2016年04月05日

ありす「甘えたいんです」


モバP(以下P)「何でそれ俺に言うの」



ありす「協力して欲しいんです」





P「CoP本人に言えば良いじゃん」



ありす「本人に言えたら苦労はありません」



P「そらごもっともだ」





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ありす「とにかく!どうやって甘えたらいいか相談に乗ってください」



P「俺にメリットは?」



ありす「こんな可愛い小学生アイドルと合法的に話せるなんて中々無い機会でしょう?」



P「俺どう見られてんのよ」



ありす「冴えない大人」



P「君、割りと歯に衣着せないね」





ありす「少なくとも外で小学生と喋ってたら迷わず通報するくらいには冴えません」



P「そこまで言うか」



ありす「私のことはどうでもいいんです、今はCoPさんにいかに甘えに行くかが論点です」



P「なんとも一方的な話だ」



ありす「恋する乙女は無敵なんです、知りませんでしたか?」



P「他人に迷惑をかけない程度の無敵状態であって欲しいんだけどなぁ…」





P「仕方ない、可愛いアイドルの頼みだ、少し付き合うよ」



ありす「ありがとうございます」



P「飲み物でも入れてくるよ、何がいい?」



ありす「ではホットコーヒー、ブラックでお願いします」



P「一応聞くけど飲めるの?」



ありす「女に二言はありません」



P「あらまあ男らしい」





P「で、あいつに甘えたいって話だったね」フーッフーッ



ありす「そうなんです、何か良い方法はありませんかね」フーッフーッ



P「甘えると言っても直接言うのはハードル高いんだっけ?」ズズ--ッ



ありす「そう…ですね、本人を前にしてしまうとどうしても恥ずかしくなってしまって…」ズ…



P「じゃあ無理せず会話から徐々に入っていく戦法で行こう」ウエッニガッ



ありす「会話から、ですか?」ズ…





P「何も話術を磨くとかそういう話じゃなくてね?単純に会話する機会を増やしたりすることでお互いに理解を深め合ったり接点を増やしたりしていく訳さ」サトウザバー



ありす「…でも面と向かってお話しましょう?とか言うのもちょっと…」イレスギデス



P「そこでこれだよ、ワトソン君」コップユビサシー



ありす「誰がワトソンですか誰が……コーヒー、ですか?」



P「そう、例えば奴のデスクワークの合間を見計らってコーヒーを淹れる、同時に自分の分も一緒に淹れておけばスムーズに会話に持ち込むことが出来たりする」



ありす「コーヒーを淹れる事で好感度アップを狙いつつお話しする機会も得られる…悪くないですね」ニマニマ



P「顔、にやけてるぞ」



ありす「はっ!?」



P「ついでに言うとCoPも君と同じくコーヒーのブラックが飲めない」



ありす「わ、私は飲めないわけじゃありません」



P「好みを知っておいて出してあげるのも良いけど、あえてお互いにブラックを淹れて苦手なものを共有するのも印象に残って良いかもしれない」



ありす「好み…共有…印象に残る…」



ありす「………えへへっ」



P(あらかわいい)





ありす「!お、オホン…それで他に何か案は無いんですか?」



P「他にも無くはないけどあんまり一気に教えても頭でっかちになっちゃうしなぁ…」



ありす「…分かりました、ではとりあえずこのプランAを実践してみることにします」



P「プランAって大げさな…まあ頑張ってみ?」



ありす「はい、ご協力いただきありがとうございました」ペコリ



P「おお、健闘を祈る」



ありす「それでは失礼します」



ガチャ



ガチャ



P「おっすおはようふじとも」



朋「おはようP、今そこでありすちゃんとすれ違ったけどなんかしたの?」



P「何でそう思う?」



朋「鼻息すっごい荒かったし顔真っ赤だったし」



P「…大丈夫か、あの乙女さんは」



朋「?」





ありす「失敗しました」



P「よし、プランBだ」



ありす「無いですそんなもの」





P「冗談はおいといて何をミスった?」



ありす「仕事の合間を見つけてコーヒーを淹れたとこまでは良かったんです」



P「すでに他の誰かに絡まれてたとか?」



ありす「いえ、運良くCoPさんだけでしたしコーヒーもドロドロのブラックに仕上げました」



P「なりふり構わないというかなんというか」



ありす「その方が印象に残るでしょう?」



P「存外したたかだね、君」



ありす「さらにコーヒーに『美味しくなぁれ』と愛情注入まで怠りませんでした」



P「急に乙女チックになったね」





ありす「そしてCoPさんにコーヒーを運んで渡したんですが…」



P「ですが?」



ありす「緊張のあまり頭が真っ白になってしまったんです!」



P「たかだかコーヒー1杯渡す程度で?」



ありす「私にとっては輝かしい一歩だったんです」フンス



P「踏み出し損ねたけどね」





ありす「でもその後頭をナデナデしてもらったので嬉しかったです」ニヘラ



P「あらかわいい」



ありす「つまりコーヒーを渡し続ければいずれは甘やかしてもらえる…?」



P「いやその発想はおかしい」





ありす「ともあれプランAは一応の成功を見たので次の作戦を立てましょう」



P「あーまだなんかやりたいのか」



ありす「当然です、最終目標はCoPさんに甘やかしてもらうことなんですから」



P「なんちゅう曖昧な目標だ」



ありす「というわけで何かありませんか?」



P「うーん甘やかしてもらうってだけなら別にこれ以上何かしなくてもいいと思うけどなぁ…」





ありす「今以上の結果が望めるなら何でもしますよ?」



P「ん?今なんでもすr「そういうのいいですから」アッハイ」



P「そうさな…あと考えられるのは趣味への理解とかかなぁ」



ありす「趣味への理解、ですか」



P「男ってのは大抵幾つになっても子供っぽい趣味持ってたりするもんさ」



ありす「それを理解してあげられれば印象もよく接点も増える、と」





P「まああいつなら君が理解を示せる趣味の一つや二つ持ってると思うよ」



ありす「童心を忘れない人ですからね」



P「単に子供っぽいだけな気がするけどな」



ありす「ではとりあえずその方向性で」



P「ああ、頑張ってな」



ありす「分かりました、では失礼します」



ガチャ





ガチャ



P「おはようふじとも、いい天気だな」



朋「おはようP、今日もありすちゃんと何かしてたの?」



P「ん、まあちょっとな、どんな様子だった?」



朋「何か難しい顔してブツブツ言ってたよ、挨拶したら返してはくれたけど。っとそれよりさ、来る途中で良さげな感じの石見つけたけどいる?」



P「どれどれ?…ほうこれはなかなか」



朋「石集めなんて、いい歳こいて結構子供っぽい趣味持ってるのね」



P「良いじゃないか好きなんだから、朋だってパワーストーン集めてるし」



朋「あれはちゃんとご利益があるの!そもそもねー―――――」





ありす「んんwwwwwwwwwwボカ○ュウはありえませんなwwwwwwwwwやはりヤ○ィオスこそさいつよですぞwwwwwwwww」



P「どあ変」チョ…チョップデス



ありす「はっ…すいません取り乱しました、つい平行世界の記憶が…」



P「なにそれこわい」





ありす「CoPさんの趣味にはポ○モンがありました」



P「そりゃ良いじゃないか、君ゲームは得意だろう?」



ありす「そうなんですが私のやっている現行のより旧いバージョンにどっぷりだったみたいで…」



P「ああ、ギャップがあったわけね」





ありす「幸いCoPさんは多趣味な方だったので…」



P「他にはどんな?」



ありす「えーと…目覚めろワイの守護神!ワ○ワイワイワーイ!!」



P「それコラの方じゃねえか」



ありす「あとミ○四駆のアニメをたくさん貸してくれたんですが…」



P「VHSとか今時再生できる機器無いだろ…」



ありす「ス○リングスプレイスパイダーベイビー!」



P「イベ走だけの欠陥モバPだが引き際だけは心得ているようだな」





P「…というか大体コ○コ○のせいだね」



ありす「どれも私には理解が追いつかない代物ばかりでした…」



P「あれらは確かに女の子には理解し難いものだろうな…」



ありす「まあ仕方ありません、この路線は一旦保留と言うことで」



P「異議なし、ってことは代案を出さなきゃ駄目か」



ありす「そうして頂けると助かります」





P「んー…手作りの物をプレゼントしてあげるってのは分かりやすく効果的だな、諸刃の剣ではあるが」



ありす「欠点があるんですか?単純に好意が伝わりますし身に着けるものならなおのことで良いことづくめかと思いますが」



P「よく言われがちなのは愛が重すぎるってことだな。そこまで深い仲でも無いのに手作りまでされると貰う側が引け目を感じることもあるし、手作りだからそれなりの技術と時間が求められる」



ありす「なるほど…相手の心境も考慮しなければならないんですね」





P「まあ今はそこまで深く考えなくても良いかな、最近暖かくなってきてるから今のうちから練習すれば冬前には結構な出来の物が作れるようになると思うよ」



ありす「ローマは一日にして成らず、千里の道も一歩から、ですね」



P「日々是好日ってな」



ありす「それはちょっと違う気がします」



P「あ、そうなの」





P「じゃあ現段階ではプランAを継続しつつXデーに向けて鍛錬を怠らない、こんな方針で良いかな?」



ありす「はい、とりあえず撫でられても意識が飛ばないレベルまで鍛錬を積みたいと思います」



P「…前途多難とはこのことだな、幸せそうだけど」



ありす「それでは短い間ですがお世話になりました」



P「幸運を祈ってるよ」



ありす「また困ったら来ると思いますが」



P「あんまり困んないで欲しいもんだな」



ありす「それは難しいですね、こう見えて悩めるお年頃ですから」



P「どう見えてだろう…またおいで」



ありす「ええ、それでは」





























ズダダダダダダ ガチャ



朋「出来たわ!!」



P「おっすふじとも、今日も元気だな」



朋「ああおはようP!今日も微妙に冴えないわねー…っとそうじゃなくて!ほら見て!!」



P「ん?これは…デカイな」



朋「これこそあたしがコツコツ作り上げた超大作!特大!幸運の編みぐるみよ!!」ババーン



P「ほーそれはそれは、ありがたやーありがたやー」ナムナム



朋「別にいくら拝んでもいいけどこれアンタにあげるつもりよ?」



P「貰っていいのか?へーそりゃ嬉しいわ」



朋「日頃お世話になってるからこれくらいはね。大事にしてよ?」



P「ああ、もちろん。じゃあそのお返しといっちゃなんだが―――――――









































――――――――――コーヒーを淹れてやろう。











おわり





21:30│橘ありす 
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