だよ。ゆっくりでいいから言って。ね?」ニコ



真「…うん」



真「雪歩。僕、雪歩のことが好きだ!」



真「雪歩と、ずっと一緒にいたいんだ。僕は女だけど、でも、雪歩のことを守って…」



雪歩「…ばか」



真「…え?」



雪歩「真ちゃんが誰よりも可愛い女の子だって、私知ってるよ。守ってあげなきゃとか、そんなこと考えなくていいの」



雪歩「真ちゃんと一緒にいれるだけで、私幸せだよ?」



雪歩「今日も彼氏みたく振る舞おうとしてたでしょ?そんなことする必要ないんだよ?」



雪歩「…私からも言うね。私、真ちゃんのことが好き」



雪歩「そのままの、笑顔をたくさん振りまいてくれる真ちゃんが大好きだよ」



真「雪歩…」



雪歩「私ね、今でもだめだめかもしれないけど、少しづつ変われてる気がするの。真ちゃんと出会ってから」



雪歩「真ちゃんは私の世界を広げてくれてるの。だからね、これからも私にたくさんの世界を見せてください!」



真「へへっ…。僕から告白してるはずだったんだけどな…」ウル



雪歩「ふふ。私変われたでしょ?」ニコ



真「雪歩」ダキ



雪歩「ま、真ちゃん!?」



真「…大好き」ギュ



雪歩「……うん。私も」ギュ



真「あのね雪歩」



雪歩「ん?」



真「さっきのピンキーリングの話なんだけどさ」



雪歩「うん」



真「右手に着けると『変わらない思い』って言ったでしょ」



雪歩「うん」



真「この気持ち、ずっと変わらない思うんだ。いつか2人で左手の薬指に指輪を着けるようになっても、ずっと」



雪歩「…うん」



真「だからその、こんな僕だけどさ、改めてよろしくね!」ニコ



雪歩「…はい!」ニコ



真「じゃあ帰ろうか!」ニギッ



雪歩「うん!」ギュ



真「そういえば明日の夜事務所でクリスマスパーティーだけどさ…」



雪歩「楽しみだよねー…」





……



翌日





「「「雪歩お誕生日おめでとう!&メリークリスマス!!!」」」ワー





雪歩「みんなありがとー!」



真美「どうやら昨日抜けがけしてゆきぴょんのお祝いしてた人がいるらしいけどねー」



亜美「むむっ!そいつぁ誰かな!?もしかしてお揃いの指輪をしているあの人かなー」ニヤニヤ



真「な、なんだよ!」



律子「はいはい!亜美も真美もやめなさい!じゃあプレゼント交換するわよー」





雪歩「あ、真ちゃん」



真「ん?どうしたんだい?」



雪歩「はいこれ、クリスマスプレゼント!」



真「ありがとう雪歩!…って、あぁー!」



雪歩「どうしたの?」



真「誕生日プレゼントに必死でクリスマスプレゼント用意してない…」



雪歩「そんなこと…大丈夫だよ?」



真「いや!もらいっぱなしは嫌なんだ!」



雪歩「…じゃあ」



真「じゃあ?」



雪歩「ちゅーして?」



真「ええ!?///そんな!みんないるし…!」



雪歩「ほっぺでいいよ?」



真「そういう問題じゃ…///」



雪歩「じゃあ、私からする?」



真「えぇと…じゃあ帰りに///」



伊織「もう!イチャイチャするなら外でやりなさいよね!」



ワイワイキャッキャ





……







P「お前らもう結婚しろ!」





おしまい



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