2014年05月10日

モバP「未央が好きだ」

初投稿です

拙い文章な上、量も少ないですが何卒ご容赦ください





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397119763





モバP「ど、どうすればいいんだ……」



ちひろ「わかってると思いますけど手出さないでくださいね?」



モバP「わかってますけど……」



ガチャ



未央「ぐっもーにん!」



凛「おはよ」



卯月「おはようございます!」



モバP「」ビクッ



ちひろ「みんなおはよう、今日はみんなバラバラの仕事でしたよね?」



卯月「はい!残念ですけど……」



未央「いやー、私たち個人も人気になってきたからねえ!」



凛「……で、プロデューサはなに固まってるの?」



モバP「おっ、おう!?ちょっと考えることがあってなぁ……」



凛「そっか、プロデューサーって色々大変だもんね」



未央「ところで今日はプロデューサー私のとこについてきてくれるんだよね?」



モバP「あぁ、先方に直接会って話すこともあるしな」



未央「やった!今日はずっと一緒だね、ア・ナ・タ☆」



モバP「ああ(棒)」



卯月「羨ましいです……」



凛「あ、そろそろ時間だ。行こう、卯月」



モバP「俺らも行かなきゃな。未央、準備できてるか?」



未央「ばっちしオーケーでっせ!」



ちひろ「気を付けて現場に行ってくださいね〜」







ブオオオオオオオオオオオオオオオ











現場



モバP「今日はよろしくお願いします!」



未央「お願いします!」



D「はいはいよろしくちゃん。さっそくだけど水着に着替えてきて〜」



モバP「み、水着ですか?今日の撮影は夏物のモデルという話でしたが……」



D「あー、急遽変更になったんだよねそれ。未央ちゃんさ、15歳らしからぬ体でしょ?いい水着用意したから絶対いいの撮れるって!」



モバP「は、はあ。しかしですね……」



未央「プロデューサー、大丈夫だって!未央ちゃんにまかせなさい!」



D「お、いいね〜未央ちゃん。楽屋に水着置いてあるから着替えてきてね〜」



未央「はい!んじゃ行ってくるね!」



モバP「あ、あぁ」









15分後 楽屋



モバP「未央、そろそろ時間だぞ。開けていいか?」



未央「あ、プロデューサー…… うん、入ってきて」



ガチャ



モバP「水着どんな感じだ?ってタオルかぶってどうした」



未央「いやぁ、ちょっと恥ずかしくてね」エヘヘ…



モバP「なんだ、そんな過激な水着だったのか?見してくれよ」



未央「えーと…… 見せなきゃダメかな?」



モバP「どっちにしろあとで見るんだからいいだろ?」(未央の水着なんか撮影でしか見られないだろうからな、うへへ)



未央「う、うん」パサッ



モバP「」



モバP(おいおい、なんだよこれ……申し訳程度に隠れてるだけじゃないか)



モバP(眼福ではあるが……)



未央「ど、どうかなプロデューサー?やっぱ恥ずかしいなァ、アハハ……」モジモジ



モバP「無理すんなよ」



未央「無理なんか……!大丈夫だよっ、なんたってスーパーアイドル未央ちゃんだよ!?」



モバP「顔、引きつってるぞ」



未央「……」



モバP「ちょっと待ってろ」



ガチャ バタン



モバP「Dさん、申し訳ありませんが今日は帰らせてもらいます。うちの本田はああいった方面で売っていくつもりはありませんので」



D「ハアッ!?今更何言ってるんだ!二度とうちの仕事させないぞ!?」バン



モバP「アハハ、一向に構いませんよ」ニコニコ



D「お前この業界舐めてんのか?ああ?」グイ



モバP「まさか」ニコニコ



D「なにヘラヘラしてんだ…よっ!!」バキッ



ドサッ



モバP「ッ…!手、あげましたね?」ギンッ



モブ「ちょ、Dさん殴るのはまずいっすよ!訴えられたら確実に負けるんすから!!」



モバP「おお、Dさんよりモブ君の方が優秀みたいですねー」ヘラヘラ



D「貴様……!」ピキピキ



モバP「ということで今日は帰らせていただきます」



D「……覚えとけよ」

車の中



モバP「いやあ、思わぬオフになったな!帰るなら送ってくぞー?」



未央「プロデューサー……そのほっぺのあざって」



モバP「あー、これ?さっきの現場でだな、急にボールが飛んできたんだよ。反射神経鈍ったかなぁ」アハハ



未央(さすがに無理があるでしょ)



未央「嘘つかP「未央」



未央「……なに?」



モバP「ごめんな。今回の件は俺のミスだ、嫌な思いをさせてすまなかった」



未央「プロデューサー…… 私ならあれくらい平気だよ!次はこのちゃんみおにまかせなさいっ!」



モバP「嫌だ」



未央「」



モバP「未央のあんな姿他の人に見られたくない」



未央「え?それって……」



モバP「あー、うん。多分お前が思ってる通りだよ……プロデューサー失格だな」アハハ・・・



未央「こんなことってあるんだねぇ……」



モバP「なんのことだ?」



未央「私もね?プロデューサーのこと好きだよ」



モバP「!……そうか」



未央「でも付き合ってはくれないんでしょ?」



モバP「ああ、ごめんな」



未央「……いやぁ、わかってたし思ってたよりダメージは少ないから大丈夫っ!」



未央「ところで今日この後暇なんでしょ?」



モバP「ああ、今日は未央の付添だけだったからな」



未央「ならデートしようよ!」



モバP「で、でーと?」



未央「だめなの?私とデートしたくないのかな?」ニヤニヤ



モバP「……そりゃしたいに決まってるじゃないか。でも未央とは付き合えないってさっき言ったろ?お前はアイドルなんだ」



未央「デートって付き合ってなきゃできないの?」



モバP「そんなことはないけど……」



未央「ならしようよ!決定!文句あるなら私を倒して言えーっ!」



モバP(なにいってんだこいつ……)



モバP「はあ、わかったよ。とりあえず昼だし飯でも食いに行くか」



未央「やった!私お寿司食べたいな!回らないやつ!」ワクワク



モバP「了解ー、んじゃ車出すぞ」



未央「しゅっぱーつ!」

ブロロ……







寿司屋



未央「中トロおいしーっ!ほらっ、プロデューサーも食べなよ!」



モバP「おれはサーモン派なんだ」キリッ



未央「サーモンもおいしいよねぇ、でもやっぱまぐろもおいひいよねぇ」モグモグ



モバP「おい、食べながらしゃべるな」



未央「はーい、ごめんなさい」



モバP「わかればよし」







――――――――――――――――







―――――――――――







――――――



モバP「ふいー、食った食った」



未央「食った食ったぁ」



モバP「さて、14時か……どっか行きたいとことかあるのか?」



未央「あそこいきたい!港の見える丘公園!」



モバP「横浜のか?そんな遠くないし行ってみるか」



ブロロ………







港の見える丘公園



未央「とうちゃ〜く」



モバP「平日なのに案外人いるんだな」



未央「さ、いこっ!」ギュ



モバP「お、おう!」(未央の手やわらかいなあ)







未央「うーん、港が見えるねぇ」シミジミ



モバP「そりゃ港の見える丘公園だからな」



未央「そしてカップルが多いねぇ」



モバP「そりゃデートスポットだからな」

未央「……ねぇ、プロデューサー?」ギュウウウ



モバP「なんだ?」



未央「私のこと好きなんだよね?それってライクなの?それともラブ?」



モバP「…ライク」



未央「あー…そうなんだ」ウツムキ



モバP「と言えたらプロデューサーとしては優秀なんだろうな。でもさっき車でも言ったがおれは未央が好きだ、ラブだ」



未央「……嬉しいなぁ。大好きな人に好きって言ってもらえるってすごく幸せだね」ウツムキ



モバP「とても嬉しいと思ってるやつの態度には見えないんだが……」



未央「嬉しいけど、悲しいんだよ。だってお互いのこと好きでも私たちは一緒になれないんでしょ?」



モバP「お前がアイドルであるうちは難しいかな」



未央「私がアイドルやめたら一緒にいてくれるの?」



モバP「ああ、お前が結婚できる歳になったらすぐ結婚したっていいと思ってる。おれはそれくらい未央のことが好きだ」ニコ



未央「じゃあ私次のライブで引退する!そのころには私も結婚できる歳になってるし……!」



モバP「でもな?お前は一人でアイドルやってるのか?」



未央「え?」



モバP「お前はニュージェネレーションの一員だ。未央が引退して凛や卯月はどうする?」



未央「え、えーと、その……」



モバP「あと一つ、一番大事なことを忘れてるぞ?」



未央「な、なにかな?」



モバP「ファンだ。今まで支えてくれたファンたちをお前は裏切るのか?」



未央「そんなつもりはないよっ!」



モバP「つもりがなくてもお前のやろうとしてることはそういうことだぞ。お前は今まで応援してきてくれた人たちを裏切ろうとしてる」



未央「……そうだったね。私は今まで一人でアイドルしてきたわけじゃない、色々な人に支えられてきたんだ」



モバP「そうだ」



未央「私、トップアイドルになるまでアイドルやめないよ、プロデューサー。トップアイドルになって引退ならファンのみんなもわかってくれると思うし」



モバP「そうか、それが未央の答えなんだな?」



未央「うん」



モバP「ならおれは未央がトップアイドルになれるように全力でサポートするよ。トップアイドルになるまでずっとだ」



未央「プロデューサー……」



モバP「トップアイドルになって引退したその時は、おれから未央に改めて言うよ。一緒にいてくれって」



未央「うんっ!!私頑張るねっ!!」







未央「大好きだよっ!プロデューサー!」





2年後



あれから未央のアイドルとしての実力は信じられない程急激に伸びていった。



彼女に引っ張られるようにニュージェネレーションの人気も今まで以上のものとなり、世間ではトップアイドルグループと称されている。



しかしそれはグループであって未央個人がトップアイドルになったわけではない。とはいったものの完全に秒読み段階までは来ているのだ。



そしておそらく今日の単独ライブで成功を収めれば彼女はこう呼ばれるだろう。



『トップアイドル』











未央「いやー、長かったなあ」



モバP「おいおい、まだライブ始まってないのに何言ってるんだ。そんな気を抜いてて失敗でもしたら未央「しないよ」



モバP「?」



未央「失敗なんかしないよ、私はこの日のために今まで頑張ってきたんだ」



未央「失敗するような頑張り方をしてきたつもりはないよ」



モバP「……そうだな、そこまで自信を持ってるなら大丈夫だろう。行って来い、未央」



未央「行ってくるよ、プロデューサー。待っててね」



ギイ…バタン



モバP「ほんとに、よくがんばったよ……」

単独ライブはもちろん大成功だった。何もかもが完璧だった。



そして彼女は『トップアイドル』と呼ばれるようになり、それと同時に引退を表明したのであった。







未央「お待たせっ!ずいぶん待たせちゃったね」



モバP「いや、この2年間お前は輝いてた。傍で見ていたらあっという間だったよ」



未央「て、照れるなぁ……」テレテレ



モバP「未央」



未央「はい……」



モバP「ずっと好きでした、これからおれと一緒に居てくれないか?」



未央「喜んでっ!」



おわり



23:30│本田未央 
相互RSS
Twitter
更新情報をつぶやきます。
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: