2016年02月10日

小松伊吹「アタシのほうがお姉さんなんだから!」

主な登場人物



小松伊吹(19)、速水奏(17)、モバP(以下P)



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伊吹「むむむむ…………」







◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 「あら…伊吹ちゃん、これは始まったんじゃないかしら?」



 「始まったっていうのはね…」



 「奏!!ダメだよ!!」クワッ



 「ダメですって♪」



◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆





P「…………」カタカタ

伊吹「ぬぬぬぬ…………」







◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



 (たまに忘れるんだけど奏ってまだ高校生なんだよね…)



 「(たまに忘れるけどコイツまだJKだった)って顔しちゃって失礼ね」



 「なんだよエスパーか!?」



◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆





P「…………?」

伊吹「う〜ん……」



P「さっきからどうしたんだそんなにウンウン唸って」



P「というか今日はレッスン午後からだったよな?こんなに早く来てどうしたんだ」



伊吹「P〜、アタシって歳いくつだったっけ」



P「ん、19だな」



伊吹「じゃあ奏は?」



P「17だな」



P「……それがどうかしたのか?」



伊吹「そう!アタシのほうが二つも年上なの!」



P「まぁそりゃそうだろ。で?」







伊吹「いっつも奏にからかわれてるのをどうにかしたい」

伊吹「二つも年上なんだよ?お姉さんなの」



P「あー、うん」



伊吹「これはちょっとどうにかしたほうがいいんじゃないかなーと思って」



P「うーん、そんなに無理しなくてもいいんじゃないか?」



伊吹「無理ぃ?それどういう意味ー?」ジトー



P「別に他意はないぞ?伊吹は自然体でいるほうが可愛くて魅力的だと思うし」



伊吹「!!……そ、そう、かな……///」ポワワ



P(こういうところがいいんだけどなー)

ガチャ バタン



奏「おはようございます。……あら?」



P「おっ、おはよう、奏」



伊吹「あっ、おはよ、奏……///」



奏「どうしたの伊吹ちゃん、今日は朝からだったかしら?それに……顔真っ赤よ?」



奏「……もしかして、またPさんに愛の言葉でも囁かれてたのかしら」



P「違う。それにまたってなんだ」



伊吹「!!〜〜///」カアッ



P「伊吹も固まってないでそこは否定してくれ」

奏「ふふっ、朝から見せ付けてくれちゃって……羨ましいわ」



伊吹「これは、その、ちがっ」



P「そうだ。違うからな」



奏「ねえ、Pさんは私には愛の言葉、囁いてくれないのかしら……?」



伊吹「あ、こらっ」



奏「どうせなら……ココに直接囁いてくれてもいいんだけど」ススッ



伊吹「かーなーでー!」



P「はいストップ。奏もからかうのはその辺にしとけ。伊吹も角しまえ」



奏「はぁい♪」



伊吹「……はーい……」







奏「さてと……そろそろいい時間ね。レッスンいってくるわ」



P「いってらっしゃい。気付けてな」カタカタ



伊吹「いってらー……」



奏「ふふっ、そんな顔しないで?とっても頼りにしてるんだから、伊吹お姉ちゃん」



伊吹「!!お姉……そ、そう?」



奏「ええ、もちろんよ。ダンスレッスンなんて、トレーナーさんより頼りになることあるもの」



伊吹「ほ、ほんとに!?」



奏「この前のパーティーも、二つ上のお姉ちゃんがいてとっても心強かったわ」



伊吹「そ、そう、かな……えへへ……」



P(お姉ちゃんチョロイなー)



奏「また後でね、伊吹お姉ちゃん♪」







スタスタ



P「……?どうしたんだ?こっち来t」カタカタ



奏「Pさん、今度は私の顔を真っ赤にさせてね?」ボソッ P「!!」ビクッ 伊吹「!?」



奏「ふふっ♪じゃあね」ガチャ バタン



伊吹「うがー!!」



P「はいはいまた角出てるから(上げて落とす、見事に掌の上だなぁ)」



P(あ……いや、今のは俺もだったな……)







伊吹「――で、話の続きだけど」



P「ん」カチカチ



伊吹「さっきの見たでしょー!?あれだよ、あれ!」



P「うん、まあ」



伊吹「この調子じゃいつまでたってもアタシが下みたいじゃん!」



P「うーんそうか?ちゃんとお姉さんしてるって頼りにされてたじゃないか」ヴィーンガガガ



伊吹「いーやいや!これは作戦会議しないとダメだって」



P「えー、俺はお前達二人の担当でこれでも色々と忙しいんだぞ?今もだけどな」カチカチピッ



伊吹「なーにー?Pはアタシの悩み聞いてくれないのー?」



P「いや、そういうわけじゃ。あっ、ミスった」カタカタカタ



伊吹「それに、担当だったら可愛いアイドルの相談ぐらい乗ってあげるもんでしょー?」



P「ぐっ、そう言われると弱ったな」



伊吹「何その反応、アタシは真面目なんだよ!?」グワッ

P「わかったわかった、とりあえず話だけでも聞いてやるから、な?」



伊吹「ぶーぶー」



P「…………」カタカタ



P(とはいえ、ここ最近は格式張った場所に二人を連れて行くことが多かったからなぁ)



P(この様子を見るに奏はともかく、伊吹に関しては年上ってことで気を張ってたか)



P(ここらで俺がストレスの捌け口になったほうがいいかも知れん)



P「…………確かに担当アイドルのケアをするのもプロデューサーの大事な役目だよな」



伊吹「……お?」



P「誰かに話して楽になったり、軽くなることもあるだろう。抱えて潰れるよりはマシなはずだ」



伊吹「うんうん」



P「ただ、さっきも言った通り俺も忙しい。色々と作業しながらだけど、それでもいいか」



伊吹「ほんと?ありがとP!」

P「――で、現状をざっくり整理すると」カタカタ



P「伊吹はいつも奏にからかわれてて、この力関係をどうにかしたいって感じなのか?」



P「それとも伊吹にとっては自分が年上なのに、そういう感じが二人の間に見えないのか?」



P「それについてはさっき奏がダンスレッスンでの話とかしてたけど」ガサッ



伊吹「うーん、言葉にするのは難しいけど、大体そんな感じなのかな……ちょっと違うような気も」



P「どうもまだ違和感があるみたいだな」サッサッ



P「……自分の本当の悩みだったり、願望を明確にするのも解決するのと同じぐらい重要なことだぞ」



伊吹「願望かー……」

P「あと、これは俺の考えだが、特定のグループ内で年上だったり立場が上の人間ってのはな」



P「ちょっとぐらい隙があるほうが物事が円滑に進むもんなんだ」カタカタ



伊吹「……そんなもんなの?」



P「ああ。例えば他のユニットで例えるとだな……トライアドプリムスの三人なんかは典型的だな」



P「一番年上の神谷さんが、下の渋谷さんや北条さんにいつも茶化されてるだろ?」ゴソゴソ



伊吹「あー……うん、そういえばそうかも」



P「つまり普段は下の二人が主導権を握るも、肝心な時に神谷さんが引っ張っていくわけだ……多分な」



伊吹「なるほど」

P「同じデュオユニットってことで触れるなら……セーラーマリナーの二人も似てるな」カチッ ピッピッ



P「外野から見ても明らかに水木さんの方が子供っぽくて、松本さんの方が大人っぽいだろ」



P「こっちも普段は松本さんが舵を取ってて、土壇場で水木さんがはじける感じ……これも多分な」



伊吹「うんうん」



P「松本さんはブルーナポレオンでもリーダーやってたりするぐらいだしな」カタカタ



伊吹「あっちは大変そうだよねー五人もいたら手が回らなくなりそう」







P(よくよく考えるとブルーナポレオンって凄いよな……確か下が11で上が28だったっけ)



P(人数の多さもそうだけど……年齢幅が大きすぎないか……?)



P(一回り以上離れてるのをまとめて個々を輝かせ、なおかつ自身もアイドルとして魅力をアピール)



P(……もしかしてとんでもなく難しいことをやってるんじゃないか?)ガサガサ

P「もし、神谷さんや水木さんが隙なんて見せずにずーっと引っ張るようになったらどうなるか」



P「下は付いていくだけで精一杯になっちゃうんだ」



P「もちろんそれで上手くいくことだってあるだろう。でも」カチカチ



P「いつか下は思うんだ、『あれ、これ自分要らなくね?』ってな」



伊吹「……そこまで思うもんかなぁ?」



P「要らないは大げさだけど、要は足が地に着いていない状態になるってことだ」



P「自身が輝く必要のあるアイドルが、誰かに付いていくだけになると非常にまずいと思う」



P「同じように、伊吹が完璧すぎると奏の居心地も悪くなるんだ」



P「もちろん、奏だって完全無欠ってわけじゃない」



P「特にダンスやフィジカル周りなんかは伊吹の助けが絶対に要るだろ?」



伊吹「それは……そう、かも……」

P「大雑把に言えば、奏が静的な魅力担当で、伊吹は動的な魅力担当ってとこだな」



P「お互いに足りないところを補って昇華させるためにユニットを組むわけだしな」



P「完璧同士が組めばそんな心配も必要ないわけだが、そうすると今度は別の問題が浮上する」



伊吹「別の問題?」







P「プロデューサーが要らなくなるんだよなー」ハハッ



伊吹「……それは、また切実だね……」











???「上が完璧だと下は苦労するのよね。わかるわ。わかるっス。まぁまぁ眼鏡(ry」にゅっ



沙理奈「アンタ達は抜けすぎなの!ちょっとは千枝やまとめるアタシのことも考えて?」

P「ただ、先の二つのユニットとお前達で決定的に違うところがある」



伊吹「どこ?」



P「トライアドプリムスやセーラーマリナー、あと加えてブルーナポレオンもだけど」カタカタ



P「それぞれのメンバーが素のキャラでバランスが出来上がってるんだ」



P「伊吹と奏の場合は、奏が背伸びしてるからこういうバランスになってるってのがポイントだな」



伊吹「なるほど……って、奏って背伸びしてるの?あれが素じゃなくて?」



P「まぁそりゃな。こういうのは横にはなかなか言いづらいだろうけど伊吹ならいいだろ」



伊吹「そうだったんだ……翻弄されてばっかりで全然気付かなかった」

P「それでこれにも問題が……問題ってわけじゃないけどあるんだよな」



伊吹「?」



P「奏の背伸びはな、似合いすぎるんだよ」



P「それに伊吹と奏は毎日のように顔を合わせてるのに、今言われるまで気付かなかったわけだろ」



伊吹「……うん」



P「それぐらい精巧な仮面を持ち歩いてるということだな」



P「ファン目線で見たとしても、奏の風貌から想像されるアイドル像ってのは強烈だろ?」カキカキ



P「あれを止めるようにせっかくの武器を外せ、捨てろっていうのは誰も得しないような気がするんだ」



伊吹「……それはわかるかも」

P「これも例を挙げてみるとだな」



P「カリスマギャルで売り出してる城ヶ崎美嘉さん、いるだろ」



伊吹「うん。アタシも何回か仕事で一緒だったことあるよ」



P「彼女は奏と違って良くも悪くもわかりやすいだろ?」



伊吹「うん。美嘉はどっちかというとアタシに似てるよね」



P「で、城ヶ崎さんの場合は内部の人間にはある程度本性というか本質が見えてるけど」



伊吹「うんうん」



P「じゃあ今更そういう方面にシフトしてギャップ萌えなんて絶対にNOが出る」



P「何よりファンが白けるんだ。『カリスマギャル城ヶ崎美嘉』という像に魅せられた人間にとってはな」



伊吹「ふーんなるほどねー」



P「例外も多少は居るかもしれんが……そういうのは考え出すとキリがないしな」ピピピピ



P「あれ、もうこんな時間か。すまん、ちょっと席外すな。まぁすぐ戻るよ」ガタッ



伊吹「はーい。いってらっしゃーい」



ガチャ バタン



伊吹「……うーん」







P(思ったより時間を喰ってしまった)ポチッ ガコン



P(軽い相談を適当にあしらうつもりが仕事そっちのけで妙に熱くなってたか)プシュ ゴクゴク



P(ギャップ萌えなら純情乙女小松伊吹の方がぶっちぎりで破壊力あると思うんだけどな)



P(まぁ片方がブルマ着てもう片方が魔族みたいな衣装着てりゃ)



P(背伸び云々関係なくああいうバランスになるのも当然って話だけどさすがに無粋だよな)



P(……あれ?つーかこれって)ゴクゴク



P(俺が二人に取ってくる仕事のせいで伊吹が悩みを抱えてるってことなんじゃね?)



P(いや……しかし……)







P「…………」カラン







ガチャ バタン



P「ごめん、遅くなった――さっきの続きだけど」



伊吹「おっ、おかえりー……?」



P「……こっちで話すか」ギシッ ストン



伊吹「?どうしたのP、こっちに来て。忙しいんじゃないの?」



P「ああ、さっきまでであらかた仕事は終えたからな。それにこっちの方が話しやすいだろうし」



伊吹「へえ……P、最初はいやいやだったのに今はやけに乗り気じゃん!」



P「まあな。最近はお互いに忙しくしててあんまり詳しく話聞けてないなぁと思ってな」



伊吹「いいねいいねー!」



P「――で、伊吹の悩みの種だったり願望は見つかったのか?」ズイッ



伊吹「あ、う、うーん、出かかってるような気はするんだけど……」ドキッ

P「……奏はあからさまに言葉や態度には出さないけどな、出て行く前ちょろっと言ってただろ」



伊吹「……うん」



P「奏だって完璧じゃない。ちゃんと伊吹のことを頼りにしてる。立派にお姉さん出来てるんだよ」



伊吹「……」



P「奏の背伸びも、お姉さんに追いつきたくてしてると思えば可愛い妹みたいなもんだろ?」



P「さっきの例えで言うと、普段は奏が引っ張って、ここぞってときに伊吹がトリックを決めるんだ」



伊吹「…………」



P「何も心配することはない、とてもいいコンビ、とてもいい姉妹だと思うぞ」



伊吹「……妹、かぁ……」



P「……まだ何か、引っかかってることでも、あるか?」



伊吹「……うん、大分スッキリしたかも!ありがとP♪」







伊吹「……あ、願望といえば……たまには奏をギャフンと言わせたいってのはあるかな」

伊吹「『お姉さん』の延長だけど……」



P「なるほどなぁ……ギャフンとねぇ」



P「……さっきの問題とは別にして、これを機に伊吹の大人路線の開拓をやってみてもいいかもな」



伊吹「どういうこと!?」



P「簡単に言うとたまにはお姉さんやってるところを見せたいわけだろ?しかもわかりやすくだ」



伊吹「そういうこと……なのかな」



P「奏はもうイメージが完全に出来上がってしまってるから下手に動かすのは難しいけど」



P「伊吹はイメージよりも動きが大事だから積極的に手を広げやすい立場だと思う」



P「ダンスもストリートじゃなくてポールダンスなんかだと妖艶な雰囲気がグッと増すだろうし」



P「伊吹はスタイルいいから絶対映えるだろう。男の俺が言うんだから間違いない」



伊吹「そ、そう……?」



P「まぁ実際にやってみなきゃなんとも言えんが、挑戦する価値は十分にあると思う」

P「ただ、ここまで言っておきながらあれだけど、そんなに慌てる必要もないとも思う」



P「年齢を重ねるとそういう転換期ってのは必ず来るからな。早いか遅いかの違いはあれども」



P「それと奏をギャフンと言わせることを主眼に置くなら、大人路線を進んでも大して意味が無い」



伊吹「なんで?」



P「本人とタイマンで勝たないと意味が無いからな。ギャフンとってのはそういうことだろ?」



伊吹「あー……確かにそうだった」



P「しかし奏と正面切ってやりあうのはなぁ……同年代程度の子なら相手にすらならんだろ」



P「正直言って俺でも呑まれそうになるもん」



伊吹「ええ〜それはさすがに言いすぎじゃない?」



P「いや〜あれはな……」

P「奏は伊吹や他の同年代の子達と一緒に仕事するときはな、あれでもかなり抑えてる方なんだ」



伊吹「アタシと居るときも?」



P「その分一人での仕事のときに一段と雰囲気が変わる。なかなか目にする機会はないだろうけどな」



P「出来上がったポスターだけを見ても凄く神秘的だったり幻想的だけど」



P「撮影現場に居るとそこだけ世界が切り取られたような感覚がして、圧倒されるんだ」



伊吹「へえー……そんなに凄いんだ」



P「……スケジュールが合えば今度内緒で伊吹も付いてくるか?」



伊吹「うん、行きたい!」



P「実になることもあるだろう。……せいぜい息をするのを忘れて死なないようにな」



伊吹「え、それはちょっと脅しが物騒すぎじゃない!?」



P「ま、それは実際に見てのお楽しみってことで」

ピーッピーッピーッ





P「おっ、もう昼か」



P「さて、さすがに午後からは仕事しないとあの人に何言われるか分からん」



P「伊吹もレッスンあるしな、いい気分転換にはなったか?」



伊吹「そうだねー!そういえばPとこんなに話したのは初めてかもね」ウーン



P「……そうだな。…………実を言うとな、伊吹」



伊吹「んー?」グイー



P「朝に相談を持ちかけられたときは、適当にあしらってさっさと切り上げるつもりだった」



伊吹「……け、結構はっきり言うね……」



P「でも、話してていつの間にか熱くなってたというか」



P「アイドルとしてももちろん、悩み一つにしてもまっすぐな情熱を向けているんだとわかって」



P「俺もそれに応えてやらなきゃ、いや応えたいと思ったんだよ」



伊吹「そ、そこまで言われるとちょっと照れるな……///」



P「他のユニットのこととか持ち出したりして偉そうなこと言ったけど、俺も完璧じゃない」



伊吹「あーそれはうん」



P「うっ……そこは否定してくれないのか……しかも即答かよ」



伊吹「だって、Pもわりと奏にからかわれてるもんねー♪」



P「ぐっ……いや、俺にも隙がないと二人が窮屈になるだろ?うん、そうなんだよ!」



伊吹「へへーま、そういうことにしといてあげる♪」



伊吹「どこまでも進むアタシ達のこと、これからもちゃんと見ててよ!」



P(俺が窮屈になってしまいそうだ)







P「……よし!いい時間だし気分転換ついでに昼飯行こうか」グイッ



P「リクエストあるか?何でもいいぞ。……常識の範囲内でな?」



伊吹「何でも!?へへっ気前いいねー!じゃあねぇー……♪」







―――



――――――



――――――――…







 「そういえばさ、奏に呑まれそうになったって何があったの?」



 「あー……うん、ラジオの収録でな……」



 「へえー、それでそれでー?……」

おわり





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