2016年02月17日

大槻唯「バレンタインチョコレートを作っちゃうよぉ☆」

女子寮





相川千夏(以下、千夏)「……おはよう、唯ちゃん」





大槻唯(以下、唯)「おっはよーちなったん! 朝からテンション低いけどだいじょうぶーっ?」



千夏「……それはきっと寝起きのせいだからじゃないかしらね」



唯「だからちなったんパジャマ姿だったんだね! えへへ、ちなったんのパジャマ姿かわいい♪」



千夏「ありがと。それはそうと、こんな朝早くからどうしたの?」



唯「えー! 昨日約束したじゃん! プロデューサーちゃん用のバレンタインチョコレートを一緒に作ろーって」



千夏「……ちょっと待って、唯ちゃん。昨日確かに電話で話してたけど、そんな約束なんてしてないわよ。今日が休みかどうかは聞かれたけど」



唯「そうだっけ? 失敗失敗☆ それじゃーあらためて。ちなったん、ゆいと一緒にチョコレート作ろう!」



千夏「……ふぅっ」



唯「ダメぇ……?」ウワメヅカイ



千夏「駄目じゃないわよ。もしかしたらって予想はしてたし。……とりあえず、寒いでしょうから中に入ってちょうだい」



唯「うん! ちなったん、だーい好きー♪



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 千夏の部屋







千夏「ココアで良かったかしら?」



唯「うん! ありがとーちなったん♪」



千夏「さて、チョコレートを作るのはいいとして、どういうのを作るか考えてる唯ちゃん?」



唯「かんがえてなーい☆」



千夏「だと思ったわ」



唯「えへへー」



千夏「……そうね。唯ちゃん、飴好きだったわよね?」



唯「うん、大好きだよ!」



千夏「それならチョコレートキャンディ―なんてどうかしら?」



唯「おぉー! アメ好きなゆいにピッタシだね☆ さすがちなったん!」

唯「ところで、ちなったんはどんなチョコレート作るのー?」



千夏「プロデューサーさんも色々なチョコレートをもらうと思うから、果物とチョコレートを使った物を作ろうかしら」



唯「バナナとか?」



千夏「そうね」



唯「リンゴとか?」



千夏「そうね」



唯「イチゴとか?」



千夏「……唯ちゃんのもあるから大丈夫よ」



唯「えへへへー♪」

 寮内キッチン





千夏「まずは唯ちゃんのから作るわよ」



唯「オッケー!」



千夏「お鍋に砂糖と水を入れて」



唯「シナモンを入れて弱火にかけてっと」



千夏「鍋を揺するように混ぜるのよ」



唯「はーい」



千夏「薄いきつね色になってきたら、箸に飴を付けて冷やして」



唯「固まったら火から下ろしていいの?」



千夏「ええ、いいわよ」



唯「用意してたクッキングシートの上にアメを出してっと」



千夏「触れる熱さになるまで冷ますから、今のうちにチョコレートを湯煎しましょうか」



唯「りょーかいっ!」





千夏「いい感じに飴とチョコレートが冷めてきたわね」



唯「ちなったん、このアメ、一口サイズにちぎっていいの?」



千夏「ええ。ちぎったらチョコレートを小さく丸めて」



唯「ちなったんちなったん! みてみて!」



千夏「どうしたの?」



唯「ほらほら手がチョコレートまみれに! なめるとあまーい☆」



千夏「こーら、遊ばないの」



唯「ごめんちゃーい☆」



千夏「……手を洗って来たら再開ね」



唯「はーい! ついでにトイレ行ってくるー」



千夏「……はいはい」





千夏「洗ってきたわね。そしたら、ちぎった飴の中にチョコレートを入れてそのまま包んで丸める」



唯「あとは冷やしたらかんせーい!」



千夏「お疲れさま、唯ちゃん」



唯「ありがとねーちなったん!」



千夏「ふふっ、どういたしまして」



唯「じゃあ今度はちなったんのを作ろー!」



千夏「それなんだけどね、唯ちゃん」



唯「ん、どったのちなったん?」



千夏「唯ちゃんがチョコレートを舐めたり、トイレに行ってる間に私も作ったの」



唯「さすがちなったん! デキル女ー!」



千夏「……まあ、果物にチョコレートを塗っただけなんだけどね。見てみる?」



唯「もちっ!」



千夏「はい」冷蔵庫開け



唯「わぁー☆ このイチゴのチョコレートのやつ、スーツ着てようにみえるけどプロデューサーちゃん?」



千夏「ええ、そうよ。ホワイトチョコで描いたネクタイがワンポイントよ」



唯「ちなったん器用だね!」



千夏「さすがにチョコレートを塗っただけのものを、そのままプロデューサーさんに渡すのは可哀想かと思ってね」



唯「それでもゆいなら嬉しいなっ! だってちなったんが作ったものだもん!」



千夏「ありがとう唯ちゃん」アタマポンポン



唯「えへへへー♪」



千夏「完成までしばらくかかるから、ラッピング用の包装紙でも買いに行きましょうか」



唯「うん! 久々のデートだねちなったん♪」



千夏「ふふっ、はいはい」



終わりです。











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