2014年04月22日

日菜子「顔を手で触るのを控えろですかぁ?」

※短いです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397996461



モバP「一般的に顔に手を当てているときは、心が落ち着かず、





   相手に表情を見られたくない心理が働いていると言われる。」





モバP「日菜子の場合、妄想している時にその仕草が多く見られるんだ。」





日菜子「言われてみれば・・・そうかもしれませんねぇ。」





モバP「妄想するなとは言わない。むしろ、してくれた方がいい表情の時もあるからな。」





モバP「でもな、時々収録中にも妄想に浸っている時がある。」





モバP「アイドルとして仕事が増えて、大御所の人たちと共演する機会もこれからあるだろう。」





モバP「そんな時まで妄想してたら、問題が起きるかもしれん。」





モバP「だからコントロールする訓練だと思ってくれ。」

日菜子「はぁ、お話は分かりましたぁ。」





モバP「無理しない程度でいいからな。」











ー10分後ー





日菜子「・・・・・・・・・・・・・・・・・」





モバP(すごい真顔で本を読んでるな・・・・・・)





日菜子「・・・・・・・・・・・・むふ♪」ニヤッ





モバP(あ・・・頬に手が・・・・・・)





日菜子「・・・・・・・・・・・・・」プルプル





モバP(おぉ、止まった!震えながら我慢してる。頑張れ!)

日菜子「・・・・・・むふふ♪」





モバP(あぁ、ダメだったか。まだ初日だから仕方ないか。)





日菜子「むふ〜♪」





モバP(しかし、幸せそうな顔してるな・・・ちょっと無理なことを言ってしまったか?)















それからも練習は続き、日に日に顔に手をそえる時間は減っていった・・・

ー車の中ー









モバP「今日の収録も良かったぞ。最近は収録中に妄想することも少なくなってきたな。」





日菜子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





モバP「日菜子?」





日菜子「はぁ・・・はぁ・・・」





モバP「!?」





モバP「大丈夫か!気分でも悪いのか!外の空気でも吸うか!今、車を止めて・・・」





日菜子「プロ・・・はぁ・・・デューサー・・・さん」



モバP「いや、急いで病院に・・・・」





日菜子「日菜子・・・はぁ・・・頑張りました・・・よね・・・」





モバP「あぁ!だから待っていろ。すぐに病院に連れて行くからな。」





日菜子「お願いが・・・あるんです。」





モバP「なんだ!俺にできることならなんでも・・・」





日菜子「日菜子の・・・頬を・・・はぁ・・・手で・・・はぁ・・・触れて・・・くれませんか?」





日菜子「ずっと・・・はぁ・・・我慢・・・してたんです・・・」

モバP「そんなことでよければ・・・・・・」サワッ





モバP「って熱っ!熱があるじゃないか!」





日菜子「妄想熱・・・ですから・・・ご心配なく・・・」





日菜子「むふ・・・冷たくて気持ちいいです・・・」スリスリ





日菜子「はぁ・・・はぁ・・・大きい・・・手・・・はぁ。」スリスリ





モバP「本当にこんなことでいいのか?」



日菜子「はぁ・・・王子様が・・・お姫様の頬に手をそえて・・・はぁ・・・」





モバP「日菜子?」





モバP(熱のせいか赤くなった顔、目は涙で潤み、とろけるような視線が俺に向けられてる・・・)





日菜子「そのまま・・・はぁ・・・二人は・・・んっ♡」チュッ





モバP「!?」





モバP(え・・・キス?)





日菜子「妄想・・・ですよね・・・だから・・・はぁ・・・もう一回・・・」チュッ





日菜子「んっ・・・ちゅ・・・んんっ・・・ぷはぁ・・・ちゅ・・・」

モバP「お、落ち着け!ん!?」





日菜子「もっと・・・はぁ・・・はぁ・・・ちゅううう・・・」





日菜子「好きぃ・・・・・・♡ちゅ・・・・・好きですぅ・・・・・・んんっ・・・」





モバP「ぷはっ。日菜子!これ以上はマズイ・・・・・・・って、え?」





日菜子「むふふ〜♪」





モバP「・・・・・・気絶してる。」









その後、病院で診てもらったが、仕事の疲れが出ただけだろうと診断され、



点滴をしてもらったあと、寮まで送り届けたのだった。



その後・・・・・・

日菜子「う〜ん・・・」





モバP「日菜子、もう大丈夫なのか?」





日菜子「はい♪日菜子、よく覚えていないんですけどぉ・・・プロデューサーさんにはご心配おかけしましたぁ。」





モバP「い、いや、無事ならそれでいいんだ。ははは・・・・・・」





モバP「それより、何か悩んでいるみたいだったが、どうしたんだ?」





日菜子「はい・・・いつもみたいに王子様の妄想していたんですけど・・・楽しくないんです。」





モバP「えっ!」





日菜子「なんだか〜、物足りないといいますかぁ・・・胸が苦しくなって・・・」



日菜子「どうしてでしょう。むふ。」





モバP「さ、さぁ・・・・・・」





モバP「あ、そうだ。日菜子」





日菜子「なんでしょうか。」





モバP「もう顔を触るの、我慢しなくてもいいぞ。好きにしてくれ。」





日菜子「どうしてですかぁ?」





モバP「また妄想が爆発されたら、たまらんからな。」





日菜子「???」









おしまい





20:30│喜多日菜子 
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