2014年04月18日

モバP「休職することにした」

P「ちひろさん特製ドリンクで騙し騙しやってきたが」



P「限界を感じて休職してからもう三ヶ月経つのか…」



P「最初はみんながうまくやってるか気になって仕方なかったけど」





P「順調にアイドルがんばってるみたいだ」



P「今日もだらだらと家で過ごすか」





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P「……」カチカチ



P「…すっかりネットサーフィンが日課なっちゃったな」





ガチャガチャ!





P「……!」ビクッ



P「……またか」

凛『プロデューサー…いないの?』



ガチャガチャ



凛『ねぇ、プロデューサー…いるんでしょ?』



ガチャガチャ



凛『そこにいるのは分かってるよ』



ガチャガチャ



凛『電気のメーター動いてるの確認したんだから』



ガチャガチャ





凛『開けてよプロデューサー』



ガチャガチャ



凛『ねぇ、開けて』



ガチャガチャ



凛『なんで開けてくれないの?』



ガチャガチャ



凛『なんで?』



ガチャガチャ



凛『なんで?』



ガチャガチャ

凛『なんで?』



ガチャガチャ



凛『なんで?』



ガチャガチャ







凛『なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで』



ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ







P「……」



P「……帰ったか」



P「ふぅ…お昼でも作るかな」





ピンポーン





P「……」



美優『あの…Pさん…』

美優『…その…近くまで寄ったので…』



美優『Pさんのために…お弁当つくったんです…』



美優『Pさん…食べてくれませんか…?』



美優『Pさんの好きなもの…たくさん…入ってます…』



美優『…私…自分でもうまくできたと思ってて……』



美優『Pさんのために…お弁当…』

美優『だから…せめて…』



美優『顔だけでも…見せてくれませんか…?』



美優『…Pさん…お願いします…』



美優『……』



美優『今日も…出てきてくれないんですか?』



美優『わたし…Pさんのために…』



美優『…そんなに…私と会いたくないですか?』



美優『Pさん…』



美優『……』







ガンッ!!







P「……」ビクッ



美優『あ…わたし…つい…』



美優『…きょ、今日はこれで帰ります』



美優『…また……来ますね…』



P「あー…最近、インスタントばっかだなぁ」





コンコン





P「…またこの時間か」



智絵里『Pさん…』



智絵里『わ、わたし…上手に歌えるようになったんです…』

智絵里『難しいステップも間違えずにできて…』



智絵里『ファンもいっぱい増えました…』



智絵里『ちひろさんにもたくさん褒められて…』



智絵里『前よりも…もっと…』



智絵里『あの…だから…』



智絵里『見捨てないで……』



智絵里『…わたし…Pさんしか…』



智絵里『…うぅ……っ……』



智絵里『…み、見捨てないで……』



智絵里『…お願いっ……しますっ……』



智絵里『…悪いところぜんぶ…直しますからっ……』



智絵里『……ごめんなさい…』



智絵里『…ごめんなさい…ごめんなさい…』

P「…買い物いこうかなぁ」



卯月『プロデューサーさん!』



P「……!」



P「…卯月が来たのは初めてだな」



卯月『プロデューサーさん!みんな心配してますよ!』



卯月『私たち、今までプロデューサーさんに甘えて負担かけ過ぎてたんですよね!』



卯月『プロデューサーさんが楽できるようにこれからは私たちも協力しますから!』



卯月『だから早く戻ってきてください!』



P「…卯月」

卯月『プロデューサーさん!みんな心配してますよ!』



P「……っ!?」



卯月『私たち、今までプロデューサーさんに甘えて負担かけ過ぎてたんですよね!』



卯月『プロデューサーさんが楽できるようにこれからは私たちも協力しますから!』



卯月『だから早く戻ってきてください!』



卯月『プロデューサーさん!みんな心配してますよ!』



卯月『私たち、今までプロデューサーさんに甘えて負担かけ過ぎてたんですよね!』



卯月『プロデューサーさんが楽できるようにこれからは私たちも協力しますから!』



P「……」ガタガタ

P「…そろそろ風呂はいるか」ボソッ



響子『Pさんお風呂入るんですか?』



P「…っ!」ビクッ



P「なんで…外で聞こえてるんだよ…」



響子『お背中流しますね♪』



ガチャガチャ



響子『あれ?』



ガチャガチャ



響子『あれ?』



ガチャガチャ



響子『あれ?』

響子『もうっ、Pさん玄関のドア開いてませんよっ!』



響子『ふふ、これじゃお背中流せないじゃないですか』



響子『はやく開けてくださいっ!』



響子『……』



響子『Pさん…?』



響子『Pさーん!聞こえないんですか?』



ガチャガチャ



響子『Pさんっ!開けてくださいっ!』



ガチャガチャ



響子『……聞こえてないんですか?』



響子『……』



響子『……』クスッ



響子『ふふ…Pさんったらもう寝ちゃったんですね!』



響子『また来ます…おやすみなさい』



P「……風呂はやめておこう」

P「…さすがに夜中は誰もいないな」



P「…最近のコンビニはなんでもあるから便利だ」



文香「Pさん」



P「うおっ!」ビクッ



文香「…Pさん」



P「ふ、文香…」



文香「ずっと…待ってました」



文香「……ずっと」

文香「…Pさん」



文香「…私…Pさんだからアイドルになったんです」



P「……」



文香「…Pさんが引っ張ってくれたからアイドル続けてたんです」



文香「……」



文香「……なのに」



文香「…こんな私でも…人前で輝けるんだって」



文香「…Pさんのおかげで…変われたんです」



文香「……」



文香「……なのに」



文香「……どうして」



文香「……」



文香「……Pさんは私なんか」



P「……」ゾクッ

文香「…今日は……いい天気ですね……」



P「……え?」



文香「…雲がなくて…星もよく見えて…」



P「…文香?」



文香「…Pさん…今夜の月は…綺麗ですね…」





グサッ





P「……え」





P「…あ……がぁ……」



文香「…Pさん…大丈夫です。私がいます」ギュ



P「……かは……く…」



文香「ずっと…傍に…」ギュ



P「……あ…………」



文香「……これで…Pさんは私の……」ギュ



P「」



文香「…ずっと……ずっと……」ギュ























P「……はっ!」



P「……」



P「……嫌な夢を見たな」



P「…仕事中に居眠りしてしまうとは」



P「…なにか飲み物を」



P「ん、ちひろさんの差し入れドリンクがあるな」



P「……」ゴクゴク



P「ぷはー!」



P「これがあればいくらでも頑張れる気がしてくるよ!」



文香「…プロデューサーさん」



P「あ…文香」



P「…お疲れさま。レッスンはどうだった?」



文香「…はい。なんとか…」





P「…そうか」



文香「……あの」



P「…ん?」



文香「…どうかしましたか?いつもより…プロデューサーさんの元気がないような気がします」



P「…あはは」



P「…実は嫌な夢みちゃってさ」



文香「…夢?」



P「ああ。文香に刺される夢を見たんだ」



文香「…わ、私、そんなことしません」



P「あはは、分かってるよ」



P「それにしてもよく俺の様子が違うって分かったな」



文香「…はい。プロデューサーさんのことは…見てますから…」











文香「……ずっと」

おしまいです。





23:30│モバマス 
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