2016年02月09日

莉嘉「Pくんってかっこいいよね!」美嘉「」

注意事項



加蓮「CPのプロデューサーってかっこいいよね」凛「」の別Ver.です

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447574640/

別に続いているわけではないので、前作を読む必要はありません





・アニメ基準



・まあまあ長いので4〜5回に分けて投稿します















莉嘉「仕事をバシバシできて優しいし、困ってたら力になってくれるからとっても頼もしいの!」





美嘉「そ、そうだね。確かにね。まあアイツはバカがつくほど真面目だったり女心がわからないとか、欠点もあるよ?」





莉嘉「そこもいいところじゃない! だからアタシ決めたの」





美嘉「決めたって……何を?」





莉嘉「アタシ将来Pくんと結婚する!!」





美嘉「」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454068376



莉嘉「お姉ちゃん? 聞いてる?」





美嘉「……とと、突然何を言い出すの莉嘉」





莉嘉「だってPくんのこと大好きなんだもん。大好きなら結婚するしかないでしょ?」





美嘉「お、落ち着きなよ。結婚するって言ってもただでさえ倍以上歳離れてるんだし……それに10年後に結婚するとしたら、アイツは40近いオッサンだよ」





莉嘉「何言ってるのお姉ちゃん」





美嘉「え?」





莉嘉「結婚するのは4年後に決まってるじゃん☆」





美嘉「」





莉嘉「Pくんにどうやって告白しよっかなぁ〜。それとも告白してもらうように誘導した方が。こう……カッコよく、ギャルらしく」





莉嘉「ねえお姉ちゃん。どうやったら男の方から告白させられるの?」





アイツト莉嘉ガ結婚……アイツガ義弟……初恋ノ相手ガ義弟ッテドコノ昼ドラ……助ケテミリアチャン……





莉嘉「お姉ちゃん?」





美嘉「……ハッ! ごめんごめんボーッとしてた。みりあちゃんと三人で出かける話だったっけ?」





莉嘉「全然違うよ! どうやったらPくんに告白してもらえるかって話だよ」





美嘉「ええっとね、莉嘉にはまだ早いから教えらんないかな〜★」





美嘉(そんな方法があるのならむしろ教えてもらいたいわよ!!!)





莉嘉「ええ〜。早くなんかないよ。事は急を要するんだよ!」





美嘉「いやだってアンタまだ12でしょ。それに結婚だって10年後とは言わないけど、せめて高校ぐらい卒業してからじゃないと」





莉嘉「だって……」





美嘉「だって? 何か理由でもあるの?」





莉嘉「早くしないとPくんを他の女に取られちゃうもん!!」





美嘉「………………………はい?」





莉嘉「Pくんモテモテなんだもん。一日でも早く結婚しないと、他の女のモノになっちゃうよ!」





美嘉「モテモテ……なの? え? 莉嘉以外に物好きがいるの?」





莉嘉「いるよ! たくさんいるよ!」





美嘉「た、たくさん……」





莉嘉「例えばね――――」

※ ※ ※







武内P「はい……はい……わかりました。今からそちらに向かいます」ピッ





莉嘉「Pくんどうしたのー?」





小梅「急ぎ……なの?」





武内P「申し訳ありません、私は8Fの会議室に向かわないと行けません。……白坂さん、莉嘉さんを連れて玄関ホールに向かっていてもらえますか?」





小梅「…うん、わかった」





莉嘉「むう〜……」





武内P「城ヶ崎さん?」





莉嘉「ねえPくん。なんで担当アイドルのアタシにじゃなくて、小梅ちゃんに頼むの? アタシのこと信用してないの?」





武内P「いえ、決してそのようなことは……」





小梅「そうだよ……プロデューサーさん、莉嘉ちゃんのこと……信用してる」





莉嘉「そ、そうかな」





小梅「うん……前に、二人っきりの時……教えてくれた」





莉嘉「…………………………へえ」





武内P「し、白坂さん……?」



小梅「プロデューサーさん……急いでるんでしょ? さ、ここは……信用や信頼を通り越した…ラブラブな私に任せて」





莉嘉「ラブラブ!?」





武内P「白坂さん、その言い方は語弊が……」





小梅「照れてるプロデューサーさんも……素敵」





武内P「は、はあ。それでは二人とも、よろしくお願いします」タタッ





小梅「ふふ……行ってらっしゃい」





莉嘉「……ねえ小梅ちゃん」





小梅「…何?」





莉嘉「前からうちの……私のPくんと仲良いなと思ってたけど、どうやって仲良くなったの?」





小梅「……知りたい?」





莉嘉「うん、すっごく!」





小梅「私ね…最初からプロデューサーさんのこと……今ほどじゃないけど、好きだったの」





小梅「無骨で……寡黙で……でも優しくって、大きくて……ミステリアス。ゾンビ……フランケンシュタイン……吸血鬼……どれも似合いそうだった」





莉嘉「え……う、うん。それで?」





小梅「莉嘉ちゃん……私に好きって言われたら……嬉しい?」





莉嘉「もちろん嬉しいよ☆ 小梅ちゃんってば人気者だし、アタシより背が低いのにとってもクールな雰囲気を漂わせてかっこいいもん!」





小梅「あり…がとう。でも……そういう意味じゃないの」





莉嘉「え?」





小梅「誰かに好意を持たれる……それってね、その好意が歪んでない限り、誰からであっても嬉しいの。莉嘉ちゃんも…ファンの皆に応援されて、すっごく嬉しいし……楽しいよね?」





莉嘉「あっ」

小梅「私ね…スカウトされた時から、プロデューサーさんに好きってことを伝えてたの」





小梅「プロデューサーさん……最初は戸惑ったし、本気だと思わなかった。けどね、好きって言われたら……言ってくれた人に、良い印象を持っちゃうよね」





小梅「プロデューサーさんもそう……嬉しくないわけがないし……他のアイドルより、いくらか気安く接してくれるようになって……それでますますあの人のことが知れて、好きだったのが……大好きになっていったの」





小梅「さっきみたいに…プロデューサーさんにお願いされるのが好き……力になりたいし、もっともっと信頼されたいから。……えへへ」





莉嘉「す――――」





小梅「……?」





莉嘉「すっっっっっごいよ小梅ちゃん!! なんか……っ! なんだか大人の恋愛って感じ! かっこ良くて憧れる! まるでお姉ちゃんみたい☆」





小梅「そ、そんなことないよ……もう」テレ





莉嘉「あっ! けどPくんは渡さないからね! アタシだってPくんのこと好き――じゃなくて、大好きなんだから!」





小梅「プロデューサーさん……相変わらず無自覚フラグメーカー。楓さんだけでも、厄介なのに…」





莉嘉「え、何か言った?」





小梅「…ううん、なんでも。じゃあ……勝負、だね」





莉嘉「負けないんだからねっ!」





小梅「ごめんね、莉嘉ちゃん…3年後……私が16になった時に、勝負はついちゃうから」





莉嘉「ぐぬぬ」





小梅「えへへ」

※ ※ ※







莉嘉「――――ということがあったの」





美嘉「」





莉嘉「お姉ちゃん?」





美嘉(ウソ……え、確かに小梅ちゃんってばアイツと仲良いけど……歳の差もあるし、小梅ちゃんちっちゃくてカワイイから微笑ましいな、懐いてるな、私にもあんな風に甘えてくれたらなって思ってたけど……ガチだったの!?)





莉嘉「お姉ちゃんってばっ!」





美嘉「ふひゃっ!」





莉嘉「どうしたの? まるで菜々ちゃんが持ってる古い少女マンガみたいに、目を真っ白にして固まって」





美嘉「き、気のせい気のせい★ それで……さっきの言い方だと、他にもアイツのこと好きな子がいるみたいだけど」





莉嘉「うん。他にも――――」

※ ※ ※







莉嘉(好きって言われたら、好きって言ってくれた人に良い印象を持っちゃう――か)





ガチャ





莉嘉「ただいまー」





蘭子「……」カリカリ





莉嘉(絵に夢中で気づいていないのかな……? そういえば蘭子ちゃん、Pくんのこと我が僕って呼んでたのに、我が友って呼ぶようにしたよね)





蘭子「ん〜」カリカリ





莉嘉(PicaPicaPopとのコラボイベントの時には、アタシたちが間に合わなかった時に備えてたし、美波ちゃんが倒れた時は代役を買って出た――)





莉嘉(オータムフェスの時は先頭バッターだったし……ひょっとして、Pくんに特に信頼されている一人なのかな?)





蘭子「よし、ここは――」





莉嘉(……なんだかそう思うとイライラしちゃう。よ〜し! 何描いてるか後ろからこっそり覗いちゃお☆)





蘭子「角……角を生やして……」





莉嘉(うん……? 右にいるのは蘭子ちゃんで、左にいるのは……Pくん? 真ん中にはドクロの神父。これって――――)





莉嘉「結婚式!?」





蘭子「ぴあっ!!?」





ガタッ、ガンッ!!





莉嘉「わっ!?」





蘭子「〜〜〜〜〜っっっ!!」





ゴロンゴロンゴロン、ドンッ、バサバサバサ





蘭子「て、天空の調べ……」





莉嘉「蘭子ちゃん! 蘭子ちゃあああああんっ!!」





莉嘉「ごめんなさい……」





蘭子「……」プクー





莉嘉「えっと……ケガしてない?」





蘭子「……肌を刺す痛みはあれど、我の肉体を傷つけるにはほど遠い(まだ痛いけど、ケガはしてないよ)」





莉嘉「本当にごめんね? 何描いてるのかと思ったら……まさかあんなことになるなんて思わなくて」





蘭子「禁忌に触れぬと言うのなら……(もう二度と覗いたりしないって言うなら許します)」





莉嘉「うん約束するから。もう覗いたりなんか絶対しないから!」





蘭子「よかろう。不問に処す(だったらもういいです)」





莉嘉「ありがとう蘭子ちゃん☆ あ、そういえば……」





蘭子「何事か?」





莉嘉「蘭子ちゃんもPくんと結婚したいの?」





ガタッ、ガンッ!! ゴロンゴロンゴロン、ドンッ、バサバサバサ





蘭子「我が生涯に……一片の悔い無し」ガクッ





莉嘉「蘭子ちゃあああああんっ!!」

蘭子「――――で、我と我が友が結ばれる運命にあるか否かの話であったか(私とプロデューサーが結婚するかどうかの話でしたよね)」





莉嘉「そ、そうだけど……無理しなくていいんだよ。顔真っ赤だし震えてるよ」





蘭子「戯言を。我が友とは既に契約を結んでいる。これは未来永劫断ち切れぬ、神聖なる所有の契約(む、無理なんかしてません! 私は、もう将来の相手はプロデューサーだって決めてるんですから!)」





莉嘉「へえ〜。……ね、ねえ蘭子ちゃん。その……前々から歳が近い子と話がしたかったことがあるんだけど」





蘭子「ふむ。申してみるがいい」





莉嘉「結婚したら、まあ子どもをつくるためにマルマルなことをするでしょ? ら、蘭子ちゃんはそれについてどう思ってるの?///」





蘭子「……? ほほうっ! 獅子の魂を持つ者よ。子をなす儀式に興味を抱くか!?(莉嘉ちゃんは子どものつくり方に興味があるんですね)」





蘭子「よかろう、我自ら教授してやらん(お姉さんがやり方を教えてあげます)」





莉嘉「ええっ!? いや、こ、細かいところは知らないけど、だいだいは知って――」





蘭子「よいか。まずは想い人と契りの接吻を交わす(まずはですね、好きな人とチューします)///」





莉嘉「ぴ、Pくんとキス――」プシュー





蘭子「それから我が友のたくましき腕で寝所に誘われ――(それからプロデューサーにお姫様だっこでベッドまで運んでもらって――)」





莉嘉「う、うん!」





蘭子「地平線からラーの光が届くまで共に眠りにつくのだ(朝が来るまで一緒に寝るんです)」





莉嘉「うん! …………………うん?」





蘭子「さすればスパルナが愛の結晶を送り届けてくれる!(そうすればコウノトリが赤ちゃんを連れてきてくれんですよ♪)」





莉嘉「」

蘭子「我もこの儀式を、時計の針が二つ進みし時に我が友と行う。新たな魔王が誕生した暁には、汝にも見せてやろう(私も16歳になったらプロデューサーと子供をつくります。赤ちゃんができたら莉嘉ちゃんにも見せてあげるから)」





莉嘉「…………………………蘭子ちゃん、これ」スッ





蘭子「この書物は?」





莉嘉「学校の友達から借りたマンガ。今からこれを一緒に読もうよ」











新條ま●『覇●愛人』











――――ただいま二人の愛くるしい少女が肩を並べて少女マンガ(KENZEN)を読んでいるので少々お待ちください。

待っている間、「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに、無修正のポルノをつきつける時を想像してみてください。

あなたならどうする……? 最高だった。











蘭子「しょ、しょんな……やだ、ウソ……」





莉嘉「いい蘭子ちゃん? Pくんと結婚するってことは、Pくんと毎日こんなことするってことなんだよ。あ、アタシはできるけどね☆」





莉嘉「だ、だから蘭子ちゃんはPくんを諦めて……って、どうしたの?」





蘭子「こ、コレ///」指差し





莉嘉「こ、コレが……どうしたの?///」





蘭子「プロデューサーのコレって……どのぐらいの大きさなのかな?///」





莉嘉「――――こ、このぐらい?」





蘭子「ふ、太さは?」





莉嘉「ど、どぎゃーん?」





蘭子「///」





莉嘉「///」





蘭子「確かめなければ――」





莉嘉「――いけないみたいだね」





ガチャ





武内P「神崎さん、スケジュールに変更が出たので確認をお願いします。城ヶ崎さんもおられたのですね。来週のライブの件で二、三確認したいことが……お二人とも?」

莉嘉「Pくん」スススゥー(右側に移動)





武内P「はい、なんでしょうか」





蘭子「我が友よ」スススゥー(左側に移動)





武内P「……? 二人とも、いったい――」





莉嘉「えいっ☆」ギュッ





武内P「じょ、城ヶ崎さん!?」





蘭子「背中がお留守ですよ(左側もらいました♪)」ギュギュッ





武内P「ふ、二人とも何を? こういったことは軽々としてはいけません。どうか離れ『ねえPくん』





莉嘉「アタシたちね、見たいものがあるの」





武内P「見たいもの……ですか? 私ができることでしたら協力するので、いったん離れて――」





蘭子「我らは、汝の鞘から抜き放たれた魔剣が見たいのだ(プロデューサーのプロデューサーが見たいんです)///」





武内P「ま、魔剣?」





莉嘉「Pくんがアタシたちに興奮して大きくなったのが見たいの///」





武内P「」

蘭子「我が友よ……我が肉体はどうだ? ほ、他ならぬ汝が相手だ。望むのならば……(プロデューサー興奮しますか? プロデューサーが相手なら私、もっとすごいことできます)」ムニュムニュ





莉嘉「ねぇPくん、お願〜い。Pくんのがどれだけ大きくて太いのか、アタシたちに見・せ・て☆」スリスリ





武内P「………………………ッ」





莉嘉「Pくん?」





蘭子「我が友?」





武内P「―――――――――ガハッ」ブシュッ





蘭子「!!?」





莉嘉「Pくん!? 口から血が出てるよ!?」





武内P「だ、大丈夫です。お気になさらずに」





武内P(危ないところだった。プロデューサー養成学校【岬の楼閣】で受けた反射的に口の中を噛んで正気に戻る技術が無ければ、お二人に見苦しいモノを見せてしまうところだった)





莉嘉(むむう。Pくんの様子だと、あと一押しさえあれば大きくできそうなのにっ!!)





武内P「お二人とも。さあ離れ――」





ガチャ





幸子「フフーン。近くを通ったのでカワイイボクが会いに来てあげましたよ。智絵里さんはいま――――ナニ、してるん……ですか?」





武内P「輿水さんこれは、その……とにかく二人を引き離すのを手伝ってもらえませんか」





幸子「……」





莉嘉「お願い幸子ちゃんも抱きついて!」





蘭子「魔剣を封印から共に解き放たん!」





幸子「ふ、フフ」





武内P「……輿水さん?」





幸子「フハハハハハッ」





莉嘉「さち、こ……ちゃん?」





幸子「アッハッハッハッハッハッハッハッハッ!」





蘭子「三段笑い!」キラキラ



幸子「ついに……ついにプロデューサーさんにセクハラをできる機会がやってきましたよ。この時をどれだけ待っていたことか!」





幸子「他の子たちはさんざんセクハラしたのにボクだけができずじまい。しかしこの屈辱もこの日まで!」





武内P「輿水さん、いったい何を言って!?」





幸子「とっくの昔に14歳ではなくなり、リーディングシュタイナーを持たないプロデューサーさんにはわからないでしょうねアハハ?」





幸子「勝利のときは来た!」





幸子「このボクはあらゆる陰謀に屈せず、己の信念を貫き、ついに最終聖戦(ラグナロック)を戦い抜いたのだ!」





幸子「エル・プサイ・コングルゥ!!」ムギュゥッ





武内P「〜〜〜〜〜ッッッ!!」











武内p→P











幸子「えへ、えへへへへ。ついに、ついにプロデューサーさんに抱きつくことに成功しましたよフフフフフ」





莉嘉「うわっ……おっきぃ」





蘭子「エクスカリバー!!」





武内P「」

幸子「どうしたんですかプロデューサーさん? ボクみたいにカワイイ女の子に抱きつかれたのに立ちつくして?」(背中に抱きついているので見えてない)





莉嘉「幸子ちゃん。前見て前」





幸子「前、ですか? 前に何が……ッッ!!」





蘭子「禍々しき霊気を感じる!」





武内P「」





幸子「……フふーン! まだ中学生の少女によよ欲情しゅるだなんて、ぴゅろデューサーさんはダメダメですね! しょんな性犯罪者予備軍を相手にする女性なんかいませんよ!」





幸子「この、ボク以外は!」





幸子「さあプロデューサーさん。これまでボクをないがしろにしたことを一生かけて償うと約束するのなら、二年後にこのカワイイボクと――」





蘭子「戯言を! 我が友と覇道を共に征くのは我だ(プロデューサーと結婚するのは私です!)」





莉嘉「Pくんが一番興奮したのはアタシ! だからアタシと結婚するの!」





武内P「」





幸子「なっ……! 結婚するのはこのボクです!!」





蘭子「我だ!!」





莉嘉「アタシ!!」





ボクガ先ニ好キニナリマシタ 我ト結婚スル運命 Pクンガ一番好キナノハアタシ



ギャーギャーシギャーフーフー







武内P「」









武内P「」















武内P「」

※ ※ ※







莉嘉「――――ということがあったの」





美嘉「あ、アンタたち何てことしてんのよ///」





莉嘉「アハハ。その場の勢いでやっちゃった☆」





美嘉「まったく。真面目なアイツだから大丈夫だったけど、そういうのは相手によっては危険なんだからね」





莉嘉「大丈夫! Pくんにしかしないから!」





美嘉「ハァ……そ、それで!」





莉嘉「な、何お姉ちゃん」





美嘉「アイツの、その……アレは、どのぐらいの大きさだったの?」





莉嘉「うんっとね。【武内君の年齢の数字】センチぐらい」





美嘉「……ッ!!」





莉嘉「太さはこのぐらいかな?」





美嘉「」

莉嘉「これってやっぱりおっきい方だよね」





美嘉「」





莉嘉「お姉ちゃん?」





美嘉「――――――ンンッ! ま、まあ大きい方ね。上の下か、上の中といったところかな?」





美嘉(ウソでしょおおおおおおおおおっ! そんなに大きいのムリムリムリ! 平均は13センチって聞いてて、その大きさでも怖いけどアイツならって思ってたのに!)





莉嘉「うわー☆ やっぱりPくんすごいんだ!」





美嘉「その、さ。莉嘉」





莉嘉「なーにお姉ちゃん♪」





美嘉「莉嘉も蘭子ちゃんに言ったけど……アイツと結婚するってことは、アイツとそういうことするわけで……大きいの、怖くないの?」





莉嘉「え……? だって大きいってすごいんでしょ?」





美嘉「いや、すごいとかすごくないとかじゃなくて……その、アイツの大きいのを、う、受け入れるのが、怖くないのかなって」





莉嘉「う〜ん。でも相手が誰であっても初めてって痛いんでしょ?」





美嘉「まあそうらしい――じゃなくてそうだったよ」





莉嘉「怖くないって言えばウソになるけど、本当に好きな人とならその痛さも幸せになれるんじゃないかなって思えて」





美嘉「……ッ!!」





莉嘉「Pくんが気持ちよくなってくれるなら、一回ぐらい痛くても我慢するよ」





莉嘉「それに男の人って初めてが好きなんだよね。きっとPくんも喜んでくれるよね。Pくんもできるかぎり痛くないように、優しくしてくれるに違いないし///」





美嘉(ま、マブシイ! いつの間にこの子こんなに成長したの!?)

莉嘉「……」





美嘉「り、莉嘉? じっと見てどうしたの?」





莉嘉「……お姉ちゃん。アタシの歳の時、どんなスタイルだったの?」





美嘉「アンタぐらいの頃? 似たようなもんかな、多分」





莉嘉「そうならいいんだけど……ほら、蘭子ちゃんって同じ中学生とは思えないぐらいスタイルいいから、やっぱりPくんが一番興奮したのは蘭子ちゃんなのかもって考えて」





美嘉「あー、それは比べる相手が間違ってるから」





莉嘉「ライバルなんだから間違ってなんかないよ! アタシもお姉ちゃんみたいにエロカワイイボディになれるなら負けないんだけど……」





美嘉「まあ蘭子ちゃんは今はアイツに夢中かもしんないけど、数年後はわかんないよ」





莉嘉「もしそうなら、アタシは最初っから蘭子ちゃんをライバル認定しないから」





美嘉「そ、そうなの……?」





莉嘉「それに億万が一蘭子ちゃんが心変わりしたとしても、蘭子ちゃん並――ううん、それ以上のエロボディがPくんを狙ってるから」





美嘉「へ……? まだいるの!?」





莉嘉「うん、これは今日あったことなんだけど――――」

※ ※ ※





お〜ねがい〜 シ〜ンデレラ 夢は夢で終われ〜ない♪





みく「フッ……フッ……」キュキュッ、キュキュッ





莉嘉「……」





みく「ふぅ……うん、確認バッチシだにゃ!」





莉嘉「……ねえみくちゃん」





みく「にゃにゃ? 莉嘉チャンも自主練かにゃ?」





莉嘉「うん、そのつもりだったんだけどさ……」





みく「?」





莉嘉「アタシとみくちゃんの年齢差はいくつ?」





みく「3歳だけど……それがどうしたにゃ?」





莉嘉「じゃあ身長差は?」





みく「それは……それも3センチにゃ」





莉嘉「じゃあ――――おっぱいは?」





みく「おお、おっぱ!?」





莉嘉「さっきダンスの振り付けやってたみくちゃん、嫌味かっていうぐらい胸を揺らしてさ。ちなみにアタシは72センチだよ」





みく「さ、3センチ……」





莉嘉「3センチと?」





みく「10センチ……合わせて13センチだにゃ」





莉嘉「3歳と3センチしか違わないのに、おっぱいだけそんなに違うっておかしいでしょ!」





みく「おかしいって言いたいのは悪くも無いのに責められてるみくの方だにゃ!」





みく「だいだい莉嘉チャンが大きくなるのはこれからだにゃ。美嘉チャンも大きいんだから心配にゃい!」





莉嘉「そりゃあお姉ちゃん、モデル業のために逆サバしてるぐらいだけど……えい」ムニュン





みく「にゃ!?」





莉嘉「やっぱり……っ! お姉ちゃんより大きい! お姉ちゃんがDだから、これは確実にE以上!」モミモミ





みく「やァ……やめ……」





莉嘉「みくちゃんまだ大きくなる歳だよね。これ、ひょっとして90センチ台を狙えるんじゃない☆」ムニュムニュ





みく「ぁ……莉嘉チャン……やめ――――」















みく「ぴ、Pチャ…ァ…アン……ッ!!」ビクビク















莉嘉「……Pくん?」ピタッ





みく「――あ」

莉嘉「みくちゃん。どうしておっぱいもまれてて、Pくんが出てくるの?」





みく「いや、これはその……頼りにしている人に、無意識に助けを求めただけにゃ」





莉嘉「助けを求めている声音じゃなかったけど」





みく「そ、そんなことにゃいにゃ」





莉嘉「……本当に?」





みく「本当だにゃ」





莉嘉「猫缶に誓って?」





みく「え……? まあ、猫缶に誓っても問題ないけど……にゃ」





莉嘉「じゃあ今あったこと、お姉ちゃんや美波ちゃんに話してもいいよね?」





みく「……ッ!!?」





莉嘉「アタシがみくちゃんのおっぱい揉んだら、みくちゃんが『Pチャァン♪』って言ったけど、これってみくちゃんがPくんを信頼している証拠だよねって訊くよ」





みく「なっ……ちょっ……!」





莉嘉「みくちゃんが言っている通りなら何の問題も無いよね? アタシが叱られて終わりだよね? お姉ちゃんや美波ちゃんを通して、このことがPくんに知られてもいいよね?」





莉嘉「きっとPくん喜ぶよ☆ 『前川さんにそこまで信頼していただき』うんぬんかんぬんって」





莉嘉「じゃあ二人のところに行って――」





みく「猫缶様ごめんなさい!!」

莉嘉「ふ〜ん、嘘だったんだ。みくちゃんにとって猫缶ってその程度だったんだね?」





みく「言わずもがなだにゃ」





莉嘉「で、本当のこと言ってくれる? Pくんには秘密にするから」





みく「で、でも……」





莉嘉「じゃあお姉ちゃんたちに――」





みく「ぬぐぐ」





莉嘉「ふふ〜ん☆ どう、なんだか今のアタシ小悪魔でしょ?」





みく「小憎たらしいだけだにゃ。その、にゃ。り、莉嘉チャンは……オナ●ーしたことはあるかにゃ?」





莉嘉「オ●ニー?」





みく「その……自分の手で、お股の間をいじくったり……胸を揉んだりすることにゃ」





莉嘉「あっ、マンガでそういうシーン見たことあるよ!」





みく「そ、それがオナニ●なんだにゃ」





莉嘉「アレってなんだか気持ち良さそうな顔してたけど、気持ちいいの?」





みく「まあ気持ちいいと言えば気持ちいいにゃ」





莉嘉「……で、その●ナニーをしている時にPくんが口に出たということは――」





みく「いいかにゃ莉嘉チャン。オナニ●には二種類あるんだにゃ」ズイッ

みく「一つは好きな人がいるのにその好きな人が相手にしてくれずに、切なくて我慢できずにしてしまうケース」





みく「そしてもう一つが単にムラムラして、適当に好みの相手を思い浮かべながらするケースだにゃ」





莉嘉「つまりみくちゃんは前者……」





みく「後者だにゃ! んっ、ゴホン……そしてこれは前者もだけど、後者だって知られたら恥ずかしいから黙っててほしいにゃ」





莉嘉「本当に後者なの? ムラムラして適当に選んだ相手にたまたまPくんがいて、アタシにおっぱい揉まれてついPくんを呼んでしまったと言いたいの?」





みく「その通りだにゃ。莉嘉チャンは理解が早くて助か『他の人は?』……にゃにゃ?」





莉嘉「だから、Pくん以外に適当に思い浮かべた好みの相手は誰なのって聞いてるの」





莉嘉「……Pくん以外でもしたことがあるのなら、当然言えるよね。すぐに」





みく「あ、当たり前にゃ! えっと、Pチャン以外だと……じゅ、ジュピターだにゃ!」





莉嘉「ジュピターは3人組だけど、誰なの?」





みく「えっとほら、真ん中の…あまがせ、天ヶ瀬とうまクンだにゃ! みくの好みど真ん中だにゃ!」





莉嘉「とうまじゃなくてとうや、でしょ」





みく「え……? ウソ、しまった……!」





莉嘉「ああウソだぜ! だが……マヌケは見つかったようだな」ドドドドドドド





みく「アッ!?」

莉嘉「本当に冬馬くんが好きなら名前を覚えていることにもっと自信を持つよね……Pくん以外でとっさに挙げた人がウソということはつまり――」





みく「莉嘉チャン……そのぐらいで勘弁してほしいにゃあ」ガクン





莉嘉「恋敵に手加減なんかしないよ……って言いたいけど、ちょっとやりすぎたからお詫びに良いこと教えてあげる☆」





みく「良いこと?」





莉嘉「あのね、PくんのPくんって【武内君の年齢の数字】センチくらいだったよ!」





みく「……ッ!!?」





莉嘉「それでね、太さはこのぐらい」





みく「にゃ、にゃんで莉嘉チャンが……知ってるんだにゃ?」





莉嘉「それは当然見たからだよ☆」





みく「」





莉嘉「みくちゃん?」





みく「」





莉嘉「た、立ったまま気を失ってる――――」

※ ※ ※







莉嘉「――――というわけで、みくちゃんはPくん以外でオ●ニーしたことがないくらいPくんのこと好きなの」





美嘉(あ、アイツでオナ●ー!? ウソ……一度も考えた事無かった。ど、どうしよう……知ってしまったら、今夜しないでいられる自信が――)





莉嘉「お姉ちゃん?」





美嘉「あ、えあうん。いい莉嘉。今日あったそのことを、アタシ以外の誰かに言った?」





莉嘉「ううん。みくちゃん恥ずかしがってたから、お姉ちゃんにしか言ってないよ」





美嘉「よしいやダメ。アタシにも言っちゃダメでしょ。はは、恥ずかしいことなんだから」





莉嘉「はーい」





美嘉「しっかしねぇ……まさかみくちゃんまで、アイツをねえ……」





莉嘉「……ねえ」





美嘉「ん? 何」





莉嘉「お姉ちゃんもPくんのこと好き?」





美嘉「は、ハア? なな、なんでアタシがあんな朴念仁を絵に描いた様な誠実で優しくて真っ直ぐこっちを見てくれるだけのつまんない男を!?」





莉嘉「……Pくんのこと悪く言わないでって言おうとしたけど、ほとんど褒めてるよね」





美嘉「ま、まあ悪い奴じゃないけどね。けどそのぐらいじゃこのアタシと釣り合うわけないでしょ★」





莉嘉「けどさ。この前お姉ちゃんとPくんと――――」





美嘉「え、ちょっと待って莉嘉。まさかアタシまで回想するようなことが――――」

※ ※ ※







みりあ「打ち上げパーティーって楽しいね!」





きらり「み〜んなね! 冬の舞踏会がうまくいってはぴはぴしてるにぃ☆」





莉嘉「う〜ん……」





みりあ「どうしたの莉嘉ちゃん?」





莉嘉「さっきからお姉ちゃん探してるんだけど、見つかんなくて……」





きらり「美嘉ちゃんならぁ、さっきあっちのバルコニーの方にすぅうーって行ったのを見たよ☆」





莉嘉「え、本当きらりちゃん! ありがとう行ってみるね!」ダダッ





莉嘉(お姉ちゃん発見! きらりちゃんが言った通り――――って!?)





美嘉「……なんだかこうしているとさ、去年の今頃を思い出しちゃうよ」





美嘉「ライブが成功して、二人っきりで夜景を見ながら余韻にひたってた」





美嘉「……担当だったアンタとね」





武内P「あの日もまた、今日のように中はパーティーの華やかな熱狂で包まれ、外は肌を刺す荘厳な冷気で覆われていました」





美嘉「うん……どっちつかずのココだけは別世界みたいで、そんな幻想的な場所で二人っきり……アンタはアタシのことを、思いつめた顔で見てた」





武内P「……」

美嘉「重い口を開こうとするアンタが、良い話をするか悪い話をするかわかんなかった」





美嘉「……正確に言うとね、良い話をしてくれるに違いないって必死に思い込もうとしてた」





美嘉「薄々とだけど、嫌な予感はしてた……シンデレラプロジェクトの噂が、流れ始めてた頃だったから」





美嘉「だから――アンタが春からアタシの担当を離れて、これから少しずつ新しい担当と引き継ぎをするって聞いても、なんとか平気そうに装えた」





武内P「ええ――貴方が私に言いたいことがあるのは、私でもわかりました。しかし貴方が、それを懸命に飲み込んだのを見て……私は、見ないふりをしました」





美嘉「ハハッ。朴念仁のアンタに見破られてただなんて、アタシの演技力もたいしたことないね」





美嘉「……アレから一年。あの時感じたみっともない想いは、今ではだいぶ落ち着いた」





美嘉「だから今なら……あの時アタシがアンタに言いたかったこと――知ってもらいたかったことを、アンタを困らせずに伝えられる」











美嘉「初めて出会った頃、アンタのことが苦手だった」





美嘉「何を考えてんのかわかんなくて、ちょっと見ただけで不器用なのがすぐにわかった」





美嘉「コイツについて行って大丈夫なのかなって、一度ならず考えた」





美嘉「けどアンタは――そんなこと考えているアタシのために、一生懸命だった」





美嘉「アタシたちアイドルがファンの皆のために輝けるよう、細かい点まで気をつけた」





美嘉「あの頃のアタシでは気づけない……ううん、きっと今でも気づけないことも含めて、地味だけど重要で、そして辛いことをたくさんしてくれていた」





美嘉「アタシの、一番の味方でいてくれた」





美嘉「アンタが――貴方がいてくれたから、私はここまで来れた」





美嘉「貴方が傍に居てくれなきゃ……これまで通り、やれる自信なんてこれっぽっちも無い」





美嘉「だから……春になっても――来年も、再来年も――ずっと、ずっと私と一緒に……いっしょ…に」





武内P「……城ヶ崎さん」ギュッ





美嘉「……ッ……ァ……」

武内P「ありがとうございます。その言葉を聞けて……プロデューサーを続けて良かったと、本当に思えます」





美嘉「……け、結局みっともないとこ……見せちゃった……もう、大丈夫だと思ったのに……アハハ」





美嘉「見せるわけ……いかないもんね。アンタあの頃、ただでさえあの娘たちが辞めてボロボロで……シンデレラプロジェクトっていう大きな仕事を任せられて……とっても、たいへんな時期……だったもんね」





美嘉「アンタの力になりたいアタシが……アンタの足引っ張る訳には……いかなかったでしょ」





武内P「申し訳ありません……私が、不甲斐ないばかりに」





美嘉「ま〜たそうやって自分のせいにして。そんなんだから心配で何度も顔出しに来たんだから」





美嘉「い、言っておくけどね! アンタの心配なんて、莉嘉の様子を見るついでだったんだからね」





武内P「ええ、わかってます。それでも感謝します」





美嘉「ったく……クシュン」





武内P「城ヶ崎さん、そろそろ中に戻りましょう」





美嘉「…………ヤ」





武内P「城ヶ崎さん……?」





美嘉「今のアタシ、きっと目が真っ赤だもん。もうちょっとしてからじゃないとイヤ」





武内P「そうですか……それでは、しばらく付き合いましょう」バサッ





美嘉「…………フフーン♪」





武内P「何か?」





美嘉「こうやってアンタの上着をはおると、まるであの頃に戻ったみたいだなって★」





武内P「そうでしたね。城ヶ崎さんは薄着が多かったので、何度かこういったことがありました」





美嘉「それだけかなー?」





武内P「と、言いますと?」





美嘉「彼女が彼氏の家に泊まる時、ぶかぶかのワイシャツを着るシチュエーションがあるでしょ? アンタもそういうの好きなんじゃないかなーって★」





武内P「なっ……!?」

美嘉「ほ、ほらー! カリスマギャルのこのアタシが、アンタの大きすぎるスーツを着てるよ。ここ、興奮するでしょ///」





武内P「か、からかわないでください///」





美嘉「アハハ、顔真っ赤! ね、ねえ。訊きたいんだけどさ」





武内P「は、はい」





美嘉「こういうことって……他のアイドルにも、してあげたことある?」





武内P「……? いえ、城ヶ崎さんにだけですが」





美嘉「……そっかー、へえ〜、ふーん、うんうん」





莉嘉(お姉ちゃん……すっごく嬉しそう。あんな顔見たの初めて)





美嘉「じゃあ元担当からのアドバイス! こういうことしてあげたら、びっくりしたり勘違いするアイドルがいるから禁止」





美嘉「た、ただし! アタシはびっくりしないし勘違いもしないから――アタシには、していいから」





武内P「そう、なんですか」





美嘉「そうなの! だから毎日頑張って、こういうシチュが好きなアンタにアタシが見せてあげるから★」





武内P「で、ですから!」





美嘉「アッハッハッハッ。顔真っ赤にして言っても信じらんないってば」





莉嘉(Pくんも……あんな顔することあるんだ)





<莉嘉ちゃ〜ん! 美嘉ちゃん見つかった?





莉嘉(あ、マズ! 早く離れないとみりあちゃんが来てばれちゃう!)





莉嘉(もっと見ていたいけど……うん、みりあちゃんが来てくれて良かった。多分アタシでも見たらいけないから)

<ピンポーン





莉嘉「――――ということがあったよね?」





美嘉「」





莉嘉「お姉ちゃん?」





美嘉「」





莉嘉「えっと……ごめんね、盗み見するつもりはなかったんだけど……お姉ちゃんがPくんと一緒にいるのに驚いて、どうしようかなって考えているうちに二人のことが気になって……」





美嘉「」





莉嘉(インターホンが鳴ったけど……お姉ちゃんの意識が戻んないよ)

莉嘉「そ、それでね。アタシが離れた後のことなんだけど――」





美嘉「」





莉嘉「Pくんと――――キス、したの?」





美嘉「〜〜〜〜〜ッッッ!!!」





ガタッ、ガンッ!! ゴロンゴロンゴロン、ドンッ、バサバサバサ





美嘉「みりあちゃんは……アタシの母になってくれるかもしれなかった……女性だ」ガクッ





莉嘉「お姉ちゃああああぁぁぁん!!」

※ ※ ※







莉嘉「お姉ちゃん大丈夫? あと、本当にごめんね」





美嘉「大丈夫大丈夫。それに莉嘉のことだもん、悪気があって盗み見なんかしないってわかってるから」





莉嘉「お姉ちゃん……」





美嘉「あと念のため言っとくけど、アイツとキスなんかしてないからね」





莉嘉「え〜〜〜! あんなにいい雰囲気だったのに?」





美嘉「仕方ないでしょ! アイツがしてこなか――――」





莉嘉「してこなか?」





美嘉「……師弟、子の仲が良いのは喜ばしい」





莉嘉「何言ってんのかちっともわかんないよ……」

美嘉「そもそも! 莉嘉はアイツのことがその……好きなんでしょ? アタシがアイツのこと好きだったら……困るんじゃない?」





莉嘉「え、なんで?」





美嘉「…………え?」





莉嘉「お姉ちゃんと同じ人を好きになるって、アタシたち姉妹の仲って本当に良いんだなって思うよ。それに――」





美嘉「そ、それに?」





莉嘉「Pくんを狙っている人って皆アタシより先に16歳になれるけど、お姉ちゃんはもう結婚できる年齢でしょ」





莉嘉「お姉ちゃんがPくんのこと好きで、結婚してくれたら嬉しいし安心できるよ☆」

美嘉「莉嘉は……アタシとアイツが結婚して、いいんだ」





莉嘉「うん! あ、でもアタシも一緒に暮らしたい! お姉ちゃんとPくんの三人で暮らすって、とっても楽しそう!」





美嘉「ハハ、そうね。考えもしなかったことだけど……うん、なかなか楽しそうね」





<コンコン





莉嘉「で、お姉ちゃん」





莉嘉「Pくんのこと――――好き?」





美嘉「――――アタシは」





『城ヶ崎さん』





<コンコンコン





美嘉「アタシは――――アイツのこと」





『いい……笑顔です』





莉嘉「Pくんを?」





<ガチャ





武内P「失礼しま――」





美嘉「アイツのことがずっと前から好き!」





武内P「……す」





美嘉「………………………な、んで……アンタが」





武内P「いえ、その……」





莉嘉「あ、Pくんその資料! アタシが忘れちゃったやつだ!」





武内P「え、ええ。近くを寄ったので……その、届けに」

美嘉「そ……その……えっと」





武内P「その……相手が誰かは存じませんが、アイドルは恋愛禁止です。ですが、私でよければ相談に……」





美嘉「ち、違っ!?」





莉嘉「Pくんだよ!」





武内P「!!?」





美嘉「ちょっ、莉嘉!」





莉嘉「お姉ちゃんが好きなのはPくんだよ! もうずっと前から好きだって!」





美嘉「あ……アア」プシュー





武内P「城ヶ崎さん、ではなくて莉嘉さん。そういった冗談は」





莉嘉「冗談なんかじゃないもん。Pくんだってさっきの聞いてたし、今のお姉ちゃん見れば本当だってわかるでしょ?」





武内P「そ、それは……」





美嘉「ち、違うから! あ、ああ、アタシはアンタのことにゃんて! ええっとその――」プシュー





武内P「お、落ち着いてください。先ほどの発言は、私は一切聞いてな――」















母ヶ崎「聞き捨てなりませんね」



武・処「「!!?」」」

莉嘉「あ、ママ」





母ヶ崎「乙女の告白を聞かなったことにする……たとえそれが美嘉の気持ちを組んだものでも、見過ごせませんよ」ゴゴゴゴゴ





莉嘉「そうだよー、男としてかっこ悪いよPくん!」





武内P「し、しかし……」





美嘉「お、お母さん。お願いだから黙って『美嘉』……う」





母ヶ崎「さて。さっきお父さんから電話があってね、急に来た仕事があるから晩御飯はいらないそうなの」





母ヶ崎「以前は美嘉を、今は莉嘉をお世話になってるプロデューサーさんとは前々からゆっくりお話したかったことですし」





母ヶ崎「旦那の分の夕食を、代わりに食べていただけるかしら。お話はそこでたっぷりと♪」ニコ





武内P「は、はい!」ビクッ





美嘉(ちょ、ちょっと! 何で受けてんのよ)ヒソヒソ





武内P(申し訳ありません……プレッシャーが)ヒソヒソ





母ヶ崎「もうじき出来上がるので食卓に案内します。さあ、下の方に」





武内P「は、はい……」





美嘉「うう、どうしてこんなことに……」





美嘉(でも……これでアタシがコイツに聞かれてしまった告白は、うやむやにならなくなった)





美嘉(ねえプロデューサー? アンタはアタシのこと、どう想ってるの?)





母ヶ崎「……」





莉嘉「……」















母・妹((計画通り))

母ヶ崎(部長さんからプロデューサーさんの予定を聞きだし、家の近くを通る予定がある日を決行日として調整する)





莉嘉(お姉ちゃんはこの日この時間帯に家にいるようにアタシが仕向ける)





莉嘉(そして決行日にアタシがわざとCPルームに、急いで保護者から同意をもらわなくちゃいけない書類を忘れる)





母ヶ崎(書類を届けに来てくれたら、ついでだから娘たちに顔を見せてあげてくださいと家にあげる)





莉嘉(この時、アタシの携帯とつながった小型イヤホンでママはこっちの状況を把握してる)





母ヶ崎(世間話をしながら中の状況を見計らって、プロデューサーさんを誘導)





母ヶ崎(一人で行ってもらったのは、タイミングが悪い時はお茶を持って合流して時間をずらすため)





莉嘉(お姉ちゃんがPくんのこと好きなのは一目瞭然)





母ヶ崎(前に会った時から、プロデューサーさんが美嘉に好感を持っているのは把握済み)





莉嘉(ママが言うには、お姉ちゃんが押しまくれば絶対に落とせるタイプらしいんだけど……)





母ヶ崎(あの娘ったら私に似て器量は良いのに、恋愛方面にかけてはお父さんに似ちゃって)





莉嘉(ゆっくり時間なんかかけてたら、Pくんを狙っている他の娘たちにとられちゃう)





母ヶ崎(ただでさえウブなのに、これだけ想っている相手に失恋したら次の恋愛にさらに臆病になる)





莉嘉(お姉ちゃんとPくんが付き合うのはアタシも嬉しいし)





母・妹((なんとしてでもこの話、まとめてみせる!!))











――そして、月日は流れた

莉嘉(17歳、アイドル・モデル)「ただいまー」





美嘉(22歳、女優・モデル)「おかえりー」





莉嘉「あれ、お姉ちゃん? あ、そういえば天気が悪くて撮影が中止になったって言ってたか」





美嘉「アンタ忘れてたの? 夕飯はもうじきできるから、Pさんが帰ってきたら御飯にしよっか」





莉嘉「そうそう! Pくんのことなんだけど……お姉ちゃん、昨日Pくんと何かあった?」





美嘉「Pさんと……? 特に――――――ッ!!?」





莉嘉「あ、やっぱり何かあったんだー☆」





美嘉「べ、別に何も無いわよ!」





莉嘉「ふ〜ん、へえ〜」





美嘉「それで……何でそんなこと訊くのよ?」





莉嘉「仕事中に顔合わせたんだけど、その時ちょっと様子がおかしくって」





美嘉「え……!? 今朝家を出た時はいつも通りだったのに……」オロオロ





莉嘉「いやいや、お姉ちゃんが今心配してるようなことじゃなくってさ。きらりちゃんがPくんの背中にむぎゅーって抱きついて」





美嘉「ふーーーーーん。……それで、アイツが鼻の下を伸ばしてたわけ?」





莉嘉「ううん。いつもだったら『ビクッ』とする感じだったのに、今日は『ビクンッ!』って感じで」





美嘉「……うん?」





莉嘉「そのうえ少し前かがみになりながらその場から逃げちゃってさ」





莉嘉「結婚して2年になるのに相変わらず女に免疫が無いPくんだけど、これはちょっとおかしいなーと思って」





莉嘉「お姉ちゃん、Pくんが欲求不満になるようなことしたんじゃない?」





美嘉「あっ……」

莉嘉「まったく……婚約して4年、結婚して2年の若い男女が、まだキスしかしてないだなんて。Pくんかわいそう」





美嘉「ち、違うわよ! あ、アタシだって昨日は頑張って――」





莉嘉「頑張る? 何々? ナニしてあげたの?」キラキラ





美嘉「その……Pさんのを、な……舐めてあげた///」





莉嘉「フェラ!? お姉ちゃんがついにフェラを!? Pくん喜んだ!?」





美嘉「た、多分。Pさんの、すっごく大きくて硬くなってたから」





莉嘉「どんな風に舐めたの? ねえねえ!」





美嘉「その……最初は裏の方を舌の先っちょの方でペロペロってして……それから、先の方の膨らんだところ」





莉嘉「亀頭だね!」





美嘉「う、うん。そこを、口でくわえて――」





莉嘉「くわえて!? そこから!?」





美嘉「お、終わり……」





莉嘉「…………………………ん?」





美嘉「だ、だからそこで終わったの!」





莉嘉「終わったって……Pくんが出したってこと?」





美嘉「そうじゃなくて……Pさんが『そんなに無理をしなくていいですよ。少しずつ慣れていきましょう』って言ってくれて……」





莉嘉「……お姉ちゃんが、いっぱいいっぱいなのを見てとったPくんが止めたってこと?」





美嘉「そ、そういうこと。まったく……あの人ってば昔っから変わらずにアタシに優しくて……アタシを慰めながら腕枕してくれて……ふ、ふひ『ストップ』……ど、どうしたの莉嘉」





莉嘉「話をまとめると、Pくんは結婚したのに2年もお預けを食らって、昨夜はついにヤれそうだったのにヤれなかった。一度はPくんのPくんを大きく硬くしたのに、出しもせずに終わった。さらに半裸のお姉ちゃんと抱きしめ合って、モンモンとしたまま夜を過ごした――――と」





美嘉「そ……そうなっちゃうかな、アハハ」

莉嘉「お姉ちゃん……欲求不満で浮気されても文句言えないよ」





美嘉「……ごめんなさい」





莉嘉「もう、しょうがないなあ。じゃあ今晩は――」





美嘉「そ、そうね! 今晩こそはアタシ頑張って――」















莉嘉「今晩アタシがPくんの相手をするから!」





美嘉「…………………………え?」

莉嘉「ウフフフフ。いやー、お姉ちゃんがウブすぎてずいぶん待たされちゃったけど、ついにアタシはPくんのモノになれるんだ。エヘヘ///」





美嘉「ちょっ……ちょっと待ちなさい莉嘉!! アンタはアタシがしてからっていう約束でしょ!!」





莉嘉「もうそんなの無効だよ! 2年だよ2年! アタシに姪っ子ができてもおかしくない時間が経ってるのに、なんでお姉ちゃん処女のまんまなの!」





美嘉「ぐっ……それは」





莉嘉「外にはPくんが結婚したのに虎視眈眈と狙っている女がわんさかいるんだよ! そんな状況で今日みたいに欲求不満なPくんを家から送るだなんて、松坂牛を飢えたライオンの群れに解き放つようなもんなんだからね!」





美嘉「で、でも今日は大丈夫で……」





美嘉「そんなの運が良かっただけ! 小梅ちゃんがあの子を使って前と後ろからPくんを挟んだかもしんないし、Sっ気とMっ気の両方を持つボクっ娘幸子ちゃんと攻めと受けが目まぐるしく移る攻防をやったかもしんないし、蘭子ちゃんにプロヴァンスの風(宮崎のラブホテル)に連れ込まれたかもしんないし、みくちゃんのGカップにPくんのPくんがにゃんにゃんされたかもしんないんだよ!!!」





美嘉「あ、あうぅ……」

莉嘉「というわけで! 今日中にお姉ちゃんがPくんとしないなら、日付が変わると同時にアタシがPくんとするから!」





美嘉「そ、そんな! せめて3日……じゃなくて、一週間……やっぱ一ヶ月」





莉嘉「ヤる気あるの!?」





美嘉「あるわよ! Pさんとつながりたいわよ! Pさんに気持ち良くなってほしいわよ! Pさんとの赤ちゃん欲しいわよ!」





莉嘉「だったら!」





美嘉「でも大きいんだもん! あんなに大きいの怖くても仕方ないでしょ! せめて一回り……いや、二回り小さければ」





莉嘉「他所の新婚家庭が聞いたら怒るよきっと!」





美嘉「だ、だって〜」





莉嘉「……もう、仕方がないなあお姉ちゃんは」フッ





美嘉「……莉嘉?」

















莉嘉「3人でしよっか?」

















武内P「ただいま戻りました。美嘉さん、今日は夕食の当番を代わってもらってありがとうございます。莉嘉さん、先に帰っていたのですね」





姉・妹「」





武内P「……? 二人とも、いったいどうし――――」





美嘉「Pさん……」





莉嘉「Pくん☆」





武内P「……?」































このあと滅茶苦茶セックスした











〜おしまい〜



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