2016年04月14日

杏「はたらかないひとてきももたろう」

モバマスです



杏が仁奈にご本を読んだり読まなかったりします



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仁奈「杏おねーさん」



杏「ぐぅ」



仁奈「杏おねーさん!」



杏「ぐぅぐぅ」



仁奈「杏おねーさん!遊んでくだせー!」ゆさゆさ



杏「んぇっ!?何!?」



仁奈「一緒に遊んで欲しいですよ」



杏「ああびっくりした……漏らすかと思った……」



仁奈「あいどるが漏らすとか言っちゃいけねーです」



杏「うーん8つ下にまっとうな説教を受けてしまった」

杏「で、何をして欲しいのかな」



仁奈「ご本を読んでほしーですよ」



杏「本、本かぁ……」



仁奈「キグルミ着て一緒にもふもふでもかまわねーです」



杏「よーし杏おねーさんご本読んじゃうぞ」



仁奈「やったー!じゃあコレでお願いしやがります!」



杏「あー、桃太郎かぁ。まともに読むのって久しぶりかも……じゃあ読むねー」



仁奈 ワクワク

『むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。



 おじいさんは、使い慣れた鎌を手に取ると、鬼の本拠地に乗り込み一人また一人と切り倒し「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「えじゃねーです芝刈りはどうしやがりましたか」



杏「その鎌さばきからおじいさんの通った後には死ばかりが」



仁奈「何の話をしてやがるですか」



杏「いくつになっても強くありたいんだよ男の子は」



仁奈「何の話をしてやがるですか」

杏「ゴメンゴメン続き読むね。えーと」



『おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に。



 おばあさんが川で洗濯をしていると、こんちきちん、こんちきちんと鬼の土左衛門が流れて「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「見えないところで物語を終わらせやがりましたね」



杏「杏たちがこうしている間にも争いは起きてるんだよ。No more wars.」



仁奈「ところで鬼は紗枝おねーさんでやがりましたか」



杏「鬼みたいな顔で怒るって周子が言ってた」



紗枝「……」



仁奈「あっ紗枝おねーさんおはようごぜーます」



杏「あ、どうも小早川さん。塩見さんですか?塩見さんなら多分レッスンが終わった頃かと。はい、はい、お疲れ様です」



仁奈「……鬼みてーな顔してやがりました」



杏「焦って電話対応みたいになってしまった」



仁奈「今度はしゅーこおねーさんが川の上から流れてくるですよ」

杏「気を取り直していってみよう」



『おばあさんは大きな桃をひろいあげ、家に持ち帰りました。



 そして、桃を食べようと切ってみると、なんと中からごきげんようと女の子が飛び出してきました。』



仁奈「あれっ」



『「そうじゃ、桃から生まれたから桃華と名付けよう。」桃華はすくすくと「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「桃華は桃から生まれやがりましたか」



杏「桃から生まれて桃を食べて育ったんだよ」



仁奈「桃華のおうちは桃でいっぱいでごぜーますね」



杏「桃源郷かな?」



仁奈「……なんだか桃が食べたくなってきたですよ」



杏「プロデューサーに言ってみるといいよ。桃缶ぐらいならあるかも」



仁奈「桃華に聞くべきじゃねーですか」



杏「めっちゃ高級で美味しい桃食べられそう」







仁奈「てそうじゃねーです。桃太郎ですよ」



杏「杏も素で忘れてた」

杏「えーと」



『すくすくと育った桃太郎は、ある日おじいさんとおばあさんに言いました。



 「じっちゃん、ばっちゃん。俺、ロックで食っていこうと「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「なんでいきなり夢見るバンドマンになりやがりましたか」



杏「いやぁロックかなぁって」



李衣菜「呼んだ?」



杏「あんまり呼んでなかった」



李衣菜「そっかー」



杏「でもせっかくだから飴をあげよう」



李衣菜「あーこれみくが気に入ってるやつだ。ありがとー」



仁奈「仁奈も、仁奈もほしいでごぜーます」



杏「杏も食べよ」

仁奈「うめぇですよ」コロコロ



杏「じゃ続きねー」コロコロ



『「じっちゃん、ばっちゃん。俺、悪い鬼を退治しに行くよ。」



 桃太郎はおばあさんにきびだんごを作ってもらうと、出来立てを食べながら歩き出しました。』



仁奈「あれっ」



『まだまだ物足りない桃太郎が食料を探して歩いているとイヌ、サル、キジを見つけました。



 桃太郎は言葉巧みに近づくと三匹を食べ「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「仲間がいないとだめじゃねーですか」



杏「でもお腹が空いてたから」



仁奈「どっちが鬼だかわからねーです……」



杏「美味しいから大丈夫だよ」



かな子「もうっ!」



杏「うわぁ!」



かな子「美味しくないし大丈夫じゃないよ!」



杏「食べたことあるの?」



かな子「ないよ!」



仁奈「かな子おねーさんおはよーごぜーます!」



かな子「あっおはよう仁奈ちゃん。シュークリーム食べる?作ってきたの」



仁奈「わーい」



杏「そうやってイヌやサルやキジも」



かな子「料理してないよ!もう、そんなこと言ってると杏ちゃんにはあげないんだから」



杏「そんなこと言わずに一つ私にくださいな」

仁奈「かな子おねーさんのおかしはうめぇでごぜーますね」もふもふ



杏「クリームと女子力が詰まってるからね」もふもふ



仁奈「似たものなようで反対な気がするですよ」



杏「なんでも多すぎると毒になるんだよ」



仁奈「その割に杏おねーさんはたくさん寝てやがりますね」



杏「自然界には抗体というものが……まあいいや」



『お供を連れた桃太郎は鬼ヶ島に忍びこむとゲリラライブを敢行します。



 「イカれたメンバーを紹介するぜ!「ちょっとまってくだせー」



杏「えっ」



仁奈「まだ諦めてねーですか」



杏「ロックは不滅だって言ってた」



仁奈「誰でやがりますか」



杏「李衣菜ちゃん」



仁奈「何の信憑性もねーですよ」



杏「あまりにも辛辣すぎる」



仁奈「みくにゃんおねーさんが言ってたですよ」



杏「犬も喰わないやつかな」



仁奈「りーなおねーさんはわんこみてーです。仁奈も負けねーようにわんこのきもちになるですよ!」



杏「杏は石になりたい」



仁奈「ロックのきもちになるですよ」

杏「……」



仁奈「えっ」



杏「石です」



仁奈「ご本を読む石のきもちになってくだせー」



杏「むつかしい事を言うなー。まぁいいや、最後ぐらいまじめにご本を読む人の気持ちになるですよ」



『お供を連れた桃太郎は鬼ヶ島に忍びこむと、ばったばったと切り伏せ鬼たちを退治します。



 イヌ、サル、キジと協力して鬼を倒した桃太郎は見事宝を持ち帰り、おじいさんおばあさんと一緒に暮らしましたとさ。



 めでたしめでたし。』



仁奈「うーん……ちょっとまってくだせー」



杏「んー?」



仁奈「ほんとにめでたしめでたしでごぜーますか?」



杏「それはどうしてかな」



仁奈「鬼さんたちはめでたしめでたしじゃねー思うですよ……」



杏「じゃあ、仁奈はどうしたらいいと思う?」



仁奈「仁奈ならお友だちになるですよ!みんななかよしが一番めでてーです!」



杏「仁奈はいい子だなぁ」ナデナデ



仁奈「鬼さんともなかよくなれる桃太郎の気持ちになるです」フンス



杏「じゃあ杏はきびだんごの代わりに飴ちゃんでお伴してあげよう」



周子「……それアタシの飴でもいいかな」



仁奈「あっしゅーこおねーさんでごぜーます」



杏「なしたのしゅーこちゃん」



周子「平和なレッスン場に紗枝はんが攻め込んでくるなんて……」



杏「Oh……」



仁奈「きつねさんがつままれたような顔してやがりますね」



杏「狐はつまむ側だよ」



周子「般若につままれそうだよ……」



紗枝「周 子 は ん ?」



周子「」



杏「さようならしおみー……君のことは忘れない……」



仁奈「どなどなどーなー」



杏「あれは止めなくていいの?」



仁奈「あれはなかよしだから邪魔するとお馬さんに蹴られちゃうでごぜーます」



杏「じゃあ邪魔しないように帰ろうか」



仁奈「カエルが鳴くからかーえろ♪」



周子「しゅーこも泣きそうなんだけど」



杏「強く生きてください」



紗枝「うちと居るのがいやいうことどすか?ウチも悲しくて泣いてしまいそうどす……」ヨヨヨ



周子「もーそうじゃないってばーへそ曲げんといてー」



紗枝「どうせうちは血も涙も情けも容赦もない鬼で般若やさかい……」



杏「じゃあまた」



仁奈「ばいばーい」フリフリ



周子「ねぇちょっと!お伴してくれるんじゃバタン





おしまい



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