2014年05月02日

モバP「ごはんだぞー」茄子「わーい♪」

のんびりと書いていきます



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トントントン...







P「うん、あとはこれを焼いて...」



P「おっとそうだ、あれも入れてっと....」



P「よし、これで大丈夫だろ」



P「それとスープも...」



P「うーむ、ちょっと塩分が多いかな?」





茄子「いい匂いですねー♪」





P「おっ、そうか?」



茄子「お腹空いてきちゃいました♪」



P「もうすぐできるからな、待っててくれ」



茄子「私もなにか手伝いますよ」



P「いいって、座ってろ」



茄子「でもちょっとくらい...」



P「ダメだってば、予定日近いんだぞ!?」

茄子「すみません...」



P「あっ、ゴメン...別に大声出すつもりじゃ...」



茄子「Pさんになんでもかんでもしてもらうのは...悪い気がして...」



P「そんなこと考える必要ないぞ、いつもやってもらってたし、たまには自分でしてみるのもいいもんだ」



茄子「そうですか?」



P「ああ、それに茄子だってそろそろ動くの辛いだろ?」



茄子「まあ...」



P「茄子になにかあったら大変だよ、それにその子も...」



茄子「...ですね」ナデナデ



P「ほら、座って待っててくれ、もうできるから」



茄子「はい、ありがとうございます♪」

ジュウウウウウ....





茄子「怒られちゃった...」



茄子「でも...じっとしてると退屈だなぁ...」



茄子「あっ、こんなこと言ってたら、またPさんに怒られちゃう...」



茄子「ゴメンね、落ち着きのないママで...」ナデナデ



茄子「なにも心配しないで、元気に産まれて来てね♪」



P「おまたせ、ごはんできたぞー」



茄子「わーい♪」



P「お腹減ったか?」



茄子「はい、もうさっきから!」



P「そうか、なにせ二人分の栄養を取らなきゃいけないもんな」



茄子「ふふっ、そうですよ♪」

茄子「あーんっ」モグモグ



P「どうだ?」



茄子「うん、美味しいです♪」



P「よかった、今日はきのこ入りの野菜炒めとスープ、それに鳥のササミと焼き魚だ」



茄子「Pさん、お料理上手ですねぇ」



P「まあ、ひとり暮らししてたしこれくらいは...」



茄子「きっとこの子も、パパのお料理美味しいって言ってますよ♪」



P「そうなのか?」



茄子「そうですよ、ねっ?」ナデナデ



P「そっか...でも茄子の料理には全然かなわないよ」



茄子「ふふっ、ありがとうございます♪動けるようになったらいっぱい美味しいの作りますからね」



P「ああ、でも無理しないでくれ」



茄子「わかってます♪」



P「今はその子のためにもしっかり栄養取らないとな」



茄子「じゃあおかわり!」



P「...食べ過ぎるなよ?」

茄子「ふぅ...ごちそうさまでした♪」



P「お粗末様でした」



茄子「とっても美味しかったです」



P「よかった、洗い物してくるからゆっくりしてろ」



茄子「はい、ふふっ♪」



P「なんだ?」



茄子「いえ、いつもなら私がPさんに言うセリフなのになんだかおかしいなと思って」



P「変かな?」



茄子「そんなことありませんよ、エプロン姿のPさんも素敵です♡」



P「はいはい、妊婦さんは食後なんだからテレビでも見てなさい」



茄子「はーい♪」



P「さて、洗い物洗い物...」

『さて、話題のアイドルをチェックするこのコーナー!』



『今週はその愛くるしい仕草が大人気のこの方!』



『はぁ〜い♪アナタのはぁとをシュガシュガスウィート☆』





P「なに見てるんだ?」



茄子「いえ、今はこういうアイドルが人気なんだなぁって...」



P「ああ、その子確かに人気あるぞ」



茄子「会った事あるんですか?」



P「まあ一応な、でもなんていうか...黒い物を感じるから俺は苦手だなぁ...」



茄子「そうなんですか?」



P「ただアイドルとしてのポテンシャルというか雰囲気の作り方はかなり上手だからな、それを考えてアピールしていけば....」



茄子「ふふっ♪」



P「どうかしたか?」



茄子「顔がお仕事モードだな、って♪」



P「あっ...すまん、家なのにな」



茄子「いえいえ、真面目な顔したPさんはやっぱりカッコいいです♪」

茄子「私も昔はあのステージの上にいたんですよねぇ」



P「ああ、綺麗だったしとっても輝いてたぞ」



茄子「ありがとうございます♪そういえばそろそろ引退してから2年近く経ちますね」



P「...またあそこに戻ってみたいか?」



茄子「ふふっ、もしそうだったらまたプロデュースします?」



P「うーん、まあ...茄子がそうしたいんだったら俺は全力を尽くすけど...」



茄子「あら嬉しい♪でも...やっぱりいいです」



P「いいのか?」





茄子「今は...Pさんとふたりでのんびりできるのが...なによりも幸せです♡」





P「そうか...」



茄子「ライブをしたりお仕事をするのも楽しいでしょうけど...」



茄子「でもそれだと、Pさんといっしょの時間が減っちゃいますからね♪」



P「茄子...」ギュッ



茄子「それに...きっとこの子が産まれたら忙しくてそんな暇ありませんよ」



P「それもそうだな」

茄子「Pさん、ありがとうございます」



P「なにがだ?」



茄子「私のためにお仕事休んで...家の事全部やってもらって...」



P「茄子は身重なんだぞ?さっきも言ったけど別にお礼を言う必要なんてないからな」



茄子「Pさん...」



P「それにさ、有給もかなり溜まってたから言い消火期間だよ」



茄子「なるほど♪」



P「だからなにも心配しないで、お世話されてろ」ナデナデ



茄子「ふふっ、じゃあそうします♪」



P「ああ、そうしてくれ」



茄子「パパは優しいねー♪」ナデナデ



P「まあ家でできる仕事は家でやってるし、大体の仕事は昨日がんばって終わらせたし...」



P「あとはなにかトラブルでも起きない限り呼び出されるなんて事は....」





Prrrrrr♪





P「嫌な予感...」

P「もしもし?ああ、ちひろさんですか」



P「一体どうしたんですか?資料なら家で作ってますし、それ以外は昨日...」



P「えっ、内容が変更!?スポンサーの意向で!?」



P「なんてこった...じゃあ作り直しじゃないか...」



P「でも今日は茄子の世話をしなきゃいけなくてですね...」



茄子「PさんPさん」ツンツン



P「どうした?」



茄子「ちょっと電話代わってもらえます?」



P「代わる?なんだよ一体...」



茄子「もしもーし、お久しぶりですちひろさん♪はい、元気ですよー♪」



茄子「はい...ええ...まあ、それは大変!」



茄子「わかりました、じゃあ今からそっちに行ってもらいますからね」



P「お、おい茄子!」



茄子「Pさんもすぐに行くって言ってます、はい...」



茄子「はーい、じゃあそれでお願いします、失礼しまーす」

P「茄子、なんで勝手に...」



茄子「だってちひろさん、すごく困ってました」



P「そりゃそうだけど...」



茄子「ちひろさんがお休みの日にわざわざ電話をかけてくるなんてよっぽどのことです、Pさんだってわかってますよね?」



P「まあ...」



茄子「行かないといけないんでしょ?プロデューサーですから♪」



P「...いいのか?」



茄子「はい、ひとりでも大丈夫です♪それにこの子だって言ってますよ?『はやく行かないとダメ!』って」



P「...ゴメンな」



茄子「気にしないでください♪ほら、早く早く」



P「なるべく急いで帰ってくる、人に任せられるところは任せてくるから」



茄子「はーい♪」



P「なにかあったらすぐに電話するんだぞ?お腹がすいたら冷蔵庫に...」



茄子「もう...心配しすぎですよ♪」



P「だってさ...」



茄子「気を付けて行って来てくださいね」



P「ああ...行ってきます」チュッ



茄子「んっ...行ってらっしゃい♡」

−−−−−−





茄子「Pさんにはああ言ったけど...やっぱりひとりだとちょっぴりさびしいなぁ...」



茄子「お掃除やお洗濯なんかはPさんが全部やってくれたし...」



茄子「そうだ!こういうときは編み物でもやってた方が妊婦っぽいかしら?」



茄子「でも今は特に編むようなものはない...」



茄子「うーん、どうしようかなぁ...」





ピンポーン♪





茄子「あら、誰かしら?はーい、今行きまーす!」



茄子「うんしょ...ふぅ...ふぅ...」ヨタヨタ...





ガチャッ





茄子「はーい、どちら様で...」



「こ、こんにちは!」



茄子「あら、ほたるちゃん♪久しぶり!」



ほたる「お、お久しぶりです...」

茄子「今日はどうしたんですか?お仕事帰りですか?」



ほたる「い、いえ!今日はお休みです...」



ほたる「あ、あの...この前プロデューサーさんが...そろそろ子供が産まれるって事務所で言ってて...」



ほたる「それで...たまたま近くまで来たので...もしかしたらいるかもって...」



茄子「まあ、そうなんですか?でもゴメンなさい、Pさんはさっき急用で事務所に行っちゃったんです」



ほたる「そうですか...やっぱりそんな気がして...じゃあこれで...」



茄子「あっ、ちょっと待ってくださいほたるちゃん!」



ほたる「な、なんですか?」



茄子「私、ちょうど家にひとりぼっちだったんですけど、よかったら上がっていきませんか?」



ほたる「ええっ!?で、でも私なんかがお邪魔したら茄子さんにご迷惑が...」



茄子「そんなことありませんよ、ほら上がってください、話し相手が欲しかった所なんです♪」

茄子「今お茶を淹れますからね♪」



ほたる「い、いいです!茄子さん妊娠してるのに!」



茄子「いいんですよ、ちょっとくらい動かないと健康に悪いですから、ソファーで座って待っててください」



ほたる「は、はい...」



茄子「フンフン♪」



ほたる「.....」ジーッ



茄子「どうかしました?」



ほたる「あっ、いえ!その...だいぶ大きいなと思って...」



茄子「お腹がですか?」



ほたる「は、はい...ジロジロ見てすみません....」



茄子「別にいいですよ、なんならもっとじっくり見ても♪」



ほたる「だ、大丈夫です!」



茄子「そうですか...はい、お茶です」



ほたる「ありがとうございます...」

茄子「隣に座ってもいいですか?」



ほたる「ど、どうぞ...」





ギシッ





茄子「......」



ほたる「......」ズズッ...





茄子・ほたる『あのっ...』





茄子「ほたるちゃんからどうぞ♪」



ほたる「い、いえ茄子さんから...」



茄子「いいんですか?じゃあ私から...」



茄子「えーっと...あっ、そうだ!」



ほたる「な、なんでしょう?」



茄子「ほたるちゃん、少し背が伸びました?」



ほたる「あっ...はい、ちょっとだけですけど...」



茄子「やっぱり!私が事務所にいた時より大きくなってますね!」

ほたる「もう2年近くなんですね...茄子さんが引退してから...」



茄子「ええ、ほたるちゃんとは一緒にユニットも組んでましたよね♪」



ほたる「はい、とっても楽しかったです...」



茄子「私もですよー、レッスンが終わってからよく一緒にご飯食べに行きましたねぇ♪」



ほたる「ええ...よく覚えてます...」



茄子「今も誰かとユニットを組んだりしてるんですか?」



ほたる「は、はい...一応...」



茄子「へぇ、誰です?私の知ってる人?」



ほたる「その...あ、愛海ちゃん...」



茄子「あら、そうだったんですか♪楽しそうですね、愛海ちゃんが一緒だと」



ほたる「まあ、楽しいと言えば楽しいですけど...」



茄子「確か愛海ちゃんはPさんがプロデュースしてるんですよね、すごく生意気で手がかかって大変だーって言ってますけど...」



ほたる「とりあえず、挨拶代わりに胸を触ってくるのは...ちょっと...」

茄子「そういえばさっきテレビでやってた注目のアイドル特集でほたるちゃんと愛海ちゃん出てましたねぇ♪」



ほたる「み、見てたんですか?」



茄子「はい、とっても可愛かったですよ」



ほたる「そ、そうかな...」



茄子「ダンスも歌も上手になってましたけど、笑顔がとっても素敵でした♪」



ほたる「笑顔...」



茄子「すごく魅力的だったと思いますよ、ほたるちゃん♪」



ほたる「...ありがとうございます、茄子さんが笑顔の練習に付き合ってくれたおかげです...」



茄子「私はなにもしてませんよ、ほたるちゃんがもともと持っていたものなんですから♪」



ほたる「茄子さんにはいろいろとお世話をしてもらって...」



茄子「気にしなくてもいいです、私が好きでやってたんですから♪」



ほたる「茄子さん...」



茄子「今度ミュージカルにも出るらしいですね、私も見に行けたら行きますからね♪」



ほたる「は、はい!ぜひ来てください!」

茄子「ふふっ、ほたるちゃんと話してると色々思い出しますねぇ」



ほたる「事務所にいた頃のことですか?」



茄子「ええ、レッスンをやってお仕事をして...ほたるちゃんともユニットを組んで...」



ほたる「いろんなお仕事をしましたよね...」



茄子「そうですねぇ、ほたるちゃんはすごく可愛かったですよ♪」



ほたる「か、茄子さんのほうが...綺麗で、可愛かったです...それに...」



茄子「それに?」



ほたる「その...プロデューサーさんといつもラブラブで、見てて...とっても嬉しそうでした」



茄子「まあ、そう見えました?」



ほたる「はい...お二人はいつも幸せそうな雰囲気だったので...見てて羨ましかったです...」



茄子「ふふっ、ほたるちゃんにもそのうち素敵な人が現れますよ♪」



ほたる「え、ええっ!?絶対無理です!」



茄子「どうしてですか?」



ほたる「だって...その...お付き合いができたとしても...私が疫病神だってわかったら、逃げて行っちゃいます...」



茄子「大丈夫、きっとほたるちゃんのそういうところも含めて好きになってくれる人がいるはずですから♪」



ほたる「い、いるかな...」



茄子「きっといます、私のカンって結構当たるの知ってるでしょ?」



ほたる「茄子さん...」



茄子「あっ、でもPさんはダメですよ?私の旦那様なんですから、いくらほたるちゃんでも...」



ほたる「そ、そんなことしません!」

茄子「冗談です、でも今のほたるちゃんは...ちょっとお姉さんっぽくなりましたね」



ほたる「お姉さん、ですか?」



茄子「はい、背が伸びたせいもあるんでしょうけどきっとアイドルを続けて色々な面で成長したからなんでしょうね」



ほたる「茄子さんにそう言ってもらえて...嬉しいです...」



茄子「あと、前みたいになにかにつけて謝らなくなりましたよ」



ほたる「そ、そんなに謝ってましたか?私...」



茄子「そうですねぇ、日に一回は必ず謝ってたような気がします」



ほたる「そうなんだ...自分じゃ気付かなかった...」



ほたる「茄子さんに成長したって言ってもらえたし....がんばろう!」



茄子「ふふっ、この子が産まれたらお姉ちゃんになってあげてくださいね」



ほたる「はい、一緒に遊んであげたいです」



茄子「よかったですね、ほたるお姉ちゃんが遊んでくれますよー♪」ナデナデ



茄子「ふむふむ...あっ、早く遊びたいって言ってます!」



ほたる「ふふっ♪」



茄子「触ってみますか?」



ほたる「あっ...でも私が触ったら...茄子さんにも、それにその子にも不幸が...」



茄子「もう...大丈夫です!どうぞ♪」



ほたる「じ、じゃあ...」スッ...



茄子「どうですか?」



ほたる「...大きいですね」

ほたる「わっ、すごい...こんな風になるんだ...」



茄子「ふふっ、興味津々ですね♪」



ほたる「これだと...動くのは辛くないですか?」



茄子「まあ辛くないって言えばウソになりますね、でも家の事はPさんがやってくれるので...」



ほたる「へぇ...」ナデナデ



茄子「旦那様が優しいから私はすごく幸せです♪」



ほたる「...私もそんな人と出逢えるかな...」



茄子「きっと出逢えますよ、私とこの子の幸運を分けてあげますから」



ほたる「えへへ、ありがとうございます...」



茄子「がんばってくださいね、ほたるちゃん♪」



ほたる「ちなみに...いつ産まれる予定なんですか?」



茄子「一応予定日は来週...で....うっ!」



ほたる「か、茄子さん!?」



茄子「いたたたた....」

ほたる「だ、大丈夫ですか!?」



茄子「くぅ...これは...産まれるみたいです...」



ほたる「ご、ごめんなさい!私が触ったりしたから....」



茄子「いえ、大丈夫です...」



ほたる「ど、どうしたら...」オロオロ...



茄子「ほたるちゃん...すいませんけど...くっ...タクシー呼んでもらえますか?」



ほたる「タクシーですね!わ、わかりました!」



茄子「近くに産婦人科があるので...そこに...」



ほたる「茄子さん!しっかりしてください!」



茄子「うっ...元気ですねぇ...パパに...似たんでしょうか...」



ほたる「い、今呼びますから...」



茄子「すみません...お願いします...」



ほたる「も、もしもし!?」

−−−−−−





P「よし、こんなもんかな...できました!」



ちひろ「すみません、ありがとうございます...確認はこっちでやっておきますので...」



P「お願いします」



ちひろ「本当にすみません...休日に呼び出したりなんかして...」



P「いいんです、それより早く終わってよかったです...さて、そろそろ帰らないと...」



ちひろ「茄子ちゃん、そろそろ産まれるんでしたっけ?」



P「一応予定日は来週ですけどね、ひとりで残しておくのも不安なので...」



ちひろ「じゃあ早く帰ってあげてください」



P「そうします、念のため連絡しておくか...」ポパピプペ...



P「.....」



P「あれ?出ない...どうしたんだろう?」

Prrrrrr♪





ちひろ「はい、CGプロで....あら社長?」



ちひろ「どうしたんですか?今日はお休みだったはずじゃ...」



ちひろ「産婦人科に?もしかして....」



ちひろ「はい!今代わります!」



ちひろ「プロデューサーさん、社長からです!」



P「社長から?もしもし?」



P「はい...はい...」



P「えっ!本当ですか!?」



P「はい...わかりました!今から急いで行きます!」



P「ちひろさん、今日はこれで失礼します!」



ちひろ「茄子ちゃんですか?」



P「ええ、留守にしてる間に産気づいて今産婦人科にいるそうです!」



ちひろ「わかりました!早く行ってあげて!」

−−−−−−





タッタッタ...





社長「おっ、来たか」



P「社長、茄子は...」



社長「分娩室だよ、今頑張ってるところだ」



P「そうですか...」



ほたる「グスッ...ゴメンなさい...」



P「ほたる、どうしてここに?」



社長「ほたる君が私に電話をかけてきたんだ、タクシー会社にかけようとして慌てて間違えたらしい」



社長「それで私の方で車を手配して、一緒に駆けつけてきた、というわけさ」



P「なるほど...」



ほたる「すみません...すみません...」



P「なにがすみませんなんだ?」



ほたる「わ、私が...茄子さんの身体に触ったから...きっと急に...」



ほたる「余計なことして...ゴメンなさい...」



P「バカだな、そんな事関係ないよ」



ほたる「でも...」



P「むしろほたるがいてくれて助かったよ、茄子がひとりきりだったら危なかったかもしれないからな」



P「ありがとうほたる、お前がいてくれて助かった」ナデナデ



ほたる「プロデューサーさん...」

社長「君たちのご両親には?」



P「来る途中で連絡しました」



社長「そうか...それなら大丈夫だな、しかし...」



P「なにか?」



社長「いや...鷹富士君が...いや、もう鷹富士じゃないか」



社長「茄子君が引退して、そして君との子供を授かるところに立ち会えるとは...なんとも感慨深いよ」



P「ありがとうございます、引退の時には色々と...」



社長「まあね、茄子君がやめてからはいろいろと大変だったよ、稼ぎ頭のひとりを失ったわけだからね」



P「その節は...」



社長「だが、君たちの幸せそうな顔を見てると不思議と腹は立たなかったな」



社長「結婚式にも出席させてもらったが、ふたりとも本当に嬉しそうだったね」



P「はい...」



社長「これからは家族が増えるわけだからね、君には今まで以上に一生懸命働いてもらうよ?」



P「もちろんです社長」



社長「だが家族サービスは忘れないでくれ、茄子君が悲しむからね」



P「ええ...」

ほたる「プロデューサーさん、あの...」



P「んっ?」





「おぎゃー!おぎゃー!」





社長「産まれた...」



P「茄子...」





ガチャッ





「ご家族の方はいらっしゃいますか?」



P「は、はい!私です!」



「ご主人ですね」



P「ええ、その...妻は...」



「大丈夫です、母子ともに健康そのものです」



P「そ、そうですか...」







「おめでとうございます、元気な男の子ですよ!」

−−−−−−





茄子「ふぅ....」





ガチャッ





P「茄子...」



茄子「あっ、Pさん...」



P「大丈夫か?」



茄子「はい、平気ですよ...」



P「よかった...」



茄子「ふふっ、ほーら...パパが来ましたよー♪」



「あっ...あっ...」



P「お、おぉ.....」



茄子「どうしたんですか?」



P「いや....」



茄子「泣いてるんですかPさん?」



P「グスッ...ゴメン...なんか...感動しちゃってさ...」



茄子「元気ですよ、この子も私も...」



P「ああ...」

「あっ....あはっ...」



P「茄子にそっくりだ...」



茄子「いいえ、Pさんにです...」



P「でも見ろよ、眼はどう見ても茄子だ」



茄子「鼻は...Pさんかな?」



P「可愛いな...」



茄子「ええ、本当に...」



P「茄子、お疲れ様...」



茄子「はい...」







ほたる「グスッ...産まれんたんですね...ヒック...」



社長「ああ、そうだねぇ...」



ほたる「よかったぁ...」ポロポロ...



社長「ほたる君...泣きすぎだよ...」



ほたる「社長だって...」



社長「歳を取ると...涙腺がねぇ....」

「失礼します、そろそろ赤ちゃんを新生児室に移しますので...」



茄子「はい...お願いします...」



「ではお預かりします」スッ



P「あ、あの!」



「はい?」



P「その...よろしくお願いします!」



茄子「ふふっ♪」



「ええ、責任を持ってお預かりしますよ」



P「は、はい!」



「うふふ、優しい旦那様でよかったですね、では」スタスタ...



茄子「もう、Pさんったら...」



P「で、でもさ...」



茄子「大丈夫ですよ、心配性ですねぇ...」



P「お、おう...」



茄子「でも嬉しいです...私たちのこと...大事にしてくれて...」



P「当たり前だろ、これからはもっともっと大事にするよ」



茄子「ありがとうございます...」



P「茄子も疲れたろ、ゆっくり寝てろ」



茄子「はい...じゃあお言葉に甘えて...」



P「ああ...」ギュッ







茄子「愛してますよPさん...」



P「俺もだ茄子、愛してる...」

−−−−−−





P「......」カタカタカタ...



P「ちひろさん、資料と見積もりできたんで確認しておいてください」



ちひろ「はい、ありがとうございます」



P「ちょっと休憩するか...」



ちひろ「あらプロデューサーさん、その写真...」



P「ああ、これは...」



ちひろ「息子さんですか?」



P「ええ、まあ...」



ちひろ「今どれくらいでしたっけ?」



P「三ヶ月ですね、俺もやっと抱っこに慣れてきたところで...」



ちひろ「可愛いですか?」



P「可愛いです!もう眼に入れても痛くないくらいに!」



ちひろ「そ、そうですか...」



P「聞きたいですか?仕方ないですね...では...」



ちひろ「あの...別にそこまで...」



P「これ見てください、ベッドに寝てる所なんですけどもうこの寝顔が...」



ちひろ「は、はぁ...」

社長「ほう、私にも見せてくれんかねP君?」



P「いいですよ、ほらこれなんか離乳食を一生懸命食べてて...」



社長「おぉ...可愛いねぇ...」







ちひろ「やれやれ、とんでもない親バカになりそうですねぇ...」



ほたる「でもプロデューサーさんの気持ちわかります...すごく可愛いですから...」



ちひろ「会った事あるんですか?」



ほたる「はい、何度かプロデューサーさんの家にお邪魔させてもらって...」



ちひろ「へぇ、ほたるちゃんも会ってるんですね、私も会ってみたいなぁ」



ほたる「一度会ってみてください、すごく可愛いです!最近は私の事をわかってくれてるみたいで...」



ちひろ「あらら...ほたるちゃんもメロメロですか...」

−−−−−−





P「ただいまー」



茄子「あっ、おかえりなさーい♪」チュッ



P「どうだ、pは元気にしてたか?」



茄子「はい、とってもいい子にしてますよ」



P「茄子は大丈夫か、疲れてないか?」



茄子「大丈夫ですよ、心配してくれてありがとうございます♪」



P「今日は俺がご飯の当番だな、今作るから待っててくれ」



茄子「すみません、Pさんこそお仕事終わって疲れてるのに...」



P「いいよ、茄子だって一日pの世話して疲れてるんだから」



茄子「本当にありがとうございます♪」



P「作る前に、pを抱っこさせてくれないか」



茄子「はーい、どうぞー」

P「よしよし、pは可愛いなぁ...」



茄子「私とどっちが可愛いですか?」



P「えっ、うーん...それは...」



茄子「難しいですか?」



P「難しいなぁ...どっちも俺にとっては大事なものだからな」



P「やっぱり決められないよ、どっちも可愛くてどっちも大事だ」



茄子「ふふっ、そういうところが好きですよPさん♪」







P「この子もきっと茄子みたいな幸運の持ち主かもな」



茄子「Pさんみたいに何事にも一生懸命な子になりますね」



P「...茄子」



茄子「はい?」



P「俺と結婚してくれてありがとな」



茄子「どうしたんですか突然?」



P「この子を抱いて、茄子が隣にいて...すごく幸せだよ」



茄子「私もですよ...」ギュッ



「あはっ...あう...」



茄子「あら、p君も幸せだって言ってます♪」ナデナデ



P「そっか...さっ、ご飯作るから待っててくれ」



茄子「はーい♪」







P「愛してるよ二人とも...」



茄子「私もです、あなた...」







おわり

ちょっとだけ続き





−−−2年後−−−





P「ほたる、これ新しい衣装案だから確認しておいてくれ」



ほたる「はい、わかりました」



愛海「うっひっひ!ほたるちゃんは最近成長が著しいねっ!」モミモミ...



ほたる「あんっ...ち、ちょっと...愛海ちゃん...」



P「こら愛海!ほたるが嫌がってるだろ!」



愛海「あたしはほたるちゃんの成長具合を確認してるだけだってば!」



P「ったく...お前もう17だろ!いい加減そういうのは卒業しなさい!」



愛海「だってアイドルだもん!カレシが作れないなら女の子に走るしかないじゃん!」



P「どういう理屈だ!」



ほたる「あの...そろそろ離して...」

Prrrrr♪





ちひろ「はい、CGプロですが...あら茄子ちゃん♪」



ちひろ「ええ、ちょっと待ってください、プロデューサーさん!奥様からお電話ですよ!」



P「茄子から?はい、もしもし?」



茄子『Pさん、なにか忘れてませんか?』



P「えっ、なにか忘れたっけ?」



茄子『もう!お弁当忘れてるじゃないですか!』



P「あっ、ゴメンゴメン...」



茄子『今届けますから待っててくださいね♪』



P「今?いや、別に...」





ガチャッ





茄子「お邪魔しまーす♪」



P「ドアの外にいたのか...」

ちひろ「わぁっ!茄子ちゃんお久しぶりです!」



茄子「お久しぶりですちひろさん!お元気でしたか?」



ちひろ「ええ、もちろんですよ♪」



p「ぱぱ、ぱぱ♪」



P「おぉ、よしよし...」



愛海「へぇ、その子がプロデューサーの子どもなんだ」



P「ああ、可愛いだろ?」



愛海「まあね、茄子さんに似てよかったねpちゃん♪」



P「ケンカ売ってるのかコラ」



p「おねーちゃ♪おねーちゃ♪」



茄子「ふふっ、ほたるお姉ちゃんに遊んでほしいみたいです♪」



ほたる「久しぶりですねpちゃん...」ナデナデ



愛海「あたしにも抱っこさせてよほたるちゃん!」



ほたる「だ、ダメです...もう少し私が...」



ちひろ「可愛いですねぇ、やっぱり」



P「なんと言っても俺と茄子の子どもですからね」



ちひろ「...親バカに拍車がかかってますね、プロデューサーさん...」

茄子「そんなことよりPさん、お弁当忘れちゃダメですよ?」



P「悪い、わざわざ届けてくれてありがとう...」



茄子「いえいえ、ついででしたから」



P「ついで?」



茄子「実は産婦人科に行った帰りなんです」



P「産婦人科?またなにかあったっけ?」



ちひろ「それってもしかして...」



ほたる「茄子さん...」



茄子「p君はお兄ちゃんになるんだもんねー♪」ナデナデ



愛海「えっ、それってもしかして...」









茄子「二人目...できちゃいました♡」









「「「ええっー!!」」」

ちひろ「ほ、本当ですか?」



茄子「はい、さっき調べてもらったら今三か月だそうで...」



ほたる「お、おめでとうございます茄子さん!」



愛海「うひひ、プロデューサーもやるねー♪」



P「か、からかうなよ!でも...二人目か...」



茄子「今度はどっちでしょうねぇ?男の子か、それとも女の子か♪」



P「どっちでもいいよ、それより...よかったな茄子!」



茄子「はい、また家族が増えますね♪」



P「pもお兄ちゃんになるんだぞ、嬉しいか?」



p「あはっ♪」



茄子「嬉しいみたいですねっ」



P「ああ、俺もすごく幸せだよ!」ギュッ



茄子「あっ、Pさん...」







愛海「ああ...また二人だけの世界に入っちゃってるよ...」



ちひろ「まあ、昔からですからねあの二人は...」



ほたる「で、でも...おめでたいことですから今くらいは...」



ちひろ「そうですね、この方がしっくりくる感じですし...」



愛海「多分、歳取ってからもずーっとあんな感じなんじゃない?あの二人...」







P「愛してるぞ茄子!」



茄子「私もです♪」









ほんとうにおわり



23:30│鷹富士茄子 
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