2014年05月06日

モバP「おい時子」財前時子「なに豚」


P「ボーっとしてるぞ。大丈夫か」



時子「気のせいよ。気安く話しかけないでくれる?」





P「…仕事先に着いてから起こすと怒るだろうが」



時子「貴方がトロトロしているのが悪いのよ。タイミングがあるでしょう?」



P「知るか」



時子「知りなさい」



時子「それが貴方の役目でしょう。適切な機を見て起こしなさい」



P(気のせいじゃねえじゃねえか)



時子「……」



P「……」



P(と、静かにブレーキっと…)







・時子様かわいい

・わりと乙女。イメージと違うって人はすまん





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P「お疲れ様」



時子「下らない仕事ね」



P「インタビューを受けるのは立派な宣伝だ」



時子「伝えられないと価値を知れない大衆は罪ね…」



P「そーだなー」



P「…お前いつも同じこと答えるよな。本当なのか?」



時子「アン?」



P(相槌怖ぇよ)



P「好きなものは」



時子「他人の涙」



P「……」



時子「なによ。本当よ悪い?他人の涙大好き。ゾクゾクするわ」



P「いやまあ他人の趣味に口を出すつもりはないが…」



時子「私他人の涙大好き」



P「それ可愛くないから」



時子「アァン?」



P「……可愛くないって」





時子「いいから早く出しなさい。トロトロしてる奴は大嫌いよ」



P「はいはい」



P「…、なあ、あれも本当なのか」



時子「なに?」



P「時子がアイドルをしているのは、金の為じゃなくて――」



時子「退屈を潰す為に決まってるわ。当然でしょう。二度も三度も言わさないでくれる豚」



P「……あぁ、そう」



時子「じゃあまた着いたら起こすのよ。ちゃんとタイミングよく」



P「……はいはい」



P(うそつけ)





・・





P「イベント盛況だったな」



時子「私が立つだけで下僕達は喜ぶのだから大したことないわ」



P「うん、まあそういうところもあるよな…」



時子「私を求めなさい!」



P「いきなりなんだ」



時子「…妙ね。貴方の反応は、他の下僕とは少し違う気がするわ…普通の下僕はいまので失禁するのだけれど」



P「下僕に普通とか普通じゃないとかあるんだ…」



時子「…。まあいいわ」



時子「帰るわよ。車を回しなさい」



P「はいはい」



P「いまなにか言いかけなかったか?」



時子「気のせいよ。なんでもないわ」



P「気のせいじゃないだろ、それ」



時子「言わない」



時子「フン。言葉なしで成り立つ関係こそが、本物の主従でしょうに」



P「本物だろうが偽物だろうがお前と主従になった覚えはねえよ」





時子「私がなんでもないと言えば何でもないわ!」



時子「豚はただそれに頷いていればいいのよ」



P「はいはいすいませんね」



時子「じゃあ帰るわよ」フン



時子「あ、このまえ連れて行ったところへ寄りなさい。悪くなかったわ」



P「あ、ラーメン屋ね…時子様けっこう庶民派だよね…おいしいけどさ」





・・・





時子「貴方、こういうのが好きなんでしょう?隠してもわかるわよ」



P「…」



P「いや、なんの話――」



時子「好きなんでしょう?」



P「もが」



P「め、飯を食ってるところに無理やり押し付けるな。箸が喉に刺さる」



時子「あらそうどうしても私に刺して欲しいのねそれならそうと」



P「言わない。思ってない」





時子「貸しなさい。それならあとは私が食べてやるわ。豚が豚を食うなんてみっともないわ」



P「これ牛丼なんだけど…いやそうじゃなくて」



時子「女の子がお弁当を作って来て断るような豚に育てた覚えはないわ」



P「豚でもお前に育てられた覚えもねえよ」



P「…あぁ?弁当?時子が?女の子?」



時子「そうよ。…というかその単語の繋ぎ方貴方削ぐわよ」



P「はいあーん」



時子「なにも盛ってないわ」





時子「あむ」



P(真顔で食いやがった)



時子「エクセレント」



P「自画自賛か」



時子「いいから食え」



P「待て自分で食えるから箸を構えるな」



時子「初めから素直に食べればいいのよ」



P「すいませんね…」







もぐもぐ





P「まあたしかにお弁当を作ってもらうのがきらいな男はいないな。女の子に」モグモグ



時子「……」モグモグ



P「ありがとう」



時子「どういたしまして」



P「ちょっとは笑えよ」



時子「こう?」



P「怖い怖い怖い怖い」



時子「……あとで覚えてなさいよ…」



P「はは」







・・・・





時子「誰が終わりって言った?誰が?」



P「俺が」



P「ほら肩貸せ帰るぞ」



時子「……ま、まだよ。まだ続けるんだから…んぷ」



P「吐きそうになるまでレッスンするなよ……よしよし」



時子「……」プルプル…



P(バケツもってくるか)





時子「…」ゲゥ



P「落ち着いたか」



時子「…水を寄越しなさい」



P「はいはい。どうぞ」



時子「肩を貸しなさい」



P「はいはい」



時子「ちゃんと支えるのよ」



P「支えますよ」



P「いいんだぞまだ横になってても」



時子「いいから貸せ」



P「…はいはい」





P「ライブまえで焦りすぎだ。一人で歌うわけじゃない」



時子「…その口から、なにか下らないことを垂れ流すのは…私の許可を得てからにして」



P「怒るぞ」



時子「……だって、――この私に出来ないことはないわ」



P「じゃあ一人で戻って来い」



時子「…………チッ」



P(いつもより素直だな。だいぶへこたれてるのか)



P「そうだな」





P「時子様に出来ないことなんてないよな。失敗もしない」



時子「ええそうよ」



P「だからいろいろ見失って、無茶しすぎることだってない」



時子「……ええ、そうよ」



P「そっか」



P「じゃあ今日のことは忘れるか。気のせいだな」



時子「ええ気のせいよ。忘れなさい」



P「はいはい」



時子「……」



P「謝るなよ。時子様なんだろ」



時子「…うん」



時子「…」



P「?」



時子「水…」ウプ



P「あ、ばか待て。もうちょっとだから我慢しろお願い待って待ってください」







・・・・・





P「時子」



時子「様はどうしたの豚」



P「緊張してるか」



時子「するはずないでしょう」



P「そうか」



時子「隣に座るなら許可を取りなさい」



P「頑張ってな。レッスンの成果がちゃんと出るといいな」



時子「…言ったでしょう。私に出来ないことはないわ」



P「そうだったな」





時子「ねえ」



P「なんだ」



時子「支えて」



P「はいはい」



時子「…」



時子「ねえ」



P「なんだ?」



時子「まさか、後悔はしていないでしょう?貴方が開けた幕よ」



P「するもんか」



P「どんな結果だって後悔なんてしない。俺は時子とここまで来れてよかった」



時子「そう」





時子「豚が言うわね」



P「豚も言うさ」



時子「そうね」



時子「でも貴方ならそういうと思ったわ」



P「そうか」



P「言葉なしでも伝わったんだな」



時子「おかげさまで。おめでとう貴方こそ真の時子様の下僕よ」



P「嬉しくねえよ」





時子「…」



P「……」



時子「…ん」



時子「伝わった?」



P「伝わった」



時子「そう。よかった」



時子「行ってくるわ。ここで崇めてなさいな」



P「行ってらっしゃい。ちゃんと見てるよ」







・・・・・・





時子「遅い」



P「……ぜぇ」



P「無茶、言うな…これでも、けっこう急いで…」



時子「ライブまえに縛られたスケジュールのお返しよ」アハハッ



時子「ほら下僕、手を挙げなさい」



P「…?」



時子「起こしてあげる」



P「…」



P「悪いな」



時子「かまわないわ」





時子「さて行きましょうか。ちゃんと半歩下がってついてなさい」



P「はいはい」



時子「今日は新しい鞭を探すわ」



P「それでなんで俺呼んだの…?」



時子「何事も、貴方で試してみる。それがいいと気づいたわ」



P「それは気づかないで欲しかった…」



時子「それからこれ」



P「?…ああライブな。他のアイドルの。見に行くのか」



時子「もらったから。…なによなにをにやついているの」



P「いやべつに」



時子「おとすわよ」



P「な、なにを?」





時子「フン…くるみが舞台に上がったら精々罵声を浴びせてやるわよ…脳に行く栄養が胸に行ってる奴は節滅すればいいのよ本当に…」ブツブツ



P「やめてやれ」



時子「それにべつに遊びに行くわけじゃないわ」



P「ん?」



時子「アイドルとして見ておかなければならないでしょう?」



P「…うん」



時子「ええ」



時子「…私に本気を出させるなんて…。ね。責任は取りなさい?」



P「おう。了解」



時子「返事は畏まりましたで統一なさい」



P「…かしこまり」







・・・・・・・





時子「…」



P「…」



P「帰ってすぐレッスンするとか言うなよ許さないからな」



時子「言わないわ!」



時子「…全部乳のせいよ…あの歓声もそう、そうなのよ…」ブツブツ



P(乳とか言うな)



時子「…」



P「…」



P「ま、次のライブに向けてのんびり頑張れ」



時子「煩い。私に指図しないで」



時子「それに使うのは私よ。貴方じゃないわ。私のために、貴方が頑張りなさい」



P「…すいません。かしこまりっす」





P「ライブのぶんの埋め合わせがこんなことでよかったのか?」



時子「結構よ。べつに遊びでアイドルをしているわけではないわ」



P「退屈凌ぎなのに遊びでもないんだな…時子様は難しいなぁ」



時子「難しいわよ」



時子「だから知る為に努力なさい」



P「けっこうやってる」



時子「そう。ならいいわ」





P「帰るか」



時子「そうね」



時子「ねえ」



P「いいよ。ちゃんと起こすから」



時子「そう」ニコ





時子「…」ウトウト



時子「ねえ」



P「ん?」



時子「ありがとう」



P「……こちらこそ」



時子「うん」



時子「変わったのよ、私…」



P(…あとになるな。拭っとくか)



時子「…ん」



時子「…おやすみ…」



P「おやすみ」



おしまい





08:30│財前時子 
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