2016年02月29日

渋谷凛「エッチだってしたのにふざけないでよ」

P「………」



凜「黙ってないでちゃんと答えて」



P 「いや、いきなりそんなこと言われてもだな…」





凜「何なの?……遊び?結局私は遊びだったの?」



P 「遊びって…いいか凜、ちょっと落ち着いて話を…」



凜「落ち着いてるよ!私は落ち着いてるから!」



P 「わ、わかった!わかったからとりあえず座ってくれ!な?」



凜「……うん」スッ



P 「…で、話の続きだが」



凜「したくない」



P 「え?」



凜「どうせ別れ話でしょ?そんな話絶対に聞かないから」



P 「いやいや、そんな話しないって」



凜「それも罠だよね」



P 「罠だって?」



凜「いざ私が話を聞こうとしたら不意に言うつもりなんでしょ。『別れよう』って。わかってるから」



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P 「おいおいなにバカなことを…」



凜「バカ!?ねえ、いまバカって言ったの?」



P 「あ、いや…まぁ確かに言ったけどそれは凜が…」



凜「私?そっか、私が悪いって言いたいんだ」



P 「そんな事はないけど…」



凜「そんな事あるでしょ!?この際ハッキリ言うけどさ、プロデューサーが浮気したのだって、全部私のせいだって言いたいんでしょ!?」



P 「浮気?なんでそういう話が出てくるんだよ…意味がわからないんだが…」



凜「また誤魔化そうとしてる!それプロデューサーが得意ないつものパターンだよね?」



P 「…なんの話だよ」



凜「わからない…知らない…って、卯月や加蓮にはそれで通せるかも知れないけど、それ私には通じないからね?」



P 「はぁ…一体俺にどうしろと?」



凜「開き直るの!?」



P 「待ってくれ。開き直るとかそういうんじゃなくて、ただ純粋にどうすればいいのかわからないだけなんだ」



凜「…本当にわからないの?」



P 「ああ」



凜「………じゃあとりあえず謝って」

P 「はい?」



凜「謝って」



P 「いや……なんで?」



凜「え?」



P 「?」



凜「い、一応聞くけど…今のって謝る方法はどうすればいいかって意味だよね?」



P 「いやいや、Howではなく純粋にWhyのどうして謝らなきゃいけないのかって意味だけど」



凜「っ……」



P 「本当にわからなかったからさ」



凜「………」



P 「凜…?」



凜「う…うぅ…ぐすっ…」ポロポロ



P (な、泣いたー!?!?)



凜「ひっく……なんで…」



P 「り、凜…どうした?俺、何か変なこと言ったか?」



凜「……ぅ…言ぅて…ない…ひっく…」



P 「じゃあ急にどうしたんだ?お前が泣くなんて、どこか痛くなったのか?」



凜「……ぃた…痛い…よ…」グスッ



P 「どこだ?救急車呼ぶか?」



凜「ぅ……痛いよ………心が……痛ぃ」ポロポロ



P 「マジか…」

P (これもしかしなくても原因俺だよな…どうすりゃいいんだよ)



凜「……ひっく…うぅ…」



P 「えぇと…」ポリポリ



凜「………も……ぐすっ…ほっといてよぉ…」



P 「いや、そういう訳にもいかないだろ?」ナデナデ



凜「………こん…な…時だけ……優しく…しないでよ……ひっく…」ポロポロ



P 「あー…その、ごめんな!」



凜「!」



P 「今回の事は完全に俺が悪かった。だからスマン、許してくれ」



凜「………認めるんだ」



P 「ああ、凜を傷付けてしまってとても申し訳ないって思ってる」



凜「じゃあ……やっぱり浮気だったって事だよね?」



P 「えぇー…」



凜「今認めるって言ったばかりなのに、もう嘘つくの?」



P 「……なぁ凜、お前の言う浮気って何の事だ?」



凜「またとぼける気なの!?」



P 「い、いや違う違う!事実確認というか、どういった事が浮気とみなされたのかなぁって確認したいだけなんだ」



凜「それを私から言えっていうの!?いくらなんでも酷すぎるよ…」

P 「頼む!もしかしたら俺が世間からすごくかけ離れた道徳観の持ち主だったという可能性も必ずしも無いとは言い切れない…のかも知れないし、念のために…念のためでいいから教えてくれないか?」



凜「………」





凜「………みりあちゃん」



P 「みりあ?」



凜「………ありすちゃんも」



P 「ん?みりあとありすがどうしたってんだ?」



凜「ここまで言ったらあとはわかるよね?」



P 「……サッパリだが」



凜「っ…!今朝の話に決まってるでしょ!」



P 「えぇ…、今朝何かあったか?みりあにありす…」



凜「私、最初から全部見てたから」



P 「……もしかしてアレか?」

-今朝-



P 「ふわぁ〜……ぁ!?」スッ



「だ〜れだ?」



P 「……うーん、みりあか?」



みりあ「すごーいプロデューサー、正解だよっ!」



P 「はっはっは、まぁな。………ところで、いつになったらその手を離してくれるんだ?」



みりあ「えっとねぇ、次の問題にプロデューサーが正解できたらだよ!」



P 「問題?」



みりあ「じゃあまずはそのまま目を閉じててね?いい?開けたらダメだからね?」スッ



P 「あ、ああわかった(もう離しちゃうのな)」



みりあ「じゃあ、はい!手を出して!」



P 「…こうか?」スッ



みりあ「プロデューサーにジュースを渡すから、なに味か当ててね!はいっ、これだよ!」



P 「おっ、格付けチェック的なやつか?……どれ」ゴクッ



みりあ「えへへっ、わかるかな〜?」



P 「………ファンタだなこれ」ゴクッ



みりあ「わっ、すごいすごーい!そこまでは当たってるー!」



P 「………う〜、わからないな。アップルか?」



みりあ「ぶっぶー!違うよー♪」

P 「………うーん、だめだ。降参」



みりあ「もーう、プロデューサー諦めるの早いよー!」



P 「ははは、すまんすまん。でもあんまり俺ばかり飲んでたらみりあの分がなくなっちゃうだろ?」



みりあ「え…?別にいいのに」



P 「そういう訳にも………お、そうだ」



みりあ「?」





P 「あーりす」



ありす「…橘です。なんですか?」



P 「今からちょっとしたゲームをしないか?」



ありす「ゲーム?興味ありません。読書に集中出来ないのであっちに行っててください」



P 「はぁ、そっか。自信ないんならしょうがないよなぁ。まぁ俺もわからない問題だったし、子供のありすには絶対にわからなかっただろうからなぁ」



ありす「………話だけなら聞いてあげます」



P 「お、そうか?と言っても飲んだジュースがなに味なのかを当てるだけなんだけどな」



ありす「……早くしてください。すぐに終わらせて読書に戻りますから」



P 「お、すごい自信だな。よし、こうしよう。もしありすがこのジュースがなに味なのかを一発で当てることができたら、新しいのを買ってやろう」



みりあ「え、ほんとう?ありすちゃんがんばれー!」



P 「なら飲ませてやるから目を閉じてくれ」

ありす「………いいですよ」スッ



P 「ほら…いいぞ飲んで」



ありす「……んっ」コクコクッ



みりあ「どう?どう?」



ありす「………もっと、ください」



P 「なら、いくぞ…」



ありす「ん……んんっ!?」ケホッ



P 「わっ、すまん大丈夫か?」



ありす「…けほけほ……プロデューサー、少し出しすぎです。でもおかげでわかりました」



みりあ「えっ、わかったの!?」



ありす「イチゴ」



P 「イチゴ……あ、あー言われてみれば!」



みりあ「ピンポンピンポンだいせいかーい!」



ありす「ふぅ…意外と簡単でした」



みりあ「すごーいありすちゃん!本当に一回で当てちゃった!」



P 「俺の負けだな。約束通りジュース買ってやるぞ。ほら二人ともどれがいい?」



みりあ「ありがとープロデューサー!…あ、また違うヒミツ味のジュースがあるよ!これ!これがいいー!」



P 「……二回戦開始か」



ありす「…次はプロデューサーの番です。まず私が味を確認しますから…そのあと飲んでください」



-回想終わり-

P 「………」



凜「思い出した?」



P 「いや……今朝のあれはただ遊んでただけだぞ!?」



凜「どの口がそんな事言ってるの?キス……してたでしょ」



P 「は………………はいぃ?」



凜「あのあともお互いに何度も唾液を交換し合って…」



P 「ちょ、なんて事言うんだ!」



凜「事実でしょ?」



P 「事実じゃない!」



凜「わかってる?……あれ、確信犯だから。特にありす…!」ギリッ



P 「お、おい…」



凜「途中から…完全に女の表情(かお)してた」ギリギリッ



P 「考えすぎだって。それに相手はまだ小学生なんだからあんま怖がらせるなよ?そもそも間接キスなんて子供みたいな…」



凜「キスには変わりない!」バンッ



P 「えぇー…」

凜「……これで認めるよね?」



P 「な、何を…?」



凜「これは完全に浮気。いくら私でもキスは許せないから」



P 「だからキスなんかじゃないって…」



凜「キスだよっ!!」バンッ



P 「………仮に、キスだとして」



凜「…やっぱり認めるんだ」



P 「どうして浮気になるんだ?」



凜「!?」



P 「そもそも俺、彼女なんていないし…」



凜「へぇ、そんな事言うんだ。……じゃあ………私は?」



P 「凜は俺が担当するアイドルだけど…」



凜「私は……プロデューサーの彼女じゃないって事?」



P 「いや…そりゃそうだろ……そもそもどこから出てきたんだ彼女なんて設定」



凜「っ…!酷い…酷いよプロデューサー」



P 「………」



凜「エッチだって!エッチだってしたのにふざけないでよぉ!」

P 「…………いや、エッチしてないけど」



凜「!!?」



P 「……初めから思ってたけどエッチなんかしてないし、付き合ってすらいないから浮気でもない」



凜「………」



P 「そもそも俺、彼女なんて出来たことないし、ぶっちゃけ童貞だからな」



凜「………ふ、ふぅん。それで勝ったつもり?」



P 「考えたくもないが…凜、お前、誰かと勘違いしてないか?その……エッチしたとかなんとか」



凜「してないよ!するはずないじゃん!第一私はまだ処女だし!……あっ」



P 「自分で処女だと白状したな?」



凜「し……したよプロデューサーとエッチ。あのときプロデューサー酔っぱらってて…」



P 「俺は酒が飲めない。アルコールを口にいれた瞬間に体が拒否してリバースしちまう。だから酒に酔いたくても酔えない。知ってるだろ?」



凜「……くっ」



P 「凜、お前の目的がいまいちわからなかったが、これだけは言わせてもらおう」



凜「……なに?」



P 「童貞が………担当するアイドルもとい、可愛い女の子とエッチな事を出来たとして、そんな美味しい出来事を忘れるとでも思っているのか?」



凜「!?」



P 「童貞を………なめるなよっ!?」ドンッ











08:30│渋谷凛 
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