2016年02月22日

梨沙「その大量のチョコどうしたのよ」晴「ああこれ?」

【モバマスSS】です





――――2月17日、事務所





晴「梨沙も食べるか? いっぱいあって一人じゃ食い切れそうになくて」モグモグ



梨沙「それは別にいいけど……どれだけあるのよ」



晴「このでっかいダンボール2つ分くらいだな」



梨沙「多っ!? ほんとどうしたのそんなに」



晴「ほらバレンタインの日、オレ宛に荷物が大量に届いてただろ?」モグモグ



梨沙「あー、部屋の隅占領してたダンボールの山があったわね。あれ全部晴のだったんだっけ」



晴「そうそう、で、中身が全部バレンタインの贈り物だったらしくてさー。しかもほぼチョコしかなくて」



梨沙「そういやかな子や志希が匂いにつられしばらく陣取ってたりもしたっけ。で、それがなに?」



晴「それをちひろが仕分けて、オレが食っても問題無い奴だけを集めたのが今日もらったコレなんだってさ。けど減ってまだこれだけあるのがな……」モグモグ





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梨沙「ふーん、まぁ事情は分かったわ。仕方ないわね、食べるのちょっとくらいなら手伝ってあげてもいいわ♪」



晴「サンキュー、助かるぜ。なら適当に……とりあえずコレとかどうだ?」スッ



梨沙「……さらっと包装がすごいの渡してきたわね。そういうのはアンタが食べなさいよ」



晴「でもダンボールに残ってるチョコ、だいたいこんなのだし……」



梨沙「へぇ、さすがモテるアイドル。バレンタインチョコも本命だらけって訳ね。学校でも結構貰ってたのに大変ねー」ニヤニヤ



晴「からかうなよ……オレだってどうしていいかわかんなくて困ってるんだからよ」モグモグ



梨沙「ゴメンゴメン。というか甘いもの食べるのに飲み物一つないわけ?」



晴「そこに水ならあるぜ」



梨沙「そこはもうちょっと可愛らしいの用意しなさいよまったく……まぁいいわ、とりあえずこれ貰うわね」シュルシュル



晴「ああ、好きに食ってくれ」





梨沙(……予想はしてたけど中身のチョコもまた気合が入ってるじゃない。ごめんね、顔も知らない晴のファンの人。食べるのがアタシで)



梨沙「それじゃいただきます……うわぁ美味しい……!」モグモグ



晴「へへっ、そりゃ良かった。いっぱいあるからもっと食べてくれよな」モグモグ



梨沙「一応晴宛なんだからアンタがもっとしっかり食べなさいよ」



晴「だってよ、オレがチョコ減らそうと食ってるのに全然減らねーんだぜ……?」グッタリ



梨沙「……苦労してるわね。しっかし、本当ならもっとチョコ食べるハメになってたかもしれない事考えたら良かったじゃない、ちひろが減らしてくれて」



晴「まぁな。なんでもああいうファンからの贈り物はそのままアイドルに渡すと危ないのも結構混じってるから毎回ちひろが調べてるらしいぜ」



梨沙「あー、なんか聞いたことあるわねそれ。変なもの混ぜた食べ物とか、カミソリの刃とか入れたファンレターとか、そういうのでしょ?」



晴「オレの場合は食べ物になんか混ざってるパターンが多いらしくて、ファンから貰った食べ物は勝手に食べないでくれってちひろからも言われてる」モグモグ



梨沙「でも晴のことだからいつかそのこと忘れてうっかり食べたりしちゃいそうね」





晴「そりゃねえよ! ……多分」



梨沙「そこは自信持ちなさいよまったく。そういやバレンタインといえば晴に聞きたいことがあったんだけど」モグモグ



晴「なんだ?」



梨沙「アンタちゃんとバレンタインのチョコ、渡す予定だった相手全員に渡した? なにも言ってこないから気になってたのよ」



晴「……(ギクッ)」



梨沙「ま、多分晴の渡しそうな相手なんて限られてるから問題ないと思うけど一応ね」



晴「そ、それなんだけどよ……」



梨沙「なによその微妙に困ってそうな顔……ってまさか!」



晴「あー、うん、その……バレンタインに渡せなかったチョコってどうすりゃいいんだ?」



梨沙「あ、アンタ……バカなの!? なにしてんのよ!」





晴「しょ、しょーがねーじゃん! 渡せなかったもんは渡せなかったんだよ!」



梨沙「バレンタインなんてよく分からないとか言って、アタシを連れ回して選んだチョコでしょそれ!? もー、なんでさっさと言わないの!」



晴「ご、ごめん……梨沙に悪いと思って言い出せなくてさ……」



梨沙「アタシの助言や手伝い無駄にされるほうがよっぽど悪いわよ! で、誰に渡してないの!」



晴「………………き」



梨沙「聞こえないわよ、もう一回!」バンッ



晴「…………友紀に、渡せて……ない……」



梨沙「……は? プロデューサーには?」



晴「いやプロデューサーには普通に渡せたんだ。けど友紀には渡すタイミングがなくて……丁度バレンタインの日に地方ロケ行っちゃたし……」



梨沙「あぁ、それなら仕方ない……なんて言わないわよ。晴、アンタがバレンタインの日に友紀と会話してたの見たんだからね!」





晴「ぐっ……言い訳もできねーか……!」



梨沙「大体なんで友紀には渡せなくてプロデューサーには普通に渡せたのよ! 普通逆でしょ女の子なら!」



晴「し、仕方ねえじゃん! プロデューサーならチョコ渡しても喜んでくれるだけなの分かってたからいいんだよ! でも友紀の場合は……」



梨沙「なによ」



晴「な、なんか今更日頃世話になってるからってチョコ渡すの直前になって恥ずかしくなってさ……しかも多分アイツのことだから素直に渡したりしたら」



晴『うわー晴ちゃんがこういうのくれるなんて意外! へへー、そっかそっか、もっといつもこのユッキに感謝してもいいんだよー? ほらほらー♪』



晴「的な感じでぜってー弄ってくるに決まってんだっ! そう考えちまうとなんかもっと渡しにくくなって……」



梨沙「うん待って、なんか途中に挟んだのもしかして友紀の真似?」



晴「……はっ!? い、いや別に今の無意識でやったんじゃねーぞ!? ただ多分こういうことを友紀がしそうってのを梨沙に伝えたくてだからな!?」



梨沙「そんな必死に言い訳しなくても似てたから面白くて良かったわよ」





晴「うぅ……」///



梨沙「まー、いいわ。とりあえず理由は分かったから。でもここまで引き伸ばしたのなら諦めて友紀に次会った時さっさとチョコ渡しなさいよ」



晴「で、でもよ、どういう顔して渡せば……」



梨沙「そんなのいつもの感じで『これ食べるか?』とか言ってさらっと渡して終わりでいいじゃない。今更世話になったとかそういう理由つけるの無駄よ」



晴「そ、そんなのでいいのか?」



梨沙「もうバレンタイン過ぎちゃったんだから、チョコをどうやって片付けるかだけ考えりゃいーの晴は」



晴「うーん……」



梨沙「アタシだって、パパのために作ってて失敗したチョコを一応世話になってるプロデューサーにお情けで渡した時はそんな軽い感じだったわよ?」



晴「え? でもプロデューサー、確か梨沙からもらったチョコが無茶苦茶手が込んでて嬉しかったとか言ってたような……」



梨沙「なっ……まさか気付かれて! ……い、いやいやいや! そ、それはプロデューサーの思い込みよ思い込みっ! ほんっとキモイんだからアイツ!」





晴「オマエも大概素直じゃねーな梨沙……」



梨沙「な、なによ! 素直よ! アタシはパパ一筋よ! というかそんなこと言うなら友紀にチョコ渡すアイディア考えてあげないわよ!?」



晴「そ、それは困る! わ、分かった、もう梨沙のチョコについては聞かねーから、オレがどうすりゃ良いかだけ言ってくれ」



梨沙「とりあえず友紀に渡すチョコは今持ってんの?」



晴「あ、ああ、一応……冷蔵庫に入れなくても溶けない奴選んだからな。袋に入れて持ってるぜ」



梨沙「だったら確か友紀は今日がロケ最終日のはずだし、そしたら帰ってきたタイミングですぐに渡せばいいわ」



晴「えっ!? でもよ、どういう感じで渡すんだ?」



梨沙「簡単よ。ロケお疲れ様とか、大変だったなとか、軽く出迎えてから『甘いものでも食べる?』って感じでスッとだせばいいの♪」



晴「そ、そうかガムでも噛むか? って聞くノリで渡せばいいのか!」



梨沙「そういうこと。どうせその内そのドアから友紀が能天気な顔して入ってくるでしょうから、その前に練習して――」





ガチャ



友紀「ホームラン、カッキーン〜♪ っと。ただいまー! ……あれ、なんか静かだね?」



晴「」



梨沙「」



友紀「っと思ったら晴ちゃんに梨沙ちゃん発見! へへ、2人してなにしてたの?」



晴(おいどうすんだ梨沙! まさかこのタイミングで友紀帰ってくるなんて聞いてねーぞ!?)ヒソヒソ



梨沙(アタシに怒んないでよ! とにかく帰ってきたのならしょうがないわね、ぶっつけ本番で渡すのよ!)ヒソヒソ



晴(マジかよ!? オレにだって心の準備ってもんが……!)ヒソヒソ



梨沙(今更甘えてるんじゃないの! ほらさっさと行って来なさい!)バシッ



晴「うおっ!?」トトッ トンッ





友紀「おっと? どしたの晴ちゃん、いきなりくっついてきて」



晴「あ、いや、えとこれは……ええと! と、とりあえず友紀お帰り! お疲れだったな!」



友紀「うんただいま。へへっ、やっぱりこういう風に誰かに出迎えられると嬉しいねっ」



晴「そ、そうか? そ、それでだな、ロケに行ってたって聞いて疲れてるだろうからオレ……」



友紀「そうそう今回ちょっと温泉街を紹介するロケしてて……あっと忘れるところだった! 晴ちゃんに渡すものがあるんだっ!」ゴソゴソ



晴「へ?」



友紀「じゃーん♪ サッカーボール型のクッション〜!」



晴「うおー!? どうしたんだよそれ!」



友紀「ふふふ、実は温泉街の射的が結構うまく出来て、その景品交換で手に入れたんだ。そしてこれを晴ちゃんにあげる! はいっ♪」



晴「マジで!? わーっサンキューな友紀っ! ……ん? でもなんでオレに?」





友紀「ほら、ちょっと前バレンタインだったでしょ? それでいつも会ってる人になにか渡そうかなーって思って。とりあえず色々考えたんだけど……」チラッ



友紀「晴ちゃんあの感じだとすごくチョコ貰ってるみたいだから、あたしからは別のものってことでそれをプレゼントッ!」



晴「そういうことか、へへっ! ならありがたく貰っとくぜ。実際これ以上チョコ貰ったら身体がチョコになりそうなレベルでよ」



友紀「んっふっふっ、やっぱり晴ちゃんはモテるね〜♪ 可愛いしかっこいいからさすがってところ?」



晴「なっ……お、おう……そう、かな?」



友紀「そうそう。だからチョコ食べるの頑張ってね!」



晴「任せろ!」



梨沙「……ってちょっとちょっと! 晴! 目的! 目的忘れて――」



友紀「あ、そうそう梨沙ちゃんにも渡すものがあるよっ!」ゴソゴソ



梨沙「え、アタシにも?」





友紀「はいこれ、温泉街で見つけた梨沙ちゃんに似合いそうなリボン」スッ



梨沙「きゃー! なにこれ可愛い!」ピョンピョン



友紀「あたしイマイチこういうのよく分かんないけど、梨沙ちゃんがつけてるとこ想像したらそれが一番しっくり来たんだよね。気に入ってくれた?」



梨沙「友紀にしてはいいセンスしてるじゃない♪ これならパパも喜んでくれそうだし、ありがたくもらっといてあげるっ!」



友紀「うんうん、評価は上々かな。それじゃあたしはちひろさんに用があるから……ここにはいないみたいだし、また後でね! じゃっ!」



バタンッ



梨沙「まったく、帰ってきたと思ったらまたどっか行って……相変わらず賑やかな奴なんだから」



晴「でも賑やかなのはいいことだと思うぜ。それにしても良い物貰ったっ!」ポフポフ



梨沙「そうね…………って、あー!? 違うそうじゃないわよ! チョコ! チョコ渡すはずだったでしょうが!」



晴「……あ」





梨沙「もー! チョコ渡すつもりが逆にプレゼント貰って喜んでんじゃないわよ!」



晴「梨沙だってリボン貰って喜んでたじゃんかよ!」



梨沙「うぐっ……それもそうね。アタシとしたことがつい……」



晴「でもよ、どうする? さっき出迎えの時にお疲れとか言っちゃったし、さっきの作戦はもう使えないんじゃね……?」



梨沙「そうね……んー……しょうがない、こうなったらプランBよっ!」



晴「お、なんか次の手があるのか?」



梨沙「もう晴が面と向かって友紀にチョコ渡すのは無理みたいだから、さっきアンタがアタシにしてたことを今度は友紀にするの!」



晴「……オレなんかしてたっけ?」



梨沙「とりあえず友紀が戻ってくる前に準備! 晴、そのファンから貰ったチョコを有効活用するわよっ!」





――――15分後



ガチャ



友紀「ふーっ、ちひろさん何かの仕分け大変そうだったなぁ。さて、ちょっと事務所でビールでも飲んでから……」



晴「ん、戻ってきたか」モグモグ



友紀「お、晴ちゃん早速クッション使ってくれてる。にしてもさっきも見たけどすごいチョコの量だねー」



晴「まぁな、でもこれで減ったほうなんだぜ?」



友紀「それはすごい。あたしはファンの人からそういう感じのはあんまり貰わないからちょっと驚いちゃうよ」



晴「友紀はビールか野球グッズが多いもんな……あ、で、このチョコのことで頼みたいことがあるんだけどいいか?」モグモグ



友紀「いいよー。でもちょっと待ってね、冷蔵庫からビール取ってくるから」



晴「分かった」





梨沙(いい晴、おさらいよ。することは一つ。友紀にチョコ減らすのを手伝ってもらう時に渡すチョコをアンタの買ったチョコにするのよ?)ヒソヒソ



晴(頭の中でイメージはばっちりだ。これなら問題なく渡せるぜ!)ヒソヒソ



梨沙(多分これだと友紀が貰ったチョコを晴からのだとは知らないままになっちゃうけど、もう贅沢なんて言ってられないわ、でしょ?)ヒソヒソ



晴(ああ、それにこれなら友紀からも弄られないだろうし、恥ずかしくないからオレも気が楽だ)ヒソヒソ



梨沙(……ほんとはそういう女の子っぽい気持ちをもっと持って欲しいんだけどね〜)



晴「え、なんか言ったか梨沙?」



梨沙「気のせいじゃない? それよりほら、友紀が来たわよ」



友紀「おまたせ、二人共なにか話してたの?」



晴「いや、なんでもねえぜ。それよりも友紀に頼みたいことなんだけど」



友紀「いいよ、あたしに手伝えることならどんどん言って!」





晴「あー……オレ見ての通りファンからいっぱいチョコ貰ってさ。なんとか全部食べようとしてるんだけど一人じゃやっぱり大変で」



友紀「分かった。あたしにもチョコ食べて減らすの手伝ってほしいってことだね」



晴「そういうこと、頼まれてくれるか?」



友紀「いいよ! 晴ちゃんからお願いされたんじゃ食べるしかないね。で、あたしはどれを食べればいいの?」



晴(よし、ここだ!)



晴「じゃあ友紀にはこいつを頼む。オレは他の食べるからさ」モグモグ



友紀(わわっ、すごい綺麗なラッピング……って今晴ちゃんが持ってるの、どっかで見たことあるような、どこだっけ……?) 



友紀「あ、とりあえずそれほんとにあたしが貰っていいの?」



晴「問題ないって。むしろそれは友紀が貰ってくれないと困るというか……」



友紀「ん?」





梨沙「晴、ストップストップ」



晴「おっといけね! とにかくそれは友紀が食べてくれよな!」



友紀「へへっ、それなら遠慮なくいただいちゃうねっ♪」ゴソゴソ



梨沙(……あれ? そういやなにか忘れてるような……晴が友紀のために選んだチョコのことでなにか)



晴(はー、渡せた……良かった、やっとだぜ……これであと渡せてないのは――)



友紀「……うん?」



晴「どうした?」



友紀「ええっと、晴ちゃんのファンって変わった人がいるんだなーって。晴ちゃんってサッカーが好きなのに、このチョコ」スッ



梨沙(あ! まずい……思い出した! たしか晴の選んでたチョコって!!)



友紀「ユニフォームやボールにバットとか、全部野球に関係するデザインなんだけど……」





晴「あ」



友紀「しかもこのユニフォームはキャッツの奴だし……こういうのって晴ちゃんよりむしろあたし宛の感じがするような……」



晴「……」ダラダラ



梨沙「え、ええと! 変なこともあるものね! も、もしかしたら仕分けの時にちひろが間違って入れちゃったのかも!」



友紀「えー? ちひろさんがそういうことするかな? むしろこれ実は晴ちゃんがあたしに渡そうとしてたチョコって言われたほうが納得が」



晴「……(ビクンッ!)」



友紀「……なんでそこでそんなに驚くの晴ちゃん?」



晴「ふぇ!? な、なんのことだよ、オレは至って普通に」



梨沙(……うーん、晴には悪いけどこの状況、もうアタシは助けられないわね……)



友紀「ふーん……? あ、いけない、あたし今からビール飲もうとしてたんだー。チョコとビールって合わなそうだし晴ちゃんやっぱこのチョコ」





晴「そ、それなら心配ねえよ! それちゃんとビールに合う奴だって店員にも聞いて」



友紀「だれが?」



晴「……っは!?」



梨沙(ああ、うん、これは完全にバレたわ)



友紀「あと思い出した、このラッピング見覚えると思ったらバレンタインの日に晴ちゃんが持ってた奴だ。それで今の反応も見るにー?」



晴「……」ダラダラ



友紀「晴ちゃん、しょーじきに言ってみよっか! ねッ♪」ニコッ



晴「梨沙、助けてくれぇ……」



梨沙「ごめん、無理」





――――2月17日、夜、女子寮、晴の部屋



晴「あー……疲れた、眠い……」ボフッ



梨沙「お疲れ。結局あの後友紀に弄られっぱなしだったわねー」



――やっぱりこれ晴ちゃんがあたしのために用意してくれたんだ! ありがとっ!



――でもなーんで素直に渡してくれなかったのかな? どうしてなのかなー? 晴ちゃん教えてよーっ! ほらーっ♪



晴「もう絶対友紀になんかチョコ渡さねえ……世話になったからって知るもんか……!」グッタリ



梨沙「でも多分あれだと普通に渡してたら友紀も晴を弄らなかった感じもするし、来年は頑張ってみたら?」



晴「やだ」



梨沙「やれやれ、晴がバレンタインをちゃんと楽しめる日は来るのか心配になっちゃうわね」



晴「もう来年からはプロデューサーと……あ」スクッ





梨沙「どうしたの?」



晴「忘れてた、もう一人バレンタインの日に渡せなかった奴がいたんだった」



梨沙「えぇ……なにしてんのよアンタ。言っておくけどアタシはもう手伝わないわよ、とばっちりで弄られるのはごめんなんだから」



晴「それなら大丈夫。渡すのは梨沙にだし」



梨沙「そう、渡せてない相手は梨沙っていう……アタシ?」



晴「ほんとはバレンタインに友紀にチョコ渡した後、色々付き合ってもらった礼って意味も含めて渡そうと思ってたんだけど……」



梨沙「友紀にちゃんと渡せなかったらから、アタシに渡すのもなんか恥ずかしくなった?」



晴「さすが梨沙、良く分かってるな!」



梨沙「……呆れた。けどもうなんか怒る気力もないから貰っといてあげる♪」



晴「サンキュ、それじゃこれ。梨沙と一緒じゃない時に買った奴だけど、多分オマエが気に入るチョコ選べたとは思う」





梨沙「ありがと。アタシはなにも用意してないけどいいの?」



晴「梨沙からまでチョコ貰ったらもうオレほんと無理。勘弁してくれ……」



梨沙「冗談よ、でも……そうね、来年のバレンタインはチョコ以外でなにか考えておくわ」



晴「出来ればガムとかにしといてくれると嬉しいぜ?」



梨沙「もうちょっと女の子っぽいの……まぁ、そのほうが晴らしいか」



晴「だろ? やっぱ梨沙は話が早くて助かるな」



梨沙「当然でしょ、ユニット組んでる相手なんだし」



晴「……へへっ♪ それじゃ悩みも解決したし明日も早いしオレは寝るぜ! おやすみ梨沙!」ボフッ



梨沙「おやすみ。さてアタシも部屋に戻ろうかな……その前に」ゴソゴソ モグモグ



梨沙(ん、甘い……いいチョコ選んだじゃない晴。ふふっ♪)



〈終〉





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